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哲学者・思想家の名言
☆ ７月１６日 ☆
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1.
（だれかが）
「きみを認める」、「きみにそばにいてほしい」と言ってくれれば、
それが「わたしらしさ」のいちばんの証明になるのではないだろうか。
だれかにとってのだれかであること、
これがわたしの「かけがえのない存在」の証である。
（ 鷲田清一 ）
2.
今の世の中には、時間のゆとりがほとんどない。
それは、昔よりも人々が忙しく働くからではなく、
楽しみをもつこと自体が、
仕事同様に努力を要することがらになったためである。
（ バートランド・ラッセル ）
3.
好機とは、何かを受け入れたり、何かをなすべき唯一の一瞬をいう。
（ プラトン ）
4.
他者はなにかある意味において
対象的にとらえられるものではなく──
たとえ「理解」ということばをもってしても──、
したがって意味において分類されるものでもない。
（ 鷲田清一 ）
5.
人間は、目標を追い求める動物である。
目標へ到達しようと努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。
（ アリストテレス ）
6.
人々は宗教を軽蔑している。
彼らは宗教を嫌悪し、宗教が真実であるのをおそれている。
これを矯正するには、まず宗教が理性に反するものでないことを、示してやらねばならない。
（ ブレーズ・パスカル ）
7.
より高く持ち上げようとしたが為に失敗した場合が多い。
（ セネカ ）
8.
創造的な人間は、あいまいさと付きあうのを楽しんでいる。
すぐに問題が解決されなくてもいいと思っていて、ぴったりした考えを待つ余裕があるのだ。
（ エイブ・タネンバウム ）
9.
言語は、この世においては、
何よりもまず、能力である。
語る者は、
力をそなえた者であり、
暴力をふるう者である。
（ モーリス・ブランショ ）
10.
怠情は心の眠りだ。
（ ヴォーヴナルグ ）
11.
人は普通、称讃されんがために褒める。
（ ラ・ロシュフコー ）
12.
そう考えない自由が私にあるのだ。
（ アウレリウス ）
13.
厳密さは、最も自然で最も直線的な方法を伴っている。
（ ダランベール ）
14.
賢者は征服するよりも深入りしないことを得策とする。
（ ラ・ロシュフコー ）
15.
いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
（ ニーチェ ）
16.
公然と大きい目標を立て、そののち内心自分がそれにはあまりに無力だと認める者は、通常またその目標を公然と撤回するだけの力もなく、そののち偽善者となることは避けられない。
（ ニーチェ ）
17.
理性は、本性よりもしばしば我々を欺く。
（ ヴォーヴナルグ ）
18.
人をだましたと思っている者自身が、実はだまされているのだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
19.
すべての知識の拡大は、無意識を意識化することから生じる。
（ ニーチェ ）
20.
私は、あなたの言うことに反対だ。
だが、あなたがそれを言う権利を、命にかえても守ろう。
（ ヴォルテール ）
21.
わが身にふりかかることはすべてこれ天意。
（ 森信三 ）
22.
我々は歴史の観察者である以前に、まず歴史的存在である。
（ ディルタイ ）
23.
鼻持ちならないのは、
無知ではなく無作法である。
（ エルヴェシウス ）
24.
書籍は青年には食物となり、
老人には娯楽となる。
病める時は装飾となり、
苦しい時には慰めとなる。
内にあっては楽しみとなり、
外に持って出ても邪魔にはならない。
特に夜と旅行と田舎においては、
良い伴侶となる。
（ キケロ ）
25.
強烈な違和感が偉大なる人物を作るもとになるのである。
（ 渡部昇一 ）
26.
神々のささやきを聞くために沈黙しよう。
（ エマーソン ）
27.
君は、自分が呼吸して、自分が食べるから、自分が生きているんだと思っている。
でも、呼吸も消化も、全然君が意志してやっていることなんかじゃないんだから、その意味では、君が意志して君を生きているというわけじゃないんだ。
じゃあ誰がこの体を生きているんだろう。
（ 池田晶子 ）
28.
たがいが存在をそっくり肯定しあうような関係は重すぎる。
裏返していえばそれは、
他人にこのじぶんの存在をそっくり肯定してほしいという、
深い相互依存の関係でもあるからだ。
そのひとがいないと生きてゆけないという、
逆の危機にひとを誘い入れるからだ。
（ 鷲田清一 ）
29.
隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけない者は、どれだけ多くの利益を受けることだろうか。
（ アウレリウス ）
30.
あなたの得意なこと、
それが幸福をもたらしてくれる。
（ バートランド・ラッセル ）
31.
良心は、ただただ常に沈黙という形で語る。
（ ハイデッガー ）
32.
天才の特徴は、何を大目に見るかを知っていることだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
33.
どんな仕事においても、
待歯石(まちばいし)のようなものが、
その仕事を続けるための十分な根拠となる。
それゆえ、前日の仕事の中に
自分自身の意志の刻印を認める人は幸福である。
（ アラン ）
34.
人間の一世(ひとよ)おもへばおのがじし
負い来(き)し業(ごう)を果たさむとする
（ 森信三 ）
35.
キリスト教道徳は奴隷の道徳、弱者の道徳である。
生の拡大を妨げ、本能の発揮を抑え、人間を萎縮させ、退化させる道徳である。
（ ニーチェ ）
36.
過ちを犯してもそれを苦にしない者ほど、たびたび過ちを犯す者はない。
（ ラ・ロシュフコー ）
37.
さあ、サイコロは投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ。
この道は私を戦いに導くだろう。
だが私はたじろぎはしない。
私は私の手で見出した「この道」を駆け抜けて進むのだ。
（ キルケゴール ）
38.
全てのものは、
何らかの実用的な役に立つようにできている。
（ ジェレミー・ベンサム ）
39.
人間は物事それ自体によってではなく、これに関して抱いている考えによって苦しめられている。
（ モンテーニュ ）
40.
たいていの人は愛の問題を、「愛する」という問題、愛する能力の問題としてではなく、「愛される」という問題として捉えている。
つまり、人びとにとって重要なのは、どうすれば愛されるか、どうすれば愛される人間になれるか、ということなのだ。
（ エーリヒ・フロム ）
41.
世の中には、往々、何故(なぜ)に宗教が必要であるか、などと尋ねる人がある。
しかし、かくの如(ごと)き問いは、何故に生きる必要があるか、と問うのと同一である。
（ 西田幾多郎 ）
42.
心を打ち明けるということは、王冠や主権と同じく、最高の地位の者にだけ許された贅沢であり、それは相手のご機嫌取りをすることも、相手に迎合することもなく、真実を語ることである。
（ エマーソン ）
43.
いかなる悪も蕾(つぼみ)のうちは容易に押しつぶせるも、成長するにつれてよりいっそう強くなる。
（ キケロ ）
44.
野心家というものは、類のない幸福が手に入ると思って、常に何ものかを追い回している。
だが、その男の主な幸福は「忙しい」ということである。
（ アラン ）
45.
私の真理は怖ろしい。
というのは、いままでは嘘が真理と呼ばれてきたのだから。
あらゆる価値の転倒、これが私の方式だ。
（ ニーチェ ）
46.
信ずるところに従って生きなさい。
そうすれば世界を変えることができます。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
47.
怒りから己れ自身を抑制するには、人が怒っているのを冷静に観察することである。
（ セネカ ）
48.
自己の中に深く没入すれば、自分の求めるものがそこにあることを知る。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
49.
過ぎ去ったものは、もはや再び帰らない。
賢者は現在と未来について考えるだけで手一杯であるから、過ぎ去った事柄をくよくよ考えている暇がない。
（ フランシス･ベーコン ）
50.
全体というのは、一個人の拡大された影である。
（ エマーソン ）
51.
疑義は哲学者の感知であり、
哲学は疑義に始まる。
（ ソクラテス ）
52.
運命の恵みを少しも被(こうむ)らなかった人々にとっては、
運命がかくも盲目に見えることはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
53.
自分が不幸なとき、他の人たちを非難するのは無教養者、自分自身を非難するのは教養の初心者、そして他人をも自分をも非難しないのが本当の教養人である。
（ エピクテトス ）
54.
意識する存在にとって、生存するということは変化することであり、変化するということは経験を積むことであり、経験を積むということは無限に己自身を創造していくことである。
（ アンリ・ベルクソン ）
55.
行動は感情に従うように見える。
しかし実際には、行動と感情は平行するものである。
感情は、行動ほど直接的に意志の支配を受けないが、我々は、行動を律することによって、感情を間接的に規制することができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
56.
国家の価値は、
結局国家を組織する人民の価値である。
（ J・S・ミル ）
57.
幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない。
（ ソクラテス ）
58.
自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。
（ ヴォルテール ）
59.
修学なくしては技術なく、
技術なくして修学なし。
（ プロタゴラス ）
60.
音を立てない人々は危険である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
61.
偉大な知恵は懐疑的である。
（ ニーチェ ）
62.
私が哲学より習得したものは、いかなる社会においても安じて感知する能力である。
（ アリスティッポス ）
63.
人間は、自分の行状を保証するすべてのものを、自らのうちに持っている。
人間は、自分自身を支配する法としてつくられているのである。
（ エマーソン ）
64.
人生の幸福にとっては、我々のあり方、すなわち人柄こそ、文句なしに第一の要件であり、最も本質的に重要なものである。
（ ショーペンハウアー ）
65.
自分が貧しい時、あるいは困っている時に、巨富を持っている人、うまくやっている人を嫉妬するのは人の常です。
しかし、嫉妬することは、富そのもの、幸運そのものに対して否定的な感情を持つことになり、それは潜在意識に刻印され、あなた自身が富や幸運から遠ざけられてしまうのです。
（ 渡部昇一 ）
66.
あなたが望むあらゆる物は、意志の力によって引き寄せられる。
（ ピタゴラス ）
67.
普通、人は時間をつぶすことに苦心する。
才能ある人間は、時間を利用することに苦心する。
（ ショーペンハウアー ）
68.
法律が信用されているのは、
それが公正であるからではなく、
それが法であるからである。
これが、すなわち法律の権威の不可思議な基礎であり、
これ以外に基礎は全くない。
（ モンテーニュ ）
69.
思いやりとは情熱の休息だ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
70.
あらゆる職業の中で、最も生産的で、最も楽しく、最も自由人に適するものは農業である。
（ キケロ ）
71.
「文化国家」とは、近代的観念にすぎない。
一方は他方を食っていき、他方は一方の犠牲において繁栄する。
文化のすべて偉大な時代は、政治的には没落の時期である。
（ ニーチェ ）
72.
最初の発明者が常に栄光を担う。
（ ヨハン・ヤコプ・エンゲル ）
73.
どういう所か少しも知らずに紛れ込んだ難所が、私たちの生である。
（ ショーペンハウアー ）
74.
互いに許し得ない唯一の罪は、意見の相違である。
（ エマーソン ）
75.
真理は醜いもの。
（ ニーチェ ）
76.
言論が堕落したところでは精神も堕落している。
（ セネカ ）
77.
神々と人間どもを通じ、最も偉大なるひとつなる神は、その姿、その心において人間とは似ても似つかぬものなり。
（ クセノパネス ）
78.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
79.
一つのものが同時に善であったり、悪であったり、そのいずれでもなかったりすることがある。
例えば、音楽は憂鬱な人には善であるが、喪に服している人には悪であり、耳の聞こえない人にとっては善でもなく悪でもない。
（ スピノザ ）
80.
あまり賢くない人は、自分が理解できない事については何でもけなす。
（ ラ・ロシュフコー ）
81.
休息は睡眠以外には不要
──という人間に成ること。
すべてはそこから始まるのです。
（ 森信三 ）
82.
自責の念を致命的に傷つけられた人は、もはや精神的に健全な、分別のある人間のような考え方はしなくなる。
（ バートランド・ラッセル ）
83.
独創的――何か新しいものを初めて観察することではなく、古いもの、古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが見逃されていたものを、新しいもののように観察することが、真に独創的な頭脳の証拠である。
（ ニーチェ ）
84.
（自分の）意識の中身を昇華せず、または、その正体を確認しないで逃げ出すことは、人生の貧困を招きます。
（ J・クリシュナムルティ ）
85.
自負、嫉妬、貪婪(どんらん)は
人の心に火を放てる三の火花なり。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
86.
自然がどんなに大きな優雅を与えようとも、偉人英傑を作るのは自然だけではなく、自然と手を組んだ運命である。
（ ラ・ロシュフコー ）
87.
今日では世の中の動きがあまりに早すぎて、できないという言葉はそれを為す人によって中断される。
（ エマーソン ）
88.
自然は、神が世界を支配する技術である。
（ トマス・ホッブズ ）
89.
書く力も資格もない者が書いた冗文や、
からっぽ財布を満たそうと、
からっぽ脳みそがひねり出した駄作は、
書籍全体の九割にのぼる。
（ ショーペンハウアー ）
90.
欲しいものではなく、
自分自身を手に入れなさい。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
91.
ひとたび決断を下し、あとは実行あるのみとなったら、その結果に対する責任や心配を完全に捨て去ろう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
92.
自由な人間は決して妬(ねた)まない。
彼は偉大なものを喜んで受け入れ、そうしたものが存在することが、うれしいと喜ぶ。
（ ヘーゲル ）
93.
求める目的とは反対の結果を生む努力（＝無益な努力）がある。
一方、たとえうまくいかないことがあっても、いつも有益な努力もある。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
94.
生活に欠くことができない道具、
たとえば金槌一つにしても
鉄鉱石の採取から溶鉱、製鋼、圧延まで、
気の遠くなるようなプロセスを経て
製品加工されるわけであって、
それを人は身一つでできるわけがない。
（ 鷲田清一 ）
95.
過去もしくは未来における自分の行動を正当化しようとする試みは、
通常の場合、行為もしくは決意がなされた後に行われる──
すなわち、直観的に下された結論を合理化する試みとして生じる──
ものなのである。
（ クワメ・アンソニー・アッピア ）
96.
美の持つ説得力は、いかなる紹介状にもまさる。
（ アリストテレス ）
97.
人間は心構えを変えることによって、
その人生を変えることができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
98.
人は愛しているかぎり許す。
（ ラ・ロシュフコー ）
99.
四ヶ月の交際が一生を保証するだろうか？
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
100.
何事にも不可能はない。
必ず道はある。
（ ラ・ロシュフコー ）
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