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哲学者・思想家の名言
☆ ７月３１日 ☆
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1.
人間相互の尊敬を結ぶ綱は、
一般的に必要から生じたものである。
というのは、全ての人間が支配者になりたがるが、
みながそれになるわけにはいかないため、
種種の階級が存在せねばならなくなるからだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
2.
我々の改革者たちは、「経験」に向かっては、お前はもうろくしているといい、「過去」に向かっては、お前は子供だという。
（ ジョセフ・ジュベール ）
3.
人間は考えることが少なければ少ないほど、よけいに喋る。
（ モンテスキュー ）
4.
ぶらぶら歩きは生きるための偉大な技術である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
5.
歴史とは、犯罪と災難の記録にすぎない。
（ ヴォルテール ）
6.
簡素化、簡素化に尽きる
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
7.
利得には聖堂がないが、崇められる。
（ ヴォルテール ）
8.
もしも君が、善悪は外にはなくて内にあるという事実にはっきりと気がついたなら、よいことは、「しなければならないこと」ではなくて、よいことでなければしたくない、よいことだけが「したいこと」、そういうふうに変わるはずだ。
この時になって初めて、「善悪」と「快苦」は一致する。
本当によいことって、すごく気持ちのいいものなんだよ。
（ 池田晶子 ）
9.
人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
10.
大胆は無知と卑劣の子であって、他の資格よりはるかに劣る。
（ フランシス･ベーコン ）
11.
愛は、全ての徳のアルファにしてオメガである。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
12.
賢い人間なら知りたくないであろうことがたくさんある。
（ エマーソン ）
13.
大胆な人間の適切な用い方は、
これを頭目として指揮させず、
部下として他の指図を受けさせることにある。
（ フランシス･ベーコン ）
14.
精神の豊かな人は、
まったくの孤独の中でも、
おのれひとりの想念や幻想にすばらしい楽しみを見出すことができるが、
愚か者の場合は、
社交、観劇、遊山、宴会などが入れ替わり立ち替わり絶えることなく続いても、
死ぬほどの退屈から彼を防ぐ手立てはないのである。
（ ショーペンハウアー ）
15.
人間は安楽に満足して生きたいと思うが、
自然は人間に対して、
安楽と無為の満足に甘んじさせず、
労苦や労働に打ち克つ手段の発見に知恵をしぼらせようとして、
労苦や労働の中に人間を放り込む。
（ カント ）
16.
「自分がそう思う」というだけなら、それが正しいか間違っているかは、まだわからない。
自分ではそれを正しいと思っていたのだけど、ほかの人はそれを正しいとは思っていなかったとか、以前は正しいと思っていたのだけど、今は正しいと思わないとか、よく気をつけてみると、そんなことばかりじゃないだろうか。
だから人は、自分が思っていることが正しいことなのかどうか、常に「考える」ということをするわけだ。
（ 池田晶子 ）
17.
最も難しい三つのこと──
秘密を守ること、
他人から受けた危害を忘れること、
そして、暇な時間を利用すること。
（ キケロ ）
18.
慎重な者の指針は、
時勢に従うことである。
（ バルタザール・グラシアン ）
19.
断念することをほんとうに知っている者のみがほんとうに希望することができる。
（ 三木清 ）
20.
わたしたちは生まれて競技場に入り、死んでそこを去る。
競技の終りになってからもっとよく（競技用の）車をあやつる術を学んでなにになる？
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
21.
人間が本当に道徳的であるということは、自分が助力することのできるあらゆる生命を助け、どんな生命をも傷つけまいと熱望する、その熱望に従う場合だけである。
（ シュバイツァー ）
22.
人が失敗する原因は、ひとつしかない。
それは本当の自分に対する信頼の欠如である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
23.
子供の教育では、知識と能力を次第に結びつけるように努力することが必要である。
あらゆる学問の中でも、数学はこの要素を最も高度に満たすただ一つの方法であるように思われる。
（ カント ）
24.
わずかなもので満足できぬ者は、何ものにも満足できぬ。
（ エピクロス ）
25.
君が君自身を重んじることができなければ、誰か君を重んじることのできる人を見つけることも、ほとんどないであろう。
（ キルケゴール ）
26.
人間はその身に起こること以上に、その受け止め方によって傷つく。
（ モンテーニュ ）
27.
容貌は、人々を判断するための規範にはならないが、憶測には役立つかもしれない。
（ ラ・ブリュイエール ）
28.
愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない。
（ エーリヒ・フロム ）
29.
過去によって未来をもくろむな。
（ エドマンド・バーク ）
30.
実(げ)に
無分別は青春につきもの、
分別は老熟につきものである。
（ キケロ ）
31.
人間が人間性を無視するのは、人間の理性の誤りである。
（ ヴォーヴナルグ ）
32.
孤独は、その恐怖や苦痛とともに、孤立であり、自我の避けがたい行為である。
（ J・クリシュナムルティ ）
33.
宴席で作法を守るように人生の作法を守ることを忘れてはならない。
ご馳走が回ってきて自分の前に来たら、手を伸ばして礼儀正しく一人分を取る。
次に回っていくのを滞らせることのないように。
まだ回ってこないうちから欲しそうにしないで自分の前に来るまで待つように。
子供についても妻についても地位についても富についても同じ事である。
（ エピクテトス ）
34.
富める者が自分のために戦争をする時、死ぬのは貧しき者の方なのだ。
（ サルトル ）
35.
自分がこの世界を生きたことによって、
ほっと息をつけた人が一人でもいること。
これが人生で成功したということである。
（ エマーソン ）
36.
良心は魂の声であり、情熱は肉体の声である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
37.
親の喜びはひそかなものである。
その悲しみや不安もまた同じだ。
（ フランシス･ベーコン ）
38.
節制と労働が人間にとって最良の薬である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
39.
わずか一言でも下手に受け取られると、十年の功績も忘れられてしまう。
（ モンテーニュ ）
40.
我々の一つの眼は人生のよい部分を見、ほかの眼は悪い部分を見るのに役立っている。
前者の眼を閉じるという強い癖を持つ人は多くいるけれども、後者の眼を閉じる人はわずかしかいない。
（ ヴォルテール ）
41.
後悔したり、他人を責めないことが、
賢明さへの第一歩だ。
（ ドゥニ・ディドロ ）
42.
人生の謎、喜び、哀しみ、そして平安──
こうした神秘的な経験を表現するのには、
言葉よりも音楽のほうが適している。
（ ポール・ブラントン ）
43.
幸福は猫に似ている。
こっちへおいでと呼んでも、おだててもそっぽを向くばかりで、決してやって来ないが、そいつに頓着せず自分のすべきことをしていれば、いつのまにかこちらの足に擦り寄ってきて、膝の上に飛び乗ろうとするものだ。
（ ウィリアム・ジョン・ベネット ）
44.
改革の精神は必ずしも自由の精神ではない。
なぜならば、改革の精神は、改革を欲しない民衆に対してそれを強制しようとするかも知れないからである。
（ J・S・ミル ）
45.
自由第一主義にあらず、正義第一主義がおよそ社会主義の公式である。
（ アラン ）
46.
人間の真の価値は、
何を目指すかによって判断される。
（ アウレリウス ）
47.
自分の心に描く夢の実現に向かって努力する時、
普段なら思いもよらぬ成功が得られる。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
48.
悲しむことはない。
いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ。
（ サルトル ）
49.
その未来を先取りして経験し、それが良いか悪いか、理解し感じとるのだ。
これは、明らかに主に性格の問題である。
（ タタルケビッチ ）
50.
他人のために暮らすのはもうたくさんだ。
せめてこのわずかな余生を、みずからのために生きようではないか。
（ モンテーニュ ）
51.
代数学と幾何学は、他のどれよりもはるかに確かな学問である。
たとえば、対象となるものはきわめて明瞭かつ簡単だから、この二つの学問は、経験に照らして疑いをかけられそうな仮説を一切必要としない上、すべてが、推論による筋の通った帰結の形で成り立っている。
（ デカルト ）
52.
世の中で人の言う通りに生きるのは簡単だ。
また、独りのときに自分の意のままに生きるのも簡単だ。
しかし偉大な人間は、
群集の真っただ中で完璧な優しさを保ちながら、
独りのときの意志を貫くのだ。
（ エマーソン ）
53.
ささいなことが私たちの慰めになるのは、ささいなことが私たちの苦しみになるからである。
（ ブレーズ・パスカル ）
54.
日本人の欠点は、
感覚を偏愛し、
理性に欠ける所にある。
（ 田中美知太郎 ）
55.
人間というものは、つねに利己的で神の助け以外には救いようがない。
（ オーギュスト・コント ）
56.
精神を養うのは交渉しかない。
（ アラン ）
57.
愛よりも、金よりも、名声よりも、我に真実を与えよ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
58.
ひとは各々(おのおの)の道を創り出さなくてはいけない。
（ サルトル ）
59.
日本国憲法の基本は、
日本人の生命、財産は国がこれを保障せず、
旧敵国、すなわち、アメリカが保障するというところにある。
（ 長谷川三千子 ）
60.
いかに生きるかを学ぶには、全生涯を要す。
（ セネカ ）
61.
嘘はいつまでも続かない。
（ ソクラテス ）
62.
力強い勇気は、万人の心を打つ。
（ セネカ ）
63.
青年たちは判断するよりも発明すること、評議するよりも実行すること、決まった仕事より新しい企てに適している。
（ フランシス･ベーコン ）
64.
快楽に浸る者は暗愚であり、高慢、過大な自己評価、他人へのさげすみ、盲目的で分別のない自己利益の追求、気ままなぜいたく、怠惰など、これらは快楽が生み出す最高の悪である。
（ セネカ ）
65.
日常は、
通常そう思われているように
不活性態、惰性態であるどころか、
むしろみずからを力動的に
編成し、また編成替えしていく
不断のプロセスなのである。
言いかえれば、
日常は歴史的に変態する。
（ 鷲田清一 ）
66.
政治的動物は標語を有する動物である。
標語は政治的な言葉である。
ということは、
それはつねに或る意図を含んだ政策的な言葉であり、
その意図を正確に観て取ることが大切だということである。
（ 三木清 ）
67.
自制とは、理性に従いて人間の欲求を抑制することなり。
（ キケロ ）
68.
友人や恩人たちの欠点について終始遠慮なく語るようになったら、もう彼らに対して持つべき感情を永く持続できない。
（ ラ・ロシュフコー ）
69.
人生を建設するには一つ一つの行動からやっていかなくてはならない。
（ アウレリウス ）
70.
想像力というものは、
狡知の源泉ではあるが、
優しさの温床でもある。
狡知の源泉であるというのは、
相手がこれからとる行動を読んで先手を打つには
相手の心の内を先に読む、
つまりは想像する必要があるからだ。
（ 鷲田清一 ）
71.
人間は弱者にして堕落させる存在であり、相争い、かつ世界の秩序を非難し、己を改変するよりも神を変えんとす。
（ セネカ ）
72.
子供には過去も未来もない。
だから現在を楽しむ。
大人はとてもそうはいかない。
（ ラ・ブリュイエール ）
73.
私たちは他人を愛して生涯の半分を過ごし、他人の文句を言って残りの半分を過ごす。
（ ジョセフ・ジュベール ）
74.
生き物は全て孤独である。
そして人間は自らが孤独であることを最も良く知る者である。
（ アラン ）
75.
嫉妬には体質に大いに関係する。
嫉妬は必ずしも大きな熱情の証拠ではない。
（ ラ・ブリュイエール ）
76.
法は人間の活動を除去すべきものではなく、指導だけを行なうべきものである。
それは、自然のつくった川の岸が、流れをせき止めるためのものではなく、流れに方向を与えるためのものであるのと同じである。
（ トマス・ホッブズ ）
77.
人の価値は、不運の時、へこたれないかどうかである。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
78.
まず肝要なことは、
思いきって着手することである。
仕事につく（＝着手する）、
精神をそのことに向ける
ということの決心が一番難しい。
一度ペンや鍬を取って、
最初の一字を書いてしまえば、
あるいは最初の一打ちを下ろしてしまえば、
すでに事柄は非常に易しくなっている。
（ カール・ヒルティ ）
79.
名付けるとは、
名付けられたものを遠ざけて、
それをひとつの名前という便宜的なかたちで所有する
暴力的な行為である。
（ モーリス・ブランショ ）
80.
自分の足で立っている者は、決して孤立していない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
81.
読書は量ではなく、役に立つように読むことが問題である。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
82.
人間の過大な愚劣さは、名誉を追求することであるが、それこそまさに、人間の優秀さの最高のしるしである。
（ ブレーズ・パスカル ）
83.
われは孤独である。
われは自由である。
われはわれみずからの王である。
（ カント ）
84.
箴言は書き手の心を暴露する。
（ ヴォーヴナルグ ）
85.
水とパンですましていれば、私は身体の快楽を身にしみて味わう事ができる。
（ エピクロス ）
86.
賢者のみが自由人にして、卑劣なる人間は奴隷なり。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
87.
剣で人を殺すよりも、言葉で戦(いくさ)をつぶすほうが名誉なことである。
（ アウグスティヌス ）
88.
あらゆる規定は否定である。
（ スピノザ ）
89.
愛されたいという要求は、自惚(うぬぼ)れの最たるものである。
（ ニーチェ ）
90.
男性は女性よりも筋骨たくましいという以外に、男性が女性よりも生来(せいらい)優れていると考えられる理由など全くないと、私はつくづく思っている。
（ バートランド・ラッセル ）
91.
強い心で立ち向かっていく人には、向こうのほうが逃げ出し、降伏するのである。
だから、断じて強気でいかねばならない。
（ モンテーニュ ）
92.
全てか、しからずば無。
（ キルケゴール ）
93.
最善の解決策は常に、
最も単純な解決策である。
（ オッカムのウィリアム ）
94.
始めは全体の半ばである。
（ プラトン ）
（ 始めてしまえば（取りかかれば）半分終わったも同然 ）
95.
我々は問題に直面しないと、考えない。
（ ジョン・デューイ ）
96.
人間は疑念を持つが、これは科学の芽生えである。
（ エマーソン ）
97.
ある行為を後悔する者は、二重に不幸あるいは無能である。
最初に邪悪な欲望によって、ついで悲しみによって征服される者だからである。
（ スピノザ ）
98.
ある民族を故意に卑しめる者は、その民族が誤れる民族になった場合、その責めを負わなければならない。
（ バートランド・ラッセル ）
99.
文明とは、いわば
漠然とした同質性から
明確かつ一貫した異質性への進歩である。
（ ハーバート・スペンサー ）
100.
我は教えるために学ばん。
（ セネカ ）
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