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哲学者・思想家の名言
☆ ５月１２日 ☆
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1.
牢獄は肉体の自由を奪うことはできるが、
精神の自由までは奪えない。
（ バートランド・ラッセル ）
2.
世の中で成功を勝ちとるには、人から愛される徳とともに、人を恐れさせる欠点も必要である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
3.
試練は、将来我々の上に咲き出ようとする、新しいまことの幸福の前ぶれである。
（ カール・ヒルティ ）
4.
豚となりて楽しまんより、
人となりて悲しまん。
（ ソクラテス ）
5.
死がいかなる場所において汝を待ち受けているか不明なり。
ゆえに、いかなる場所においても死を待ち受けよ。
（ セネカ ）
6.
人生によって人生を問う、あるいは有限によって無限を問う、根本的に不可能な試みだからこそ逆に、種々な哲学説の並存が可能なのだ。
だから、自然科学が進歩するといわれる意味では、哲学は大して進歩しない。
（ 池田晶子 ）
7.
幸福は受け取られるべきものではなくして、それにねうちする行為に伴う報償という意味において作られるべきものである。
（ 天野貞祐 ）
8.
楽しいから笑うのではない。
笑うから楽しいのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
9.
純朴と純真な真実とは、いかなる時代においても時と場を得る。
（ モンテーニュ ）
10.
民衆は伝統に甘んじているのではなくて、
経済生活上甘んぜざるを得ないのだ。
真に甘んじ得る伝統ならば、
伝統精神とか伝統主義とかいって騒がなくても、
間違いなく保存されるものなのだ。
（ 戸坂潤 ）
11.
すべての人は、自分の中に医者を持っている。
（ シュバイツァー ）
12.
考えることは自由である。
（ キケロ ）
13.
ものごとには限界というものがあって、
我慢が美徳でなくなるときがある。
（ エドマンド・バーク ）
14.
「幸福」という言葉には、何か憂うつな調子がある。
それを口にするとき、すでにそれは逃げ去っている。
（ カール・ヒルティ ）
15.
数珠は実にみごとな発明だ。
なぜなら、数珠を繰(く)ることで指が占拠されるだけでなく、心も占拠されるからだ。
（ タタルケビッチ ）
16.
新刊書の不都合な点は、我々が古い書物を読まなくなることである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
17.
人はときどき英知を持ちながら馬鹿であるが、判断があって馬鹿であることは絶対にない。
（ ラ・ロシュフコー ）
18.
人間が他の動物すべてを合わせたより勇敢で、反抗し、運命に挑戦したのは確かである。
永遠に未来のものである人間、自己自身の迫真力のために安息できず、あらゆる現在のうちに未来を拍車のように食い込ませる人間、こういう勇敢で豊かな動物が、最も重く病めるものでないわけがどうしてあろうか。
（ ニーチェ ）
19.
真実の愛は幽霊のようなものだ。
誰もがそれについて話をするが、
それを見た人はほとんどいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
20.
恥は若者にとって名誉であり、
老人には屈辱である
（ アリストテレス ）
21.
孤独を知りたかったら恋愛せよ。
（ 作者不詳 ）
22.
人生の意味とは、
我々が人生の中で見つけたり、
あるいは発見できるような
何かしら隠されたものではなく、
我々自身が自らの人生に付与しうるものである。
（ カール・ポパー ）
23.
真理にみちた精神を持っている人には、世人の変わり易い評判がつきまといますが、それは大西洋の波が、月の引力にひかれて高まるのに似ています。
（ エマーソン ）
24.
愛は、憎しみで始まった場合の方が、より大きくなる。
（ スピノザ ）
25.
歴史は農業と同じように、
高い丘からではなく谷間から、
つまり卓越した人間からではなく、
平均的な社会水準（の人間）
から養分を摂取するのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
26.
不正に対する感覚が鈍ること―それは、知性が浅はかな証拠である
（ エマーソン ）
27.
幸福は、その人が真の仕事をするところに存在する。
（ アウレリウス ）
28.
ひどい思いちがいは、わたしをいたい目にあわせる。
そのいたさにたえて、自分の思いちがいにしがみつくか、すてるかは、わたしの自由な選択だ。
（ 鶴見俊輔 ）
29.
哲学者は言葉を話すが、
そのことが哲学者における弱さ、
しかも説明し難い弱さとなる。
つまり、彼は黙るべきであり、
沈黙したまま合致し、
そして〈存在〉のうちで、
そこにすでに出来上っている哲学にたどりつくべきなのだ。
（ モーリス・メルロ＝ポンティ ）
30.
人間の有用性というものは
木の枝の葉のようなものである。
一枚の葉が散ると、
すぐ他の葉がはえてくる。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
31.
いかに老年に成長するかを知ることは、英知の傑作であり、生活の偉大な技術における最も難しい章の一つである。
（ アミエル ）
32.
悪人とは、いかに善良な過去を持っていても、まさに堕落の道をたどろうとし、善良さの度合いが減退する人間である。
（ ジョン・デューイ ）
33.
青年期は一般に思われているほど幸福ではない。
（ タタルケビッチ ）
34.
善とは一言で言えば人格の実現である。
（ 西田幾多郎 ）
35.
美貌のためにある女を愛する人は、その女をいつまでも愛するであろうか？
否である。
（ ブレーズ・パスカル ）
36.
世界で一番有能な教師よりも、分別のある平凡な父親によってこそ、子供は立派に教育される。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
37.
学問に情熱を傾けよと（自然は）言うが、
その学問は人間的なものであるべし。
したがって、行動や社会に対して直接の関わりを持つものであるべし。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
38.
鏡の前に立って、己の偉大さを賛嘆(さんたん)する時代には偉大さが欠けている。
（ マルティン・ブーバー ）
39.
未成年に惜しみなく注がれる同情の何とお門(かど)違いなこと。
まだもっと難しい年代がその後に来るというのに。
賽(さい)はすでに投げられ、
熟年の習慣や智恵といった慰めもなく、
たまたま選んだ人生に腰を据えなければならないときが。
（ アイリス・マードック ）
40.
うまい洒落(しゃれ)は、洒落るつもりがない時に生まれる。
同様に、我々が心を動かされるのは、その人にこちらの心を動かそうというつもりがまったくない時である。
（ ヴォルテール ）
41.
人から受けた不正をいつまでも思い続けることは、
常に有害であり、そのうえ、たいていは無益でもある。
そういう考えを急いで払いのけて、
そのために元気を失わないようにするのが、
一番よいことである。
（ カール・ヒルティ ）
42.
各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。
他人が見てそう思う人ではなく、自分でそう思う人が幸福なのである。
（ モンテーニュ ）
43.
もし「あなた」と「私」が一個人として、自我の全体の働きを知ることができるなら、そのとき私たちは愛とは何かということを知ることができるでしょう。
これこそ世界を変えることができる唯一の改革であると私は確信します。
（ J・クリシュナムルティ ）
44.
優秀さは訓練と習慣の賜物である。
私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。
むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである。
（ アリストテレス ）
45.
他人の厚顔無恥に腹が立つとき、ただちに自らに問うてみよ。
「世の中に恥知らずの人間が存在しないということがありえようか」…「ありえない」と答えるだろう。
それならば、ありえぬことを求めるな。
（ アウレリウス ）
46.
どんな秘密がばれるのも、
罪は、誰かを信用してそれを話した人にある。
（ ラ・ブリュイエール ）
47.
男が、自分で思っているのと同じくらい若く見えることはよくある。
だが、自分で思っているのと同じくらい重要な存在であることは絶対にない。
（ ボーヴォワール ）
48.
時は悲しみと口論の傷を癒す。
（時がたてば）人はみな変わる。
過去の自分はもはや現在の自分ではない。
悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。
（ ブレーズ・パスカル ）
49.
運命の女神の愛顧を得ている間に、
この女神の不興(ふきょう)を覚悟しておかねばならぬ。
（ モンテーニュ ）
50.
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、人生が変わる。
（ アミエル ）
51.
友と敵とがなければならぬ。
友は忠言を、敵は警告を与える。
（ ソクラテス ）
52.
私の実際的な読書の方針は三つある。
１．一年を経過していない本はどれも読まないこと。
２．有名な本のほか読まないこと。
３．好きな本のほか読まないこと。
（ エマーソン ）
53.
異常な事態だ。
哲学がこの三語「Je m’en fous.」（どうだっていいじゃないか）の中に収まってしまうとは。
（ モンテスキュー ）
54.
人生それ自体は
虚構であり、疑惑であり、
また夢の中に夢見るごとし。
（ エマーソン ）
55.
私は余生が極めて短いことを知っているから、私はこれを重きにおいて（余生を）延ばしていこうと思う。
人生の逃亡の迅速さを、私の把握の迅速さによってひきとめ、人生の経過のあわただしさを、享受の逞(たくま)しさによって補っていこうと思う。
（ モンテーニュ ）
56.
自然に帰れ。
自然の中の人間こそ真の姿である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
57.
幸福は何処(どこ)にあるのか、
誰がそれを知っているのか。
皆それを求めているのだが、
それは誰にも見つからない。
人々は一生を費やして
幸福を追っかけまわしているのだが、
それを捕まえることもなく死んでいく。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
58.
一歩一歩の中に全体があり、決して全体の中に一歩があるのではない。
（ ロムバッハ ）
59.
もし私が怒っていなかったとすれば、
私はたぶん、
お前を殴りつけていたであろう。
（ ソクラテス ）
60.
悪書を読まないことは良書を読むための条件である。
（ ショーペンハウアー ）
61.
金のために働く人間を雇うな。
その仕事を愛するがゆえに働く人間を雇え。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
62.
行動と情熱がなくなると、その世界は、妬みに支配される。
（ キルケゴール ）
63.
最善の解決策は常に、
最も単純な解決策である。
（ オッカムのウィリアム ）
64.
そう考えない自由が私にあるのだ。
（ アウレリウス ）
65.
人に従うことを知らない者は、
良き指導者になり得ない。
（ アリストテレス ）
66.
人は両端の燃えているローソクのようでなければならない。
（ ローザ・ルクセンブルク ）
67.
単純なものこそ、変わらないもの、偉大なるものの謎を宿している。
（ ハイデッガー ）
68.
私たちは、他者を愛することなくして、自らを愛することはできない。
そして自らを愛することなくして、他者を愛することはできない。
けれども、自らを利己的に愛すると、他者を愛せなくなる。
（ トマス・マートン ）
69.
良き医者は、特効のある薬と治療法を持っている者を言う。
それを持っていない場合には、持っている医者に自分の患者を依頼する者を言う。
（ ラ・ブリュイエール ）
70.
もし自分に傲慢さが少しもなければ、我々は他人の傲慢さを責めはしないだろう。
（ ラ・ロシュフコー ）
71.
結婚とは、
男の権利を半分にして、
義務を二倍にすることである。
（ ショーペンハウアー ）
72.
ある種の哲学にとって独特なものがあるとするなら、まさにそれが独特であるとの理由により、哲学の体系の形式にのみ属することはあっても、哲学の本質に属することはありえないであろう。
（ ヘーゲル ）
73.
何の仕事にも携わっていないことは、この世に存在していないことと同じである。
（ ヴォルテール ）
74.
復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である。
（ ニーチェ ）
75.
少年たちの勉学を強制と厳格さによって訓練するのではなく、彼らに興味をいだかせるように導くならば、彼らは心の張りを発見するだろう。
（ プラトン ）
76.
神というものが存在しなかったら、
「彼」を創造する必要があろう。
（ ヴォルテール ）
77.
幸福は肉体的快楽にあるか精神的快楽にあるか、
活動にあるか存在にあるか
というが如き問いは、
我々をただ紛糾に引き入れるだけである。
かような問いに対しては、
そのいずれでもあると答えるのほかないであろう。
（ 三木清 ）
78.
高邁な思想は心情から生じ、大いなる愛情は理性から生まれる。
（ ルイ・ド・ボナール ）
79.
本当に何でも話せる相手は、
二、三人だけだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
80.
困難な仕事は忠実を要求する。
天才の条件はいろいろあるが、自分自身に対する誓言をもち、そしてこれを守るということが必須の一条件だ。
（ アラン ）
81.
我々がインチキだと呼ぶもろもろの宗教も、かつては本物だった。
（ エマーソン ）
82.
その人が一日中考えていることが、その人である。
（ エマーソン ）
83.
数学は、人間の共通かつ根本的な認識のための手段にほかならない。
（ ニーチェ ）
84.
心を向上させるために、我々は瞑想をするよりも、学ぶことを少なくすべきである。
（ デカルト ）
85.
人を誘惑することのできないような者は、人を救うこともできない。
（ キルケゴール ）
86.
アクセントは会話の生命である。
アクセントは会話に感性と真実を与える。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
87.
勇気は、どんな嵐が吹こうと、道を途中でやめたり、歩みを止めたりはしない。
（ モンテーニュ ）
88.
順境において友を得るは易く、
逆境において友を得るは難し。
（ デモクリトス ）
89.
人間は神と悪魔の間に浮遊する。
（ ブレーズ・パスカル ）
90.
成功のおかげで、いくつかの罪は一見公正に見えてくる。
（ セネカ ）
91.
幸福は香水のようなものである。
人に振りかけると自分にも必ずかかる。
（ エマーソン ）
92.
不幸に打ちのめされた意識は、慰めや愉快な感情、ポジティブな思考を拒絶する。
（ タタルケビッチ ）
93.
あなたの人生を変えたいと思うなら、
一、今すぐ始めよう。
二、燃えて取り組め。
三、途方もないことをやれ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
94.
感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
95.
夫は妻のなかに、
恋する男は愛する女のなかに、
石像のかたちをした自分の姿を求める。
男は、女のなかに、
男らしさの、崇高さの、自分のじかの
現実の神話を探し求める。
（ ボーヴォワール ）
96.
手の中にあることが確実なものなら、それがいかにわずかでも、やりくりするのはたやすい。
しかし、いつ尽きるともしれないものは、より慎重に守らなければならないのである。
（ セネカ ）
97.
男性は性欲を所有しているが、女性は性欲に所有されている。
（ ヴァイニンガー ）
98.
人は肯定において喜びを感じ、否定において悲しみを感ずる。
（ 柳田謙十郎 ）
99.
人は二つのこと、すなわち考えることと働くことのために生きてきた。
（ キケロ ）
100.
鳥は幸せだからさえずるのではない。
さえずるから幸せなのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
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