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サマセット・モームの名言
1.
苦労が人間を気高くするというのは、事実に反する。
幸福が、時にはそうすることはあるが、
苦労は大抵、人間をけちに意地悪くするものなのだ。
2.
何ひとつ為した事はない。
このまま死んでしまえば、
全くいなかったのも同然なのだ。
3.
「なぜ美人はいつもつまらぬ男と結婚するんだろう？」
「賢い男は美人と結婚しないからさ」
4.
生活の資を得るために絶えず心配するほど
人間を堕落させるものはない。
金銭を軽蔑する人たちに対して、
私は軽蔑を感ずるだけである。
彼らは偽善者か愚者である。
5.
読書は人を聡明にしない。
ただ教養ある者にするだけだ。
6.
芸術家の最大の敵は自己懐疑だ。
7.
金(かね)だけが人生ではないが、金のない人生もまた人生とは言えない。
十分な金がなければ、人生の可能性の半分は締め出されてしまう。
8.
人生とは、切符を買って軌道の上を走る車に乗る人には分からないものである。
9.
真に重大な自由はただ一つです。
それは経済的な自由なのです。
10.
愛してもいない男に言い寄られるときほど、
女が残酷になれることはない。
11.
芸術家は孤独の狼であり、
彼の道は孤独である。
仲間が彼を荒野に追い出すことは、
彼のためになることである。
……自己満足は芸術家を滅ぼすものである。
12.
女はいつも、機会さえあれば、自分を犠牲に捧げたがる。
あれは自己陶酔の一形式であり、しかも女たちのお好みの形式なのだ。
13.
最も永く続く愛は、報われぬ愛である。
14.
長い目で見れば、利口者や金持ちに生まれつくよりも、運の良い人間に生まれついた方がいい。
15.
ねえ、メアリイさん。
それでこそ人生ですよ。
伸るか反るか（のるかそるか）やってみるのが。
16.
神を信ずることは常識や倫理や議論の問題ではなく感情の問題である。
神の存在を立証することは、それを反証することと同じく不可能である。
17.
老年の最大の報酬は、精神の自由である。
18.
人は批評してくれというが、称賛を欲しているだけである。
19.
愛とは、お互いに相手を知らない男女の間に発生するものである。
20.
才能のない人たちが芸術を追求するほど悲惨なことはない。
21.
偉大な芸術は、道徳的要素なしには存在しえない。
22.
良き妻は、
夫が秘密にしたいと思っていることを
常に知らぬふりをする。
それが結婚生活の礼儀というものである。
23.
笑いのセンスを持っていれば、人間性の矛先を楽しむことができる。
24.
読書の習慣を身につけることは、人生のほとんどすべての不幸からあなたを守る、避難所ができることである。
25.
自分は今、あることをノートに書こうとしていると思うと、
そうでない時より特に注意深く見るし、
書きながら、実際当を得た言葉も生まれてくる。
26.
苦しみが人格を磨くというのは嘘だ。
幸福はそうすることもあるが、
苦しみは多くの場合人間を弱くし、執念深くする。
27.
恋の悲劇は死でも別離でもない。
それは無関心である。
28.
親が子に対する愛情こそは、まったく利害を離れた唯一の愛情である。
29.
小説を書くためのルールは三つある。
残念ながら、どんなルールなのかは誰も知らない。
30.
もちろん知っていると思うけど、
不倫を決してしなかったタスマニア人は、
絶滅したからね。

31.
描かないじゃいられないんだ。
自分でもどうにもならないのだ。
水に落ちた人間は、泳ぎが巧(うま)かろうと拙(つたな)かろうと、そんなこと言っておられるか。
なんとかして助からなければ、溺れ死ぬばかりだ。
32.
完璧には一つの重大な欠点がある。
退屈になりがちなのだ。
33.
良心は、個人が自己保存のために啓発した、社会の秩序を見守る守護神だ。
34.
人生とはおかしなものだ。
最高のものしか受け付けずにいると、最高のものを得られる場合が多い。
35.
苦労人というのは、ややこしい苦境を優雅に切り抜ける人のことである。
36.
この世の不幸は、良い習慣をあきらめるほうが、悪い習慣をあきらめるよりも、ずっと簡単だということにある。
37.
美はエクスタシーである。
飢えと同じぐらい単純なものだ。
38.
私たちは昨年と同じ人間ではもはやないし、私たちの愛する人もそうだ。
私たちが変わりゆき、同じく変わりゆく人間を愛し続けられるというのは、幸せなことだ。
39.
我々は誰でも、いつの日か、きっと役立つと思われるよいアイデアや生き生きした感覚を持つのだが、それを書いておくのを怠るため、逃げられてしまうのである。
40.
毎日、自己の嫌いなことを二つずつ行うのは、魂のためによいことだ。

41.
結婚は素晴らしいことだが、結婚生活という習慣をつけたことは誤りだと思う。
42.
世界は芸術家の目を通して自然を見ている。
43.
恋といえば、叫喚、涙、灼熱だ。
44.
人生とはおもしろいものです。
何か一つを手放したら、それよりずっといいものがやってくるものです。
45.
男が人生で求めるものはただ一つ。
それは快楽だ。
46.
男が妻に対して不実をおこなったら、女は同情のまとになる。
女が不貞を犯したら、男は嘲笑のまとになるだけだ。
47.
金(かね)は第六感のようなものだ。
これがないと、他の五感も十分に機能しない。
48.
つまらないことに熱情を感じてよく記憶していること、これが女の一番の特徴である。
数年前の友達と交わした世間話の中に出てきたこまごましたくだらないことをその気になればいつでも正確に話せるのである。
しかもやりきれないことに、女はいつでもその気になるのである。
49.
「青春が楽しい」というのは迷想である。
青春を失った人達の迷想である。
50.
人間が求めているものは、明らかに快楽であり、幸福なんぞ求めてやしない。

51.
ユーモアのセンスを持っていると、人間性の矛盾を楽しむようになる。
52.
恋人として男と女とが違う点は、女は一日中恋愛をしていられるが、男は時々しかできないということである。
53.
愛ほど男の考えを変えさせるものはない。
54.
人間の不幸のひとつは、彼らが性的魅力を失ってからもずっと後まで、性欲だけが残っていることだ。
55.
私が確信できることがたった一つある。
それは確信できることはほとんどないということだ。
56.
だって僕のしたことは全てそうするよりほかなかったのだとすれば、後悔しようにも、しようがないじゃないか？
57.
何が残酷といって、相手を愛しているのに相手からは愛してもらえない男には、女心ほど残酷なものはない。
58.
どんな男でも育ちのいい女ほど皮肉な心を持っていない。
59.
生きるための唯一の方法は、自分が死に行くことを忘れることだ。
60.
思い煩(わずら)うことはない。
人生に意味はないのだ。

61.
行きずりの読者を、二、三時間のんびりさせるか、旅行の退屈を紛らしてやるかのために、著者がどんなに苦心し、どんなつらい経験に耐え、どんな心労を味わったかは、神のみぞ知るである。
62.
人の言葉を引用する能力は、機知のなさを補うのに役立つ。
63.
新しい考えはおおかた新しい感動のせいなのだ。
それは思慮によってではなくて、情熱によって得られるものなのだ。
64.
どんなに頭の明晰な人でも、恋に終わりのあることは理解しえても、それを実感することはできない。
65.
作家は、羊の肉がどんな味であるかを書くために一頭の羊全部を食べる必要はない。
カツレツ一枚を食べれば十分だろう。
しかし、それだけはやってみなくてはならない。
66.
私はいつも人々に興味を持ってきたが、彼らを好きになったためしはない。
67.
老齢を堪え難くするものは、
精神、肉体の働きが衰え行くことではなく、
思い出の重荷である。
68.
人生への準備には、もううんざりした。
今こそ、生きてみたいんだ
69.
どうやら美というものも、幸福や発明と同様、計画的に追求されない時の方が獲得しやすいようである。
70.
恋は、人間を何ほどか自己以上のものにし、同時に、何ほどか自己以下のものにする。

71.
男というものは元来多妻主義だ。
心ある女は、男の気まぐれによる過失をいつも大目に見る。
72.
私達は似通ってるけれどまったく同じ人は一人もいない
73.
書く題材が欲しいと思った事は一度もない。
74.
人間はすべて暗い森である。
75.
自分は、
二十歳台には冷酷、
三十歳台には軽薄、
四十歳台には皮肉屋、
五十歳台には多少実直、
六十歳台には皮相と評される。
76.
僕らは謙虚でなくちゃいけない。
静かな生活の美しさを知るべきだよ。
「運命」の目にさえも気づかれないで、そっと人知れぬ一生を終えるべきなんだ。
全部で、76件
　
　
★ ★ ★ ★ ★
以下、ランダム名言コーナー
1.
真理の大海は、すべてのものが未発見のまま、私の前に横たわっている。
（ アイザック・ニュートン ）
2.
勝負は最後の一局を打ち終わったときに決まる。
最後の一手にいたる間の有利・不利は、
真剣勝負であればあるほど、
しばしば入れ換わるものだ。
やや有利はやや不利に通じ、
非常なる優勢は非常なる劣勢に通ずる。
（ 木村義雄 ）
3.
酒好きな人はたいてい「飲む理由」を探す。
何かにかこつけて飲もうとする。
だが私の場合は「飲まない理由」を探す。
（ ながれおとや ）
4.
感情を素直に感じることは、感情と知性と肉体の状態を一つに統合することです。
感情と戦ったり、感情を否定しようとすると、あなた自身の現実から遊離してしまいます。
（ ジェーン・ロバーツ ）
5.
人生に一人勝ちはない。
（ 萩本欽一 ）
6.
独身の人に「いい人見つかった？」、
失業中の人に「仕事見つかった？」、
結婚したカップルに「お子さんの予定は？」と聞くな。
（ キム・グリューネンフェルダー ）
7.
好奇心は人を成長させる最大のエネルギーだ。
（ 映画『真夏の方程式』 ）
8.
将来に期待する勝利よりも、確実な平和のほうがよい。
（ ティトゥス・リウィウス ）
9.
悪い行いをなざず怒ってもいない人に対して怒るならば、
この世においても、かの世においても、
その人は苦しみを受ける。
（ 『ウダーナヴァルガ』 ）
（ 『法句経』 ）
10.
歯医者──おまえの口に金属を入れ、おまえのポケットから硬貨を引き出す男。
（ アンブローズ・ビアス ）
11.
時間の浪費は命の浪費だ。
（ 漫画『SAKAMOTO DAYS（サカモトデイズ）』 ）
12.
禍(わざわい)はいつも幸福の仮面をかぶって待っている。
（ 吉川英治 ）
13.
よい妻、よい夫になる方法はある意味では簡単で単純です。
相手の性格にせよ、クセにせよ、行いにせよ、よいところのみを見つけてはほめるのです。
相手の欠点を数え上げることだけはやめなさい。
これが習慣になれば、あなたの結婚は恵まれたものになるはずです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
14.
あなたの経験、出来事、状態、行為などは、
すべてあなたの考えていることに対するあなたの潜在意識の反応です。
（ ジョセフ・マーフィー ）
15.
この世には、誰からも好かれる人間なんていないものよ。
だって、誰からも好かれる人間を嫌う人間が必ずいるでしょ。
世の中の仕組みはみんなそうだと思わない？
（ ドラマ『白い巨塔』 ）
16.
（父親は）幼い息子には教師として、成長した息子には兄として振る舞え。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
17.
情けは人の為(ため)ならず。
（ 日本のことわざ・格言 ）
18.
男女の友愛は結構なものです。
ただし、それが若者同士の間では恋となり、老人同士の間では恋の追憶を追い出したりするためだ。
（ サント・ブーヴ ）
19.
人間は自己の運命を創造するのであって、
これを迎えるものではない。
（ アベル＝フランソワ・ヴィルマン ）
20.
怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である。
（ アウレリウス ）
21.
自らを助けない者にはチャンスは巡ってこない。
（ ソポクレス ）
22.
才あるものは徳あらず。
徳あるものは才あらず。
真材誠に得がたし。
（ 新井白石 ）
23.
立派な人、偉い人も良いが、謙虚な人になることです。
（ 新川柳作 ）
24.
自分のところに（問題を抱えた）人が来るのを待っていては、小さな問題しか目に入らない。
自分が出かけていって、見つけるべきだ。
そもそも大きな問題というのは、問題を抱えているのを自覚していない人たちのところにあるものだ。
（ デミング ）
25.
時間って命の一部なんですよ。
（ 平尾誠二 ）
26.
交渉で成功するには、口を動かすことより耳を働かせることのほうが、はるかに重要である。
（ フランソワ・ド・カリエール ）
27.
人間が生きる限り、死人も生きているんだ。
（ ゴッホ ）
28.
人間は生きていく力を全く失ったら自殺しない。
しようにも、できやしない。
（ むのたけじ ）
29.
ものをつくる人間には、ばかばかしいようなところがなくちゃいけない。
（ 朝倉摂 ）
30.
芸術は本質的に、けっして教わることはできない。
弟子になろうなんてやつは、それだけで芸術家失格だ。
（ 岡本太郎 ）
【 弱気にならない 】
【 薪を割る 】
【 愚痴をこぼす動物 】
【 お金で買えない楽しみ 】
【 車谷長吉の名言 】
【 すでに得た名声 】
【 体験がにじむ 】
【 築く 】
【 内面から働きかける 】
【 頂上に立つ 】
【 宗教と道徳 】
【 しゃれた詩 】
【 心理作用 】
【 天網恢恢 】
【 筋道を知る 】
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