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哲学者・思想家の名言
☆ ３月１６日 ☆
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1.
制度を作るのは共和国の統領だが、のちには、その制度が共和国の統領をつくる。
（ モンテスキュー ）
2.
過去の出来事を持ち出してこれが今の悩みの原因ですよという治療者に、
患者さんは依存してしまいます。
患者さん自身は何も言えないのです。
治療者から一方的にこうなんだと言われると、
依存関係になってしまう
（ 岸見一郎 ）
3.
精神の豊かな人は、
まったくの孤独の中でも、
おのれひとりの想念や幻想にすばらしい楽しみを見出すことができるが、
愚か者の場合は、
社交、観劇、遊山、宴会などが入れ替わり立ち替わり絶えることなく続いても、
死ぬほどの退屈から彼を防ぐ手立てはないのである。
（ ショーペンハウアー ）
4.
人を不安にするものは、事柄そのものではなく、むしろそれに関する人の考えである。
（ カール・ヒルティ ）
5.
結婚したほうがいいのか、それともしないうがいいのかと問われるならば、わたしは、どちらにしても後悔するだろうと答える。
（ ソクラテス ）
6.
ひどい思いちがいは、わたしをいたい目にあわせる。
そのいたさにたえて、自分の思いちがいにしがみつくか、すてるかは、わたしの自由な選択だ。
（ 鶴見俊輔 ）
7.
人間をつくるのが理性であるとすれば、
人間を導くのは感情である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
8.
万物をつくる者の手を離れるときすべてはよいものであるが、人間の手に移るとすべてが悪くなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
9.
人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは、
行為でなく、習慣なのだ。
（ アリストテレス ）
10.
人間は他との比較をやめて、
ひたすら自己の職務に専念すれば、
おのずからそこに一小天地が開けてくるものです。
（ 森信三 ）
11.
ぼくが残念に思うことは、
多くの青年が、
──それも「いい子」であればあるほど──
世間体や親の思惑を気にして、
自分の好きなことを
心の中でつぶしてしまうことだ。
（ 中島義道 ）
12.
最も難しい三つのこと──
秘密を守ること、
他人から受けた危害を忘れること、
そして、暇な時間を利用すること。
（ キケロ ）
13.
ひとたび決断を下し、あとは実行あるのみとなったら、その結果に対する責任や心配を完全に捨て去ろう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
14.
精神を思う存分働かせたいと願うなら、体の健康に留意することだ。
（ デカルト ）
15.
駄洒落上手は踏んづけるほどいる。
この種の虫は、国内どこへ行こうと、雨あられと降ってくる。
しかし、本当の洒落の達人となると、稀少の逸材である。
そのように生まれついた者でも、役柄を長くつとめるのはきわめて難しい。
人を笑わせながら、人から尊敬を受けるとなると、ほとんど皆無に近い。
（ ラ・ブリュイエール ）
16.
君が君自身を重んじることができなければ、誰か君を重んじることのできる人を見つけることも、ほとんどないであろう。
（ キルケゴール ）
17.
新しい進歩には怖さあり。
（ ヘーゲル ）
18.
人間において生きるとは、
ただ単に生き永らえることではありません。
何のためにこの命を使うか、
この命をどう生かすか、
そして、命を生かすということは、
何かに命を賭けるということです。
（ 芳村思風 ）
19.
人から受けた不正をいつまでも思い続けることは、
常に有害であり、そのうえ、たいていは無益でもある。
そういう考えを急いで払いのけて、
そのために元気を失わないようにするのが、
一番よいことである。
（ カール・ヒルティ ）
20.
人々の善が最高の法律である。
（ キケロ ）
21.
中間を行くのが、もっとも安全だ。
（ オウィディウス ）
22.
自分達に真実と思われる事柄をすべて馬鹿にし、これを虚妄だとしてしまうことも愚かな自惚れである。
これは一般の人たちよりも、若干器量のある自信を持っている人々にありがちな悪弊である。
（ モンテーニュ ）
23.
一般に、人は、
（親をはじめ）自分が恩恵を被っている人を、
恩恵を被っているからこそ
憎む場合があり、
（子をはじめ）自分が恩恵を与えている人を、
恩恵を与えているからこそ
嫌う場合がある。
（ 中島義道 ）
24.
人は、自分を愛しているから嫉妬するんじゃなくて、
愛していないから嫉妬するんだ。
面白いもんだね。
（ 池田晶子 ）
25.
誰でも間違いをすることはある。
しかし、間違いに固執するのは馬鹿以外にはない。
（ キケロ ）
26.
あらゆるものは自明である。
（ デカルト ）
27.
怒りは自己に悦(よろこ)びへつらう感情である。
（ モンテーニュ ）
28.
絶望とは死に至る病である。
自己の内なるこの病は、永遠に死ぬことであり、死ぬべくして死ねないことである。
それは死を死ぬことである。
（ キルケゴール ）
29.
多くの人間たちにとって、不幸を癒す薬は沈黙である。
とりわけ分別のある者には。
（ カルキノースⅡ ）
30.
くる日、くる日が最良の日。
（ エマーソン ）
31.
美の愛は愛好であるが、美の創造は芸術である。
（ エマーソン ）
32.
十歳では菓子に、
二十歳では恋人に、
三十歳では快楽に、
四十歳では野心に、
五十歳では貪欲に動かされる。
人間はいつになったら、
英知のみを追うようになるのであろうか。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
33.
幸福は何処(どこ)にあるのか、
誰がそれを知っているのか。
皆それを求めているのだが、
それは誰にも見つからない。
人々は一生を費やして
幸福を追っかけまわしているのだが、
それを捕まえることもなく死んでいく。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
34.
飢餓線上の貧困者は生き甲斐のある生活をおくる。
衣食住を求める闘争に従事することは、無用の感覚から自由になることでもある。
（ エリック・ホッファー ）
35.
長生きをしたければ中庸の道を歩け。
（ キケロ ）
36.
女性の力は精神的な力であり、男性の力は物質的な力である。
（ アラン ）
37.
学ぶのに、時間を費やしすぎるのは、怠惰である。
（ フランシス･ベーコン ）
38.
すべての人間に共通な一つの心というものがあります。
それぞれの人間は、
その同じものが流れ込み、
また流れ出す入り江なのです。
一度その入り江に通じた者は、
あらゆる時代の知識を相続する自由人になることができます。
（ エマーソン ）
39.
我々は、すでに持っているものについてはたまにしか考えないが、まだ持っていないものについては常に考える。
（ ショーペンハウアー ）
40.
そぶりのほうは、すでにとっくに愛していないと物語っているのに、永い習慣から会い続ける。
（ ラ・ブリュイエール ）
41.
人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの──そうしたものは、彼らになんの幸福ももたらさない。
奔走しているあいだは、その渇望するもののなかに自分らの幸福があると思っているけれども、それが手に入るや否や、彼らはふたたびそわそわしはじめ、まだ手に入れていないものを欲しがり、人が持っていれば羨(うらや)ましがる。
（ エピクテトス ）
42.
告白は新しい生の一部でなくてはならない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
43.
貧しくとも自分の人生を愛そう。
たとえ貧しい家庭であろうとも、楽しい時間、わくわくする時間、素晴らしい時間があるはずだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
44.
誠実な人間の行き着く果ては、
自分が始終偽っていることを悟ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
45.
知識人にとって本質的な政治問題は、科学に結びついているかもしれないイデオロギー的内容を批判することでも、自分の科学的実践が正しいイデオロギーと結びつくよう努力することでもありません。
本質的問題は、真理について新しい政治を作りあげていく可能性を探ることなのです。
（ ミシェル・フーコー ）
46.
いかなる犯罪の源泉も、
若干の思慮分別の欠如、理性の錯誤、情熱の爆発的な力である。
（ トマス・ホッブズ ）
47.
数学は数学的真理のために、文学は精神的真理のために、人の頭を鍛える。
（ ジョセフ・ジュベール ）
48.
自分の実力以下の地位につくと大人物に見えるが、自分の実力以上の地位につくと、しばしば小人物に見えてしまう。
（ ラ・ロシュフコー ）
49.
人間は、自分が自分自身に対して常に最大の敵なのである。
（ アラン ）
50.
じっと止まっていると、
私はほとんどものが考えられない。
私の精神を動かすためには、
私の肉体は動いていなければならないのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
51.
そう考えない自由が私にあるのだ。
（ アウレリウス ）
52.
自分がもし他の人々よりも賢いとすれば、
それは自分が無知であることを自覚しているからだろう。
（ ソクラテス ）
53.
文明人は奴隷状態において
生まれ、生活し、死ぬ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
54.
将来の戦争は勝利に終わるのではなく、相互の全滅に終わる。
（ バートランド・ラッセル ）
55.
人生は、
高価なぶどう酒のように、
適当に間をおきながらちびちびと味わうべきものだ。
どんなに上等なぶどう酒でも、
それを水のように注ぎ込んでいたのでは、
その魅力の全ては失われ、
もはや大事なものとは思えなくなってしまう。
（ フォイエルバッハ ）
56.
死ぬ勇気のない生は奴隷である。
（ セネカ ）
57.
軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる。
（ エマーソン ）
58.
快楽は常に来るものと思うな。
常に去るものと思え。
（ アリストテレス ）
59.
我々がインチキだと呼ぶもろもろの宗教も、かつては本物だった。
（ エマーソン ）
60.
現在は過去以外の何ものも含んでいない。
そして、結果の中に見出されるものは、すでに原因の中にあったものである。
（ アンリ・ベルクソン ）
61.
夢想家は自分自身に嘘をつくが、嘘つきは他人にだけ嘘をつく。
（ ニーチェ ）
62.
本当の豊かさは、
精神の豊かさである。
（ アナカルシス ）
63.
運は常に、思慮深い人の味方として戦う。
（ クリティアス ）
64.
敷かれた道を進むより、
道なきところに
自ら道を築いて進め。
（ エマーソン ）
65.
名付けるとは、
名付けられたものを遠ざけて、
それをひとつの名前という便宜的なかたちで所有する
暴力的な行為である。
（ モーリス・ブランショ ）
66.
子どもは父母の行為を映す鏡である。
（ ハーバート・スペンサー ）
67.
健康だと思い込んでる病人は治せない。
（ アミエル ）
68.
未来を見る目を失い、現実に先んずる術(すべ)を忘れた人間の行き着く先は、自然の破壊だ。
（ シュバイツァー ）
69.
幾何学においては、一般にほとんどの学問の場合と同様に、どれかある特定の命題が直接的な利益をもたらすことはめったにない。
（ ヴォルテール ）
70.
汝がいっさいを屈服させんと欲せば、汝自身を理性に屈服せしめよ。
（ セネカ ）
71.
旅支度が整ったら、荷物はなるべく軽くしよう。
神が与えてくださった恵み深き和ぎに感謝しながら、さあ船を進めようではないか。
（ カール・ヒルティ ）
72.
私は君たちに何も教えないだろう。
哲学は知識ではない。
哲学は、すべてを問題とする反省の方法だ。
（ ミシェル・フーコー ）
73.
人間の心は、肉体とともに滅びるものではない。
ある永遠なものが残るのである。
（ スピノザ ）
74.
実存主義の考える人間が定義不可能であるのは、
人間は最初は何ものでもないからである。
人間はあとになってはじめて人間になるのであり、
人間はみずからがつくったところのものになるのである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
75.
私は正義の戦いよりも、よこしまな平和を好む。
（ キケロ ）
76.
（われわれは）万物を支配しているが、自己の支配者ではない。
自分の豊富さの中で、途方に暮れている。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
77.
誰かが嘘をついていると疑うなら、信じたふりをするとよい。
そうすると彼は大胆になり、もっとひどい嘘をついて正体を暴露する。
（ ショーペンハウアー ）
78.
科学は既に知っていること。
哲学は未知のこと。
（ バートランド・ラッセル ）
79.
（数学における）証明とは、君に強制的にやらせる作業ではない。
君を導く筋道だと思いたまえ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
80.
たとえ自分の気に入らない考えでも、ほんとうに説得力のある論拠によって論駁されるまでは自分の考えとして持ち続けていられるかどうか、このことがその人がほんものの哲学者であるかどうかを決めるんだ。
（ 永井均 ）
81.
例えば、この人が王であるのは、単に他の人々が彼に対して臣下として振舞うからでしかない。
ところが、逆に彼らは、彼が王だから自分たちは臣下だと思い込んでいるのである。
（ カール・マルクス ）
82.
男性における知的な風貌は、最も自惚れの強い連中の熱望する美の形成である。
（ ラ・ブリュイエール ）
83.
戦争は従属ほど負担が重くない。
（ ヴォルテール ）
84.
哲学とは、自分の幸福が外からの事柄にできるだけ左右されぬように心がけて、生きることである。
（ エピクテトス ）
85.
人間には、たくらんだ裏切りより、心弱きがゆえの裏切りのほうが多いのだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
86.
知と愛とは同一の精神作用である。
（ 西田幾多郎 ）
87.
自然を見よ。
そして自然が教える道をたどっていけ。
自然は絶えず子供を鍛える。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
88.
ひまなことは忙しいよりはよいものだ。
余分なものを何一つ持たない我々庶民にとって、
時間だけが財産である。
（ バルタザール・グラシアン ）
89.
ファッションは
「わたしはだれ？」という問いと戯れている。
（ 鷲田清一 ）
90.
人間は実際に自分の中に、自らを他のあらゆる事物から、さらには諸対象を通じて触発されるかぎりにおける自分自身から区別する能力を見出すのだが、この能力が理性である。
（ カント ）
91.
悪徳の上り坂は緩やかである。
（ セネカ ）
92.
自分に欠けているものを嘆くのではなく、自分の手元にあるもので大いに楽しむ者こそ賢者である。
（ エピクテトス ）
93.
もし反省とか感情が、あるいは、主観的意識のもつどのような形態でもが、現在を空虚なものと見なし、現在をこえ、もっとよく知っているふりをするなら、それは自分が空虚なもののうちにいるのである。
（ ヘーゲル ）
94.
君は、自分が呼吸して、自分が食べるから、自分が生きているんだと思っている。
でも、呼吸も消化も、全然君が意志してやっていることなんかじゃないんだから、その意味では、君が意志して君を生きているというわけじゃないんだ。
じゃあ誰がこの体を生きているんだろう。
（ 池田晶子 ）
95.
人には知力と人格が備わっている。
事実を拾い集め、自らの無知を知ることによって、人はうぬぼれという精神異常を癒すことができるのだ。
（ エマーソン ）
96.
他人のために暮らすのはもうたくさんだ。
せめてこのわずかな余生を、みずからのために生きようではないか。
（ モンテーニュ ）
97.
欠陥はいつも、それを取り除くために必要な変化よりはずっと耐えやすいものとなっている。
（ デカルト ）
98.
われわれは過去から積極的な方向づけは受けられなくても、
否定的な忠告を受けうることは知らねばならない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
99.
あなたの実力以上に有徳であろうとするな！
できそうもないことを己に要求するな！
（ ニーチェ ）
100.
忍耐と長時間は、往々にして力や怒りよりも効果がある。
（ ラ・フォンテーヌ ）
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