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哲学者・思想家の名言
☆ １２月２２日 ☆
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1.
真理を語るには二人が必要だ──一人は話すために、一人は聞くために。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2.
無作法な態度はすべてを台なしにしてしまう。
理性や正義さえも。
（ バルタザール・グラシアン ）
3.
生まれつきによるよりも、訓練の成果でより多くの者が優れた者になる。
（ クリティアス ）
4.
誠実な人間の行き着く果ては、
自分が始終偽っていることを悟ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
5.
宇宙は変化そのものだ。
（ アウレリウス ）
6.
今日地球上には、知識人のマスクをつけたえせ知識人がうようよしている。
（ オルテガ ）
7.
善意の衣をほどよくまとえ。
他人にあらさがしされることはまずない。
世間はそいういう人の短所は見たがらない。
（ バルタザール・グラシアン ）
8.
悪人は善人のずる賢さに気づいていつも驚く。
（ ヴォーヴナルグ ）
9.
我々は、自分の欠点を何か一つ克服するごとに、その分だけ高慢になっていく。
（ ラ・ロシュフコー ）
10.
我々は不幸な人々を叱責する。
それは、不幸な人々を憐憫せずにすますためである。
（ ヴォーヴナルグ ）
11.
隣人を愛するというのは、神がそれを要求するがゆえに正しいのではなく、むしろ、それが自然として正しいことであるからこそ、神がそれを要求するのである。
（ ブレンターノ ）
12.
私は人を愛するが、それは利己心からの自覚があって愛するのである。
つまり、それが気持ちがよく、自分を幸福にするからだ。
だから、私は人の犠牲になろうとは少しも思わない。
（ シュティルネル ）
13.
礼儀作法は、
法と称されるもののうちで一番つまらないものだが、
最もよく実施されている。
（ ラ・ロシュフコー ）
14.
丁寧に拒絶することが出来るのは、交際の上で重要な術である。
（ カール・ヒルティ ）
15.
我々が小さな欠点を認めるのは、大きな欠点を持っていないと、人に信じさせるためである。
（ ラ・ロシュフコー ）
16.
「正義」――この言葉に、
地球上における、私どもの「幸福」が包まれている。
正義こそ、
文明の精髄であり、
社会の真髄であり、
そして政治の総括である。
国家が繁栄するかいなかは、
正義を大事にするかいなかにかかっている。
（ ルイ・バルボーザ ）
17.
「情熱」の不断の生殖により、一つの「情熱」の消滅はもう一つの「情熱」の出現につながっている。
（ ラ・ロシュフコー ）
18.
人生の目的は自然に従い、すなわち徳に従いて生きる事なり。
（ ゼノン ）
19.
目に見える水の流れは、地下を流れる水の量に比べると本当に少ないのと同じように、目に見える理想主義は、世の中の人々が心の中に閉じこめ、ほとんど出さないでいる理想主義に比べると本当に小さなものだ。
閉ざされているものを放ち、地下水を地表に導く。
人々はそれができる人が現れることを待ち焦がれている。
（ シュバイツァー ）
20.
貧しき者、寂しき者の慰めは夢想である。
（ 阿部次郎 ）
21.
最高の処世術とは、妥協することなく適応することである。
（ ゲオルク・ジンメル ）
22.
自分がこうしたいと思う映像を頭に思い浮かべ、その映像をずっと抱き続けていると、じきに考えていた通りのことが起きるものなのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
23.
人生は些事(さじ)で浪費される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
24.
愛とは知の極点である。
（ 西田幾多郎 ）
25.
人を判断するには、
（問いに対して）どのように答えるかより、
どのような問いをするかによるべきである。
（ ヴォルテール ）
26.
優しくなりなさい。
あなたの出会う人々は皆、困難な戦いに挑んでいるのだから。
（ プラトン ）
27.
他人の幸せを願うことは、とりも直さず自分の幸せを求めることである。
（ プラトン ）
28.
人間は疑念を持つが、これは科学の芽生えである。
（ エマーソン ）
29.
人は自分の好きなものを手に入れてこそ幸福であり、他人が好ましいと思うものを手に入れても幸福ではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
30.
始まりは、どんなものでも小さい。
（ キケロ ）
31.
男性は女性よりも筋骨たくましいという以外に、男性が女性よりも生来(せいらい)優れていると考えられる理由など全くないと、私はつくづく思っている。
（ バートランド・ラッセル ）
32.
奴隷は繋がれた鎖によって全てをなくしてしまう。
「そこから逃れたい」という欲望さえも。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
33.
貧窮の時に友たるは、友の最も大なるものなり。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
34.
なるほど死は生の末端に違いないが、目標ではない。
生の終極ではあるが決して目的ではない。
生それみずからが、生にとっての目標、その仕事でなければならぬ。
（ モンテーニュ ）
35.
光るものすべてが黄金ではない。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
36.
友情のための最大の努力は、友人に我々の欠点を見せることではない。
彼に彼の欠点を悟らせることだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
37.
あまりに早くにあげた名は、何と重荷になることか。
（ ヴォルテール ）
38.
お前は主人から可愛がられ、おだてられたからといって、それだけで奴隷でなくなると思うのか？
奴隷よ、お前は実におめでたい。
お前の主人はお前をおだてているが、いまにお前を打つであろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
39.
人類は絶えず徒(いたず)らに又(また)無駄に齷齪(あくせく)し、空疎なる心労に生命を費やしているが、明らかにその理由は、所有するということには如何(いか)なる限度があるかを知らず、又(また)真の快楽は如何(いか)なる程度まで増大し得るかの範囲に全く無智であるが為である。
（ ルクレティウス ）
40.
天国では万事が喜び、
地獄では万事が苦しみ。
この世はそのどちらにも境を接する。
（ バルタザール・グラシアン ）
41.
われわれは、批評せずには生きていられないが、自分の批評を批評せずとも生きていられる。
（ ニーチェ ）
42.
一羽の燕が、また或(あ)る一朝夕が春をもちきたすのではなく、
それと同じように、至福なひと・幸福なひとをつくるものは一朝夕や短時日ではない。
（ アリストテレス ）
43.
どんな楽しみも、
それ自体は悪ではない。
けれども、特定の楽しみについては、
それを得るための手段が、
楽しみよりもはるかに大きな痛みをもたらす。
（ エピクロス ）
44.
人が自分自身をどう思うかで、その人の運命は決まる、というより示される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
45.
生きるとはある活動であり、各人はそのもっとも好む事柄に対して、もっとも好む能力を働かせて活動する。
これらの活動の愉しみが活動を完成させ、各人の追求する生を完成させるのである。
（ アリストテレス ）
46.
実存は本質に先立つ。
（ サルトル ）
47.
言うことと、やることは別のものである。
（ モンテーニュ ）
48.
真に善きものはすべて廉価であり、有害なものはすべて高価である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
49.
もう少し多くを知り、
もう少しゆっくり生きよ。
（ バルタザール・グラシアン ）
50.
「文化」は
言語の条件であり、
同時に、その産物である。
（ ジョン・デューイ ）
51.
「名誉を軽んぜよ」と書物に書く人も、我が名を書物に記す。
（ キケロ ）
52.
他人の富をあなたが嫉妬することは、富に対して否定的な感情を抱くことです。
あなたの意識する心（＝顕在意識）が否定するものは、潜在意識も否定して受けつけないのです。
他人の富を嫉妬する限り、富はあなたへと流れてこないで、あなたから流れ出て行きます。
（ 渡部昇一 ）
53.
人類が自らの意図によって造るもの以外に、人類の運命というものはない。
それゆえに、人類が没落の道を最後までたどらねばならないとは信じない。
（ シュバイツァー ）
54.
片目をつぶされたら、相手の片目をつぶせばよいというのは、間違っている。
罪を犯した者は、自分が与えた以上の苦しみをなめねばならぬ。
（ アリストテレス ）
55.
人間は状況によってつくられる。
（ サルトル ）
56.
もし仮に、絶対の悪人がいるとしたら、それはまさしく、信じることができない人間をいうのだ
（ アラン ）
57.
人は、尊敬するが故(ゆえ)にのみ尊敬せられる。
（ エマーソン ）
58.
理性とは、
物事を論理的、概念的に思考する能力のことである。
宗教的な経験や感性を重視して
短絡的に理性を否定するのも、
理性を絶対とするのも
行き過ぎだというのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
59.
どんな境遇にあれ、
今幸福に思えない人は、
たとえ全世界を手に入れても、
幸福を感じられないだろう。
（ アラン ）
60.
これからの社会は「よく詰まった頭脳」より「よく働く頭脳」に属する人物を必要としている。
求められているのは、「官僚型」より「企業家型」の人物である。
（ 渡部昇一 ）
61.
恋はその作用の大部分から判断すると、友情よりも憎悪に似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
62.
幸福とは、あのショーウィンドウの中の品物のように、好きなものを選んで金を払えば持って帰れるというものではない。
（ アラン ）
63.
大きな夢を見よう。
大きな夢だけが人の心を動かす。
（ アウレリウス ）
64.
顔は精神の門にして、その肖像なり。
（ キケロ ）
65.
真の音楽家とは音楽を楽しむ人であり、真の政治家とは政治を楽しむ人である。
（ アリストテレス ）
66.
友と敵とがなければならぬ。
友は忠言を、敵は警告を与える。
（ ソクラテス ）
67.
乏しいと云(い)うことには欠乏がない。
（ ルクレティウス ）
68.
人は単に知っている（という）ことによって知慮ある人たるのではなくして、それを実践しうる人たることによってそうなのである。
（ アリストテレス ）
69.
理性には心情の気持ちがわからない。
（ ヴォーヴナルグ ）
70.
今こそ好機逸すべからず。
君は現在に生き、あらゆる波に乗って船出し、各瞬間に永遠を見出さねばならない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
71.
通常、青年たちに与える教育は、第二の自負を吹き込むことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
72.
チャンスという黄金の瞬間を利用すること、そして手の届くところにあるよきものをつかまえることは、人生の最大なる技術であります。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
73.
王侯にささげる忠節は第二の自愛である。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
資本主義が進展すると共に、手段としての財力が強くなり、人間のほうが財の手段となり、人間が機械の奴隷にされるという傾向が生じてくる。
（ 和辻哲郎 ）
75.
謙譲というものは、平凡な能力を持つ人間の場合には単なる誠実であるが、偉大な才能のある人間の場合には偽善である。
（ ショーペンハウアー ）
76.
男は女にすべてを与えよと求める。
女がその通りにすべてを捧げ、生涯をあげて献身すると、男はその重荷に苦しむ。
（ ボーヴォワール ）
77.
親友が逆境に陥ったとき、我々はきまって不愉快でない何かをそこに見出す。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
人間は他のどんな動物よりも病弱であり、不安定であり、変化しやすく不確定である。
人間は病める動物なのだ
（ ニーチェ ）
79.
神より賦与されたる人生は短きも、楽しく送りし人生の記憶は永遠なり。
（ キケロ ）
80.
悪い人々に対する非難や拒絶によって、自分を浪費することがないように。
むしろ善き人々の美徳を称えよう。
（ エマーソン ）
81.
金は必要からのみ金を求める連中を回避する。
（ アラン ）
82.
豊かな心がなければ、富は醜い物乞いでしかない。
（ エマーソン ）
83.
多くの恩恵は、咲き始めの時だけ匂いのする花に似ている。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
84.
否定にはいつも、対照的な肯定が付き物である。
（ アリストテレス ）
85.
我々の美徳は、ほとんど常に仮装した悪徳にすぎない。
美徳は、もし虚栄の道連れがなかったら、こんなに遠くまで乗り出すはずがない。
（ ラ・ロシュフコー ）
86.
人類は、生者よりも死者で成り立っている。
（ オーギュスト・コント ）
87.
信頼は才気よりも会話を力づける。
（ ラ・ロシュフコー ）
88.
生活は生命の瞑想であって、死の瞑想ではない。
賢者が問題を考える中で、死を考える時間は最も少ない。
（ スピノザ ）
89.
大きく正義を行おうとするものは、細かく不正を働かねばならない。
（ モンテーニュ ）
90.
ある真実を教えることよりも、いつも真実を見出すにはどうしなければならないかを教えることが問題なのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
91.
物言わぬ先から、人の言おうとすることを、顔つきから読み取れなければならない。
（ アウレリウス ）
92.
名高い詩人や芸術家らは、往々にしてメランコリーあるいは狂気である。
アイアスのごときはそれだ。
しかしそのような素質は、近頃でも、ソクラテスや、エンペドクレスや、プラトンその他多くの人々、ことに詩人の中に認められる。
（ アリストテレス ）
93.
金(かね)は戦争の活力である。
（ キケロ ）
94.
ファシズムが展開するもととなった精神的体系の創始者たちは、
すべてある共通の特徴を持っている。
彼らは、議論よりも暴力を、
平和よりも戦争を、
民主主義よりも貴族政治を、
科学的客観性よりも宣伝を優位におく。
（ バートランド・ラッセル ）
95.
生きるために食べるべきであり、
食べるために生きてはならない。
（ ソクラテス ）
96.
勤勉であることは、人間を知らずゆずらず屈辱的ならしめる。
（ 三木清 ）
97.
我々は、我々の幸福を我々の外部、他人の評判のうちに求める。
他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、偏見に満ちていることを百も承知なのに。
（ ラ・ブリュイエール ）
98.
荒れ狂う海面の荒波も、大洋の底まで騒がすことはない。
広大でかつ永久的な視野で現実を眺めている人にとっては、個人的な絶え間のない浮沈は比較的無意味なものに見える。
従って、真に宗教心のある人は動揺せず、平静に満たされている。
そして時がどのような義務をもたらしても、静かな心構えができている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
99.
我々の年齢は植物のそれである。
芽をふき、成長し、花を咲かせ、しぼみ、そして枯れる。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
100.
人間相互の尊敬を結ぶ綱は、
一般的に必要から生じたものである。
というのは、全ての人間が支配者になりたがるが、
みながそれになるわけにはいかないため、
種種の階級が存在せねばならなくなるからだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
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