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哲学者・思想家の名言
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1.
希望の色はつねに緑。
貧者(ひんじゃ)が何一つ持たず、すべての人に避けられ、あらゆるものに苦しめられようとも、希望よ、貧者に力を与えよ。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
2.
宿命論が後悔を追い払うのは、人ができることをすべてし尽くした場合に限る。
（ アラン ）
3.
愛と嫉妬との強さは、
それらが烈しく想像力を働かせることに基いている。
ひとは自分の想像力で作り出したものに対して嫉妬する。
（ 三木清 ）
4.
夫人達の貞淑は、しばしば自分の評判、自分の安静をいとおしむ心にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
5.
人から受けた不正をいつまでも思い続けることは、
常に有害であり、そのうえ、たいていは無益でもある。
そういう考えを急いで払いのけて、
そのために元気を失わないようにするのが、
一番よいことである。
（ カール・ヒルティ ）
6.
今日、自由と支配が同一視されている
（ ミゲル・ベナサジャグ ）
7.
インテリというのは真の革命家ではない。
暗殺者になるくらいが関の山だ。
（ サルトル ）
8.
うんざりさせるための秘訣は、
なんでもかんでもしゃべることである。
（ ヴォルテール ）
9.
最上のタイプの愛情は、相互に生命を与え合うものだ
（ バートランド・ラッセル ）
10.
知識のある人はすべてについて知識があるとは限らない。
だが、有能な人はすべてについて有能である。
無知にかけてさえも有能である。
（ モンテーニュ ）
11.
教育は
幸運なる人々には飾りとなり、
不運なる人々には避難所となる。
（ デモクリトス ）
12.
人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
13.
友と敵とがなければならぬ。
友は忠言を、敵は警告を与える。
（ ソクラテス ）
14.
その女がもし男だったら親友に選んだであろう者でなければ、妻として選んではいけない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
15.
（男は）色欲に盲目になると、女の精神上の欠陥、乃至(ないし)は肉体の欠点を見のがすものであり、女が実際は持っていない美点を、持っているもののように思い込んでしまう。
（ ルクレティウス ）
16.
自分の苦悩をまぬがれた者は、他人の苦悩を軽くしてやる責務を感じなければならない。
（ シュバイツァー ）
17.
言葉は、精神の顔である。
（ セネカ ）
18.
愛するためには第一に勇気が必要である。
感傷だけではとかく裏切ることになるであろう。
（ アラン ）
19.
怠け者はいつも何かをしたがっている。
（ ヴォーヴナルグ ）
20.
人は自分の認識を他人に伝えると、もはやその認識を前ほどには愛さなくなる。
（ ニーチェ ）
21.
女、この生きている謎を解くためには、それを愛さなければならない。
（ アミエル ）
22.
自由な世界のみが平和になることができる。
自由な世界は、虚偽を虚偽で打ち負かそうとする無駄な争いを捨てる。
（ カール・ヤスパース ）
23.
無知は富と結びついて
初めて人間の品位をおとす。
（ ショーペンハウアー ）
24.
（侵略者に対する）最も完全なる復仇(ふっきゅう)は、侵略者の真似をせざることなり。
（ アウレリウス ）
25.
始まりは、どんなものでも小さい。
（ キケロ ）
26.
山を動かす技術があるところでは、山を動かす信仰はいらない。
（ エリック・ホッファー ）
27.
感傷には常に何らかの虚栄がある。
（ 三木清 ）
28.
知恵の霊魂における作用は、健康の肉体における作用と同じである。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
神は自惚れ屋を憎む。
（ セネカ ）
30.
火あぶりの拷問具や地獄などは必要としない。
他人の存在が地獄なのだ。
（ サルトル ）
31.
行動すれば、感情がついてくる。
このことは過去百年間で人類の発展に寄与した、
最も重要な発明である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
32.
国家を最下級の野蛮状態から最高度の富裕に達せしめるには、平和と軽い税金と、正義の寛大な執行の他に不可欠なものはほとんどない。
（ アダム・スミス ）
33.
四つが裁判官に必要なり。
親切に尋ね、抜け目なく答え、
冷静に判断し、公平に裁判する事なり。
（ ソクラテス ）
34.
学問をあまりに奥飾りに用いるのは気取り屋である。
（ フランシス･ベーコン ）
35.
私は最も正しい戦争よりも、最も不公平な平和を選ぶ。
（ キケロ ）
36.
人生は短い。
わずかな時しか生きられないからというよりも、そのわずかな時のあいだにも、私たちは人生を楽しむ時をほとんど持たないからだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
37.
だまっている奴は物騒だ。
騒ぎ立てる奴はそうでもない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
38.
乏しいと云(い)うことには欠乏がない。
（ ルクレティウス ）
39.
卑下はしばしば人を従えるために用いられる、
見かけだけの服従にすぎない。
それは、自分を高めようとして、
自分を低くする高慢なからくりである。
（ ラ・ロシュフコー ）
40.
もし自然な陽気さが失われた場合、快活さを取り戻す最善の道は、元気に立ち上がって、いかにも快活そうに振る舞い、快活そうに話すことである。
それでも快活になれなかった場合は、他に何をやっても駄目なものだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
41.
諸君が自分自身に対して関心を持っているのと同じように、他人が諸君に関心を持っているとは期待するな。
（ バートランド・ラッセル ）
42.
他人にあざむかれるもっとも確実な手段は、他人よりも自分のほうが狡猾だと思うことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
43.
告白は新しい生の一部でなくてはならない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
44.
機会はどの場所にもある。
釣り針を垂れて常に用意せよ。
釣れまいと思う所に常に魚あり。
（ オウィディウス ）
45.
死自体よりも死の随伴物が人を怖れさす。
（ セネカ ）
46.
我々は自分の健康を大切にする。
貯蓄をし、家の屋根を丈夫にし、衣服を十分に整える。
だが、あらゆる財宝のうちで最高のもの、「友人」という財宝を備えようとする賢者はどこにもいない。
（ エマーソン ）
47.
人々は彼らの感情にふさわしい信仰を抱く傾向がある。
残忍な人々は残酷な神を信じ、そして彼らの残忍さを弁明するためにその信仰を利用する。
ただ、親切な人は親切な神を信じ、彼らはどんな場合にも親切であるだろう。
（ バートランド・ラッセル ）
48.
現在自分が何を欲しているのかもはっきり分からないのに、将来自分が欲するであろうことを、どうして請け合えるだろう？
（ ラ・ロシュフコー ）
49.
学問に王道はない。
疲れることを恐れず、石ころだらけの小道を登っていく者だけが輝ける峰に到達できる。
（ カール・マルクス ）
50.
失われる希望というものは
希望ではなく、
期待という如きものである。
個々の内容の希望は
失われることが多いであろう。
しかし、
決して失われることのないものが
本来の希望なのである。
（ 三木清 ）
51.
大成功はおぼつかないと分かった時になって、人は大風呂敷を軽蔑する。
（ ヴォーヴナルグ ）
52.
人々は
美徳の点ではそんなに差異はなく、
悪徳の点でのみ差異がある。
（ ブレーズ・パスカル ）
53.
意識とは、魂に灯された内なる光であり、存在の摩擦によって引き起こされる音楽であり、時には甘く、時には耳障りな音楽である。
（ サンタヤーナ ）
54.
才能ある人は賛辞にのぼせない。
（ オウィディウス ）
55.
結婚したまえ、君は後悔するだろう。
結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう。
（ キルケゴール ）
56.
冗談に本気を混ぜて変化をつけるのは、よいことである。
（ フランシス･ベーコン ）
57.
争いをしているときは、理のある側が、まず先に若干譲歩すべきである。
理のない相手は、全然許すことのできないのが通常である。
（ カール・ヒルティ ）
58.
恐怖は常に無知から生じる。
（ エマーソン ）
59.
最も強いのは、自分自身の中に力を持っている者だ。
（ セネカ ）
60.
美しい女にはやがて飽きがくるが、
善良な女には決して飽きはこない。
（ モンテーニュ ）
61.
南国の勤勉は営利欲ではなく、他人に絶えず必要とされるからである。
食わんがためだけなら勤勉は不必要である。
北国のそれは、その反対である。
（北国の勤勉は営利欲からである。
　食わんがためには勤勉が必要だからである）
（ ニーチェ ）
62.
倦怠する者が倦怠に身をもてあますように、羨望する者は、羨望で身をいじめる。
（ アラン ）
63.
自信とは、希望への確信と自己への信頼を持って、偉大で栄誉ある道に乗り出す心の感情である。
（ キケロ ）
64.
人生は、経験しなければ理解できない教訓の連続である。
（ エマーソン ）
65.
社会というものに、
子どもたちがまずは《買える／買えない》という位相で出会うことが
どれほど子どもの魂を蝕んでいるかを、
いちどきちんと見ておいたほうがいい。
（ 鷲田清一 ）
66.
教育の原点は、食べることを通して自己保存できる知恵を学ぶこと。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
67.
地球は皮膚を持っている。
そしてその皮膚はさまざまな病気を持っている。
その病気のひとつが人間である。
（ ニーチェ ）
68.
不満足は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）
69.
いかに生きるかを学ぶには、全生涯を要す。
（ セネカ ）
70.
自信はヒロイズムの本質である。
（ エマーソン ）
71.
何であれ素晴らしいものは突如として生じるものではない。
ブドウの１房、イチジクの実１つとて同じである。
君がイチジクの実が欲しいというなら、私は時間が必要だと答えよう。
花が咲き、実がつき、それが熟すのを待たねばならない。
（ エピクテトス ）
72.
他人を愛せよ。
そうすれば彼らもまた、あなたがたを愛するだろう。
彼らの役にたて、そうすれば彼らもあなたがたの役にたつであろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
73.
人は普通、称讃されんがために褒める。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
雄弁は、常軌を逸した群衆や暴徒を扇動したり操ったりするために考え出された道具である。
（ モンテーニュ ）
75.
その人自身であり続けないなら、
その人の内には愛はない。
（ マルティン・ブーバー ）
76.
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
（ モンテーニュ ）
77.
愛の本質は個人を普遍化することである。
（ オーギュスト・コント ）
78.
危険な行き過ぎが二つある。
理性をただちに否定することと、理性の他は何も認めないことだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
79.
人生の悲劇は、
生きていながら内部では死んでいること。
（ シュバイツァー ）
80.
犬があなたの膝に乗るのは、
あなたが好きだから。
でも猫が同じことをしても、
それはあなたの膝の方が温かいからだ。
（ ホワイトヘッド ）
81.
自分の足で立つ思想家が少ない。
だいたい借り物のマルクスの足で立ったり、カントの足で立ったりする。
（ 梅原猛 ）
82.
神は永遠に幾何学する。
（ プラトン ）
83.
過去というものは、人間がいかなる態度をとるべきかを教える力がない。
そのことは、人間が自分の回想する過去の光の中で覚醒し、自分自身で決断しなければならないことを意味する。
（ カール・ヤスパース ）
84.
生きることの最大の障害は、期待を持つということである。
それは明日に依存して、今日を失うことである。
（ セネカ ）
85.
高みをめざす人は、不遇なときに意気を強く持ち、得意の絶頂のときには、何か自分の成功に誤りはないかと、反省しているものです。
（ 梅原猛 ）
86.
いかに押しつぶしても個人的人格は専制である。
（ J・S・ミル ）
87.
反駁(はんばく)を好んで多くの言葉を費やす者は、いかなる正しいことをも学ぶ能力がない。
（ デモクリトス ）
88.
機会は発見するごとに、捕らえなければならない。
（ フランシス･ベーコン ）
89.
忍耐は集結された根気である。
（ フランシス･ベーコン ）
90.
存在するすべてのものは独創の結果である。
（ J・S・ミル ）
91.
時は万事を暴露する。
（ タレス ）
92.
ここで気をつけてほしいのは、法律はそれを「してはいけない」としているのであって、「悪い」としているわけではないということだ。
なぜなら、法律がいけないとすることが悪いことなのだったら、どうしてそんな法律があるのだろう。
つまり、多くの人はそれを悪いことだと思っていないからだって、これ、わかるかな。
（ 池田晶子 ）
93.
真の欲求なくして真の満足はない。
（ ヴォルテール ）
94.
希望喪失はすでに敗北の先取りである。
人間にできることがなお残されている限り、希望を失うことは許されない。
（ カール・ヤスパース ）
95.
エスプリ（＝エスプリ精神）の欠点は顔の欠点と同じで、年をとるほどひどくなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
96.
人生の目的については、今までよりはるかに大きな聡明さがどうしても必要とされるようになってきた。
しかし、この気狂い沙汰ともいうべき時代にあって、どこにそのようなすぐれた知識が見いだされるであろうか。
（ バートランド・ラッセル ）
97.
どんな人でも生きているかぎり存在の必要がある。
（ エマーソン ）
98.
真理を語るには二人が必要だ──一人は話すために、一人は聞くために。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
99.
結婚は鳥かごのようなものだ。
外にいる鳥たちはいたずらに中に入ろうとし、中にいる鳥たちはいたずらに外に出ようともがく。
（ モンテーニュ ）
100.
英知は知識にすら制限を加える。
（ ニーチェ ）
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