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哲学者・思想家の名言
☆ ８月３０日 ☆
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1.
人間は自分自身の歴史をつくる。
だが、思うままにではない。
自分で選んだ環境のもとでではなくて、すぐ目の前にある、与えられ、持越されてきた環境のもとでつくるのである。
（ カール・マルクス ）
2.
男は自分を愛してくれなくなった女に対して激昂するが、すぐにあきらめる。
女は捨てられるとそれほど騒ぎ立てないが、長い間慰められない思いを胸に抱く。
（ ラ・ブリュイエール ）
3.
希望と怖れは切り離せない。
希望のない怖れもなければ、怖れのない希望もない。
（ ラ・ロシュフコー ）
4.
いかに押しつぶしても個人的人格は専制である。
（ J・S・ミル ）
5.
恋愛は仕事のない人々の仕事である。
（ モンテスキュー ）
6.
自分の実力以下の地位につくと大人物に見えるが、自分の実力以上の地位につくと、しばしば小人物に見えてしまう。
（ ラ・ロシュフコー ）
7.
最も優れた人々は、はかない物事を捨て去り、永遠の栄光を選ぶ。
しかし、多くの人々は、家畜のように腹一杯食べることを選ぶ。
（ ヘラクレイトス ）
8.
人間は天使でもなければ、獣でもない。
だが不幸なことに、人間は天使のように振る舞おうと欲しながら、まるで獣のように行動する。
（ ブレーズ・パスカル ）
9.
宗教は生活の腐敗を防ぐべき香料である。
（ フランシス･ベーコン ）
10.
愚者のみが、死を恐れるあまり齢を重ねんとす。
（ デモクリトス ）
11.
我々は自己の過失を利用しうるほど長生きはしない。
一生を通して過失を犯す。
そして多くの過失を犯した末、できうる最上のことは改心して死ぬことである。
（ ラ・ブリュイエール ）
12.
決心する前に完全に見通しをつけようとする者は、決心できない。
（ アミエル ）
13.
ちっぽけな快楽ほど人間を小さくするものはない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
14.
真に神を愛する者は、神からも愛されることを願ってはならない。
（ スピノザ ）
15.
まず前もって服従することを学んでいなければ、
人に上手に命令することはできない。
（ アリストテレス ）
16.
年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る。
（ アラン ）
17.
持続とは変化を続けることである。
変化とは、自己の中に「非自己」を取り込むことである。
（ アンリ・ベルクソン ）
18.
良い結婚は・・・恋愛を同伴し、その性質を帯びることを拒む。
それはむしろ、友愛の性質を模倣しようと務める。
（ モンテーニュ ）
19.
魂の探求の無い生活は、人間にとって生きがいの無いものである。
（ ソクラテス ）
20.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
21.
金の問題は全人生を通じて我々の足に付きまとい、人間の持つどんな難題にもまして、それなりのやり方でしつこく強力に圧力をかける。
（ ジェイコブ・ニードルマン ）
22.
我々が敵の不幸を憐れむ心の中には、しばしば優しさよりも高慢の方が多分含まれている。
我々が彼らに同情の証を見せるのは、彼らに我々の優越を感じさせたいからである。
（ ラ・ロシュフコー ）
23.
「時」をまねるがよい。
「時」は一切のものをゆっくりと破壊する。
「時」はおもむろに浸蝕し、消耗させ、根こそぎにし、引き離す。
だが、ひったくることはない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
24.
愚かな質問をすれば、利口な答えが返ってくるものだ。
（ アリストテレス ）
25.
人を讃美すると、
しばしばその人を損ねる。
というのは、讃美にはその人の真価に限界があることが示されるからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
26.
自愛は最大のへつらいである。
（ ヴォルテール ）
27.
愛というものは、愛されることよりも、むしろ愛することに存在する。
（ アリストテレス ）
28.
愛または憎しみと共演しないとき、女は凡庸な役者だ。
（ ニーチェ ）
29.
自分を他人に貸すことは必要だが、自分だけにしか自分を与えてはならぬ。
（ モンテーニュ ）
30.
我々は死すべき者として万事を恐怖しながら、まるで不死の者であるかのように思って、どんなものでもほしがる。
（ ラ・ロシュフコー ）
31.
教育の秘訣は、生徒を尊敬することにある。
（ エマーソン ）
32.
富は良心をもたらさない。
しかし良心は、富ばかりでなく、望まれるもの全てを、個人にも国家にももたらすのである。
（ ソクラテス ）
33.
数学の美しさは、我々の天性の最も弱い部分に訴えることはなく、絵画や音楽のキラキラするような外形も持たない。
だが、最高の芸術だけが我々に示すことのできるような、高い純粋性と厳密な完成度を持った美しさである。
（ バートランド・ラッセル ）
34.
肉体より魂を癒すことのほうがはるかに必要なり。
なんとなれば、死は悪い人生よりよいからなり。
（ エピクテトス ）
35.
小人(しょうじん)がこびへつらうのは、自分に対しても他人に対しても、低劣な評価しか持たないからである。
（ ラ・ブリュイエール ）
36.
その日その日が一年中の最善の日である。
（ エマーソン ）
37.
神は人間を、その本質が天使と獣類との中間に存在するものとして創られた。
（ アウグスティヌス ）
38.
れぞれの性、それぞれの職業、それぞれの生活様式に独自の喜びがあるように、またその喜びと密接に結びついた独自の悲しみがある。
（ タタルケビッチ ）
39.
健康は、肉体の最も賞賛に値する美質である。
（ アリストテレス ）
40.
甘やかしとは、頼まれもしないことをすること。
（ 岸見一郎 ）
41.
変革の手段を持たない国家は、自己保存の手段も持たない。
（ エドマンド・バーク ）
42.
世界のファッショたちはおしなべて道徳屋であることは有名である。
彼らはすべて風紀屋である。
服装まで妙な制服にしたがるのである。
（ 戸坂潤 ）
43.
語り得ぬことについては、
人は沈黙せねばならない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
44.
もとよりたいていの習慣は無意識的な技術であるが、これを意識的に技術的に自由にするところに道徳がある。
修養というものはかような技術である。
（ 三木清 ）
45.
幸福への道はただ一つしかない。
それは、意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである。
（ エピクテトス ）
46.
金のためにする仕事はすべて、心を疲弊させる。
（ アリストテレス ）
47.
仕事の成功に対する報酬は、その仕事を成し遂げた、ということである。
（ エマーソン ）
48.
靴屋がいちばんぼろの靴を履いている。
（ モンテーニュ ）
49.
アドバイスは結果を見てから評価されるものだ。
その意図によってではない。
（ キケロ ）
50.
私は人生をあるがままに楽しむ。
たとえ救貧院に住んでいても、楽しい、胸が躍(おど)る、輝かしい人生が送れるはずだ。
夕日は富豪の大邸宅からも救貧院の窓からも、輝かしく照り返す。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
51.
自然に強制を加えてはならず、むしろ、これに従うべきなり。
（ エピクロス ）
52.
我々が広々とした自然にこれほど居たがるのは、自然が我々に関してなんら意見を持っていないからである。
（ ニーチェ ）
53.
女性の力は精神的な力であり、男性の力は物質的な力である。
（ アラン ）
54.
すべての芸術は自然の模倣である。
（ セネカ ）
55.
長所を発見しようと思えば、
どんなものにでも発見できる。
どんな人間とも恋愛感情をもつことができる。
あんなやつ二度と会いたくないという蛇蝎(だかつ)のごとき相手でも、
長所をやすやすと発見できる。
（ 鷲田小彌太 ）
56.
礼儀作法は、
法と称されるもののうちで一番つまらないものだが、
最もよく実施されている。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
食べ物を一番上手に味つけするのは空腹である。
（ ソクラテス ）
（ 空腹（飢え・食欲）が料理（食べ物・食事）を美味しくする ）
58.
幸福、それは君の行く手に立ちふさがる獅子である。
たいていの人はそれを見て引き返してしまう。
（ カール・ヒルティ ）
59.
金はこやしのようなもので、撒かなければ役に立たない。
（ フランシス･ベーコン ）
60.
（推論の鎖によって次々に結論が導かれるようになっていない）ようなことを
真実とみなさないように用心し、
導かれる帰結に必要なだけの秩序が常に保たれるように心がけていれば、
到達できないほどかけ離れて遠いものはなく、
明らかにすることができないほど秘密なものもない。
（ デカルト ）
61.
老人をけちにするのは、
将来金銭の必要に迫られるという観念ではない。
この悪徳はむしろ老人の年齢と体質の生む結果である。
彼らが若い時代に快楽を追い、
壮年期に野心を追った同じ自然さで、
この欲に溺れているのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
62.
人は同じ川の水で二度水浴びをすることはない。
（ ヘラクレイトス ）
63.
各人は自己の前を見る。
私は自己の内部を見る。
私は自己だけが相手なのだ。
私はつねに自己を考察し、検査し、吟味する。
（ モンテーニュ ）
64.
賢人の仕事は、いかに死ぬかというよりも、いかに生きるということにある。
（ スピノザ ）
65.
冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ。
（ フランシス･ベーコン ）
66.
飢えないこと、渇かないこと、寒くないこと、これらが肉体の叫びである。
これらの叫びを抑えることは、霊魂にとって難しいことである。
のみならず、霊魂それ自身が日毎に自己充足を得るようになっているからといって、霊魂に訴える自然の声を無視し去ることは、霊魂にとって、危険なことである。
（ エピクロス ）
67.
恋されて恋するのは恋愛ではなく友愛である。
（ プラトン ）
68.
子供はすべての慰めになる。
子供を持っているという悩みを除いては。
（ イポリット・テーヌ ）
69.
雨だれも、ついには石をうがつ。
（ ルクレティウス ）
70.
心の灯が消えかかったとき、
誰かがあかあかとした灯を差し出してくれることがある。
灯を分け与えてくれる人に感謝しなくてはならない。
（ シュバイツァー ）
71.
忘れっぽい人は幸いである。
というのは、彼らは自らの失敗からさえ、"より良きものを得る"からである。
（ ニーチェ ）
72.
自由というのは、我々が欲しいと思うものを、かたっぱしから思う存分楽しむことによって得られるというものではなくして、むしろ欲望を抑制することによって得られるものである。
（ エピクテトス ）
73.
理解は感嘆にまさる。
しかし製作は理解にまさる。
（ アラン ）
74.
習ったことを一生忘れない人間は、仕事を必ずやり遂げ、一生向上を続ける。
一方、他の連中は、昔習ったことを学び直すのに一生の大半を費やし、どうにかこうにか面目を保っている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
75.
故意だからこそ、罪となり、犯罪とみなされるのである。
（ アリストテレス ）
76.
チャンスという黄金の瞬間を利用すること、そして手の届くところにあるよきものをつかまえることは、人生の最大なる技術であります。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
77.
時の翼に乗って悲しみは飛び去る。
（ ラ・フォンテーヌ ）
78.
埋葬された皇帝よりも、生きている従僕のほうがましだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
79.
私が望みたいのは、君たちが、あらゆる種類の隣人たち、またその近所の者たちに堪えきれなくなることだ。
そうすれば君たちは、自分自身の内部から、友とそのあふれる心情とを創り出さざるをえなくなるだろう。
（ ニーチェ ）
80.
子供たちに幸福である法をしっかり教えるべきであろう。
頭上に不幸がふりかかるときに幸福である法ではない。
周囲の状況がそう悪くもなく、人生の苦しみが些細な心配事や不快事にとどまるような場合に幸福である法だ。
（ アラン ）
81.
人間とは、パラドックスの体現であり、矛盾の塊である。
（ オーギュスト・コント ）
82.
愛というものは、
性欲をはるかに超越したものである。
つまり、愛というのは、
人生の大半において、
大多数の男女が襲われて苦しみ悩む、
あの孤独というものから逃避するための重要な手段なのである。
（ バートランド・ラッセル ）
83.
人生は短い。
わずかな時しか生きられないからというよりも、そのわずかな時のあいだにも、私たちは人生を楽しむ時をほとんど持たないからだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
84.
女の性格がわかるのは、恋が始まる時ではない。
恋が終わる時だ。
（ ローザ・ルクセンブルク ）
85.
例えば、この人が王であるのは、単に他の人々が彼に対して臣下として振舞うからでしかない。
ところが、逆に彼らは、彼が王だから自分たちは臣下だと思い込んでいるのである。
（ カール・マルクス ）
86.
自転車は走ればこそ転倒しない。
要領の良い連中は、
不安定な世の中を遊泳する。
（ アラン ）
87.
野獣は野獣を知る。
同じ羽毛の鳥はおのずから一緒に集まる。
（ アリストテレス ）
88.
いかなる財宝とくらべようとも、良友にまさるものはないではないか。
（ ソクラテス ）
89.
明日は、試練に応じた新しい力をもたらすであろう。
（ カール・ヒルティ ）
90.
人間は他人の経験を利用するという特殊な能力を持った動物である。
（ コリングウッド ）
91.
善とは一言で言えば人格の実現である。
（ 西田幾多郎 ）
92.
永遠平和などというものは、永遠のユートピアである。
なぜならそれは、苦悩や危険と分かちがたく結びついた人間生活を動かすぜんまいを、破壊しようと志すことに他ならないからである。
（ ベネデット・クローチェ ）
93.
我々が良識の持ち主だと判断する相手は、
ほとんど我々と同意見の人々だけに限られる。
（ ラ・ロシュフコー ）
94.
成長を欲する者は、
まず根を確かに下(おろ)さなくてはならない。
上にのびることのみ欲するな。
まず下に食い入ることに努めよ。
（ 和辻哲郎 ）
95.
（天才が）力によって他人にその道（＝進むべき道）を強要することは、他の人たちすべての発展および自由と合致しないばかりでなく、優れた当の本人を堕落させる。
（ J・S・ミル ）
96.
思慮を持ち、正義をかざしてその生涯を送らなければ、何者も決して幸福にはなれないだろう。
（ プラトン ）
97.
しゃべるものもいいけれども、黙っているのがいちばんいい。
（ ラ・フォンテーヌ ）
98.
苦難はたいてい未来の幸福を意味し、それを準備してくれるものであるから、私はそうした経験を通じて、苦難のときには希望を抱くようになり、逆にあまり大きな幸福に対しては疑念を抱くようになった。
（ カール・ヒルティ ）
99.
自らの挫折の中に信仰を持つ者は、自らの勝利を見出す。
（ キルケゴール ）
100.
すべての享楽を抹殺するものを讃美し、
享楽を拡大するものを非難し、
窮乏をよしとし、
自己放棄を徳とする。
（ ジェレミー・ベンサム ）
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