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哲学者・思想家の名言
☆ ３月２０日 ☆
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1.
模倣はしばしばわれわれを迷わせる道案内である。
（ ラ・ロシュフコー ）
2.
私は数多くの賢人と猫について学んだが、猫の知恵は賢人のそれよりはるかにまさっている。
（ イポリット・テーヌ ）
3.
力強い勇気は、万人の心を打つ。
（ セネカ ）
4.
絶望であることを知らない絶望。
言いかえれば、人が自己を、しかも永遠的な自己を持っているということについての絶望的な無知。
（ キルケゴール ）
5.
青年時代は知恵を磨く時であり、老年はそれを実践する時である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
6.
財産や特権が増えれば増えるほど、喜びだけでなく、悩みも増えることになるだろう。
なぜなら、より扱いにくいものが増えるからだ。
（ タタルケビッチ ）
7.
文体は思想の衣
（ セネカ ）
8.
真実はすべて３つの段階を経る。
１つ目はあざ笑われる段階。
２つ目は激しく攻撃される段階。
３つ目は自明なこととして受け入れられる段階。
（ ショーペンハウアー ）
9.
優秀さは訓練と習慣の賜物である。
私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。
むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである。
（ アリストテレス ）
10.
克服することができると信じる者は、克服することができる。
この人生の第一課を学ばなかった者は、恐れを克服できないまま日々を過ごす。
（ エマーソン ）
11.
恋文を書くには、まず何を言おうとしているかを考えずに書きはじめること。
そして何を書いたかを知ろうとせず書き終わらなければならない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
12.
幸運が勝手に転がり込んでくる人たちもいる。
（ フランシス･ベーコン ）
13.
時は、時をよく用いる者には親切である。
（ ショーペンハウアー ）
14.
生きている限り死んでいないのだから、
死は存在しない。
死んでいる時は生きていないのだから、
死は人間に関係ない。
生きている時も、
死んでいる時も、
死は人間に関係ない。
（ エピクロス ）
15.
一貫して変わらぬ目的が具体的に実現されるのは、主として仕事によってである。
（ バートランド・ラッセル ）
16.
言葉が人間の表現であるように、文学は社会の表現である。
（ ルイ・ド・ボナール ）
17.
われわれは、
誤りから学ばねばならないのであるから、
他者がわれわれの誤りを気づかせてくれたときには、
それを受け入れること、
じっさい、感謝の念をもって受け入れることを
学ばねばならない。
（ カール・ポパー ）
18.
誰でも長い期間にわたって不幸なのは、自分が悪いからにほかならない。
生も死も耐える勇気のない人、抵抗しようとも逃げようともしない人、こういう人にはどうしてやればよいのだろうか。
（ モンテーニュ ）
19.
悪にかけても善にかけても英雄がいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
20.
自分自身の思想を信じ、自分にとって真実であるものを信じ、自分の心で万人の真実を信じる者が天才である。
（ エマーソン ）
21.
他人の考えを読み取ることは他人の食べ残しを食べるようなもの、他人の脱ぎ捨てた衣服を着るようなものだ。
（ ショーペンハウアー ）
22.
人が財産を使うに際しては、慎重さとためらいとがある。
それは善行ではないし、手腕も能力も必要とはしない。
（ カント ）
23.
不正に対する感覚が鈍ること―それは、知性が浅はかな証拠である
（ エマーソン ）
24.
急いでも無駄だ。
大切なのは間に合うように始めることだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
25.
自分で名言を吐く以外の最善の方法は、引用することである。
（ エマーソン ）
26.
用心というやつは
絶えず我々を先へ先へと連れて行き、
しばしば我々が到達する見込みのなかった所まで
我々を連れて行く。
我々の不幸はここにある。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
27.
ファシズムが展開するもととなった精神的体系の創始者たちは、
すべてある共通の特徴を持っている。
彼らはキリスト教的な形の厳しさに対して、
スパルタ的な形の厳しさを代表する。
（ バートランド・ラッセル ）
28.
内容なき思惟(しい)は空虚であり、概念なき直感は盲目である。
（ カント ）
29.
金の問題は全人生を通じて我々の足に付きまとい、人間の持つどんな難題にもまして、それなりのやり方でしつこく強力に圧力をかける。
（ ジェイコブ・ニードルマン ）
30.
幸福は人間の生活目標である
（ カール・ヒルティ ）
31.
自分を愛する人々のみを愛し、
また、自分を軽蔑する人々をば
なんの見さかいもなくすべて軽蔑する人たちの態度は、
一つの弱さだと見られても仕方ありますまい。
（ ボーヴォワール ）
32.
ファッションは、
不確定なものを不確定なままに定着させる装置なのである。
（ 鷲田清一 ）
33.
年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る。
（ アラン ）
34.
死を予測するのは自由を予測することだ。
死を学んだ者は屈従を忘れ、死の悟りはあらゆる隷従(れいじゅう)と拘束から我々を解放する。
（ モンテーニュ ）
35.
議論せずに問題に決着をつけるよりは、決着無しに議論する方がよい。
（ ジョセフ・ジュベール ）
36.
「社会」なんてものを目で見た人はいないのに、人はそれが何か自分の外に、自分より先に、存在するものだと思っている。
思い込んでいるんだ。
それが自分や皆でそう思っているだけの観念だということを忘れて、考えることをしていないから、思い込むことになるんだね。
（ 池田晶子 ）
37.
文体の第一の美点は、明晰なことである。
（ アリストテレス ）
38.
悪をなす者はみずからにも悪をなす。
（ アウレリウス ）
39.
美味とは、食物そのものにあるのではなく、味わう舌にあるものである。
（ ジョン・ロック ）
40.
女は結婚することによって世界の小さな一部分を自分の領域として与えられる。
法律が彼女を男の身勝手から守ってくれる。
だが、その代わりに女は男の臣下となる。
（ ボーヴォワール ）
41.
愛されるためには、
愛すべき人になりたまえ。
（ オウィディウス ）
42.
愛は貧と富との間に生まれた子。
（ プラトン ）
43.
ほほえましい人生を送りたいなら、
まずは気分の良い生活を身につけるべきだ。
（ スピノザ ）
44.
恥は一つしかない。
すなわち、なんの恥も感じないということだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
45.
諸君は私から哲学を学ぶのではない。
哲学することを学ぶのだ。
（ カント ）
46.
思いやりとは情熱の休息だ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
47.
《多様性》というのは、
異なる集団が無交通のままに併存することではなくて、
異なる者が交わり通いあうこと、
そしてみずからの視野の内部に、
異なる者、異なる基準を容(い)れる空地を
ちゃんと設(しつら)えているということである。
（ 鷲田清一 ）
48.
日ごとに新たなる思想があり、我々の心は天気とともに移り変わる。
（ モンテーニュ ）
49.
大衆は、自分自身を評価せず、自分自身に特別な要求をしない人々から成る。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
50.
汝の道を行け、
しかして、
あとは人の語るにまかせよ。
（ カール・マルクス ）
51.
将来の戦争の種をひそかに保留して締結された平和条約は、けっして平和条約とみなされてはならない。
（ カント ）
52.
雄弁も長たらしくなると退屈する。
（ ブレーズ・パスカル ）
53.
偉大な思想は心情から生まれる。
（ モンテーニュ ）
54.
愛とは、
孤独な人間が孤独を癒そうとする営みであり、
愛こそが
現実の社会生活の中で、
より幸福に生きるための最高の技術である。
（ エーリヒ・フロム ）
55.
ある命題を信じよと提案されるとき、
あなたはまず
それが受け容れられるものか否かを
検討しなければなりますまい。
なぜなら、
わたしたちの理性は神によって創造されたのであり、
わたしたちの理性にとって好ましいものが
神の理性にとっても好ましくないはずはないから。
（ ウンベルト・エーコ ）
56.
ひとたび一人の愛にまき込まれても、
憂いや頑なな苦痛を保持しないようにすべきである。
なぜならば、
初めの傷を新しい刺激を加えてまぎらし、
傷の新しい内に、移り気な愛で気まぐれな振舞いをして治療し、
心の動きを他に転じ得ないならば、
傷は活発となり、
育むことによって痼疾(こしつ)化し、
日毎に狂気はつのり、
苦悩は悪化するばかりだからである。
（ ルクレティウス ）
57.
人が不正を非難するのは、そのことを憎悪するからではなく、むしろ、自分がその害をこうむりたくないからである。
（ ラ・ロシュフコー ）
58.
怒りはどこか貴族的なところがある、善い意味においても、悪い意味においても。
（ 三木清 ）
59.
批評家の大部分は、
よい機会に恵まれず、
絶望しそうになったときに、
墓場（＝書斎）の守衛という
静かでささやかな職をみつけた人間である。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
60.
強烈な違和感が偉大なる人物を作るもとになるのである。
（ 渡部昇一 ）
61.
善や悪はただの名目にすぎず、容易にくるくるどちらにでも移し変えることができる。
（ エマーソン ）
62.
教育は国民の安価な防備である。
（ エドマンド・バーク ）
63.
孤独な人間がよく笑う理由を、たぶん私はもっともよく知っている。
孤独な人はあまりに深く苦しんだために笑いを発明しなくてはならなかったのだ。
（ ニーチェ ）
64.
偉大なる思想は胃袋から生まれる。
（ ヴォーヴナルグ ）
65.
人間は状況によってつくられる。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
66.
次の戦争を確信する者は、他ならぬその確信によって戦争の発生を促すことに協力しているのだ。
平和を確信する者は、のんびりしているうちに知らず知らず戦争に巻き込まれてしまう。
ただ危険を見、一瞬もそれを忘れない者のみが、理性的に振る舞い、その危険を追い払うために可能なことを果たすことができるのである。
（ カール・ヤスパース ）
67.
四つが裁判官に必要なり。
親切に尋ね、抜け目なく答え、
冷静に判断し、公平に裁判する事なり。
（ ソクラテス ）
68.
我々は、
我々と同意見の人でなければ、
分別ある人とはまず言わない。
（ ラ・ロシュフコー ）
69.
言葉の意味は文脈によって決まる、
つまり、（他者の）言葉は私的に使用できない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
70.
怒りに対する最善の手段は猶予である。
怒りに対して、いきなり許しを求めることはせず、熟慮を求めよ。
（ セネカ ）
71.
人間は、蓄積された過去のある高さから存在し始める。
これこそ人間の唯一の宝、特権、そして印である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
72.
信頼は才気よりも会話を力づける。
（ ラ・ロシュフコー ）
73.
思考には気をつけよう。
いつ口に出してしまうかわからないから。
（ イアラ・ガッセン ）
74.
わたしは、耐え忍ぶことによって君たちに勝とう。
堅固(けんご)で打ち勝ちがたい相手に突き当たって行く者は、何ものにもせよ、結局は自分の災いを招くために、自分の力を使うことになるだけだ。
（ ソクラテス ）
75.
自分の意見と違う意見に腹を立てず、
そういう意見が出た理由を理解しようとする術(じゅつ)を学ぶことが大事である。
（ バートランド・ラッセル ）
76.
人間は誕生の瞬間から支配するか、もしくは支配されるか運命づけられる。
（ アリストテレス ）
77.
私が知らないことについて無知であることを告白するのを、私は恥としない。
（ キケロ ）
78.
人間とは、パラドックスの体現であり、矛盾の塊である。
（ オーギュスト・コント ）
79.
学習という
本来罰になりえないものを
懲罰として使用してはならないのです。
（ ルドルフ・シュタイナー ）
80.
嫉妬は、
嫉妬される者の位置に自分を高めようとすることなく、
むしろ彼を自分の位置に低めようとするのが普通である。
嫉妬がより高いものを目指しているように見えるのは
表面上のことである、
それは本質的には平均的なものに向っているのである。
（ 三木清 ）
81.
どういう所か少しも知らずに紛れ込んだ難所が、私たちの生である。
（ ショーペンハウアー ）
82.
他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな。
（ アウレリウス ）
83.
数学は、何にでも応用できる結論の集まりとなっている。
（ バートランド・ラッセル ）
84.
私たちは他人を愛して生涯の半分を過ごし、他人の文句を言って残りの半分を過ごす。
（ ジョセフ・ジュベール ）
85.
不平は自信の欠乏であり、意志の薄弱である。
（ エマーソン ）
86.
嫉妬において想像力が働くのは
その中に混入しているなんらかの愛に依(よ)ってである。
（ 三木清 ）
87.
彼の言葉があるように彼の人生もある。
（ セネカ ）
88.
教えることのできない子供というものはない。
あるのは子供達にうまく教えられない学校と教師だけである。
（ M・アドラー ）
89.
最小の労力をもって最大の欲望を満たすことが、人間の経済行為の基礎原理である。
（ アダム・スミス ）
90.
あたかも一万年も生きるかのように行動するな。
不可避のもの（＝人生の終わり）が君の上にかかっている。
（ アウレリウス ）
91.
真理を発見してきたのは、自分は間違っているのではないかと絶えず疑い、自分は無知だと自覚した人々だ。
わたしなどは、自分を疑わしいと思うだけでは飽き足らず、本当に疑わしいのかどうかも疑っている。
（ 土屋賢二 ）
92.
（創造者の道を行く）君は、君自身を愛し、君自身を軽蔑しなければならぬ。
（ ニーチェ ）
93.
この（＝誠実さの）学問は、本来、人間の学問である。
というのも、それは、道理にかなった人間的な仕方で生活しかつ互いに交際するところに成り立つからである。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
94.
賢人の精神は、何ものにも動ぜず、何ものにも傷つかず、敢然としていられる強さを宿しているのだ。
（ セネカ ）
95.
彼が環境を救わないならば、
彼は自分自身を救わない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
96.
考えを進めていくことができずにグルグルまわっている。
──そういうときに大切なのは、問いそのものを吟味するということだ。
つまり、「死んだらどうなるか」という問い自体に向かって、〈なぜこんな問いが気になるのか〉〈考えて答えが出る問いなのか〉、つまり〈どういう問い方をすれば、根っこより考えたことになり、かつ考えを先に進めていけるのか〉と問うてみるのである。
（ 西研 ）
97.
仮に君が怒って破裂したところで、彼らは少しも遠慮せずに、同じことをやりつづけるであろう。
（ アウレリウス ）
98.
我々に秘密がありすぎるのも、
また、なさすぎるのも
精神の弱い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
99.
貧困は、
気高い心を堕落させることはできないし、富は、
卑しい心を高めることはできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
100.
一切の本当の思想や文化は、最も広範な意味に於(おい)て世界的に翻訳され得るものでなくてはならぬ。
（ 戸坂潤 ）
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