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疑い・疑うことの名言
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1.
理性的な人間なら、
自分が絶対に正しいなどと
むやみに信じたりはしないだろう。
私たちは常に、
自分の意見にある程度の疑いをまじえなければいけない。
（ バートランド・ラッセル ）
2.
疑問はあらゆる知恵の鍵、
何も疑わない者は何も知らない。
（ ペルシャのことわざ ）
3.
人を使う時は疑ってはいけない。
疑うなら使うべきではない。
（ 中国のことわざ ）
4.
芸術家の最大の敵は自己懐疑だ。
（ サマセット・モーム ）
5.
懐疑とは方法である。
（ デカルト ）
6.
何も知らない者は、何も疑わない。
（ ピエール・グランゴール ）
7.
疑えばすなわち任ずるなかれ、
任ずればすなわち疑うなかれ。
（ 司馬光 ）
8.
女性には、たいてい三つのコンプレックスがあるという。
美貌、若さ、女性蔑視(べっし)への疑心暗鬼。
（ 小泉十三 ）
9.
憎しみのあるところに愛を
罪のあるところに許しを
争いのあるところに一致を
誤りのあるところに真理を
疑いのあるところに信仰を
絶望のあるところに希望を
闇のあるところに光を
悲しみのあるところには喜びを
（ マザー・テレサ ）
10.
疑わば用いるなかれ、
用いて疑うなかれ。
（ 『通俗編』 ）
11.
哲学とは疑うことである。
（ モンテーニュ ）
12.
人を理解するより、信じよう。
理解しようとすれば疑惑が生じ、
信じれば愛が生まれる。
（ 大越俊夫 ）
13.
用うれば虎となり、用いざれば鼠となる。
（ 『太平記』 ）
14.
懐疑は賢者の冠である。
（ アラン ）
15.
偉大な人間は、
必然的に懐疑家である。
（ ニーチェ ）
16.
偉大な知恵は懐疑的である。
（ ニーチェ ）
17.
信頼と懐疑は両方とも必要だ。
しかし敵対者としてではなく、
協力して未知のカーブを回るためである。
（ リリアン・スミス ）
18.
妄想するよりは活動せよ。
疑惑するよりは活動せよ。
説話するよりは活動せよ。
（ 後藤新平 ）
19.
勇気と楽観は
人間の能力を開花させる絶対条件と思う。
客観的に自己をみつめ分析する、
などということをしていたら
まともな人間は早晩、自信を喪失して潰れてしまう。
自己懐疑も同様である。
（ 藤原正彦 ）
20.
批評は主観の産物である。
しかし彼ら（＝批評家）は言いっ放し、言われる方は反論の手段がない。
しかも、一昔前のものさしで判断していることが多い。
これは裁判官と良く似ている。
しかし、裁判官は、「疑わしきは罰せず」だが、批評家は気に入らないもの（と言うよりは自分で理解できなかったもの）を、ところかまわず有罪にしてしまう。
（ 落合信彦 ）
21.
哲学は疑義である。
（ モンテーニュ ）
22.
いいことを照れもせずにいう奴は、
みんな疑ったほうがいいぞ。
（ 吉本隆明 ）
23.
懐疑から検討が生まれ、
検討から真理が生まれる。
（ ピエール・アベラール ）
24.
最も恐ろしい疑念は、
自分自身に対する疑念である。
（ トーマス・カーライル ）
25.
野心と疑惑は常に同伴する。
（ リヒトヴェーア ）
26.
問題の分析によって解決案が一つしか見つからなければ、
その解決案は、先入観に理屈をつけたにすぎないものと疑うべきである。
（ ピーター・ドラッカー ）
27.
信じて用いよ、
用いて信ぜよ。
（ 今村一輔 ）
28.
罪の疑わしきは軽くし、功の疑わしきは重くす。
（ 孟子 ）
29.
疑いを持つことから、
知恵や知識が広がる。
（ 作者不詳 ）
30.
懐疑主義こそ、
おそらく英知の始まりであろう。
（ アンドレ・ジッド ）

31.
疑いや好奇心は、
人に知恵を与える。
（ 作者不詳 ）
32.
懐疑は、おそらく英知の始めかもしれない。
しかし、英知の始まるところに芸術は終焉(しゅうえん)する。
（ アンドレ・ジッド ）
33.
知識は、疑うことによって得られる。
（ ベルトルト・ブレヒト ）
34.
信仰とは、私たちに人生の神秘的意味を知覚させ、障害に立ち向かわせ乗り越えさせ、疑いと逆説とともに生きさせ、この地上でいつもくつろいで暮らすことができるようにする、心の道である。
（ フレデリック・ブラサット＆メアリ・アン・ブラサット ）
35.
善いことをして、憎まれることがある。
善いことをして、疑われることがある。
善いことをして、財を失うことがある。
それでもなお、善いことを大胆につづけ得るものが、本当の勇者である。
（ 後藤静香 ）
36.
疑うことが学問の始まりであり、
科学する心の基本になっている。
哲学も「もののすべてや本質について知る学問」であり、
疑うことを忘れたら何物もつかめない。
（ 作者不詳 ）
37.
疑ったり信じたりして
考えを照らし合わせ、
その結果つかんだ知識こそ、
本当の知識である。
（ 作者不詳 ）
38.
懐疑論者は決してだまされない。
（ フランスのことわざ ）
39.
懐疑主義は、知性の貞潔だ。
（ サンタヤーナ ）
40.
私が疑うことのできぬ唯一の勝利は、
種子の力の中に宿る勝利だ。
黒い大地の中に蒔かれた種子は、
すでにして勝者だ。
しかし、
小麦に宿るその勝利に立ち会うためには、
時の流れが必要なのだ。
（ サン・テグジュペリ ）

41.
自分を磨く者は、
疑うことを知っている。
（ 作者不詳 ）
42.
何ものにも揺るがない信念を持っている人は、
血と汗を流した結果それを勝ち得たのです。
――刺(とげ)だらけのやぶを通り抜けて
広々とした世界へ到達し、
疑いの世界から真実の世界へ達したのです。
（ ヘレン・ケラー ）
43.
宗教とは「気づく」ものなのです。
疑って、疑って、
そのあげくに、ハッとして、
なあんだそういうことか、
と了解するものです。
（ 菅原伸郎 ）
44.
相場は悲観の中に生まれ、
懐疑の中で育ち、
楽観の中で成熟し、
幸福感の中で消えていく。
（ 相場の格言 ）
45.
女性というのは、男性から言われたお世辞以外は、相手の言葉をすべて疑ってかかる存在である。
（ エルバート・ハバード ）
46.
懐疑は信仰の敵だとは言われるが、そうではない。
信仰の敵は軽信である。
（ 亀井勝一郎 ）
47.
人はしばしば、
信よりも不信によってだまされる。
（ レス枢機卿 ）
48.
信仰と懐疑とは互いに相応ずる。
それは互いに補(おぎな)い合う。
懐疑のないところに真の信仰はない。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
49.
懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑わぬという信念の上に立つものである。
（ 芥川龍之介 ）
50.
大疑は大進すべし。
小疑は小進すべし。
疑わざれば進まず。
（ 朱子 ）

51.
人間の苦しみの中で、
猜疑心という奴が一番苦しいものかな。
火刑(ひあぶり)よりも磔(はりつけ)よりも
苦しいかも知れないな。
（ 井上靖 ）
52.
ほとんどたいていの物事は、
何の疑いもなく朗らかに受け入れれば、
様相を新たにする。
（ ヘンリー・Ｓ・ハスキンズ ）
53.
「疑い」は、エゴがしかける最大の罠の一つである。
（ チャック・スペザーノ ）
54.
すべては疑いうる。
（ カール・マルクス ）
55.
懐疑心は多くの歓びを奪い、
しかも何も返してくれない。
（ ジェームズ・ラッセル・ローウェル ）
56.
懐疑は知的な疑念を意味するのみではなく、道徳的な疑念をも意味する。
（ トーマス・カーライル ）
57.
懐疑は無限の探求にほかならない。
（ ソクラテス ）
58.
信じる者同士は、
ささいな違いで争う。
それに比べると、疑う者は、
自分の中で葛藤するだけだ。
（ グレアム・グリーン ）
59.
懐疑は哲学への第一歩である。
（ ドゥニ・ディドロ ）
60.
何か用事があっての訪問ならば、誰でもする。
格別用事はなくとも相手を訪ねるのが表敬訪問であり、この表敬訪問こそが大事なのだ。
それをしないでいると、やがては双方に疑心も生じれば、暗鬼も呼ぶものである。
表敬訪問は、人生の潤滑油と心得よ。
（ 後藤清一 ）

61.
いやしくも剣を持って敵に対したときは、
あたかも遠山を見るごとくにせよ、
そして敵をおそれず、疑わず、侮らず、憎まず戦え、
それを超越したときに、
無念無想になる。
（ 早川雪洲 ）
62.
節度を知らないような懐疑は
真の懐疑ではないであろう。
（ 三木清 ）
63.
わしは西洋の思想は、すべてキリストの精神を基底にして、
或(ある)いはそれを敷衍(ふえん)し、或いはそれを卑近にし、或いはそれを懐疑し、
人さまざまの諸説があっても結局、
聖書一巻にむすびついていると思う。
科学でさえ、それと無関係ではないのだ。
（ 太宰治 ）
64.
人の猜疑心や敵意は
何によって生まれると思う？
それは秘密（＝相手が秘密を持つこと）によってだ。
（ アニメ『秘密〜The Revelation〜』 ）
65.
疑いの心から出発しなければ、
深く根ざした信念は得られません。
（ ヘレン・ケラー ）
66.
疑惑とは、
あまりに淋しくて、
信頼が自分の双子の兄弟だとわからない苦しみのことだ。
（ ハリール・ジブラーン ）
67.
人間の知識は疑うことから始まり、
分析して知るという理性によって
（疑いは）克服される。
（ 作者不詳 ）
68.
度を超えた懐疑は
純粋に懐疑に止まっているのではなく、
一つの哲学説としての懐疑論になっているか、
それとも懐疑の神秘化、宗教化に陥っているのである。
そのいずれももはや懐疑ではなく、一つの独断である。
（ 三木清 ）
69.
真の懐疑家は論理を追求する。
しかるに独断家は全く論説しないか、ただ形式的に論説するのみである。
（ 三木清 ）
70.
現在は移り変わる瞬間であり、
すでに過去は存在せず、
未来の見通しは暗く、疑わしい。
（ エドワード・ギボン ）

71.
たいていの「愛人」が、
「愛人」の立場にようやくあきたらず、
疑惑を抱き、自分の誇りも、意地もすてて、
かつてあれほど軽蔑した「妻」の座にすりかわろうという考えを抱くのは、
ただ時間の問題にすぎない。
（ 瀬戸内寂聴 ）
72.
結婚の幸福は非常にデリケートにできているから、手荒い扱いは禁物である。
この感じやすい植物は、思いやりのない手で触れただけで傷つき、無関心によって凍りつき、疑いによって破れてしまう。
（ トーマス・スプラット ）
73.
もし数学以外の科学において、
疑いのない確かさと誤りのない真実に到達することを望むなら、
（すべての）知識の基礎を数学に置くことが必要である。
（ ロジャー・ベーコン ）
74.
懐疑は発明の父である。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
75.
嫉まれるがいい。
憎まれるがいい。
幸福もまた無傷ではない。
疑うがいい。
苦しむがいい。
愛もすでに無心ではない。
（ 谷川俊太郎 ）
76.
疑義は哲学者の感知であり、
哲学は疑義に始まる。
（ ソクラテス ）
77.
自己愛とは自己疑心よ。
（ ベルナルド・グアルディ ）
78.
時がどんどん過ぎて行き、
思い出がだんだん遠ざかると、
記憶への疑いが必ず忍び寄ってくる。
（ ヨースタイン・ゴルデル ）
79.
本当に味がわかる人なら、わかったと思った瞬間に、自分は果たして本当にわかっているのだろうか、いや、そもそも味というものはわかることができるのだろうか、と懐疑的になるはずです。
そういう疑問を持たずに“わかった”と、自分の舌に安住してしまう人は偽者だろうね。
（ 辻静雄 ）
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