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哲学者・思想家の名言
☆ ８月３１日 ☆
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1.
怪物と闘う者は、
その過程で自らも怪物にならないよう、
気をつけなければならない。
長い間深淵をのぞきこむとき、
その深淵もじっとこちらを見つめているのだ。
（ ニーチェ ）
2.
私は大部分の時を孤独で過ごすのが健全なことであるということを知っている。
最も善い人とでも一緒にいるとやがて退屈になり散漫になる。
私は独りでいることを愛する。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
3.
成功──
知的な人たちからの尊敬と、
子供からの愛情を得られること。
（ エマーソン ）
4.
数学は数学的真理のために、文学は精神的真理のために、人の頭を鍛える。
（ ジョセフ・ジュベール ）
5.
卑しい人たちは、
偉人の欠点や愚行に
非常な喜びを感じる。
（ ショーペンハウアー ）
6.
嫉妬心と競争心には、
悪徳と美徳ほどの隔たりがある。
（ ラ・ブリュイエール ）
7.
あり余るほど自由な時間のある人間は、たいてい悪いことを考えるものである。
（ スピノザ ）
8.
努力する限りひとはあやまつ。
恥ずべきことは、
誤謬(ごびゅう)を犯すということよりも寧(むし)ろ
自分の犯した誤謬から何物をも学び取ることができないということである。
（ 三木清 ）
9.
私は孤独ほど付き合いよい仲間を持ったことがない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
10.
未来を見る目を失い、現実に先んずる術(すべ)を忘れた人間の行き着く先は、自然の破壊だ。
（ シュバイツァー ）
11.
法のないところに不義はない。
（ トマス・ホッブズ ）
12.
人生それ自体は
虚構であり、疑惑であり、
また夢の中に夢見るごとし。
（ エマーソン ）
13.
もし一年を通して太陽の日と雲の日とを数えてみれば、晴れた日の方が多かったということが分かるだろう。
（ オウィディウス ）
14.
恵みとは調和、自分自身との一体感、神との一体感。
（ トマス・マートン ）
15.
他人に理を見出そうと思わなくなるときは、既に自分にも理はない。
（ ラ・ロシュフコー ）
16.
友人や近親にどのような愛情を持っていても、
他人の幸せだけで我々が幸せを覚えることはない。
（ ヴォーヴナルグ ）
17.
人の値打ちは、
（自身の）長所をどう用いるかによって判断すべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
18.
夫婦の仲は、あまり続けて一緒にいると冷めやすいし、くっついてばかりいると損なわれやすい。
（ モンテーニュ ）
19.
生きるためには、
生きるにまかせることだ。
（ バルタザール・グラシアン ）
20.
単に給料をもらうために、
壁の向こう側に石を投げ入れ、
それをまた投げ返す仕事をしないかと言われたら、
ほとんどの人は、侮辱されたと感じるだろう。
ところが、今、多くの人々は、
そんな仕事よりましな仕事を与えられていないのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
21.
狂気はどこにあるか。
それを汝らに植え付けねばならぬのだが。
（ ニーチェ ）
22.
方便の嘘とは、正真正銘の嘘である。
というのは、他人とか、あるいは自分の利益のために人を欺くことは、自分の利益を犠牲にしてまで欺くのと同じく、不正だからである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
23.
罪悪、苦悩は人間の精神的向上の要件である。
（ 西田幾多郎 ）
24.
自信はヒロイズムの本質である。
（ エマーソン ）
25.
我々は自分が直そうと思わない欠点を、ことさらに自慢の種にしようとする。
（ ラ・ロシュフコー ）
26.
自由・平等は悪い原理である。
真の人間的原理は正義である。
弱者に対する正義は保護もしくは善意である。
（ アミエル ）
27.
人がいやいやながらいる処(ところ)は、彼にとっては牢獄である。
（ エピクテトス ）
28.
洞察力の最大の欠点は、的(まと)に達しないことではなく、その先まで行ってしまうことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
愛する人に本当のことを言われるよりも、だまされているほうがまだ幸せなときがある。
（ ラ・ロシュフコー ）
30.
我々は、我々が生まれたということに感謝しなければならない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
31.
美貌や愛欲によって結ばれた結婚ほど、早く紛争を起こして失敗するものはない。
結婚には、一定して変わることのないしっかりとした土台と、堅実にして慎重な行動が必要である。
沸き立つような歓喜は、何の役にも立たない。
（ モンテーニュ ）
32.
自信ある行動は、一種の磁力を有す。
（ エマーソン ）
33.
太鼓の音に足の合わぬ者を咎(とが)めるな。
その人は、別の太鼓に聞き入っているのかもしれない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
34.
ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、まさに何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう。
（ ニーチェ ）
35.
幸福への渇望は、女の心の中で消えることはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
36.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、自分を知る人々には自分の益となるものが何であるか分かり、自分にできることとできないことを見分けることができる。
（ ソクラテス ）
37.
未熟な愛は言う、｢愛してるよ、君が必要だから｣と。
成熟した愛は言う、｢君が必要だよ、愛してるから｣と。
（ エーリヒ・フロム ）
38.
持って生まれた能力というのは植物と似たようなものだ。
研鑚によって余計なものを刈り取らなければならない。
（ フランシス･ベーコン ）
39.
会って、知って、愛して、そして別れてゆくのが、幾多の人間の悲しい物語である。
（ コールリッジ ）
40.
人を憎まずして罪を罰するのが、名裁判官である。
（ セネカ ）
41.
自分に対して弱くて寛容であることと、人に対して厳しいことは、同じ悪徳にすぎない。
（ ラ・ブリュイエール ）
42.
技術は一方において自然がなしえざることを完成し、他方において自然を模倣す。
（ アリストテレス ）
43.
思考には気をつけよう。
いつ口に出してしまうかわからないから。
（ イアラ・ガッセン ）
44.
父親の叱責は快く飲む薬と同じだ。
効き目があるから苦さも忘れる。
（ デモフィロス ）
45.
地球は皮膚を持っている。
そしてその皮膚はさまざまな病気を持っている。
その病気のひとつが人間である。
（ ニーチェ ）
46.
明晰な頭脳を持っているだけでは不十分である。
重要なのは、それをうまく使うことだ。
（ デカルト ）
47.
言語は、この世においては、
何よりもまず、能力である。
語る者は、
力をそなえた者であり、
暴力をふるう者である。
（ モーリス・ブランショ ）
48.
幾何学の精神と繊細の精神の違い──幾何学の精神はその諸原理は明らかであるが、一般への応用にはなじまない。
繊細の精神は（その諸原理は明らかではないが）、その原理が一般への応用がきき、すべての人の眼前にある。
（ ブレーズ・パスカル ）
49.
人は他人に親切を尽くすことに喜びを感じる。
しかし他人に親切にされるのを恥ずかしく思う。
なぜなら、親切を与えるのは優越の証(しるし)であり、それを与えられるのは劣等の証(しるし)であるからだ。
（ アリストテレス ）
50.
君は、自分が呼吸して、自分が食べるから、自分が生きているんだと思っている。
でも、呼吸も消化も、全然君が意志してやっていることなんかじゃないんだから、その意味では、君が意志して君を生きているというわけじゃないんだ。
じゃあ誰がこの体を生きているんだろう。
（ 池田晶子 ）
51.
世界の快癒はいろいろな処置をほどこすことによってではなく、ものの考え方を改めることによってもたらされるのだと世界自身が気づくときに、ようやく世界は立ちなおることができよう。
（ シュバイツァー ）
52.
子供は苦労を和らげる。
しかし不幸を一段とつらいものにする。
子供は人生の煩（わずら）いを増す。
しかし、死の思いを和らげる。
（ フランシス･ベーコン ）
53.
美徳とは、自分自身の報酬である。
（ オウィディウス ）
54.
私の理性は、曲げられたり折られたりするようには仕込まれていない。
そうされるのは、私の膝である。
（ モンテーニュ ）
55.
ラディカルであることは、事柄を根本において把握することである。
（ カール・マルクス ）
56.
優秀さは訓練と習慣の賜物である。
私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。
むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである。
（ アリストテレス ）
57.
隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけない者は、どれだけ多くの利益を受けることだろうか。
（ アウレリウス ）
58.
世界を動かす力は、あなたの潜在意識の中にある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
59.
誰かを愛することは、その人に幸福になってもらいたいと願うことである。
（ アクィナス ）
60.
文明人は鉄道客車をつくったが、
自己の足を使うことを失った。
（ エマーソン ）
61.
内的な祈りが欠けている限り、宗教は存在しない。
一方、この内的な祈りが起こって魂をかき立てる時は、たとえ形式や教義がなくても、必ず生きた宗教がある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
62.
教育の根は苦いが、
その果実は甘い。
（ アリストテレス ）
63.
大道のそばでひなたぼっこをしている乞食の有する安心感は、
もろもろの王様が欲しても得られないものである。
（ アダム・スミス ）
64.
言葉は空虚なもので、事実はつねに言葉よりも雄弁である。
（ 三木清 ）
65.
魚はより深き所を求め、人間は、より良き所を求める。
しかしながら、人間は時によって、其処(そこ)がより良くはなくして、より悪く、極めて悪い所であるのに十分気づきながら、より深い所を求めることがある。
（ シェストフ ）
66.
群衆の一員でいることはまったく気楽なことだ。
（ アダム・スミス ）
67.
理解されるということは、一種の贅沢である。
（ エマーソン ）
68.
立派な愛国者であるとは、
自国が商業によって繁栄し、
武力によって強大になるように願うことである。
（ ヴォルテール ）
69.
雑草とは何か？
その美点がまだ発見されていない植物である。
（ エマーソン ）
70.
嘘つきは真実を語りても信じられず。
（ キケロ ）
71.
虚栄心の強い男は自分のことをよく言ったり、悪く言ったりして得する。
謙遜な人は、まったく自分のことを語らない。
（ ラ・ブリュイエール ）
72.
いかなる人間の思考も、他人の考えについての思考にほかならない。
最も深い思想の人たちは、自分にとってよいものを他人の考えから採択し、それをいっそう前進させるものである。
（ アラン ）
73.
媚びる者が存在するのは、それでいい気になる者がいるからである。
（ ラ・フォンテーヌ ）
74.
倫理問題の場所は孤立的個人の意識にではなくして、まさに人と人との間柄にある。
だから倫理学は人間の学なのである。
（ 和辻哲郎 ）
75.
ほとんどいつも私は、自分自身との対話を書いている。
私自身と二人っきりで話していることを、書いているのだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
76.
うぬぼれというものが
ついぞなかったら、
人生はてんで楽しくあるまい。
（ ラ・ロシュフコー ）
77.
毎日毎日をきっぱりと終了せよ。
あなたは全力を尽くした。
確かにへまもやったし、馬鹿なこともしでかした。
そんなことはできるだけ早く忘れよう。
明日は新しい日だ。
明日をつつがなく、静かに始めるのだ。
（ エマーソン ）
78.
男は女同士の憎悪の原因である。
（ ラ・ブリュイエール ）
79.
ある人が嘘をつくということを考えてみれば、それは、その人が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。
（ フランシス･ベーコン ）
80.
浪費するのを楽しんだ時間は、
浪費された時間ではない。
（ バートランド・ラッセル ）
81.
いないのがいちばん悪い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
82.
貧困が犯罪を生む母であるとすれば、知性の欠如はその父である。
（ ラ・ブリュイエール ）
83.
未来を思いわずらうな。
必要ならば、君は今現在のことに用いるのと同じ理性をたずさえて、未来のことに立ち向かうであろう。
（ アウレリウス ）
84.
ほめられて育った子どもは、ほめる人がいないと適切な行動をしなくなります。
（ 岸見一郎 ）
85.
恋する男にとっては、相手がどんな身なりをしていても、そんなことはどうでもいい。
相手も彼のことを考えていることがわかればいいのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
86.
信念は理屈をも超越する。
（ キルケゴール ）
87.
性格のための証拠は、いかなる細事からでも取り出し得る。
（ セネカ ）
88.
箴言は書き手の心を暴露する。
（ ヴォーヴナルグ ）
89.
何もかも知ろうとして苦労はするな。
さもないと、何ひとつ覚えられない。
（ デモクリトス ）
90.
自由とはすべての特権を有効に発揮させる特権である。
（ カント ）
91.
自由こそ、
高度の教養が芽生えてくる土壌である。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
92.
どんなに金言名句をたくさん知っていても、どんなに良い気質を備えていても、機会が来るたびに具体的に行動に出なければ、人格は少しも向上しない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
93.
社会のなかで一人ひとりが
それぞれ異なった存在として認められていること、
ということは、
自分が手抜きをすれば
全体もまたうまくいかないだろうと
意識できているということ。
これが、民主主義の社会というものが成り立つための条件なのです。
（ 鷲田清一 ）
94.
現実に触れよとは切実な経験をせよということである。
（ 安倍能成 ）
95.
人間にあっては、
近いもの（たとえばじぶんの感情、性、家族）、
大事なこと（たとえば政治）ほど、
見えにくいものだ。
言葉にはなりえないもののうちに
それでも言葉を駆使して潜り込んでゆくこと。
このことを、胆に銘じたいものだ。
（ 鷲田清一 ）
96.
人間というものは、幼いときから労せずして得た栄誉を持っていると、成長するにつれて必ずそれを自慢したくなるものである。
（ J・S・ミル ）
97.
私が他人の言葉を引用するのは、自分をもっとうまく表現するためにすぎない。
（ モンテーニュ ）
98.
私どもが屈服しさえしなければ、害悪はみな恩人である。
（ エマーソン ）
99.
不正に対する感覚が鈍ること―それは、知性が浅はかな証拠である
（ エマーソン ）
100.
仮面を長い間つけることはできない。
（ セネカ ）
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