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哲学者・思想家の名言
☆ ７月２９日 ☆
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1.
共産主義の理論は一言で要約し得る。
「いっさいの私有財産をなくせ」
（ カール・マルクス ）
2.
悪意というものは、他人の苦痛自体を目的とするものではなく、我々自身の享楽を目的とする。
（ ニーチェ ）
3.
自制ができぬうちは、自由だとはいえぬ。
（ デモフィロス ）
4.
人生は生きる価値があると信じなさい。
その信念が、その事実を生み出すことになるでしょう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
5.
問題を解決しようとしないで、それを切り抜けなさい。
（ スピノザ ）
6.
人は何を愛すかという問題に対して人がなし得る唯一の答えは、人は愛されるにふさわしいものを愛す、ということである。
（ キルケゴール ）
7.
「もし口をつつしまねば果ては禍(わざわい)を招く」、
つまり、蔵や納戸(なんど)の戸締りを忘れるからではなく、
口の戸締りを忘れるから禍が訪れるのだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
8.
いかなる人間にも、三つの望みがある。
健康であること、
正直な手段で金持ちになること、
そして美しくあること。
（ プラトン ）
9.
愛とは、最愛の人の愛すべき資質を称え、大事にすることだ。
あなた自身が、その行為の対象である、という条件において。
（ コールリッジ ）
10.
世代間格差は、制度によって作られる。
（ 萱野稔人 ）
11.
どこかの森に迷い込んだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できる限りまっすぐに歩むべきである。
というのは、旅人たちは彼らの望むちょうどその場所に行けなくても、少なくとも最後にはどこかにたどりつき、それはおそらく森の真ん中よりはよい場所であろうからである。
（ デカルト ）
12.
あまりに細心すぎるのは、繊細（の意味）を取り違えているのだ。
本当の繊細さは、確固とした細心さである。
（ ラ・ロシュフコー ）
13.
怒りは自己に悦(よろこ)びへつらう感情である。
（ モンテーニュ ）
14.
故意だからこそ、
罪となり、犯罪とみなされるのである。
（ アリストテレス ）
15.
数珠は実にみごとな発明だ。
なぜなら、数珠を繰(く)ることで指が占拠されるだけでなく、心も占拠されるからだ。
（ タタルケビッチ ）
16.
ある特定の職業や仕事に用いられる専門用語は、それを習ったことのない者にとっては不可解であろう。
しかしそれは、これらの用語そのものが難しいからではない。
むしろ逆に、それらは常に話を分かりやすくするために導入されるのである。
（ ホワイトヘッド ）
17.
善なるものが善き人を作る。
たとえば音楽という芸(わざ)において善きものが音楽家を作る。
（ セネカ ）
18.
健康の維持は義務である。
生理的道徳と称するものの存在を知る人はまれである。
（ ハーバート・スペンサー ）
19.
何もかも知ろうとして苦労はするな。
さもないと、何ひとつ覚えられない。
（ デモクリトス ）
20.
亀の肉がさまざまな肉の味わいを持っているのと同じく、結婚もまたいろいろと変わった味を持っている。
そして、亀が歩みののろい動物であるのと同じく、結婚もまた足取りののろいものである。
（ キルケゴール ）
21.
死はいうまでもなく、肉体からの解放にほかならない。
（ ソクラテス ）
22.
貧困とは、
礼儀作法の教師なり。
（ アンティステネス ）
23.
大きな恐怖感に締めつけられている状態では、
一人の人間や集団あるいは国民が、
人道的に行動し、
良識と分別をわきまえてものを考えることを
期待するのは、
どだい無理な話である。
（ バートランド・ラッセル ）
24.
未来を構成する要素は、現在を構成する要素と何ら変わらない。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
25.
人生には処方箋もなければ注意書きもない。
我々に裸のまま与えられるものなのだ。
（ フェルナンド・サバテール ）
26.
おずおずとお願いする者は、（相手に）拒絶することを教えている。
（ セネカ ）
27.
もし、事物の現象形態と本質とが直接に一致するならば、一切の科学は不要である。
（ カール・マルクス ）
28.
良心・名誉・貞潔・愛・尊敬といったものは金力で得られる。
したがって、恵むことを惜しまなければ富の利益は倍加する。
（ ヴォーヴナルグ ）
29.
世に抜きん出るには二つの方法がある。
自分自身の努力によるか、
他人の愚かさを利用するか、
そのいずれかである。
（ ラ・ブリュイエール ）
30.
少しは生きる苦労があった方がいい。
あまり平坦な一本道は歩かない方がいい。
王様たちが万事思いのままだとすれば、
気の毒なことだ。
（ アラン ）
31.
道徳を云々するものにとっては、退屈こそひとつの重要な問題である。
というのは、人類の罪悪の少なくとも半分は、退屈を恐れるあまりおかされるものであるから。
（ バートランド・ラッセル ）
32.
人が真理を見出すのは、もはや現在（＝1770年)では禁書の中だけだ。
　
（ エルヴェシウス ）
33.
極端な行動は虚栄、普通の行動は習慣、卑劣な行動は恐怖に帰されるならば、過失を犯すことはまずなかろう。
（ ニーチェ ）
34.
すべての嫉妬にはなんらかの羨望がつきまとう。
また、しばしばこの２つの情念は混じり合っている。
一方、羨望はときには嫉妬からはっきり分離していることもある。
（ ラ・ブリュイエール ）
35.
女性にとって、男性の眠りは貪婪(どんらん)であり裏切りである。
（ ボーヴォワール ）
36.
世の中で成功を収めるには、馬鹿のように見せかけ、利口に活動することである。
（ モンテスキュー ）
37.
演繹法は、厳密であればあるほど、いっそう理解しやすい。
なぜなら、正確さというのは、すべてをより簡単な原理に帰着させることだからである。
（ ダランベール ）
38.
行動的な人のように考え、思慮深い人のように行動せよ。
（ アンリ・ベルクソン ）
39.
感謝は最大の徳であるだけでなく、全ての徳の源である。
（ キケロ ）
40.
自分で名言を吐く以外の最善の方法は、引用することである。
（ エマーソン ）
41.
神さま、死の間際になって、やっと気づきました。
あなたはそもそも生きたことがおありではなかったのですね。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
42.
成功はすべて人間の悪しき性質を誘い出し、不成功は善き性質を育てる。
（ カール・ヒルティ ）
43.
賢人は、
妨げうる不幸を座視することはしない一方、
避けられない不幸に時間と感情を浪費することもしないだろう。
（ バートランド・ラッセル ）
44.
いかに世間が判断を誤りやすいとはいえ、偽の偉さを厚遇する例の多さは、真の偉さを冷遇する場合を、さらに上回るものがある。
（ ラ・ロシュフコー ）
45.
自分でおこなった貴重な省察は、できるだけ早く書きとめておくべきである。
（ ショーペンハウアー ）
46.
美貌は夏の果物のように腐りやすく長持ちしない。
（ フランシス･ベーコン ）
47.
雫が岩に穴を開けるのは、
その力ではなく何度も落ちることによってである。
（ オウィディウス ）
48.
おお富よ、最も不幸をもたらすものでありながら、人間の間では最大の羨望の的。
（ カルキノースⅡ ）
49.
（数学における）証明とは、君に強制的にやらせる作業ではない。
君を導く筋道だと思いたまえ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
50.
人間は自然のままならば善である。
社会組織によってのみ邪悪にさせられる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
51.
文人は生きているうちは諷刺され、
死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）
52.
子ども達は批判よりも模範を必要とする。
（ ジョセフ・ジュベール ）
53.
教育の目的は、各人が自己の教育を継続できるようにすることである。
（ ジョン・デューイ ）
54.
あらゆる真実は一度発見されれば理解するのは容易だ。
肝心なのは真実を発見することだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
55.
「生きること」は、単に呼吸をすることではなく、「活動する」ことである。
それは我々の全器官を、感覚を、機能を利用すること、つまり、我々に「生きている」という感覚を与える肉体のあらゆる部分を利用することである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
56.
慎重な人は自分のために良いことをなし、徳のある人は人のために良いことをなす。
（ ヴォルテール ）
57.
罪を知らざる者は真に神の愛を知ることは能(あた)わず。
（ 西田幾多郎 ）
58.
時ほど速く過ぎ去るものはない。
（ オウィディウス ）
59.
友を探し求める者は不幸である。
なぜなら、真に忠実な友は、ただ自分自身なのだから。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
60.
与えられたるものを受けよ。
与えられたるものを活かせ。
（ エピクテトス ）
61.
大事なのは信じることだ。
すべての証明よりも前に信じることだ。
信じることの出来ない人は証明がない。
（ アラン ）
62.
「わたしらしさ」というのは、
ひとりで（確信を）持てないものだから、
ひとはすぐに他人のうわさや品定めをしあうのだろう。
他人のあいだでじぶんを探すのだろう。
（ 鷲田清一 ）
63.
偽善とは、不徳が徳に対してほんのわずか捧げた敬意である。
（ ラ・ロシュフコー ）
64.
ファッションという現象には、
ひとびとがたがいに相手の〈鏡〉となって、
みずからのセルフ・イメージを微調整しあう
という面があります。
「微妙な差異」にひとがこだわるゆえんです。
（ 鷲田清一 ）
65.
記憶はあらゆる物事の宝であり、守護者なり。
（ キケロ ）
66.
自愛こそ、この世でいちばんのへつらいである。
（ ラ・ロシュフコー ）
67.
善行は、これを他人に施すものではない。
これをもって自分自身の義務を済ますのである。
（ カント ）
68.
結婚のための愛は人間をつくるが、友情の愛は人間を完成する。
（ フランシス･ベーコン ）
69.
暗記することは真に知ることではないのです。
それだけなら、記憶の中に託されたものを後生大事に守っているだけなのです。
（ モンテーニュ ）
70.
宗教は間接的にも直接的にも、教義としても比喩としても、いまだかつて一つの真理も含んだことはない。
というのは、どんな宗教も不安と欲求から生まれたものであるからだ。
（ ニーチェ ）
71.
悩みのみが正しい意味で、人を謙遜にする。
（ カール・ヒルティ ）
72.
欲望の更新、そういうドライヴ（駆動力）が
人びとの消費行動にはかかっている。
たえざる欲望の更新、欲望の開発に、
現代の商品経済は照準を合わせてきた。
（ 鷲田清一 ）
73.
存在するすべてのものは独創の結果である。
（ J・S・ミル ）
74.
未来を思いわずらうな。
必要ならば、君は今現在のことに用いるのと同じ理性をたずさえて、未来のことに立ち向かうであろう。
（ アウレリウス ）
75.
希望はうまい朝食だが、晩飯にしてはまずい。
（ フランシス･ベーコン ）
76.
生きるためには、食べなければならない。
食べるためには、稼がなければならない。
そのためには、仕事をしなければならない。
この「しなければならない」の繰り返しが、大人の言うところの「生活」だ。
（ 池田晶子 ）
77.
真実はすべて３つの段階を経る。
１つ目はあざ笑われる段階。
２つ目は激しく攻撃される段階。
３つ目は自明なこととして受け入れられる段階。
（ ショーペンハウアー ）
78.
羊飼いは、全群を導く一匹の羊を必要とする。
さもなくば、彼みずからその羊にならねばならぬ。
（ ニーチェ ）
79.
いい家を建てた人は、主人と人生の仕事を得ることになる。
彼は家を育て、監視し、見せびらかし、修理する。
残りの人生の時間を使って。
（ エマーソン ）
80.
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
（ モンテーニュ ）
81.
伝統が創造されるというのは、
それが形を変化するということである。
伝統を創り得るものはまた
伝統を毀(こわ)し得るものでなければならぬ。
（ 三木清 ）
82.
恋はその作用の大部分から判断すると、友情よりも憎悪に似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
83.
友への同情は、堅い殻の下にひそんでいるのがいい。
（ ニーチェ ）
84.
金持ちの病気と貧乏人の酒は、遠くにいても聞こえてくる。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
85.
人には知力と人格が備わっている。
事実を拾い集め、自らの無知を知ることによって、人はうぬぼれという精神異常を癒すことができるのだ。
（ エマーソン ）
86.
世界を悪質で醜いものだと理解したキリスト教の解決は、世界を悪質で醜いものにしてきた。
（ ニーチェ ）
87.
宴会と同じように、人生からも、飲みすぎもせず、喉が乾きもしないうちに立ち去るのが一番良い。
（ アリストテレス ）
88.
ほとんどいつも私は、自分自身との対話を書いている。
私自身と二人っきりで話していることを、書いているのだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
89.
考えてばかりいないで、とにかくやるべきことをやれ。
人生とは、頭で考えたり難癖をつけたりして、変わるようなものではない。
（ エマーソン ）
90.
教養の勝利は、
国民性を圧倒し去ることである。
（ エマーソン ）
91.
（人びとに）必要な観念は、
公平の観念であって、自己犠牲の観念ではない。
人にはみんな、この世の中で一定の場所を占める権利があるのだから、
自分の当然の権利を擁護することを何か悪いことのように感じさせてはならない。
（ バートランド・ラッセル ）
92.
我々に秘密がありすぎるのも、
また、なさすぎるのも
精神の弱い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
93.
自由・平等は悪い原理である。
真の人間的原理は正義である。
弱者に対する正義は保護もしくは善意である。
（ アミエル ）
94.
男は自分の秘密よりも他人の秘密のほうを誠実に守る。
女はそれと反対に、
他人の秘密よりも自分の秘密のほうを大事にする。
（ ラ・ブリュイエール ）
95.
生のみが我等(われら)にあらず
死もまた我等なり
（ 清沢満之 ）
96.
良い本を初めに読め。
そうでないと、まるっきりそれらの本を読むチャンスを持たないだろう。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
97.
哲学は
いってみれば素手で、無前提で、
その作業を開始する。
それはつまり、
いかなる命題もあらかじめ妥当するものとみなさない
ということでもある。
だから、哲学には初心者も専門家もいない。
（ 鷲田清一 ）
98.
善人においては、現世にても死後にても、悪は発生せず。
（ ソクラテス ）
99.
人間の体と心とは
相即一体のものでありまして、
心をシャンとしようと思えば、
まず体をシャンとしなければならぬのであります。
それゆえ人間も、
腰骨(こしぼね)を立て通すことによって、
体も心もシャンとして、
集中力や持続力が出てくるのであります。
それのみか判断力までも明晰になり、
動作も敏速になるのであります。
かくして立腰(りつよう)こそは、
実に実践的エネルギーの不尽(ふじん)の源泉なのであります。
（ 森信三 ）
100.
皮肉屋とは、犬の哲学者なり。
（ アウグスティヌス ）
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