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他者は
私自身が決して見ることのできない仕方で 私を見ている。 すなわち、 他者の「視線」を浴びることによって、 私の存在そのものが 私自身にとって不透明なものとなる。 柴田健志[しばた・けんじ]
(哲学者・倫理学者) 『心の哲学史』(村田純一&渡辺恒夫編)にて引用 〈原文全文〉
他者とは、 私が決して見ることのできない仕方で 世界を見る存在であった。 __ Link __ すると、他者とは 私自身が決して見ることのできない仕方で 私を見ていることになる。 すなわち、 他者の「視線」を浴びることによって、 私の存在そのものが 私自身にとって不透明なものとなる。 __ Link __ 他者が見ているのは この私のはずなのに、 他者が見たその同じ私を、 私自身は決して見ることができないのである。 __ Link __ このように、 他者の「視線」は私の世界から透明さを奪い去るばかりでなく、 私自身にとっての私の存在からも透明さを奪い去る。 それが「対他存在」という概念の意味である。
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