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哲学者・思想家の名言
☆ ２月２０日 ☆
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1.
優位の座ぶとんに納まっている者はいねむりをするものだ。
圧され、苦しめられ、打ち負かされて、何かを学ぶ機会が恵まれるというものである。
（ エマーソン ）
2.
人は天才に生まれるのではない。
天才になるのだ。
（ ボーヴォワール ）
3.
思考から生まれ、思考に問いかけるもののみが、全人類のための精神的な力となりうる。
（ シュバイツァー ）
4.
歩き方だけで、
その人が自分の道を歩んでいるかどうかが分かる。
（ ニーチェ ）
5.
人間は、蓄積された過去のある高さから存在し始める。
これこそ人間の唯一の宝、特権、そして印である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
6.
理性もしくは分別(ふんべつ)は、
われわれを人間たらしめ、
動物から区別している
唯一のものであるから、
各人のうちに完全な形で備わっている
と私は信じたい。
（ デカルト ）
7.
人に退屈だと思われないようにすることを大切だと思っている人々に限って、きまって我々を飽きさせる。
（ ラ・ロシュフコー ）
8.
私は、幼い精神を名誉と自由に向かって育て上げようとする教育においては、すべての暴力を否定します。
厳格と強制には何かしら奴隷的なものがあります。
そして、理性と知恵と技術によってなし得ないものは、力によっては決してなし得ないのだと言いたいのです。
（ モンテーニュ ）
9.
憐憫はあらゆる道徳律者の基準である。
（ ショーペンハウアー ）
10.
生身の人間の行動は、
ある行動をしないで、それを抑制するという状態をも含めて、
それはいつも揺れ動いている過程にあります。
人間はどういう状態においても、
揺れ動くということから自由になるものではありません。
そしてこの揺れ動くという状態において、
人は自分自身を何かの根本的な価値基準によって支える必要があり、
その根本的な価値基準は、宗教と呼ぶことができます。
（ 鶴見俊輔 ）
11.
均整の少し異常なものでなければ、最上の美ではない。
（ フランシス･ベーコン ）
12.
平和への希望が見えるや
ただちに平和を求め、
平和を持ち得ぬ限りは
戦争のための援助を捜し求める。
これが、正しい理性の命ずるところである。
（ トマス・ホッブズ ）
13.
世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足りる敗北があるものだ。
（ モンテーニュ ）
14.
どんな父親でも手加減して子をなぐる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
15.
あらゆる人は同等である。

それを異なるものにするのは
生まれではなくて、
徳にあるのみ。
（ ヴォルテール ）
16.
障害を克服できると信ずる者だけが、本当に障害を克服することができる。
（ エマーソン ）
17.
鏡の前に立って、己の偉大さを賛嘆(さんたん)する時代には偉大さが欠けている。
（ マルティン・ブーバー ）
18.
法／権利は正義ではない。
法／権利とは計算の作用する場であり、法／権利がいくらかでもあることは正義にかなっている。
けれども正義とは、それを計算することの不可能なものである。
正義は、計算不可能なものについて計算するよう要求する。
（ ジャック・デリダ ）
19.
食べ物を一番上手に味つけするのは空腹である。
（ ソクラテス ）
（ 空腹（飢え・食欲）が料理（食べ物・食事）を美味しくする ）
20.
神々のささやきを聞くために沈黙しよう。
（ エマーソン ）
21.
富は何かのために役立つもの、
それ以外のもののために存するものでしかない。
（ アリストテレス ）
22.
生活は簡素に、思想は高く。
（ エマーソン ）
23.
自尊心は我々に嫉妬心を吹き込むが、しばしばその嫉妬心を和らげる役もする。
（ ラ・ロシュフコー ）
24.
人は死から目を背けているうちは、
自己の存在に気を遣(つか)えない。
死というものを自覚できるかどうかが、
自分の可能性を見つめて生きる生き方につながる。
（ ハイデッガー ）
25.
万事に先立って汝自身を尊敬せよ。
（ ピタゴラス ）
26.
女たちは極端である。
男たちよりも良質か悪質か、そのどちらかだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
27.
孤独は優れた精神の持ち主の運命である。
（ ショーペンハウアー ）
28.
夢想家は自分自身に嘘をつくが、嘘つきは他人にだけ嘘をつく。
（ ニーチェ ）
29.
ありのままに見、あるがままに行動できる者を勇者と呼ぶ。
（ チャールズ・エバレット ）
30.
現実的には、人間がもはや余すところ何もなしというほど不幸の境地になったことは、いまだかつて一度もなかった。
そこで常識が、「抜け目なくやりくりさえすれば、何とかなる」と広言するのも、なるほどもっともである。
（ キルケゴール ）
31.
豊かな心がなければ、富は醜い物乞いでしかない。
（ エマーソン ）
32.
親切が過ぎて意地悪になってはいけない。
（ バルタザール・グラシアン ）
33.
読書は単に知識の材料を提供するだけである。
それを自分のものにするのは思索の力である。
（ ジョン・ロック ）
34.
何物も断念することを欲しない者は真の希望を持つこともできぬ。
（ 三木清 ）
35.
名誉の悪用やこの世の虚妄について
最も多く呼号する者は、
最も多く名誉に飢えているのである。
（ スピノザ ）
36.
幸いなるかな、天の流転(るてん)に従いて静かに流転する人々。
（ モンテーニュ ）
37.
対象それ自体がいかなるものであるということ、それ自体を、われわれの認識能力は明らかにすることはできない。
われわれはただそれに可能な限り迫り得るというだけにすぎない。
（ 中村元 ）
38.
人生の意味への問いは
倫理的な問いとなります。
それは、
自分の人生を意味あるものにするためには、
私はどのような課題を自分に課したらよいか、
という問いになるのです。
（ カール・ポパー ）
39.
格言は哲学者たちの機知のほとばしりである。
（ ヴォーヴナルグ ）
40.
知性は、
人性についての自然的理解の欠如によって
性格づけられる。
（ アンリ・ベルクソン ）
41.
生きるとはある活動であり、各人はそのもっとも好む事柄に対して、もっとも好む能力を働かせて活動する。
これらの活動の愉しみが活動を完成させ、各人の追求する生を完成させるのである。
（ アリストテレス ）
42.
孤独を知りたかったら恋愛せよ。
（ 作者不詳 ）
43.
決断を留保したり、行動を留保したりして、ひたすら思索をつむという習慣は、思想を思想として考えているだけでくらしをたてることのできる人々にだけ、可能なことで、民衆のもちうる傾向ではない。
（ 鶴見俊輔 ）
44.
耐え忍んだ事柄は、
甘美な記憶である。
（ セネカ ）
45.
葬式は、
死者に対する務めというよりは、
生者に対する慰めである。
（ アウグスティヌス ）
46.
哲学は踏み出す一歩一歩ごとに皮を一枚ずつ脱ぎ捨てるのだが、
愚かな弟子どもは、その皮の中へもぐり込んでゆく。
（ キルケゴール ）
47.
智恵は知識にまさる。
（ ブレーズ・パスカル ）
48.
善や悪はただの名目にすぎず、容易にくるくるどちらにでも移し変えることができる。
（ エマーソン ）
49.
自分に類似したものや自分と同類のものは
どれも快いが、
人は誰でも、とりわけ自分自身に対してそのように感じるのだから、
必然的に、すべての人々は
多かれ少なかれ自己愛者であるということになる。
（ アリストテレス ）
50.
我々の職業の大半は狂言である。
そのたずさわる役目が変わるたびに、新たな姿や形をとり、新たな存在に変質する者もある。
（ モンテーニュ ）
51.
人生が始まるや否や、そこに危険がある。
（ エマーソン ）
52.
よもや他人の迷惑にはなるまいと思っているときに、他人の迷惑になっていることがよくあるものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
53.
神は許されても、牛は許されない。
（ アクィナス ）
54.
規則に判断を委ねてしまうと、人生は本来が危険なものだという常識を人は忘れる。
いや忘れてしまいたいからこそ、人は規則を求めるのだが、それでは本来の人生を生きたことにはならない。
（ 池田晶子 ）
55.
たとえどんなに愛らしい子でも、寝ついてくれたのを喜ばない母親はいない。
（ エマーソン ）
56.
世界が存在するのは誰のためでもない。
（ スピノザ ）
57.
恥は若者にとって名誉であり、
老人には屈辱である
（ アリストテレス ）
58.
誰かが何かを合理化しようと試みる場合、
本質的な問題は
そのひとが合理性の諸原理に則(のっと)っているか否かを調べることではなく、
かれがどんなタイプの合理性に訴えようとしているかをみつけることである。
（ ミシェル・フーコー ）
59.
真の自由とは、自分自身に対してあらゆることをなしうるということである。
（ モンテーニュ ）
60.
才能があっても不愉快な人もいれば、いくつも欠点を持っていて、快感を与える人もいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
61.
私は自分の人生をつくり上げるために努力してきた。
それがわたしの職業であり、仕事であった。
（ モンテーニュ ）
62.
わずか一言でも下手に受け取られると、十年の功績も忘れられてしまう。
（ モンテーニュ ）
63.
日本国憲法の基本は、
日本人の生命、財産は国がこれを保障せず、
旧敵国、すなわち、アメリカが保障するというところにある。
（ 長谷川三千子 ）
64.
自己犠牲は美徳の条件である。
（ アリストテレス ）
65.
人間は他のどんな動物よりも病弱であり、不安定であり、変化しやすく不確定である。
人間は病める動物なのだ
（ ニーチェ ）
66.
情念は
過度でなければ美しくありえない。
人は愛しすぎないときには
十分に愛していないのだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
67.
我々の生は、
我々が生の問題を理解し始めた瞬間に閉ざさる。
（ テオフラストス ）
68.
過ぎ去る時間とは失われた時間であり、怠惰と無気力の時間であり、いくたびも誓いを立てても守らない時間であり、しばしば引越しをし、絶えず金の工面に奔走する時間である。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
69.
数学は確実さ、明白さに仕えるしもべである。
（ ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト ）
70.
愛情を受け取る人間は、一般的にいえば、愛情を与える人である。
（ バートランド・ラッセル ）
71.
人の不幸はほとんど反省によってのみ生まれる。
（ ジョセフ・ジュベール ）
72.
悪徳を非難するよりは、徳を教える方がよい。
（ スピノザ ）
73.
駄洒落上手は踏んづけるほどいる。
この種の虫は、国内どこへ行こうと、雨あられと降ってくる。
しかし、本当の洒落の達人となると、稀少の逸材である。
そのように生まれついた者でも、役柄を長くつとめるのはきわめて難しい。
人を笑わせながら、人から尊敬を受けるとなると、ほとんど皆無に近い。
（ ラ・ブリュイエール ）
74.
立派な愛国者であるとは、
自国が商業によって繁栄し、
武力によって強大になるように願うことである。
（ ヴォルテール ）
75.
地獄とは他人のことである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
76.
難問は分割せよ。
（ デカルト ）
77.
毎日声を出して言葉を使うことが大切である。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
78.
幸福になるのは、自分の好きなものを持っているからであり、他人がよいと思うものを持っているからではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
79.
行動に際して、あまりに臆病になったり神経質になることがないように。
すべての人生が実験なのだ。
実験すればするほどうまくいく。
（ エマーソン ）
80.
他の人を幸福にすることは、やはりいちばん確かな幸福である。
（ アミエル ）
81.
人間だけがこの世で苦しむため、笑いを発明するほかなかったのだ。
（ ニーチェ ）
82.
我々はそれぞれ、違う温度で沸騰する。
（ エマーソン ）
83.
十六歳では、未成年でも苦しみについて知っている。
彼自身、苦しんだことがあるからだ。
しかし、他の人間も同じように苦しんでいることはほとんど知らない。
感じることなく理解したことなど、知識とは言わないのである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
84.
神より賦与されたる人生は短きも、楽しく送りし人生の記憶は永遠なり。
（ キケロ ）
85.
愛国主義、排外主義、民族主義、
これらの運動を区別するものは何もない。
（ モーリス・ブランショ ）
86.
粗暴は弱さの一つのしるしである。
（ セネカ ）
87.
ほとんどの人にとって、自分の時代は面白くないものだ。
（ ソクラテス ）
88.
あらゆる借金の中で
人々は税金を一番払いたがらない。
これは政府に対するなんという諷刺であろうか。
（ エマーソン ）
89.
いわゆる恋愛結婚とは、幻想を父とし、必要性を母とするものである。
（ ニーチェ ）
90.
人間の生の価値は、その人が何をしたがではなく、どうしたかにかかっているべきである。
（ キルケゴール ）
91.
この物理的宇宙が存在することも同じ（＝人生と同じ暇つぶし）である。
惑星が爆発したり、星雲が巡ったり、あれらすべて壮大な暇つぶしであると、私には見える。
べつにすることもないから、ああやって遊んでいるのである。
（ 池田晶子 ）
92.
顔を知り合っている相手の場合には、
顔なしにその人を思い浮かべることは
決してできるものでない。
（ 和辻哲郎 ）
93.
他人に秘密を守らせようとしたら、
まず己れ自身が守ることである。
（ セネカ ）
94.
未熟な愛は言う、｢愛してるよ、君が必要だから｣と。
成熟した愛は言う、｢君が必要だよ、愛してるから｣と。
（ エーリヒ・フロム ）
95.
ここに印刷された言葉は考えであり、実際、身をもって経験しなければなりません。
（ アウグスティヌス ）
96.
私たちは三つの教育を受ける。
一つは両親から。
もう一つは教師から。
残りの一つは社会から教えられる。
そして、この三番目は、初めの二つの教えに全て矛盾するものである。
（ モンテスキュー ）
97.
名門、名声は悪を示す仰々しき飾りなり。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
98.
「自分についての知識」には、
自分をよりよくしようとする努力、実践が必ず伴うはずだ。
（ ソクラテス ）
99.
知識と感覚と行動とをつなぐ回路をどのようにして自分の中に設計できるか。
そういう回路の見とり図をかくことだけでなく、実行の方向にふみだすことが大切だ。
知識と感覚・行動が絶縁している場合、人は、大局的に見て権力者のいうなりにあやつられる。
（ 鶴見俊輔 ）
100.
あり余るほど自由な時間のある人間は、たいてい悪いことを考えるものである。
（ スピノザ ）
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