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1.
本来、仕事というのは、
みんながそれぞれの名前で語られるべきものだと思う。
（ 日比野克彦 ）
（ Hibino Katsuhiko ）
2.
雑草という草はありません。
草にはみんな名前があります。
（ 昭和天皇 ）
3.
金を残すのは三流、
名を残すのは二流、
人を残すのは一流。
（ 作者不詳 ）
4.
あなたの敵を許しなさい。
だが、その名前は決して忘れるな。
（ ジョン・F・ケネディ ）
（ John F. Kennedy ）
5.
相手の名前を覚えるのは、
相手のアイデンティティを刺激し、
「あなたに関心がある」「好意を持っている」ことをアピールする手段でもあるのだ。
相手は自分の名前を覚えてくれた人に関心を持つだろう。
（ 樺旦純 ）
（ Kanba Wataru ）
6.
経験とは、誰もが自分の過失に与える名前である。
（ オスカー・ワイルド ）
（ Oscar Wilde ）
7.
別れる男に、
花の名を一つは教えておきなさい。
花は毎年必ず咲きます。
（ 川端康成 ）
（ Kawabata Yasunari ）
8.
不運くらいなければ、
私は運と名のつくものとは
全く縁がなかったことだろう。
（ ディック・グレゴリー ）
（ Dick Gregory ）
9.
私たちが（商品に）興味を持つのは、
（商品にまつわる）魅力のある「物語」とドラマチックな商品説明、
権威のあるお墨付き、
有名人の推薦の言葉、
消費者の体験談、
ユニークなネーミングがそろっている場合だ。
商品（自体の特徴や魅力）は二の次なのだ。
（ ダン・ケネディ ）
（ Dan Kennedy ）
10.
偶然とは、
神が匿名で御業(みわざ)を行う方法である。
（ アルベルト・アインシュタイン ）
（ Albert Einstein ）
11.
チャンスはおそらく、
サインすることを欲しなかった時の
神の匿名であろう。
（ アナトール・フランス ）
（ Anatole France ）
12.
魅力とは、男性に（その女性の）電話番号を聞く気を起こさせるもの。
また、女性にドレスのデザイナーの名を聞く気を起こさせるもの。
（ 作者不詳 ）
13.
マスコミや評論家が何を書こうが知ったことか。
名前の綴りさえ間違っていなければな。
（ マイルス・デイヴィス ）
（ Miles Davis ）
14.
詩人の目は細かく激しく動いて、
天から地を見、
また地から天を見る。
そして想像力が未知の物の姿を呼び起こすと、
詩人のペンはそれに形を与え、
空々漠々(くうくうばくばく)たるものに
はっきりとした住居と名を与える。
強い想像力とは、
そんなわざを持っているのだ。
（ シェイクスピア ）
（ Shakespeare ）
15.
顔も　身体も　名前も　姓も
お前にそれは丁度良い
（ 作者不詳 ）
16.
神々がつくり、
ひとが発見する。
発見したものに、
私は署名しただけだ。
（ パブロ・ピカソ ）
（ Pablo Picasso ）
17.
最も優しい言葉は、
その人の名を呼ぶことである
（ 一般のことわざ・格言 ）
（ Ippan saying ）
18.
（我々は）学校では何百というばかばかしい戦闘の年号やこっけいな国王たちの名前を覚え、
新聞では税金やらバルカン半島やらについての論説を毎日読んでいながら、
人間のことは、何も知らない。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
（ Hermann Hesse ）
19.
わたしを名付けないで
娘という名　妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
坐(すわり)きりにさせないでください
（ 新川和江 ）
（ Shinkawa Kazue ）
20.
弱きもの、汝の名は人間、
よくぞ（酒を）発見せり、
酒のみ（＝酒だけ）が汝を汝以上と錯覚せしめ、
これまで生きながらえさせてくれたのだ。
（ 埴谷雄高 ）
（ Haniya Yutaka ）
21.
あながたが最期に呼ぶのは誰の名前ですか？
（ 映画『いつか眠りにつく前に』 ）
22.
名前に何の意味があるのか。
（ シェイクスピア ）
（ Shakespeare ）
23.
虎は死して皮を残し、
人は死して名を残す。
保険に入っていれば金を残す。
（ 吉行淳之介 ）
（ Yoshiyuki Junnosuke ）
24.
偶然は、
神が公に署名しない特別なケースのために取っておく、
神のペンネームである。
（ サミュエル・テイラー・コールリッジ ）
（ Coleridge ）
25.
政治――
主義主張の争いという美名のもとに
正体を隠している
利害関係の衝突。
私益のために国事を運営すること。
（ アンブローズ・ビアス ）
（ Ambrose Bierce ）
26.
虎は死して皮を留め、
人は死して名を残す。
（ 『十訓抄』 ）
（ Jikkinshou ）
27.
人間は、
一つの言葉、一つ名の記録のために、
さすらいをつづけてゆく動物である。
（ 寺山修司 ）
（ Terayama Shuuji ）
28.
過ちは経験の別の呼び名だ。
賢さへの近道だ。
（ アニメ『魔女と野獣』 ）
29.
名声というものは、結局、
新しい名前の周りに集まる
すべての誤解の総合にすぎないのだ。
（ リルケ ）
（ Rainer Maria Rilke ）
30.
物をいふまでは名のなき木の芽(このめ)哉(かな)
（ 加賀千代女 ）
（ Kagano Chiyojo ）

31.
露の世の未亡人とは淋しき名
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
32.
破れ傘てふ抵抗をする名かな
（ 後藤比奈夫 ）
（ Gotou Hinao ）
33.
名前や生年月日というのは、
その人自身のアイデンティティの中でも、
その人を象徴するものである。
（ 樺旦純 ）
（ Kanba Wataru ）
34.
山の名を知らぬまま行く紅葉狩
（ 西村麒麟 ）
（ Nishimura Kirin ）
35.
名を知らぬまま末枯(うらがれ)のうつくしき
（ 有澤榠りん ）
（ Arisawa Karin ）
36.
嗜(たし)まねど温め酒(あたためざけ)はよき名なり
（ 高浜虚子 ）
（ Takahama Kyoshi ）
37.
名付けるということは
批評とまではいかなくても、
少なくとも限定すること、
未知なものを既知の慣れたものの中へ組み入れること
を意味する。
（ トーマス・マン ）
（ Thomas Mann ）
38.
甘くもあらぬ駄菓子の類にも
名物めきたる名のつきたらむは
味のまさる心地こそすれ。
（ 正岡子規 ）
（ Masaoka Shiki ）
39.
キノコと名乗ったからには、
カゴに入れ。
（ ロシアのことわざ・格言 ）
（ Russia saying ）
40.
蜩(ひぐらし)といふ名の裏山をいつも持つ
（ 安東次男 ）
（ Andou Tsuguo ）

41.
猫の子の名なしがさきにもらはれし
（ 久保より江 ）
（ Kubo Yorie ）
42.
墓石の表面には余の姓名の外(ほか)
戒名(かいみょう)は勿論(もちろん)
位階勲等も記すに及ばず
（ 原敬 ）
（ Hara Takashi ）
43.
道とは自由自在のできるという名じゃ。
無理すると自由自在はできぬ。
無理のない本心に従えば、
自由自在で安楽。
これが道。
（ 柴田鳩翁 ）
（ Shibata Kyuuou ）
44.
それぞれに名乗(なのり)て出(いづ)る若葉哉(かな)
（ 加賀千代女 ）
（ Kagano Chiyojo ）
45.
竹馬にのぼりて忘る総理の名
（ 宇多喜代子 ）
（ Uda Kiyoko ）
46.
子猫の名いまだ決まらず雨止まず
（ 宇多喜代子 ）
（ Uda Kiyoko ）
47.
わが名かくとき淋しきよ夏の暁
（ 宇多喜代子 ）
（ Uda Kiyoko ）
48.
書は以て姓名を記するに足るのみ。
（ 『史記』 ）
（ Shiki ）
49.
ひとを待つ間に猫の子に名を授け
（ 宇多喜代子 ）
（ Uda Kiyoko ）
50.
何という熱狂ぶりだろう──
この世の日々を
冷静な目で見ることができず、
人生という本の頁を焦燥で埋めつくし、
芳(かんば)しい名前を自らすすんで汚(けが)す人は。
（ ジョン・キーツ ）
（ John Keats ）

51.
自分が崇拝されたり、
服従されたりすることを
夢想する人間は
帝国主義者である。
服装・徽章(きしょう)・名前がものをいう
華やかな女優は
帝国主義者である。
（ E・アラン ）
（ E. Alain ）
52.
豹は死して皮をとどめ、
人は死して名をとどむ。
（ 欧陽脩 ）
（ Ou Youshuu ）
53.
他者をカテゴリーにおいて呼ぶのではなく、
名で呼ぶこと、
それが他者を他者として迎え入れるということである。
他者に対しておのれを劈(つんざ)くということである。
（ 鷲田清一 ）
（ Washida Kiyokazu ）
54.
シャネルもディオールもエルメスも他人の名前ですよ。
「小林」とか「斎藤」とか「木村」と同じなのです。
（ 美輪明宏 ）
（ Miwa Akihiro ）
55.
言葉の響きは主観で受け取られる。
かつて
憲法という名称の響きが硬すぎる
と書いたことがある。
これが「のんぽう」や「ゆんぽう」だったら
ずっと生活に近いものに思われたのに。
（ 池澤夏樹 ）
（ Ikezawa Natsuki ）
56.
諸国の熱情が
口に祖国の名を藉(か)りるとしても、
われわれは意見の相違を超越した高い地歩に立っている。
祖国よりもさらに偉大なる何かがあるとすれば、
それはまさしく人間的良心である。
（ ロマン・ロラン ）
（ Romain Rolland ）
57.
ああくやし　夫の名前が　でてこない
（ 五十嵐ヒロ子 ）
58.
言語表現とは、
こころ、という名の大きな電池の放電現象だ、
ともいえるだろう。
（ 加藤秀俊 ）
（ Katou Hidetoshi ）
59.
（心という名の）電池は、
人間のさまざまな行動によって、
つねに充電されつづけている。
それが、言語という回路で、
すこしずつ放電されるのだ。
放電しなければ過充電になってしまうから、
しゃべらないわけにはゆかないのである。
（ 加藤秀俊 ）
（ Katou Hidetoshi ）
60.
AとBと云(い)うのは
二人の青年の名であるが、
同時に又、
この二人が持っていた
全く異った二つの「魂」の名でもある。
だから「AとBの話」は
「二つの魂の歴史」と云(い)っても差支えない。
（ 谷崎潤一郎 ）
（ Tanizaki Junichirou ）

61.
私の名前など
所詮(しょせん)は
他人が授けたものにすぎない。
それは、あくまで
他人が私を識別するための記号であり、
そうした相互の識別作用をとりあえずうけいれはするが、
そこに決定的な何かを認めているわけではない。
（ 蓮實重彦 ）
（ Hasumi Shigehiko ）
62.
何が勤労感謝だ、
無職者にとっては
単なる名無しの一日だ。
それともこの私に、
世間様に感謝しろ、
とでも言うのか。
冗談じゃない、
私だって長い間働いて、
税金もがっぽりとられて来たのだ。
（ 絲山秋子 ）
（ Itoyama Akiko ）
63.
貧乏な天使が　小鳥に変装する
枝に来て　それはうたふ
わざとたのしい唄を
すると庭がだまされて
小さい薔薇の花をつける

名前のかげで暦(こよみ)は時々ずるをする
けれど　人はそれを信用する
（ 立原道造 ）
（ Tachihara Michizou ）
64.
幸福とは名ばかりのもの
いかなるものか我らは知らぬ
新たに酌(く)んだ酒こそが
もつとも古い友達だらう
葡萄の血もて満たした壺を
とつくり眺めて撫でるがよい
裏切られなどしないから
（ ウマル・ハイヤーム ）
（ Omar Khayyam ）
65.
ひとりひとりの人間たちの物語を語ることは、
ひとりひとりの名を呼ぶことだ。
（ リフアト・アルアライール ）
（ Refaat Alareer ）
66.
まだ物の名も知らず、
一切の現象は
ただ一度きりでしかもまた永遠のごとく思われ、
もろもろの形態の底知れぬ再生について
まだなんにも知らない間は、
どんなに我々は幸福であろう。
（ ハンス・カロッサ ）
（ Hans Carossa ）
67.
私たち（＝創作者）は、
「私」の名において何ごとかをなさんとする
我執のおかげで
当然の刑罰を受けているのでありましょう。
（ 長谷川町子 ）
（ Hasegawa Machiko ）
68.
刊行者たちの関心が
書物に署名される著者名にあり、
内容の持つ価値には
さほど関心が向けられていないことを思うと
残念でたまらない。
（ ガブリエル・ガルシア＝マルケス ）
（ Gabriel Garcia Marquez ）
69.
おもうに少年期には
他のどこにも求めがたい確かなものが在って、
彼はそれに名を与えたいと悩んでいる。
それが成長だ。
彼はようよう名を与えた。
成功が彼を安心させ、誇り高くさせる。
（ 三島由紀夫 ）
（ Mishima Yukio ）
70.
ゆくゆくはわが名も消えて春の暮
（ 藤田湘子 ）
（ Fujita Shoushi ）

71.
日本ほど、「国際」とか「インターナショナル」という言葉にとりつかれている国は少ない。
ホテルからタクシー、石鹸にいたるまで、
あらゆるもののネーミングにこの単語が使われて、
それを見たり聞いたりせずには一日も過ごせない。
にもかかわらず、外国人や外国の考え方にこれほど障壁を築いている国も珍しい。
（ アレックス・カー ）
72.
名付けるとは、
名付けられたものを遠ざけて、
それをひとつの名前という便宜的なかたちで所有する
暴力的な行為である。
（ モーリス・ブランショ ）
（ Maurice Blanchot ）
73.
私の名前はどういうものか、
「三島由紀夫」というのを、
「三島由起夫」とまちがって書かれることが多い。
私は由紀夫であって、
由起夫なんていう、
だれか知らない人物ではない。
（ 三島由紀夫 ）
（ Mishima Yukio ）
74.
実に多くの職人たちは、
その名を留めずに
この世を去ってゆきます。
しかし彼らが親切に拵(こしら)えた品物の中に、
彼らがこの世に活きていた意味が宿ります。
彼らは品物で勝負しているのであります。
物で残ろうとするので、
名で残ろうとするのではありません。
（ 柳宗悦 ）
（ Yanagi Muneyoshi ）
75.
みずからを全能とみなすことのない謙譲の態度、そして、現にあるものについての分析とあるべき姿への願望とを区別するという謙虚さを十分身につけるまでは、どんな学問も学問という名には値しない。
（ E・H・カー ）
（ E. H. Carr ）
76.
この世の人たちは、
名を記す必要のない品物の値打ちを、
もっと認めねばなりません。
そうして自分の名を誇らないような気持で仕事をする人たちのことを、
もっと讃えねばなりません。
そこには邪念が近づかないでしょう。
（ 柳宗悦 ）
（ Yanagi Muneyoshi ）
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