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哲学者・思想家の名言
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1.
制服というものは、人間に安堵と尊敬とを同時に与える。
そして全ての服装は、多かれ少なかれ制服である。
（ アラン ）
2.
人間にとって苦悩に負けることは恥ではない。
快楽に負けることこそ恥である。
（ ブレーズ・パスカル ）
3.
異常なまでに高められた常識のことを、世間は知恵と呼んでいる。
（ コールリッジ ）
4.
諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。
ともかくも始めることだ。
（ カール・ヒルティ ）
5.
死に対する用心深さが死を恐ろしいものにし、死の接近を促進する。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
6.
賢人のもっとも美しいあり方は、きわめて控えめな言葉を使って、きわめて強烈なことを言うにある。
（ ルイ・ド・ボナール ）
7.
愚か者が先延ばしにすることを、
賢者はただちに取りかかる
（ バルタザール・グラシアン ）
8.
人間は、自分の行状を保証するすべてのものを、自らのうちに持っている。
人間は、自分自身を支配する法としてつくられているのである。
（ エマーソン ）
9.
自分が友達に望んでいる通りに、
友達には振る舞わねばならぬ。
（ アリストテレス ）
10.
人生の目的には、
レジャー、幸福、知識の蓄積の三つがある。
レジャーは幸福と知識の蓄積を得るための必要条件で、
人生の究極の目的の一つである。
（ アリストテレス ）
11.
どんな革命も、一人の人間が心に思いついた、ひとつの思想にほかならなかった。
（ エマーソン ）
12.
自分の腕前を隠す心得があることこそ、
素晴らしい腕前である。
（ ラ・ロシュフコー ）
13.
自嘲は強者のことである。
自己憐憫は弱者のことである。
（ 阿部次郎 ）
14.
時は友情を強めるが、恋愛を弱める。
（ ラ・ブリュイエール ）
15.
多くの人間は、その記憶があまりにもよいという唯一の理由から思索者になれない。
（ ニーチェ ）
16.
結局、
人は狙ったものしか
射止めることができない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
17.
文明の全体が、
人間と雄と去勢物の中間のものを
女性と呼んでいるのだ。
（ ボーヴォワール ）
18.
靴屋がいちばんぼろの靴を履いている。
（ モンテーニュ ）
19.
あらゆる宗教は道徳をその前提とする。
（ カント ）
20.
微笑は笑いの完成だ。
笑いのうちには、
すぐ鎮まるとはいえ、
常に不安があるからだ。
微笑のうちでは、
いっさいがくつろぎ、
なんの不安も抵抗もないからだ。
（ アラン ）
21.
真の勇気は、目撃者のいない場合に示される。
（ ラ・ロシュフコー ）
22.
小心は人々を不決断にし、その結果、行為の機会と最大の好機を失わせる。
（ トマス・ホッブズ ）
23.
身体のもとが腐っているとしたら、
どれだけ食べ物や飲み物があり、
また、どれだけお金や権力があったところで、
誰も生きがいがあるとは思えないだろう。
（ ソクラテス ）
24.
幾何学の精神と繊細の精神の違い──幾何学の精神はその諸原理は明らかであるが、一般への応用にはなじまない。
繊細の精神は（その諸原理は明らかではないが）、その原理が一般への応用がきき、すべての人の眼前にある。
（ ブレーズ・パスカル ）
25.
我々は、
光のもとで暗闇を、
幸福のもとで悲惨を、
満足のもとで苦痛を思い起こすことはまれである。
しかし、その逆はいつもである。
（ カント ）
26.
私達は竹馬に乗っても何もならない。
なぜなら、竹馬に乗ってもやはり自分の足で歩かなければならないからである。
（ モンテーニュ ）
27.
へつらいとは、悪徳の侍女なり。
（ キケロ ）
28.
私が猫と戯れているとき、ひょっとすると猫のほうが、私を相手に遊んでいるのではないだろうか。
（ モンテーニュ ）
29.
進歩は
偶然の出来事ではなく、
必然である。
（ ハーバート・スペンサー ）
30.
己自身を熱愛する人間は実は公共の敵である。
（ フランシス･ベーコン ）
31.
文章の一つの大切なルールは、真実を語ることである。
これが第一に大切なことであり、第二に大切なことであり、第三に大切なことである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
32.
個人とは、全人類の究極である。
（ ウナムーノ ）
33.
人々は
美徳の点ではそんなに差異はなく、
悪徳の点でのみ差異がある。
（ ブレーズ・パスカル ）
34.
不満というものは、不満の誘因があとで除かれるだけでもう癒されているというわけにはいかぬ一つの肉体的な病気である。
（ ニーチェ ）
35.
優れた人間とは、自分自身に多くを課す者のことであり、凡俗な人間とは、自分自身に何も課さず、現在あるがままのもので満足し、自分自身に陶酔（とうすい）している者である。
（ オルテガ ）
36.
感謝は最大の徳であるだけでなく、全ての徳の源である。
（ キケロ ）
37.
賢い貧しさよりも、厄介な富を同居人として家に抱える方が勝っているだろうか？
（ クリティアス ）
38.
現実に触れよとは切実な経験をせよということである。
（ 安倍能成 ）
39.
人生の旅をするのに有用な路銀は、一つの偉大な義務と、いくつかの誠実な愛情である。
（ アミエル ）
40.
瞑想には条件がない。
条件がないということがそれを天与のものと思わせる根本的な理由である。
（ 三木清 ）
41.
思考の掲示は、隷属から自由へと人を釈放する。
（ エマーソン ）
42.
幸福だから笑うのではない。
笑うから幸福なのだ。
（ アラン ）
43.
哲学の本質は、真理を所有することではない。
むしろ真理を探究することである。
（ カール・ヤスパース ）
44.
身体の美は、もし知性がその根底になければ、動物的なものに過ぎず。
（ デモクリトス ）
45.
各人は自己の前を見る。
私は自己の内部を見る。
私は自己だけが相手なのだ。
私はつねに自己を考察し、検査し、吟味する。
（ モンテーニュ ）
46.
賢人の精神は、何ものにも動ぜず、何ものにも傷つかず、敢然としていられる強さを宿しているのだ。
（ セネカ ）
47.
人に従うことを知らない者は、良き指導者になりえない。
（ アリストテレス ）
48.
書物を読むということは、
他人が辛苦(しんく)して成し遂げたことを、
容易に自分に取り入れて、自己を改善する最良の方法である。
（ ソクラテス ）
49.
成すべき事をせよ、すると力が得られる。
（ エマーソン ）
50.
世の中には周りの人は私（＝自分）の敵だと考えている人が多くいます。
うかうかしていると私を陥れかねない怖い人ばかりだと。
しかしそうではなく、周りの人は私が求めれば援助をしてくれる、味方をしてくれる仲間なのだ、と思って欲しいのです。
なぜなら、そうでないと他の人の役に立とうとする人になれないからです。
誰も敵の役に立とうとは思わないでしょう。
（ 岸見一郎 ）
51.
すべての不幸は、未来への踏み台にすぎない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
52.
轢(ひ)かれる危険が最も多いのは、ちょうど一つの車を避(よ)けた時である。
（ ニーチェ ）
53.
罰を受けずに王侯を恥ずかしめるには、彼らに備わっていない徳を褒め称えればよい。
（ ラ・ロシュフコー ）
54.
存在者の存在に応えて語ることが、哲学である。
（ ハイデッガー ）
55.
しゃべるものもいいけれども、黙っているのがいちばんいい。
（ ラ・フォンテーヌ ）
56.
想像力は何でもやってのける。
それは美と正義と幸福をつくるが、これこそ、この世におけるすべてなのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
57.
嫉妬は内紛の始まりを作り出す。
（ デモクリトス ）
58.
人間の将来は危険にさらされている。
……世界が現在の苦悩から脱却し、また、事態の処理を残忍な山師に任せず、真の知恵と勇気とを持つ人間に任せることを知る日の来ることを私は期待している。
（ バートランド・ラッセル ）
59.
私たちの全ての不幸は、私たちが独りでいられないところから生じる。
（ ラ・ブリュイエール ）
60.
誰でも怒ることはできる──それは簡単なことだ。
しかし、正しい人に、正しい程度に、正しい時に、正しい目的、正しい方法で怒ること、それは簡単ではない。
（ アリストテレス ）
61.
本能とは、個体を超えた自然の設計というものを否定するためにもちだされる窮余の産物にすぎない。
自然の設計が否定されるのは、設計が物質でも力でもないので、設計とはなにかということについて正しい概念が形成できないためである。
（ ヤーコプ・フォン ユクスキュル ）
62.
行動は感情に従うように思われているが、
実際には行動と感情は同時に働くのである。
意思の力でより直接的に支配されている行動を規制することによって、
意思に支配されにくい感情をも規制することができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
63.
善なる行為も、習慣のおかげで善行でなくなってしまう。
（ カント ）
64.
幸福は物事の味にあって、物事そのものにあるのではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
65.
自分が尊厳を守るのではなく、
尊厳が自分を守るようにする。
（ エマーソン ）
66.
絶望とは死に至る病である。
自己の内なるこの病は、永遠に死ぬことであり、死ぬべくして死ねないことである。
それは死を死ぬことである。
（ キルケゴール ）
67.
計画と希望の一致ほど、
人と人の絆を固く結びつけるものはない。
（ キケロ ）
68.
我々が取るに足りないことだと考えているよりも、更に取るに足りないことがあるとすれば、死は正にそれである。
（ ルクレティウス ）
69.
繊細な魂は、誰かが自分に感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
粗野な魂は、自分が誰かに感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
（ ニーチェ ）
70.
いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない。
（ ニーチェ ）
71.
道徳とはよいだけでなく、何かの役に立つ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
72.
自分に適したことを見つけ、その仕事を行う機会を確保すること。
これは幸せへのカギである。
（ ジョン・デューイ ）
73.
（仕事選びにおいて）世間体、収入、組織、そういう画一的価値に押しつぶされてしまうのが、最も危険です。
（ 中島義道 ）
74.
ピアノで食べて行くのは、
ピアノを食べるくらい難しい。
（ 土屋賢二 ）
75.
男は知っていることをしゃべり、
女は人に喜ばれることをしゃべる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
76.
誠実な人間の行き着く果ては、
自分が始終偽っていることを悟ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
77.
時間の使い方がもっとも下手な者が、まずその短さを嘆く。
（ ラ・ブリュイエール ）
78.
趣味は魂の文学的良心である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
79.
幸福な人々の節制は、幸運が彼らの気質に与えた穏やかさから来る。
（ ラ・ロシュフコー ）
80.
長いこと論争している場合は、たいてい、彼らは何を論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。
（ ヴォルテール ）
81.
自然はやさしい案内者である。
私はいたるところに自然の足跡を探し求める。
我々人間は、人為的な痕跡でそれをわからなくしてしまった。
（ モンテーニュ ）
82.
生き物は全て孤独である。
そして人間は自らが孤独であることを最も良く知る者である。
（ アラン ）
83.
高邁な思想は心情から生じ、大いなる愛情は理性から生まれる。
（ ルイ・ド・ボナール ）
84.
全体というのは、一個人の拡大された影である。
（ エマーソン ）
85.
真実は皆のものではない。
それを追い求める者のみが手に入れることができる。
（ アイン・ランド ）
86.
最後の息をひきとるまで能動的であることは、現在の生活の意義であり、解決である。
学者にとっても僧職にある者にとっても、──かくあることこそ我々の運命なのである。
（ カール・ヒルティ ）
87.
何はともあれ、我々は我々の畑を耕さなければなりません。
（ ヴォルテール ）
88.
よき友人を得る唯一の方法は、まず自分が人のよき友人になることである。
（ エマーソン ）
89.
全世界を知り、己自身を知らない者がある。
（ ラ・フォンテーヌ ）
90.
恋するものの狂乱は、あらゆる狂乱の中で最も幸いなるものなり。
（ プラトン ）
91.
「自分についての知識」には、
自分をよりよくしようとする努力、実践が必ず伴うはずだ。
（ ソクラテス ）
92.
最小の労力をもって最大の欲望を満たすことが、人間の経済行為の基礎原理である。
（ アダム・スミス ）
93.
休みなさい。
休息を与えられた土地は、
実り豊かなのだから。
（ オウィディウス ）
94.
精神的活動無き閑暇は一種の死であり、人間の生きながらの埋葬なり。
（ セネカ ）
95.
長所を発見しようと思えば、
どんなものにでも発見できる。
どんな人間とも恋愛感情をもつことができる。
あんなやつ二度と会いたくないという蛇蝎(だかつ)のごとき相手でも、
長所をやすやすと発見できる。
（ 鷲田小彌太 ）
96.
己の秘密を守ることは、
他人の秘密を守ることよりも堅い。
（ エマーソン ）
97.
人生の最大の分かれ目においては、常にまず「敢行」する事が大切だ。
（ カール・ヒルティ ）
98.
人生にあるのは三つの出来事のみだ。
生まれること、生きること、そして死ぬこと。
人は誕生を意識せず、死を前に苦しみ、そして生きていることを忘れる。
（ ラ・ブリュイエール ）
99.
私の出会う人は皆、ある意味で私の先輩だ。
（ エマーソン ）
100.
心配に対する最上の対策は、忍耐と勇気である。
（ カール・ヒルティ ）
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