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哲学者・思想家の名言
☆ ６月３０日 ☆
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1.
成功と幸福とを、不成功と不幸とを同一視するようになって以来、人間は真の幸福が何であるかを理解し得なくなった。
自分の不幸（の原因）を不成功として考えている人間こそ、まことに憐れむべきである。
（ 三木清 ）
2.
書籍なき家は、主人なき家のごとし。
（ キケロ ）
3.
良いものは、短ければ二重によい。
（ バルタザール・グラシアン ）
4.
人の行動を妨げる欠陥は、何かができるのにそれを意識しないことにある。
（ ボシュエ ）
5.
内容なき思惟(しい)は空虚であり、概念なき直感は盲目である。
（ カント ）
6.
沈黙は愚か者の知恵である。
（ ラ・ブリュイエール ）
7.
人生の唯一の理性的目的は、地上に神の国を築いていくことである。
（ カール・ヒルティ ）
8.
青春というものは奇妙なものだ。
外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ。
（ サルトル ）
9.
力は正義なり。
（ プラトン ）
10.
友達を疑ってかかるのは、友達からだまされるよりも恥ずかしいことだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
11.
深い悲しみと失望が怒りを生み、
怒りが妬みを、
妬みが恨みを、
そして恨みが再び深い悲しみを生む。
それらがすべての循環の完結するまで尽きることはない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
12.
人間の持つ死の恐怖は、すべて自然に対する認識の欠如に由来する。
（ ルクレティウス ）
13.
気まぐれな読書は喜びを与えてくれるが、
有益なものとするには注意深い指導が必要だ。
（ セネカ ）
14.
一日に一つでも恐怖の対象を克服しない者は、まだ人生の第一課さえわかっていない。
（ エマーソン ）
15.
ほほえましい人生を送りたいなら、
まずは気分の良い生活を身につけるべきだ。
（ スピノザ ）
16.
順境の際、
招待されし時のみ我を訪れ、
逆境の際、
招待されずとも訪れるが真の友人なり。
（ テオフラストス ）
17.
悪人は善人のずる賢さに気づいていつも驚く。
（ ヴォーヴナルグ ）
18.
自嘲は強者のことである。
自己憐憫は弱者のことである。
（ 阿部次郎 ）
19.
人は起こることによって心が乱されるのではなく、起こることをどのように考えるかによって心が乱れるのだ。
（ エピクテトス ）
20.
私はすべての自分の書物を閉じてしまった。
その中でただ一冊だけ、全ての人間の眼に対して開かれたものがある。
それが自然という書物である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
21.
女性をキャンドルの光のもとで評価してはいけない。
判断を誤る。
女の容貌を真に知りたければ、
昼の光のもと、しらふの状態で見ることだ。
（ オウィディウス ）
22.
外部に支えを求める精神は弱い精神である。
（ アラン ）
23.
我々はいずれ死ぬ運命にある。
しかし真実を扱うことにおいては、我々は不死であり、変化も偶然も恐れる必要はない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
24.
いかに押しつぶしても個人的人格は専制である。
（ J・S・ミル ）
25.
誘惑に恐れる者には、すべてが誘惑となる。
（ ラ・ブリュイエール ）
26.
現代の資本主義社会には生活はない。
あるものはただ宿命だけだ。
（ サルトル ）
27.
後悔とは、苦い徒労の後戻りである。
それは過失の誤った利用である。
（ アラン ）
28.
私が望みたいのは、君たちが、あらゆる種類の隣人たち、またその近所の者たちに堪えきれなくなることだ。
そうすれば君たちは、自分自身の内部から、友とそのあふれる心情とを創り出さざるをえなくなるだろう。
（ ニーチェ ）
29.
人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。
長生きをしてもむなしい人もいる。
（ モンテーニュ ）
30.
誰もがその収入を公表はしない。
ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。
（ モンテーニュ ）
31.
時は友情を強めるが、恋愛を弱める。
（ ラ・ブリュイエール ）
32.
国民精神を根本からくつがえすことは、
法的な指令を変えることと同様に、
いやそれ以上に、危険なことである。
（ モンテスキュー ）
33.
まず第一級の本を読め。
でなければ、それを読む機会を全然持たなくなるかもしれぬ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
34.
正義のもたらす最大の実りは、心の平静なり。
（ エピクロス ）
35.
不満は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）
36.
人を不安にするのは、
物事ではない。
物事についての意見だ。
（ エピクテトス ）
37.
あなたが何かになろうとしている限り、あなたが何かにとりつかれている限り、不可避的な葛藤、混乱、つのりゆく不幸があるだろう。
（ J・クリシュナムルティ ）
38.
結婚とは
一つのものを創造しようとする意志だ。
その一つのものは、
それをつくる二つのもの以上のものだ。
（ ニーチェ ）
39.
時間を充実させることが幸福である。
（ エマーソン ）
40.
スタイル・ハーモニー・優雅・よきリズムの美は、簡素さによる。
（ プラトン ）
41.
確かな友は不確かな境遇の下(もと)で分かる。
（ キケロ ）
42.
あなたを支配するのは、出来事ではない。
その出来事に対するあなたの見方が支配するのだ。
（ アウレリウス ）
43.
人の一生とは、その人が人生をいかに考えたかである。
（ アウレリウス ）
44.
不幸な人間を見つけるのは容易だ。
いつも自分が不幸であるということを自慢している。
（ バートランド・ラッセル ）
45.
破廉恥に対する羞恥心も、
美を求める努力も、
ともに欠けているようでは、
国家にしろ個人にしろ、
偉大な美しい行為を果たすことはできない。
（ プラトン ）
46.
偉大な知恵は懐疑的である。
（ ニーチェ ）
47.
本のない部屋は、
魂のない肉体のようなものだ。
（ キケロ ）
48.
欲望というのは、その食い物がいかなるものであるか、いかなる食器に置かれているか、いかなる店にあるか、というようなレベルにあるものです。
（ 柄谷行人 ）
49.
無学は悪の母である。
（ モンテーニュ ）
50.
行動的な人のように考え、思慮深い人のように行動せよ。
（ アンリ・ベルクソン ）
51.
自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。
（ ヴォルテール ）
52.
戦争は限度など守りはせぬ。
抜き身の剣の行く手を制し、それをふさぐなど、容易にはかなわぬ。
（ セネカ ）
53.
真の友情とは、はるかに功利を超越したものである。
（ ルイ・ド・ボナール ）
54.
罪は消極的なものではなく、積極的なものである。
（ キルケゴール ）
55.
利益と必要が、あらゆる社交性の根本である。
（ エルヴェシウス ）
56.
本当に何でも話せる相手は、二、三人だけだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
57.
人は独りで死ぬであろう。
故(ゆえ)に、人は独りであるかのごとく行動しなければならない。
（ ブレーズ・パスカル ）
58.
古代の偉人たちの人生を知らないということは、子供のままで一生を送ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
59.
徳とは、我々にとっての中庸に成り立つ行為を選択する態度である。
（ アリストテレス ）
60.
欠陥に満ちていることは一つの悪である。
しかし欠陥に満ちていながらそれを認めようとしないのは、さらに大きな悪である。
（ ブレーズ・パスカル ）
61.
人を欺(あざむ)いて得をするよりは、人を欺かずに損をするほうがよいと思え。
人を欺いて得をしても、限りなく嘆くはめになるが、人を欺かずに損をしても、嘆くのは一度で済むからである。
（ キオン ）
62.
無限の可能性をはらんだ未来の観念が、未来そのものよりも豊饒なのだ
（ アンリ・ベルクソン ）
63.
墓に入るまで、
人間は幸福なりと称すべきにあらず。
（ オウィディウス ）
64.
虚栄は人間の心の中に深くいかりをおろしているので、軍人も兵卒もコックも人足も、それぞれ自慢する。
（ ブレーズ・パスカル ）
65.
なんら欠点を見せない人間は愚者か偽善者だ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
66.
善行は、これを他人に施すものではない。
これをもって自分自身の義務を済ますのである。
（ カント ）
67.
氷の上をすべるには、スピードを出すほうが安全だ。
（ エマーソン ）
68.
他の人からみると、
すばらしい職業に見えるものは、
例外なく、その過程がきわめて厳しい。
（ 鷲田小彌太 ）
69.
道徳的理想の勝利は、ほかのいずれの勝利と同じく、「非道徳的」手段によって、つまり暴力・虚言・誹謗・不正によって得られる。
（ ニーチェ ）
70.
楽しみへの期待は、過去の楽しみの回想につながるものなり。
（ キケロ ）
71.
（男は）色欲に盲目になると、女の精神上の欠陥、乃至(ないし)は肉体の欠点を見のがすものであり、女が実際は持っていない美点を、持っているもののように思い込んでしまう。
（ ルクレティウス ）
72.
人間は自分たちの話になると、まるで自分たちには小さな欠点だけしかないように語る。
（ ラ・ブリュイエール ）
73.
模倣はしばしばわれわれを迷わせる道案内である。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
いわゆる害悪と呼ばれるものの多くは、悩める者の心のあり方を、恐怖の態度から闘争の態度へと変化させることにより、気を引きしめる強壮剤に変えることができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
75.
神すら過去を改めることはできない。
（ アリストテレス ）
76.
その日その日を最高の日にしよう。
毎日がこの世の最後の日だと思わないうちは、
何一つ正しく見ることが出来ない。
（ エマーソン ）
77.
ラディカルであることは、事柄を根本において把握することである。
（ カール・マルクス ）
78.
しつけ三原則──
「ハイの返事」「あいさつ」「はきものをそろえる」
（ 森信三 ）
79.
多くの宗教が互いに相反しているのをみる。
だから、ひとつを除いて、他はみな虚偽である。
どの宗教も、それ自身の権威に基づいて（人に）信じられることを欲し、不信仰者をおびやかす。
（ ブレーズ・パスカル ）
80.
駆けることは何の役にも立たない。
ちょうどよい時に発(た)つべきだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
81.
偉大な人物の栄光は、
それを手に入れるために用いた手段によって
常に計られるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
82.
言葉は社会の子である。
（ アラン ）
83.
相談するときには過去を、享楽するときには現在を、何かするときには未来を思うがよい。
（ ジョセフ・ジュベール ）
84.
幾何学者は難しい証明の中で、ごく簡単でわかりやすい推論の長い鎖を用いる習慣を持っている。
それと同じように、人間にとって認識可能なことはすべて、（推論の鎖によって）次から次へと結論が続いて導かれる。
（ デカルト ）
85.
人間には、たくらんだ裏切りより、心弱きがゆえの裏切りのほうが多いのだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
86.
青年は熱い血によってその趣味を変え、老人は習慣によってその趣味を保つ。
（ ラ・ロシュフコー ）
87.
宗教とは蛍のようなものだ。
光るためには暗闇を必要とする。
（ ショーペンハウアー ）
88.
恋愛のために出世をすべて犠牲にするのは、痛ましくも英雄的である場合もあるが、愚行であろう。
だが、出世のために恋愛をすべて犠牲にすることも同じく愚行で、けっして英雄的ではない。
（ バートランド・ラッセル ）
89.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、（中略）自分のよく知っていることを実行し、必要とするものを手に入れて豊かに暮らし、知らないことは避けて過失を犯さず、しまいには、功成り名遂げて多くの人々の尊敬を受けるようになるからである。
（ ソクラテス ）
90.
自分の知識をひけらかしてばかりいたら、成長にとって必要な自らの無知を自覚することなど、どうしてできるだろうか。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
91.
恋は遅く来るほど激しい。
（ オウィディウス ）
92.
わたしたちが生きるうえでたいせつなことは、
わからないものに囲まれたときに、
わからないままに
それらとどう向き合うかということであろう。
（ 鷲田清一 ）
93.
人間の現実社会は、他者の群れのなかに、なんとか多数派である自分の姿を見つけようとするゲームだ。
（ ジャック・ラカン ）
94.
ジャーナリストは公平な批評家であるよりも、
むしろ党派的意見の代表者である。
（ 三木清 ）
95.
見えないものを信じるのでなければ、何が信仰であろうか。
（ アウグスティヌス ）
96.
愛は自分自身の愛する能力にもとづいて、愛する人の成長と幸福を積極的に求めることである。
（ エーリヒ・フロム ）
97.
人類が自らの意図によって造るもの以外に、人類の運命というものはない。
それゆえに、人類が没落の道を最後までたどらねばならないとは信じない。
（ シュバイツァー ）
98.
我々は、
自分自身の行為と行動によって、
自らの労働によって、
自らの活動によって、
人生や他の人々や世界に対する自らの態度によって、
自分自身の人生を意味あるものとすることができるのです。
（ カール・ポパー ）
99.
社交においては、我々の優れた特性によってよりも、欠点によって気に入られることのほうが、かえって多い。
（ ラ・ロシュフコー ）
100.
今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である。
(ver.0)
（ カール・マルクス ）
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