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哲学者・思想家の名言
☆ ６月２９日 ☆
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1.
子供には、
服従することさえよく教えておけば、
他のことは好きなようにやらせてよい。
（ プラトン ）
2.
何かにつけて憤怒を抱くうちは、
自己を制御していない。
すべての悪に対しては、
平静な抵抗が最高の勝利をおさめる。
（ カール・ヒルティ ）
3.
恩恵を施した者は黙っているのがよい。
恩恵を受けた者は語るのがよい。
（ セネカ ）
4.
我々は、たとえどれほどの恥辱を自ら招いたとしても、ほとんど必ず自分の力で名誉を挽回できるものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
5.
（相手の考えや意見の）間違いを道理で叩こうとするのは大人気(おとなげ)無いやり方だ。
興奮することなく、もっと馬鹿げたことを言う方が手っ取り早い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
6.
生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。
そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。
（ セネカ ）
7.
結婚する男は、七年も年老いたと思うであろう。
（ フランシス･ベーコン ）
8.
世論はいわば世界の女王であるが、
力は世界の暴君である。
（ ブレーズ・パスカル ）
9.
真理は
もったいぶった厳格な主人であるどころか、
従順で素直な召使いなのだ。
自分が一意専心に真理の探求に献身していると思っている科学者は、
自分を欺いている。
彼は些細な真理には関心をもたない。
（ ネルソン・グッドマン ）
10.
教師の側から知識を授けるよりも、まず知識を求める動機を子供たちが持つように仕向ける。
そのような学校が、真の学校である。
（ ジョン・デューイ ）
11.
批評家の大部分は、
よい機会に恵まれず、
絶望しそうになったときに、
墓場（＝書斎）の守衛という
静かでささやかな職をみつけた人間である。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
12.
建築と同じく、学問においても、
基礎の誤りが全体を弱めてしまうということがある。
そして、
建築物が高く作られれば作られるほど、
その弱さがますます明らかになり、
崩れ落ちそうなものになる。
（ トマス・リード ）
13.
自分のやっていることに
一生不満を持ち続けるということは、
予想する以上に難しい。
愚痴をいいながらも、
自分のやってきたもの、やっているものを
いとおしく思うからだ。
（ 鷲田小彌太 ）
14.
現実上伝統から自由になれない民衆こそ、
伝統についての生きた観念を有(も)っている筈だ。
（ 戸坂潤 ）
15.
大恋愛の経験のある者は友情を重んじない。
（ ラ・ブリュイエール ）
16.
エメラルドは人にほめられなくても、その価値を失わない。
（ アウレリウス ）
17.
重要なのは量ではなく質である。
（ セネカ ）
18.
「つくる」「できる」ではなく、
ただ「いる」というそれだけで価値が認められるような、
ひとについての見方、
それが「高齢者問題」では賭けられている。
〈老い〉は「問題」ではなく、
人類史の「課題」としてここに浮上してきている。
（ 鷲田清一 ）
19.
結局のところ精神を救い出すのは夫婦である。
（ アラン ）
20.
この人間よりも私のほうが賢いに決まっている。
なるほど、我々は二人とも、
正しいこと、まともなことを何一つ知らぬように見えるが、
向こうは、物を知っていると思い込みながら、実は何一つ知らぬのに対して、
私はなるほど何一つ物を知らぬが、知っているとは全然思ってもいないのであるから。
（ ソクラテス ）
21.
事実を知れ──事実を抱きしめよ。
（ エマーソン ）
22.
批判とは、
より説得力のある答えを探す
という目的を共有する者たちによる
共同作業だと言ってもよいでしょう。
（ 金杉武司 ）
23.
我々の年齢は植物のそれである。
芽をふき、成長し、花を咲かせ、しぼみ、そして枯れる。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
24.
老人は民衆の威厳である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
25.
もっともよい復讐の方法は、自分まで同じような行為をしないことだ。
（ アウレリウス ）
26.
上品は天賦のものであり、技巧によって得られるものではない。
（ ブレーズ・パスカル ）
27.
人間は、自分の人生を自分で発明しなければならない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
28.
改革は積極的で、
保守は消極的である。
前者は真理を目指し、
後者は安寧を目指す。
（ エマーソン ）
29.
快楽を控えることでなく、快楽に勝って負けないのが最上である。
（ アリスティッポス ）
30.
若い頃私は、頭の良い人を尊敬した。
年をとった今私は、思いやりのある人を尊敬する。
（ アブラハム・ヘシェル ）
31.
真実は君の顔に書いてあるし、声にもあらわれる。
恋人同士が目を見るだけで、あらゆることが分かり合えるのと同じく、やがて分かることなのだ。
（ アウレリウス ）
32.
人間はお互い同士のために創られた。
ゆえに彼らを教えるか、さもなくば耐え忍べ。
（ アウレリウス ）
33.
恋は幻想の子供であり、幻滅の親である。
（ ウナムーノ ）
34.
私はすべての自分の書物を閉じてしまった。
その中でただ一冊だけ、全ての人間の眼に対して開かれたものがある。
それが自然という書物である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
35.
おまえの心を明るく楽しくしようと思うならば、共に暮らす人びとの長所を思え。
（ アウレリウス ）
36.
幸福になるのは、自分の好きなものを持っているからであり、他人がよいと思うものを持っているからではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
37.
もし君にできるのならば、
（改心すべき人を）改心させよ。
もしできないならば、
かかる場合のためにこそ寛大というものが君に与えられているのだ、
ということを思い起こせ。
（ アウレリウス ）
38.
名声の後には忘却あるのみ。
（ アウレリウス ）
39.
理想とは、精神が秩序を予見することである。
精神は精神であるから、
つまり永遠を垣間見ることができるから、
理想を持ち得る。
（ アミエル ）
40.
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
（ モンテーニュ ）
41.
宗教は生活の腐敗を防ぐべき香料である。
（ フランシス･ベーコン ）
42.
怒りから己れ自身を抑制するには、人が怒っているのを冷静に観察することである。
（ セネカ ）
43.
勇者の気持ちを味わいたければ、ありったけの気力をふるって、勇者らしく振る舞うことだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
44.
真の平等主義と過激な平等主義との間には、
天地の差がある。
前者は決して、誰も彼もが命令を発するのだとか、
誰一人命令を受ける者はないのだとかいうことではなく、
同輩の言うことに耳を傾け、
同輩に命令する、
ということなのである。
（ モンテスキュー ）
45.
死は我々にとって何ものでもない。
なぜなら、我々が存在する時には、
死はまだ訪れていないのであり、
死が訪れた時には、
我々は存在しないのだから。
（ エピクロス ）
46.
簡単な言葉で言い表せないほど薄弱な思想は、捨て去って良い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
47.
歴史とは、犯罪と災難の記録にすぎない。
（ ヴォルテール ）
48.
幸福の秘訣はこういうことだ。
あなたの幸せをできるかぎり幅広く探せ。
（ バートランド・ラッセル ）
49.
過去は、
われわれが何をしなければならないかは教えないが、
われわれが何を避けねばならないかは教えてくれるのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
50.
不幸に打ちのめされた意識は、慰めや愉快な感情、ポジティブな思考を拒絶する。
（ タタルケビッチ ）
51.
行動的な人のように考え、
思慮深い人のように行動せよ。
（ アンリ・ベルクソン ）
52.
すでに所有しているものに不満を感じるなら、全世界を我が物にしても不幸であろう。
（ セネカ ）
53.
男は建設すべきものも、破壊すべきものもなくなると、非常に不幸を感じるものである。
（ アラン ）
54.
高く登ろうと思うなら、自分の脚(あし)を使うことだ。
高い所へは、他人によって運ばれてはならない。
人の背中や頭に乗ってはならない。
（ ニーチェ ）
55.
己自身を愛することは、理性や正義に反することなのだろうが、なぜ、自愛がつねに悪なのだろうか。
（ ヴォーヴナルグ ）
56.
習慣によって、言わば第二の天性が作られる。
（ キケロ ）
57.
話すように書かねばならぬ。
（ ヴォルテール ）
58.
習俗のなかに埋没し、
閉じた社会のなかで満足するものは、
全く非創造的な俗人である。
（ 唐木順三 ）
59.
たった一人の人だけ愛し、他のみんなのことなど気にかけないような、そんな愛は愛ではありません。
それは、一緒に暮らすだけの結合か、さもなければ広い意味の自己中心主義です。
（ エーリヒ・フロム ）
60.
人生とは、自らの想いを実現することである。
（ アウレリウス ）
61.
世の中で成功を勝ちとるには、人から愛される徳とともに、人を恐れさせる欠点も必要である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
62.
伝統となるものも
過去において創造されたものであるのみでなく、
現在における創造を通じて
伝統として生きたものになるのである。
その意味において
伝統は単に客観的なものではない。
（ 三木清 ）
63.
少なくとも強い友情というものは、ある不信と抵抗とから始まるのが自然らしい。
（ アラン ）
64.
かつて理想であったものが 現実の構成要素に代われば、 それは必然的に理想ではなくなるということである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
65.
仮にもし、独特なものが現実にある哲学の本質をなしているとすれば、その哲学は哲学とは言えないであろう。
（ ヘーゲル ）
66.
少ししか持っていない人が貧乏なのではない。
たくさん欲しがる人が貧乏なのだ。
（ セネカ ）
67.
自然な魂は常にメランコリーに包まれて、悩まされるようにできている。
（ ヘーゲル ）
68.
我々の信用は、我々のひとつの財産である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
69.
（創造者の道を行く）君は、君自身を愛し、君自身を軽蔑しなければならぬ。
（ ニーチェ ）
70.
善悪を自分で判断すること、それができることこそが、本当の自由なんだ。
自分で自由に決めるということの、本当の意味なんだ。
（ 池田晶子 ）
71.
幸福な人とは、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味を持っている人である。
（ バートランド・ラッセル ）
72.
「正義」――この言葉に、
地球上における、私どもの「幸福」が包まれている。
正義こそ、
文明の精髄であり、
社会の真髄であり、
そして政治の総括である。
国家が繁栄するかいなかは、
正義を大事にするかいなかにかかっている。
（ ルイ・バルボーザ ）
73.
自由の自意識を有(も)っているかいないかが、
人間と動物とを区別する主要な点であろう。
（ 九鬼周造 ）
74.
人は刃物をふりかざさなければ、この世で成功せず、しかも、死ぬ時は手に武器を握って死ぬのだ。
（ ヴォルテール ）
75.
隣人を愛するというのは、神がそれを要求するがゆえに正しいのではなく、むしろ、それが自然として正しいことであるからこそ、神がそれを要求するのである。
（ ブレンターノ ）
76.
人に従うことを知らない者は、
良き指導者になり得ない。
（ アリストテレス ）
77.
私に真に愛するものがあるなら、
そのことが私の永生(ながいき)を約束する。
（ 三木清 ）
78.
卑しい人たちは、
偉人の欠点や愚行に
非常な喜びを感じる。
（ ショーペンハウアー ）
79.
人は、虚栄が話せとそそのかさない限り、口をきかない。
（ ラ・ロシュフコー ）
80.
おお富よ、
最も不幸をもたらすものでありながら、
人間の間では最大の羨望の的。
（ カルキノースⅡ ）
81.
精神の闘いでは、独身者のほうが世帯者よりもずっと危険をおかし得る。
（ キルケゴール ）
82.
来(きた)るべき未来のものは不確実さの中にある。
ただちに生きよ。
（ セネカ ）
83.
人間とは「世の中」自身であるとともにまた世の中における「人」である。
（ 和辻哲郎 ）
84.
最高位を望みながら、第二位どころか第三位に甘んじることは、決して不名誉なことではない。
（ キケロ ）
85.
悲しみのための唯一の治療は、
何かをすることだ。
（ ジョージ・ルイス ）
86.
ヘーゲルは、欲望とは他人の欲望だといっています。
つまり、他人に承認されたい、認知されたいという欲望（のこと）です。
これはまた、
他人が欲望しているものを欲する、
ということを意味します。
なぜなら、これを手に入れることによって、
他人に承認され、
他人に対して優位に立ちうるからです。
他人が欲望しているから欲しい。
（ 柄谷行人 ）
87.
人はたいていのことを、それを誉めるのが、またはけなすのが流行りだから、誉めたりけなしたりするのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
88.
良い本を初めに読め。
そうでないと、まるっきりそれらの本を読むチャンスを持たないだろう。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
89.
ある事をなした為に不正である場合のみならず、ある事をなさぬ為に不正である場合も少なくない。
（ アウレリウス ）
90.
我々の肉体が衣服に包まれているように、我々の精神は虚偽に包まれている。
（ ショーペンハウアー ）
91.
人をだめにする最大の方法は、
好きなことをやらせ、
好き放題にさせ、
褒めまくることだ。
いうところの褒め殺しである。
これによく抵抗できる人は少ない。
（ 鷲田小彌太 ）
92.
「自分はなぜ生きるか」を知っている者は、
ほとんど、あらゆる「いかに生きるか」に耐えるのだ
（ ニーチェ ）
93.
「不正」はお互いの間に不和と憎しみをつくり出し、
「正義」は協調と友愛をつくり出す。
（ プラトン ）
94.
自信は成功の第一の秘訣である。
（ エマーソン ）
95.
ただ一瞬とも、われわれの決断行為を休ませることは認められていない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
96.
川の氾濫が土を掘って田畑を耕すように、病気はすべての人の心を掘って耕してくれる。
病気を正しく理解してこれに堪える人は、より深く、より強く、より大きくなる。
（ カール・ヒルティ ）
97.
空想は魂の眠りである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
98.
この世に存在するすべてのものは、
作られた物のままであることはない。
あらゆる存在は、
それ自身の性質をもち、
自分自身の生活を主張する。
（ ジョン・デューイ ）
99.
どんな長所をもった人物も、
世間の支持がなければ、
石ころだらけの道を歩まねばならない。
（ バルタザール・グラシアン ）
100.
我々の持つ可能性に比べると、現実の我々は、まだその半分の完成度にも達していない。
我々は、肉体的・精神的資質のごく一部分しか活用していないのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
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