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哲学者・思想家の名言
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1.
もし、事物の現象形態と本質とが直接に一致するならば、一切の科学は不要である。
（ カール・マルクス ）
2.
我なにかを知る。
（ モンテーニュ ）
3.
女の貞節は、多くの場合、
自分の名声と平穏への愛着である。
（ ラ・ロシュフコー ）
4.
見聞の広い者は多くのことを知っている。
（ ラ・フォンテーヌ ）
5.
人は許しながらなお残酷になれるし、
罰しながらなお慈悲深くなれる。
（ アウグスティヌス ）
6.
すべての基本は熱中である。
そして熱中は純真な心から生まれる。
（ エマーソン ）
7.
哲学するとは、
自分の人生を考え、
その考えにしたがって生きること。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
8.
大自然にひとつの法あり。
それはすべての人間に共通であり、理性的であり、永遠なるものなり。
（ キケロ ）
9.
罪を正当だと思うのは、実際に罪の証拠を見せられ、自白せずにいられなくなった時だけだ。
（ シュバイツァー ）
10.
「私は君に対して率直に振る舞うことにした」こんなことを言う人間は、なんと腐った卑しい人間であることか。
いったい何がしたいのか。
口に出して言うべきことではない。
（ アウレリウス ）
11.
己自身を悲しみに委(ゆだ)ねるのは危険だ。
それは勇気と立ち直る希望を奪い去る。
（ アミエル ）
12.
我々に与えられた時間は、決して短いわけではなく、実はその多くを浪費しているだけなのである。
人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。
（ セネカ ）
13.
私は苦労はいとわぬ。
辛抱もする。
だが、それは自分の好きなことをする時だけだ。
（ モンテーニュ ）
14.
信仰を持つ人間は、集団における権力者よりも、利害で集まっている烏合の九十九人よりも力強い。
（ J・S・ミル ）
15.
善行について言えば、それは一人の人間にとって手一杯の仕事である。
わたしはこの仕事にかなり励んだ結果、奇妙に聞こえるかもしれないが、自分の気質に合わないことを発見した。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
16.
羞恥心のあることが、女にとって必要な一つの掟と言われているのはおかしい。
男は女のあつかましさしか尊重しないというのに。
（ ヴォーヴナルグ ）
17.
社会主義は老いぼれきった専制主義の空想的な弟で、これを継承しようとしているのである。
（ ニーチェ ）
18.
立派な箴言はちょうど塩のように、決して利かなくなることのない食物である。
（ ニーチェ ）
19.
ひどく運の悪い人は安心せよ。
もうこれ以上悪くはならない。
（ オウィディウス ）
20.
ラディカルであることは、事柄を根本において把握することである。
（ カール・マルクス ）
21.
栄えると友人がほとんどできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
22.
上品は天賦のものであり、技巧によって得られるものではない。
（ ブレーズ・パスカル ）
23.
自卑は、人間が自己を他人の人々よりも劣ると信じる謬見(びゅうけん)から生ずる悲しみである。
（ スピノザ ）
24.
純粋な歓びのひとつは勤労後の休息である。
（ カント ）
25.
自分でも守れない秘密を、
どうして人に守らせることができようか。
（ ラ・ロシュフコー ）
26.
善良さは決して裏切られることのない唯一の投資である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
27.
才能が一つ多いほうが、
才能が一つ少ないよりもより危険である。
（ ニーチェ ）
28.
半可通は全知よりも圧倒的勝利を博する。
それは物事を実際よりも単純に理解し、そのために彼の意見の方が分かりやすく説得力のあるものとなる。
（ ニーチェ ）
29.
金のために働く人間を雇うな。
その仕事を愛するがゆえに働く人間を雇え。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
30.
せいぜい自分に
恥をかかせたらいいだろう。
恥をかかせたらいいだろう、私の魂よ。
自分を大事にする時など、
もうないのだ。
人の一生は短い。
（ アウレリウス ）
31.
万物をつくる者の手を離れるときすべてはよいものであるが、人間の手に移るとすべてが悪くなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
32.
内なる自分を見つめると、実は望んでいるものをちゃんと所有していることがわかる。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
33.
「必ず実現する」という固い信念だけが、
本来実現するかどうかわからない結果を実現させるのである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
34.
階級選択は自由による選択である。
したがって、
ある階級に所属するよう強制されたり、
どれかの階級から閉め出されたりするようなことがあってはならない。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
35.
いかに生きるかを学ぶには、全生涯を要す。
（ セネカ ）
36.
最善の法律は慣習から生まれる。
（ ジョセフ・ジュベール ）
37.
復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である。
（ ニーチェ ）
38.
幾何学者にも天文学者にも科学者にもなりたいわけではない大衆はすべて、
基本科学のそれぞれの主要諸観念を絶えず同時的に求めている。
（ オーギュスト・コント ）
39.
唯一の善は知識であり、
唯一の悪は無知であることである。
（ ソクラテス ）
40.
代数学と幾何学は、すべての学問のうちで最も易しく明らかであり、どんなものでもその対象にできるのである。
なぜなら、不注意さえしなければ、そこにどんな誤りも入り込むはずがないのだから。
（ デカルト ）
41.
危険にあまり注意しすぎると、多くの場合、危険に落ち込む。
（ ラ・フォンテーヌ ）
42.
すべての罪の動機は空虚さにある。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
43.
あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。
（ ニーチェ ）
44.
指輪や宝石は贈り物ではない。
唯一の贈り物は、汝自身の一部を贈ることだ。
（ エマーソン ）
45.
友情のための最大の努力は、友人に我々の欠点を見せることではない。
彼に彼の欠点を悟らせることだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
46.
まず、どのように生きたいのかを自らに問え。
そしてなすべきことをなせ。
（ エピクテトス ）
47.
内的な祈りが欠けている限り、宗教は存在しない。
一方、この内的な祈りが起こって魂をかき立てる時は、たとえ形式や教義がなくても、必ず生きた宗教がある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
48.
謙遜は、人の称賛を嫌がるように見えるが、その実、もっと遠まわしに称賛されたい欲望にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
49.
人間は本来、社会的な動物である。
（ アリストテレス ）
50.
吾人(ごじん＝我々)が小過失を懺悔するは、他に大過失なき事を世人に信ぜしめんが為(ため)のみ。
（ ラ・ロシュフコー ）
51.
一生を真に充実して生きる道は、結局今日という一日を真に充実して生きる外(ほか)ないでしょう。
実際一日が一生の縮図です。
（ 森信三 ）
52.
人はしばしばある意見に反対する。
ところが本当はそれの述べられた調子だけが同感できないのに過ぎないのだが。
（ ニーチェ ）
53.
世間を知り、世間に寛大であれ。
世間を楽しむためには、
世間をかすめて生きるべきだ。
（ ヴォルテール ）
54.
時代の精神を持たぬ者は、
その時代のあらゆる不幸を担(にな)う。
（ ヴォルテール ）
55.
できるかどうか分からないような試みを成功させるただひとつのものは、まずそれができる、と信じることである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
56.
愛は、全ての徳のアルファにしてオメガである。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
57.
人類に与えられた自然の恵みのうち、自分の子供たちほど甘美なものがまたとあろうか。
（ キケロ ）
58.
私たちは、他者を愛することなくして、自らを愛することはできない。
そして自らを愛することなくして、他者を愛することはできない。
けれども、自らを利己的に愛すると、他者を愛せなくなる。
（ トマス・マートン ）
59.
いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。
（ ジョン・ロック ）
60.
粗暴は弱さの一つのしるしである。
（ セネカ ）
61.
祖先の自慢をする者は、他人の行為を称賛しているに過ぎない。
（ セネカ ）
62.
人は、自分を愛しているから嫉妬するんじゃなくて、愛していないから嫉妬するんだ。
面白いもんだね。
（ 池田晶子 ）
63.
技術も知恵も到達不可能である、もし人が学ばないならば。
（ デモクリトス ）
64.
いかに押しつぶしても個人的人格は専制である。
（ J・S・ミル ）
65.
あなた自身を最大限に利用しなさい。
というのは、あなたにとってあるのはそれだけなのだから。
（ エマーソン ）
66.
愛することの反対は憎むことではなく無関心であることだ。
（ カール・ヤスパース ）
67.
仕事に対する考えを整理するとか、熟考するとか口走るのは、おおかた仕事を逃れる口実である。
（ カール・ヒルティ ）
68.
大学は職業のための訓練学校になりつつある。
それは〈教養〉といったことにまったく無関心の金権主義者たちによって要請されているからである。
（ バートランド・ラッセル ）
69.
人を動かすものは、情熱と魂だ。
自らを制し得ないものは自由たり得ず。
（ ピタゴラス ）
70.
節約は不必要な費用を回避する科学であり、また慎重にわれわれの財産を管理する技術なり。
（ セネカ ）
71.
泣くことも一種の快楽である。
（ モンテーニュ ）
72.
私の精神は足で揺さぶってやらないと、よく働かない。
（ モンテーニュ ）
73.
懐疑とは方法である。
（ デカルト ）
74.
人はたいていのことを、それを誉めるのが、またはけなすのが流行りだから、誉めたりけなしたりするのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
75.
死と太陽は直視することは不可能である。
（ ラ・ロシュフコー ）
76.
二つの悪のうち、小さいほうを選ぶようにしなければならぬ。
（ アリストテレス ）
77.
王侯の寛容は、人民の忠誠を勝ち取るひとつの政略にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
生命の神聖視は、生命そのものを絶対唯一の意味あるものと見なすようになるのでは、真実なものではなく、偽りもので、生命のあり方の全体にとって有害である。
そうなると人間が超越者の位置を占めるようになり、これは事実上信仰喪失の現れである。
（ カール・ヤスパース ）
79.
一匹のハエが戦車の上にとまって言った。
俺はなんとたくさんの埃を上げていることか！
（ ラ・フォンテーヌ ）
80.
永遠平和などというものは、永遠のユートピアである。
なぜならそれは、苦悩や危険と分かちがたく結びついた人間生活を動かすぜんまいを、破壊しようと志すことに他ならないからである。
（ ベネデット・クローチェ ）
81.
人生は努力なり、活動なり、而(しか)して煩悶は即ち活動の源泉なり。
（ 桑木厳翼 ）
82.
「わからない」と感じることを、どこまでも考えてゆくようにして下さい。
「わからない」ということは、答えではなくて、問いなのです。
君が毎日やっているその自分とは、本当はなんなのか、知りたくないはずはないでしょう。
（ 池田晶子 ）
83.
普通、人間は機会さえあれば悪いことをするものである。
（ アリストテレス ）
84.
いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない。
（ ニーチェ ）
85.
平和は自由によってのみ、自由は真実によってのみ、可能である。
（ カール・ヤスパース ）
86.
人は棚ぼた式の幸福をあまり好まない。
自分でつくり上げることを欲するのだ。
（ アラン ）
87.
学ぶということは、絶えず自分をつくり変えていくことだ、とわたしは思っております。
それでは何が変わるのだろうか。
それは、ものを見る見方・考え方が変わり、生き方が変わるということです。
（ 林竹二 ）
88.
まったく相反する二つのこと、習慣と新奇が等しく我々の心をとらえる。
（ ラ・ブリュイエール ）
89.
人間的行為の宗教がないところには、いかなる宗教も存在し得ない。
（ サミュエル・クラーク ）
90.
人が賛辞を呈するのは、それで自分が得をしようと思うからに過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
91.
自然の先(ま)ず第一の原理は、何ものも神的な力によって無から生ずることは絶対にない、という点である。
（ ルクレティウス ）
92.
みせかけの微笑を見せたり、心に仮面をかぶったりしない、真心のこもった、裸のままの親切には、人は決して抵抗できないものだ。
もしこちらがあくまで親切を続ければ、たとえ良心のひとかけらもない人間でも、必ず受け入れてくれるだろう。
（ アウレリウス ）
93.
女性は自然の規定に完全に従属しており、したがって美的な意味において自由である。
男性が女性に求婚するに際して、自由を与えるという言葉を使うのは、このためである。
（ キルケゴール ）
94.
少女には少女の自由を許さなければならない。
ただし、それを利用する機会は与えるべきでない。
（ キルケゴール ）
95.
人間は美しいものをあがめ、
実益を軽んじている。
（ ラ・フォンテーヌ ）
96.
友と敵とがなければならぬ。
友は忠言を、敵は警告を与える。
（ ソクラテス ）
97.
人生は、幼年期には遠くから見た舞台装飾に、老年期には間近に見た舞台装飾に似ている。
（ ショーペンハウアー ）
98.
人間は自分のことを一向に知らないものだから、多くの人々は、健康であるのに死んでいくように思い、また、多くの人々は、死にかけているのに健康であると思う。
（ ブレーズ・パスカル ）
99.
ちっぽけな快楽ほど人間を小さくするものはない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
100.
貧者(ひんじゃ)の物惜しみしないのは浪費と称される。
（ ヴォーヴナルグ ）
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