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哲学者・思想家の名言
☆ ７月１７日 ☆
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1.
世間の人が友情と呼称するものは、社交・欲望のかけ合い・駆け引き・親切の交換にすぎない。
つまり、自愛がつねに何か得をしようとする一種の取引にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2.
欺瞞に対する最上の防御は詐欺なり。
（ ゼノン ）
3.
人類史は記号の歴史、つまり宗教の歴史である。
（ アラン ）
4.
素晴らしい信念と、公平さと、誠実さを併せ持つ人物を賛美すること、それは人間全般に対する不信を表明しているのと全く同じだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
5.
信仰のないところに精神はない。
（ アラン ）
6.
友人に本心を伝えることは、二つの相反する結果をもたらすということである。
それは喜びを二倍にし、悲しみを半分に切りつめるからである。
（ フランシス･ベーコン ）
7.
人生は、幼年期には遠くから見た舞台装飾に、老年期には間近に見た舞台装飾に似ている。
（ ショーペンハウアー ）
8.
人が賛辞を呈するのは、それで自分が得をしようと思うからに過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
9.
あまりに早くにあげた名は、何と重荷になることか。
（ ヴォルテール ）
10.
いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない。
（ ニーチェ ）
11.
ペテン師をだませば、喜びが倍になる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
12.
数は芸術の中に生きている。
（ アウグスティヌス ）
13.
おお死よ、向こう見ずな者どもへの教訓よ。
（ テゲアーのアリスタルコス ）
14.
我々の美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
15.
芸術家は自分の芸術の犠牲にならなければいけない。
蜜蜂が自分の針に生命をかけるように、
芸術家もそうでなければならない。
（ エマーソン ）
16.
習慣という専制王国では、
人間進歩の永続的な障害が見られる。
（ J・S・ミル ）
17.
嫉妬は自分よりも高い地位にある者、
自分よりも幸福な状態にある者に対して起る。
だがその差異が絶対的でなく、
自分も彼のようになり得ると考えられることが必要である。
全く異質的でなく、
共通なものがなければならぬ。
（ 三木清 ）
18.
めいめいの弱点を見つけ出すことが、
人々の意思を操る術だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
19.
実物には一向に感心しないくせに、それが絵になると、似ていると言って感心する。
絵とはなんとむなしいものだろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
20.
若者は自分の受ける教育の結果をあれこれと思い悩んではならない。
もし毎時間を真剣な気持ちで勉強するならば、あとは成り行きに任せておいても安心である。
どんな学問分野を選ぼうと、ひたすらに努力を続ければ、いつかは同世代のすぐれた代表者として、勝利感にひたれる輝かしい朝が来る。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
21.
追いつめられた若者が意を決して、「世間」という暴れん坊の顎ひげを引っ張ると、すぽりと手の中に抜け落ちることがある。
よく見直すと、それは、臆病者を追い払うためのつけひげなのだ。
（ エマーソン ）
22.
ある種の兆しが、ある種の事件に先立つ。
（ キケロ ）
23.
自分の人生がつまらないものであっても、それを受け入れ、それを生きよう。
それを避け、ののしるのはやめよう。
悪くはないのだ……自分の周りが富んでいるときには貧しく見える。
あら捜しをしようと思えば、楽園にすらあるものだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
24.
神は常に微動だにせず、異なるときに、異なる場所に行くはふさわしからず、労せずして、心の思いにより万物を揺り動かす。
（ クセノパネス ）
25.
人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。
しかし、一旦カードを手にしたら、それをどのように使ってゲームに勝つかは、各自が自分で決めることだ。
（ ヴォルテール ）
26.
人道主義は、人間を一つの目的のために決して犠牲にしないことより成り立つ。
（ シュバイツァー ）
27.
自分自身に対して賢明であることより、他人に対して賢明であるほうがもっとやさしい。
（ ラ・ロシュフコー ）
28.
人間がだまし合いをしなかったら、この世で長い間暮らしてはいけないだろう。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
涙にもそれなりの快感がある。
（ オウィディウス ）
30.
思想と風俗とは一連のつながりがあるものだ。
思想は風俗となって思われるものだし、風俗は思想を象徴する。
（ 戸坂潤 ）
31.
愛なくしては、何人(なんびと)も、優れた才能を持っている人でさえも幸福ではありえない。
（ カール・ヒルティ ）
32.
心には、理性で分からない理由がある。
（ ブレーズ・パスカル ）
33.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
34.
友情は、愛されるよりは愛することにある。
（ アリストテレス ）
35.
神は許されても、牛は許されない。
（ アクィナス ）
36.
女性の本質は献身であるが、その外形は抵抗である。
（ キルケゴール ）
37.
哲学は踏み出す一歩一歩ごとに皮を一枚ずつ脱ぎ捨てるのだが、
愚かな弟子どもは、その皮の中へもぐり込んでゆく。
（ キルケゴール ）
38.
人間の希望は絶望よりも激しく、人間の喜びは悲しみより激しく、かつ永続するものである
（ ラ・ブリュイエール ）
39.
我々は動物の扱い方によって、その人の心を判断することができる。
（ カント ）
40.
他人からもらった快楽というものは、（受け取ると）約束しただけのものを決して受け取ることがないのに反し、行動することの快楽は、必ず（受け取ると）約束したものより以上のものを受け取る。
（ アラン ）
41.
感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
42.
迫害されるのは英雄の運命である。
（ ヴォルテール ）
43.
これはあなたの人生です。
本も導師(グル)も、何者もあなたに教えてはくれません。
本からではなく、自分自身から学びなさい。
これは終わりのないこと、素晴らしいことです。
そして、自分について自分自身から学ぶ時、そこから知恵を得ることができます。
そうすると、あなたは素晴らしく特別で幸せで美しい人生を、生きることができるのです。
（ J・クリシュナムルティ ）
44.
もし仮に、絶対の悪人がいるとしたら、それはまさしく、信じることができない人間をいうのだ
（ アラン ）
45.
金属は利用とともに光る。
（ オウィディウス ）
46.
人はひとりでいる時が、もっとも精神的に多忙である。
（ キケロ ）
47.
勇気は人間の第一の資質である。
なぜなら、他の資質の土台となる資質であるから。
（ アリストテレス ）
48.
ねたみは魂の腐敗である。
（ ソクラテス ）
49.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、（中略）自分のよく知っていることを実行し、必要とするものを手に入れて豊かに暮らし、知らないことは避けて過失を犯さず、しまいには、功成り名遂げて多くの人々の尊敬を受けるようになるからである。
（ ソクラテス ）
50.
気前よさそうに見えるのは、しばしば偽装した野心家にすぎない。
それは、わずかな利益を無視して巨利を獲得しようとしているのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
51.
天才が立派な仕事を開始し、労働がその仕事を完成させる。
（ ジョセフ・ジュベール ）
52.
楽しみに金のかからない人が最も幸福である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
53.
成長を欲する者は、
まず根を確かに下(おろ)さなくてはならない。
上にのびることのみ欲するな。
まず下に食い入ることに努めよ。
（ 和辻哲郎 ）
54.
父親の生物学的機能は、
子供をその無力のあいだに保護することである。
この生物学的機能が国家に継承されるならば、
父親はその存在事由を失う。
（ バートランド・ラッセル ）
55.
誰でも長い期間にわたって不幸なのは、自分が悪いからにほかならない。
生も死も耐える勇気のない人、抵抗しようとも逃げようともしない人、こういう人にはどうしてやればよいのだろうか。
（ モンテーニュ ）
56.
民衆を受け身で従順にしておく賢い方法は、
議論の枠組みを厳しく制限し、
その枠組みの中で活発な議論を奨励することだ。
（ ノーム・チョムスキー ）
57.
最も厳格なる法律は最も悪しき害悪なり。
（ キケロ ）
58.
真に善きものはすべて廉価であり、有害なものはすべて高価である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
59.
神の怒りは一時のものであり、神の慈悲は永遠のものである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
60.
実際には我々は何ものをも認識しない。
なぜなら、真理は深淵の底に横たわっているものであるから。
（ デモクリトス ）
61.
用心というやつは
絶えず我々を先へ先へと連れて行き、
しばしば我々が到達する見込みのなかった所まで
我々を連れて行く。
我々の不幸はここにある。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
62.
賞賛の中には、非難の中よりも、より多くの鉄面皮がある。
（ ニーチェ ）
63.
私は一生のうちで、
自分ほど幸福に対する才能に恵まれた人間に会ったことはないし、
また私ほど頑強にしゃにむに幸福に向かって突進していった人間を知らない。
（ ボーヴォワール ）
64.
卑しい性格は、隣人の気分をくじくのが好きで、義務、いや使命のようにこれを行う。
（ アミエル ）
65.
貧しくとも自分の人生を愛そう。
たとえ貧しい家庭であろうとも、楽しい時間、わくわくする時間、素晴らしい時間があるはずだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
66.
高慢は、つねにかなりの愚かさに結びついている。
高慢はつねに破滅の一歩手前で現れる。
高慢になる人は、すでに勝負に負けているのである。
（ カール・ヒルティ ）
67.
多くの場合、成功は成功するまでの所要時間を知っているか否かにかかっている。
（ モンテスキュー ）
68.
生きる理由のある人間は、ほとんどあらゆることに耐えられる。
（ ニーチェ ）
69.
人生はチャンスと変化に富んでいる。
（ アリストテレス ）
70.
人生を解決せんとするものは先(ま)づ人生を超越する所がなければならぬ。
（ 桑木厳翼 ）
71.
見ることではなく、泣くこと、ただ人間だけが泣くことを知っている。
（ ジャック・デリダ ）
72.
いつも駄洒落を言う者は、性格の悪い人間である。
（ ブレーズ・パスカル ）
73.
必然の理由から出発して反論の余地のない証明が成立するのは数学だけである。
したがって、数学においてのみ、人間はその学問独自の法則に基づいて、真理に到達することができる。
（ ロジャー・ベーコン ）
74.
長生きをしたければ中庸の道を歩け。
（ キケロ ）
75.
魂は肉体より分離されるやいなや煙のごとく消え去る。
（ エピクロス ）
76.
もし平和が名誉をもって維持され得ないならば、そのような平和はいかなる平和でもない。
（ バートランド・ラッセル ）
77.
逃げれば逃げるほど、
恐怖感はつのるものです。
（ エマーソン ）
78.
人間はゲームをするとき、最大限の能力を発揮する。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
79.
ピアノで食べて行くのは、
ピアノを食べるくらい難しい。
（ 土屋賢二 ）
80.
もし神が女性に男性を支配させたいと考えていたなら、神はアダムの頭から女性を創ったであろう。
また、もし神が女性を男性の奴隷にしようと考えていたなら、アダムの足から女性を作ったであろう。
だが、神はアダムのわき腹から女性を創り給うた。
（ アウグスティヌス ）
81.
賢人の精神は、何ものにも動ぜず、何ものにも傷つかず、敢然としていられる強さを宿しているのだ。
（ セネカ ）
82.
健康は、肉体の最も賞賛に値する美質である。
（ アリストテレス ）
83.
我々は現在だけを耐え忍べばよい。
過去にも未来にも苦しむ必要はない。
過去はもう存在しないし、未来はまだ存在していないのだから。
（ アラン ）
84.
本人に固有な長所にもとづかない栄誉はすべて、
性格形成に悪影響を与える。
したがってこの理由一つだけからでも、
（家柄崇拝は）ぜひ廃止すべきものである。
（ バートランド・ラッセル ）
85.
法の終わるところ、専制がはじまる。
（ ジョン・ロック ）
86.
友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう。
たとえ、他のあらゆるものを持っていても。
（ アリストテレス ）
87.
いかなる財宝とくらべようとも、良友にまさるものはないではないか。
（ ソクラテス ）
88.
どんな芸術家でも最初は素人だった。
（ エマーソン ）
89.
真の平等主義と過激な平等主義との間には、
天地の差がある。
前者は決して、誰も彼もが命令を発するのだとか、
誰一人命令を受ける者はないのだとかいうことではなく、
同輩の言うことに耳を傾け、
同輩に命令する、
ということなのである。
（ モンテスキュー ）
90.
私には著書を作る病癖があり、しかも著書を作った後にはこれを恥じる病癖がある。
（ モンテスキュー ）
91.
理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である。
（ ヘーゲル ）
92.
人間は行動を約束することはできても、感情は約束できない。
自己欺瞞なしで永遠の愛を誓うものは、愛情の見せかけを永遠に約束するものだ。
（ ニーチェ ）
93.
「教育」だとか「人づくり」「次世代育成」などと、
ひとは言う。
（私は）「育てる」というこの他動詞のことばが好きではない。
じぶん自身をもてあまし、扱いあぐねているおとなに、
「育てる」というえらそうな物言いがほんとうにできるのか。
（ 鷲田清一 ）
94.
目的なしに行動すべきにあらず。
（ アウレリウス ）
95.
批判とは、
より説得力のある答えを探す
という目的を共有する者たちによる
共同作業だと言ってもよいでしょう。
（ 金杉武司 ）
96.
懐疑は哲学への第一歩である。
（ ドゥニ・ディドロ ）
97.
財産を築く最短で最良の方法は、あなたに利益をもたらすことが自分たちの得になるということを、人々にはっきりとわからせることである。
（ ラ・ブリュイエール ）
98.
信頼は才気よりも会話を力づける。
（ ラ・ロシュフコー ）
99.
この世に運などない。
全ては試練、刑罰、保証ないしは先見である。
（ ヴォルテール ）
100.
恋愛においては、あまり好きにならないことが、好きにならせる確実な方法である。
（ ラ・ロシュフコー ）
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