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哲学者・思想家の名言
☆ ７月１日 ☆
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1.
実(げ)に
無分別は青春につきもの、
分別は老熟につきものである。
（ キケロ ）
2.
あるひとりの人に対して
利益を求めている限りは、
友愛の条件はととのうことがない。
その人がなくてはならぬものになること、
その人が欠かせぬものであること
が必要である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
3.
我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の４分の３を喪失してしまう。
（ ショーペンハウアー ）
4.
因襲にぜんぜん屈服しない男女から成り立つ社会のほうが、
みんなが画一的になるような社会よりも面白い社会であろう。
（ バートランド・ラッセル ）
5.
科学がなければ、愛は無力である。
愛がなければ、科学は破壊的である。
（ バートランド・ラッセル ）
6.
言葉は社会の子である。
（ アラン ）
7.
真理への愛は、
人間に自然なものであり、
正しい心の持ち主には強いものである。
しかし、それは、
党派心、虚栄心、勝利への願望、
あるいは怠惰によってさえ
押しつぶされる。
（ トマス・リード ）
8.
「私」はどこから来て、どこへ行くのか、
こういう問いに「答える」ことはできない。
ぼくらが知っているのは
他人が生れ死ぬことであって、
自己自身の生誕についても死についても
何も知らないし、知ることもできない。
（ 柄谷行人 ）
9.
偏見というのは一般愚民の王である。
（ ヴォルテール ）
10.
もろい氷のごとく、怒りは時を経れば氷結せん。
（ オウィディウス ）
11.
他人に対しても自分に対しても親切であること。
人の生きるのを助け、自分自身の生きるのを助けること。
これこそ真の思いやりである。
（ アラン ）
12.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
13.
人々が画一化に走りたがるのは、
そのほうが安全だからです。
自分で判断し、全責任を負うのが怖いのです。
（ 中島義道 ）
14.
大事件は二度あらわれる。
一度目は悲劇として、
二度目は喜劇として。
（ カール・マルクス ）
15.
「幸福」という言葉には、何か憂うつな調子がある。
それを口にするとき、すでにそれは逃げ去っている。
（ カール・ヒルティ ）
16.
幸福になる秘訣をお教えしよう。
できるだけいろいろなものに興味を持ち、物ごとであれ人間であれ興味を感じるものを無視せず、できるだけ好意的に接することだ。
（ バートランド・ラッセル ）
17.
人間たちよ、あなたがたはどこから来たのか。
そして、何に由来してこのように悪しきものとなったのか。
（ サラミスのヒッポダマス ）
18.
自分にとって自分の心の奥で真実だと思えることは、万人にとっても真実だと信じること、それが普遍的精神というものだ。
（ エマーソン ）
19.
困難に陥った時、切り抜ける手だてになるのは自分の意志だけだ。
（ アラン ）
20.
さあ、サイコロは投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ。
この道は私を戦いに導くだろう。
だが私はたじろぎはしない。
私は私の手で見出した「この道」を駆け抜けて進むのだ。
（ キルケゴール ）
21.
わたしたちのまわりにあるものは
すべて変わってゆく。
わたしたち自身も変わってゆき、
今日愛しているものを明日も愛しているかどうか、
だれも確信をもって言うことはできない。
だからこの世の生活の幸福をもとめるわたしたちの計画は
すべて幻想なのである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
22.
どんな場合にも、
懐疑主義がひろがるのには、
知的な原因があるというより、
むしろ社会的原因があることが多い。
主な原因となるのは、
無力な慰めである。
（ バートランド・ラッセル ）
23.
善とは一言で言えば人格の実現である。
（ 西田幾多郎 ）
24.
誰かが巨富を得たということを知って嫉妬の心が起こりかけてきたら、すぐに、「彼とその富に祝福あれ」と言うのです。
その人のために喜んでやるのです。
そうすると、あなたの意識する心（＝顕在意識）が、富や幸運を肯定することになり、それが潜在意識に受け入れられ、あなたにも富や幸運がもたらされるのです。
（ 渡部昇一 ）
25.
意見が、社会生活という巨大な装置に対してもつ関係は、
油と機械との関係に等しい。
タービンのまえに立って、
それに機械油を浴びせかけたりする人などいない。
少量の油を、
隠れた鋲や継ぎ目に差すのであって、
肝心なのは、それらの位置を知っていることなのだ。
（ ヴァルター・ベンヤミン ）
26.
運命は――生としてかくあるべきであるとか、かくあるべきでないとかは――議論することではなく、自分が受け容れるか否かの問題である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
27.
度を越してはならない。
節度をもって取り組め。
（ キケロ ）
28.
自然は常に教育よりも一層大きな力を持っていた。
（ ヴォルテール ）
29.
友人を得る唯一の方法は、自分が相手の友人になることである。
（ エマーソン ）
30.
もしもあなたが私にレッテルをはるなら、それは、私の存在を否定することになる
（ キルケゴール ）
31.
自分に起こるどんなことも、
宇宙から見ればまったく取るに足らないことだ。
（ バートランド・ラッセル ）
32.
自分たちの行動を自分たちで選ぶことが可能であるときには、
われわれは、
命令にしたがうこともしたがわないこともできるのであり、
権威を承認することも拒否することもできる。
（ カール・ポパー ）
33.
ほとんどいつも私は、自分自身との対話を書いている。
私自身と二人っきりで話していることを、書いているのだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
34.
私の出会う人は皆、ある意味で私の先輩だ。
（ エマーソン ）
35.
愛は統一を求むるの情である。
自己の統一の欲求が自愛であり、自他統一の欲求が他愛である。
（ 西田幾多郎 ）
36.
天国では万事が喜び、
地獄では万事が苦しみ。
この世はそのどちらにも境を接する。
（ バルタザール・グラシアン ）
37.
我々は、すでに持っているものについてはたまにしか考えないが、まだ持っていないものについては常に考える。
（ ショーペンハウアー ）
38.
自由とはすべての特権を有効に発揮させる特権である。
（ カント ）
39.
立派にやり遂げたことに対する最大の報酬は、それをやり遂げたことそのものにある。
（ ヴォルテール ）
40.
憎悪から友情までの距離は、反感から友情までの距離ほど遠くはない。
（ ラ・ブリュイエール ）
41.
最も高度な文明においても、
読書はやはり最大の喜びである。
一度その満足を知った者は、
不幸の中でもその満足を得る。
（ エマーソン ）
42.
３週間互いに研究しあい、３ヶ月間愛し合い、３年間喧嘩をし、３０年間我慢しあう。
そして子供達が同じことをまた始める。
（ イポリット・テーヌ ）
43.
わが心を打ち明ける友を持たない人々は、己と己の心とを食う人喰い鬼である。
（ フランシス･ベーコン ）
44.
もし、くそまじめな人間というものがあるとすれば、それは、
イエスと言うべき（＝イエスとしか言えない）ただ一つのものを持っている人のことです。
（ モーリス・メルロ＝ポンティ ）
45.
国家は冷たい存在で
愛の対象たりえない。
その一方で、
愛の対象たりうるいっさいを抹殺し解消する。
かくてわれわれは
国家を愛せよと強いられる。
ほかに（われわれの愛の対象たりうるものが）なにも存在しないから。
これこそ現代人に課された精神的な呵責(かしゃく)である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
46.
私はあまり自分の意見を重んじないが、
他人の意見もあまり重んじない。
私は人の意見を聞かない代わりに、
自分の意見を人に押しつけることは更に少ない。
（ モンテーニュ ）
47.
善がなければ、人間はただの虫けらにすぎないし、うるさい有害な劣悪な動物にとどまろう。
（ フランシス･ベーコン ）
48.
幸運の愛は、勇者とともにある。
（ オウィディウス ）
49.
他人の過ちが気に障る時は、即座に自らを反省し、自分も同じような過ちを犯していないか考えてみるといい。
（ アウレリウス ）
50.
そう考えない自由が私にあるのだ。
（ アウレリウス ）
51.
愛とは本来臆病なものであり、控えめなものです。
（ カール・マルクス ）
52.
数は万物の本質であり、そして宇宙の組織はその諸規定において、一般に数および、数どうしの比の、調和のとれた体系をなしている。
（ ピタゴラス ）
53.
１．私は何をすることができるか。
２．私は何をなすべきであるか。
３．私は何を希望してよいか。
４．人間とは何であるか。

第一の問いに答えるのは形而上学であり、第二の問いには道徳、第三の問いには宗教、第四の問いには人間論が答える。
結局これらすべては人間論に含ませてよいであろう。
（ カント ）
54.
哲学するとは、
自分の人生を考え、
その考えにしたがって生きること。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
55.
最高（＝最悪）の孤独は、ひとりも親友がいないことだ。
親友がいなければ世界は荒野に過ぎない。
（ フランシス･ベーコン ）
56.
自らの挫折の中に信仰を持つ者は、自らの勝利を見出す。
（ キルケゴール ）
57.
大切なことは、
何に耐えたかということではなく、
いかに耐えたかということである。
（ セネカ ）
58.
我々がインチキだと呼ぶもろもろの宗教も、かつては本物だった。
（ エマーソン ）
59.
意見というものは結局
感情によって決められる、
知性によってではなく
（ ハーバート・スペンサー ）
60.
世の中には周りの人は私（＝自分）の敵だと考えている人が多くいます。
うかうかしていると私を陥れかねない怖い人ばかりだと。
しかしそうではなく、周りの人は私が求めれば援助をしてくれる、味方をしてくれる仲間なのだ、と思って欲しいのです。
なぜなら、そうでないと他の人の役に立とうとする人になれないからです。
誰も敵の役に立とうとは思わないでしょう。
（ 岸見一郎 ）
61.
より高く持ち上げようとしたが為に失敗した場合が多い。
（ セネカ ）
62.
人間の最大の誘惑は、あまりにも小さなことに満足してしまうことだ。
（ トマス・マートン ）
63.
さあ賽は投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ！
（ キルケゴール ）
64.
人間の肉体は人間の魂の最良の絵だ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
65.
人生は冒険である。
誤謬(ごびゅう)は人生にとって
飛躍的な発展の契機となることができる。
（ 三木清 ）
66.
私は孤独ほど付き合いよい仲間を持ったことがない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
67.
友達がたくさんいるということは、
友達が全然いないことである。
（ アリストテレス ）
68.
人の値打ちは、
（自身の）長所をどう用いるかによって判断すべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
69.
他人との関係においてのみ、あなたは自分を知ることができます。
抽象的概念で自分を知ることはできませんし、一人きりでいては自分を知ることはできません。
あなたの振る舞いや態度は、あなた自身を示す指標です。
それはあなたの意識を映す鏡なのです。
（ J・クリシュナムルティ ）
70.
我々が生きている間は、
死は来ない。
死が来る時には、
我々はもはや生きていない。
（ エピクロス ）
71.
どんな父親でも手加減して子をなぐる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
72.
もし私が再びこの人生を繰り返さねばならないとしたら、私の過ごしてきた生活を再び過ごしたい。
過去を悔やまず、未来を恐れもしないから。
（ モンテーニュ ）
73.
私の生活を変えるのは、私の行為である。
（ キルケゴール ）
74.
人間の欲望は他者の欲望である。
（ ジャック・ラカン ）
75.
せっかちは愚者の弱点である。
（ バルタザール・グラシアン ）
76.
哲学は幾世紀もむかしから、
生を享けたうちで最もすぐれた精神の持ち主たちが培ってきたのだが、
それでもなお哲学には
論争の的にならないものはなく、
したがって
疑わしくないものは一つもない。
（ デカルト ）
77.
真実の平和はわれわれの心のなかからあらわれる。
「われはののしられた、われは害せられた、われはやぶれた、われは強奪された。」という思いをいだいている人にはうらみのしずまることがない。
（ 中村元 ）
78.
知は力なり――とんでもない。
きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。
（ ショーペンハウアー ）
79.
現在、人間は脈絡がなく、不連続的である。
それも、歴史上の他の諸時代において起ったように
一時的にそうなのではない。
今では、不連続的であることが
世界の本質そのものなのである。
（ モーリス・ブランショ ）
80.
持続とは変化を続けることである。
変化とは、自己の中に「非自己」を取り込むことである。
（ アンリ・ベルクソン ）
81.
ロウソクが消えた中では、
どんな女も美しい。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
82.
罪を憎みて罪人を憎まず。
（ セネカ ）
83.
自由な男、つまり妻を持たない男は、少し才知があれば自己の身分以上の社交界に出入りして、上流階級の人々と同等に交際することができる。
一方縛られている男の場合には、こんなに簡単にはいかない。
結婚はあらゆる人々を自分の中に閉じ込めるから。
（ ラ・ブリュイエール ）
84.
徳は
一種の健康であり、美であり、魂のよいあり方なり。
それに反し、悪徳は
病気であり、醜であり、弱さなり。
（ プラトン ）
85.
私たちの全ての不幸は、私たちが独りでいられないところから生じる。
（ ラ・ブリュイエール ）
86.
現実における希望は、
悪の中でも最も悪い。
それは人間の苦しみを長引かせる。
（ ニーチェ ）
87.
大学は職業のための訓練学校になりつつある。
それは〈教養〉といったことにまったく無関心の金権主義者たちによって要請されているからである。
（ バートランド・ラッセル ）
88.
自責の念を致命的に傷つけられた人は、もはや精神的に健全な、分別のある人間のような考え方はしなくなる。
（ バートランド・ラッセル ）
89.
何かにケチをつける喜び。
それを味わうと、何か良いものに心動かされる喜びが、私たちから奪われてしまう。
（ ラ・ブリュイエール ）
90.
言葉は実行の影法師である。
（ デモクリトス ）
91.
三種の貴族がある。
１．血統と位階の貴族、
２．財力の貴族、
３．精神的貴族
が、すなわちそれである。
（ ショーペンハウアー ）
92.
汝を高むる者は
ただ汝自身の中にあり。
（ 阿部次郎 ）
93.
我々は、自分の欠点を何か一つ克服するごとに、その分だけ高慢になっていく。
（ ラ・ロシュフコー ）
94.
自分の心に描く夢の実現に向かって努力する時、
普段なら思いもよらぬ成功が得られる。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
95.
人間たちが善良で正しいからではなく、むしろその逆だからこそ、人間たちが連帯しているからではなく、じつはしていないにしてもそうなる可能性がなくはないからこそ、国家が必要なのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
96.
世界を動かす力は、あなたの潜在意識の中にある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
97.
（力という機械仕掛は）確率的には
おおむね不当な結果を生じさせる。
時間の経過はなんの関係もない。
時間がいかに経過しても、
この機械仕掛の作動において、
偶然に正義にかなう結果をもたらす微細な確率を増加させはしない。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
98.
人間が「本物の人間」であるための基本的な条件の第一は、
「不完全性の自覚」から滲(にじ)み出てくる謙虚さ。
（ 芳村思風 ）
99.
正義とは、強者の利益にほかならず。
（ プラトン ）
100.
美しいものを見つける為に私たちは世界中を旅行するが、自らも美しいものを携えて行かねば、それは見つからないだろう。
（ エマーソン ）
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