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哲学者・思想家の名言
☆ ８月２９日 ☆
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1.
受け入れずして思想を嗜(たしな)むことができれば、それが教育された精神の証である。
（ アリストテレス ）
2.
二つの悪のうち、小さいほうを選ぶようにしなければならぬ。
（ アリストテレス ）
3.
金のために働く人間を雇うな。
その仕事を愛するがゆえに働く人間を雇え。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4.
知恵と学識を増大しようとする欲望こそ、
人間堕落の第一歩であった。
この道によって人間は永遠の呵責(かしゃく)へと陥った。
（ モンテーニュ ）
5.
言葉の意味は文脈によって決まる、
つまり、（他者の）言葉は私的に使用できない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
6.
どうにも乗り越えられない障害にぶつかった時は、頑固さほど役に立たないものはない。
（ ボーヴォワール ）
7.
表にはさながら悪意のごとく振舞う、気位の高い慈愛もある。
（ ニーチェ ）
8.
真理が支配しているときに平和を乱すことがひとつの犯罪であると同様に、真理が破壊されようとしているときに平和にとどまることも、やはり、ひとつの犯罪である。
（ ブレーズ・パスカル ）
9.
魂は肉体より分離されるやいなや煙のごとく消え去る。
（ エピクロス ）
10.
道徳とはよいだけでなく、何かの役に立つ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
11.
人を動かすものは、情熱と魂だ。
自らを制し得ないものは自由たり得ず。
（ ピタゴラス ）
12.
善とは一言で言えば人格の実現である。
（ 西田幾多郎 ）
13.
私はその人柄の中に老人的なものを幾らか持っている青年を好ましく思う。
同じように青年的なものを幾らか持っている老人を好ましく思う。
このような人柄の人間は体が年をとっても心が老いることは決してない。
（ キケロ ）
14.
女、この生きている謎を解くためには、それを愛さなければならない。
（ アミエル ）
15.
世論に対して関心を示さないのは、
まさに一つの力であり、
幸福の源泉である。
（ バートランド・ラッセル ）
16.
神は常に微動だにせず、異なるときに、異なる場所に行くはふさわしからず、労せずして、心の思いにより万物を揺り動かす。
（ クセノパネス ）
17.
天国では万事が喜び、
地獄では万事が苦しみ。
この世はそのどちらにも境を接する。
（ バルタザール・グラシアン ）
18.
後悔とは、苦い徒労の後戻りである。
それは過失の誤った利用である。
（ アラン ）
19.
凡事徹底
（ 森信三 ）
20.
我々は時どき、自分の軽はずみを見逃させるために、先手を打って友達を軽はずみに責める。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
少なくとも強い友情というものは、ある不信と抵抗とから始まるのが自然らしい。
（ アラン ）
22.
じぶんはだれか。
それをすぐに内部に、
つまりじぶんのなかに持続する同一性に
求める習慣から
一度じぶんを隔てる必要がありそうだ。
わたしたちの「だれ」はむしろ、
他人との関係のなかで配給される。
（ 鷲田清一 ）
23.
育ちのいい者、理性ある者が絶対に話題にすべきでないものが一つある。
それは自分の身体のことだ。
（ エマーソン ）
24.
人間は犬に似ている。
遠くで他の犬が吠えるのを聞いて、自分も吠える。
（ ヴォルテール ）
25.
知性もあらゆる物と同じく消耗する。
学問はその栄養である。
知性を養い、かつそれを消耗する。
（ ラ・ブリュイエール ）
26.
善い人間の在り方について論ずるのはもういい加減で切上げて、
善い人間になったらどうだ。
（ アウレリウス ）
27.
敬虔の念とは、むしろ精神を平静にして万事を眺めることのできる態度に外(ほか)ならない。
（ ルクレティウス ）
28.
三つのものが強く女を動かす。
利害と快楽と虚栄とである。
（ ドゥニ・ディドロ ）
29.
多く考える人は党員には向かない。
というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
（ ニーチェ ）
30.
奇妙な奴だ、人間とは！
自分が持っている自由は決して使わずに、いつも、自分の持っていない自由を望む。
思想の自由を持ち、言論の自由を求めるのもそれだ。
（ キルケゴール ）
31.
偉大であるということは、誤解されるということだ。
（ エマーソン ）
32.
人間が自らの運命に適応するように自然は計らう。
人格という果実を与えることによって。
（ エマーソン ）
33.
人はしばしば弱気がゆえに強く、臆病なるがゆえに大胆である。
（ ラ・ロシュフコー ）
34.
私たちは「怒り」と「憎しみ」を、
明確に区別しなければなりません。
「怒り」には正義の心があり、
正義の怒りは、人々の行動を誘い、差別や不幸等を解決するための力となります。
「怒り」なくして状況を変えることはできません。
（ ジョン・ロス ）
35.
しゃべるものもいいけれども、黙っているのがいちばんいい。
（ ラ・フォンテーヌ ）
36.
真理を語るには二人が必要だ──一人は話すために、一人は聞くために。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
37.
数学の大きな基礎となっているのは、判断は同時に真でもあり偽でもあることはあり得ないという、言い換えれば、ＡはＡであって非Ａではないという、一致か、矛盾かの原則である。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
38.
どこかの森に迷い込んだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できる限りまっすぐに歩むべきである。
というのは、旅人たちは彼らの望むちょうどその場所に行けなくても、少なくとも最後にはどこかにたどりつき、それはおそらく森の真ん中よりはよい場所であろうからである。
（ デカルト ）
39.
「聞く」は生理学的現象であり、
「聴く」は心理学的行為である。
（ ロラン・バルト ）
40.
我々が影響を与えている人たちから、逆にどれほど影響を受けているかは語りつくせない。
（ エリック・ホッファー ）
41.
神を雲の彼方に求むなかれ。
神は汝のうちにあり。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
42.
人は苦悩を通じてしか清められない。
（ プラトン ）
43.
（だれかが）
「きみを認める」、「きみにそばにいてほしい」と言ってくれれば、
それが「わたしらしさ」のいちばんの証明になるのではないだろうか。
だれかにとってのだれかであること、
これがわたしの「かけがえのない存在」の証である。
（ 鷲田清一 ）
44.
プレゼントが全然愛情表現じゃないこともあるし、
本当は愛がないのを隠すためにプレゼントを贈るってことさえありますよね。
「いとおしむ」気持ちをプレゼントで表せるかもしれないけど、
でもプレゼントは何も表さないこともあるのです。
（ ジャン＝リュック・ナンシー ）
45.
実は死が近づくという観念は誤りである。
死は近くにありもしなければ遠くにありもしない。
死は在(あ)らないのである。
（ ボーヴォワール ）
46.
恋に陥りし人間は、快楽と引き換えに不幸を手に入れん。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
47.
良き医者は、特効のある薬と治療法を持っている者を言う。
それを持っていない場合には、持っている医者に自分の患者を依頼する者を言う。
（ ラ・ブリュイエール ）
48.
（仕事選びにおいて）世間体、収入、組織、そういう画一的価値に押しつぶされてしまうのが、最も危険です。
（ 中島義道 ）
49.
あなたが何かになろうとしている限り、あなたが何かにとりつかれている限り、不可避的な葛藤、混乱、つのりゆく不幸があるだろう。
（ J・クリシュナムルティ ）
50.
人間はすべての財を背に負う放浪者のように、あらゆる経験を背負っていく。
（ オルテガ ）
51.
人は当然ながら、
偉大なことより目新しいことを褒めそやす。
（ セネカ ）
52.
嫉妬には体質に大いに関係する。
嫉妬は必ずしも大きな熱情の証拠ではない。
（ ラ・ブリュイエール ）
53.
結局、
人は狙ったものしか
射止めることができない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
54.
競争とは、優れた仕事の副産物であり、目的ではない。
創造的な人間を動機づけるのは、達成への願望であり、征服への願望ではない。
（ アイン・ランド ）
55.
確かに泣くことは赦(ゆる)されているのだ。
涙は激しい怒りを押し流す。
涙は川の流れのように、心を通り抜ける
（ オウィディウス ）
56.
人生において最も耐え難いことは、悪天候が続くことではなく、雲ひとつない日が続くことである。
（ カール・ヒルティ ）
57.
賢人の精神は、何ものにも動ぜず、何ものにも傷つかず、敢然としていられる強さを宿しているのだ。
（ セネカ ）
58.
私達は竹馬に乗っても何もならない。
なぜなら、竹馬に乗ってもやはり自分の足で歩かなければならないからである。
（ モンテーニュ ）
59.
徳性は宝石のようなもので、あっさりした台に嵌（は）めこまれたものが最上である。
（ フランシス･ベーコン ）
60.
人間を鍛えていく土台は、
一体どういうものかというに、
私はそれは「下坐行(げざぎょう)」というものではないかと思うのです。
（ 森信三 ）
61.
人間の偉大さは、考える力にある。
（ ブレーズ・パスカル ）
62.
自分が貧しい時、あるいは困っている時に、巨富を持っている人、うまくやっている人を嫉妬するのは人の常です。
しかし、嫉妬することは、富そのもの、幸運そのものに対して否定的な感情を持つことになり、それは潜在意識に刻印され、あなた自身が富や幸運から遠ざけられてしまうのです。
（ 渡部昇一 ）
63.
とにかく結婚したまえ。
良妻を得れば幸福になれるし、悪妻を得れば哲学者になれる。
（ ソクラテス ）
64.
祈りは神を変えず、祈る者を変える。
（ キルケゴール ）
65.
幸福とは最高の善なり。
（ アリストテレス ）
66.
罪を知らざる者は真に神の愛を知ることは能(あた)わず。
（ 西田幾多郎 ）
67.
友情は魂の結婚だが、
この結婚は離婚する癖がある。
（ ヴォルテール ）
68.
小人(しょうじん)がこびへつらうのは、自分に対しても他人に対しても、低劣な評価しか持たないからである。
（ ラ・ブリュイエール ）
69.
困難が大きいほど、
それを克服したときの栄光も大きくなる。
熟練した操縦士は、
嵐や暴風雨に耐えて名声を得る。
（ エピクロス ）
70.
人間は、死、悲惨、無知を癒すことができなかったので、自己を幸福にするために、それらをあえて考えないように工夫した。
（ ブレーズ・パスカル ）
71.
かの金持ちは財産を所有するにあらず、奴の財産が奴を所有するなり。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
72.
事実というものは存在しない。
存在するのは解釈だけである。
（ ニーチェ ）
73.
イマジネーションの世界は無限である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
74.
真実は雄弁と美徳の秘訣であり、倫理的根拠の基礎であり、美術と人生の極致である。
（ アミエル ）
75.
一般に青年が主張する内容は正しくない。
しかし、青年がそれを主張すること自体は正しい。
（ ゲオルク・ジンメル ）
76.
言葉が人間の表現であるように、文学は社会の表現である。
（ ルイ・ド・ボナール ）
77.
《多様性》というのは、
異なる集団が無交通のままに併存することではなくて、
異なる者が交わり通いあうこと、
そしてみずからの視野の内部に、
異なる者、異なる基準を容(い)れる空地を
ちゃんと設(しつら)えているということである。
（ 鷲田清一 ）
78.
美徳は二つの悪徳のちょうど中間である。
（ アリストテレス ）
79.
自信がない男ほど、女にいばりたがる。
（ ボーヴォワール ）
80.
狂人を演じるのも、時には楽しい。
（ セネカ ）
81.
ささやかな利益も、積み重ねれば重い財布になる。
（ フランシス･ベーコン ）
82.
教える事は二度習う事である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
83.
ずるい人間は、すぐに他人もずるいと思い込む。
（ ラ・ブリュイエール ）
84.
私たちはこの世に存在している不幸の重荷を、みんなで一緒に担わなければならない。
（ シュバイツァー ）
85.
貞淑とは情熱の怠惰である。
（ ラ・ロシュフコー ）
86.
神は人間を、その本質が天使と獣類との中間に存在するものとして創られた。
（ アウグスティヌス ）
87.
少年は最初、
自由に向かってため息をつく。
（ ヴォーヴナルグ ）
88.
美貌は目を楽しませ、優しさを魂を魅了する。
（ ヴォルテール ）
89.
正義は社会の秩序なり。
（ アリストテレス ）
90.
習慣は法律よりもなすところが多い。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
91.
読書で生涯を過ごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。
（ ショーペンハウアー ）
92.
不満を抱くことは人生に目標を持つことに通じる。
（ エリック・ホッファー ）
93.
ある人ができることと行なう可能性のあることはいずれも、その人の周りにいる人々がしていることと彼らがその人に期待していることによって、非常に大きな影響を受けるものである
（ ピーター・シンガー ）
94.
健康というのは平和というのと同じである。
そこに如何(いか)に多くの種類があり、多くの価値の相違があるであろう。
（ 三木清 ）
95.
克服できない障害を前にして頑固にふるまうのは、おろかなことだ。
（ ボーヴォワール ）
96.
些細なことが我々を慰めるのは、些細なことが我々を悩ますからだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
97.
我々は理性によってのみではなく、心によって真実を知る。
（ ブレーズ・パスカル ）
98.
人を愛するには訓練が必要で、
それはひとえに、
相手について自分が抱いている強烈なイメージと
実際の相手とのあいだを
行きつ戻りつすることなのです。
（ ジャン＝リュック・ナンシー ）
99.
宗教は論理的もしくは倫理的な根拠など何一つ有しない。
それは人間学的な起原をもつのみである。
宗教は超自然的な力を畏怖し、
この力を和らげ宥(なだ)めて自らの意志に従わせたいと願う
人間の欲望から生まれた。
（ エルンスト・カッシーラー ）
100.
科学は熱狂や迷信の毒に対する素晴らしい解毒剤である。
（ アダム・スミス ）
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