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101.
芸術や学問における創造活動の
最も強い動機となるのは、
退屈で単調な日常を捨て、
自らの手で作ったイメージで満たされた世界に、
安住の地を見つけたい、
という願いなのである。
（ アインシュタイン ）
102.
芸術は主観を客観化すべきものだ。
（ フェルナン・クノップフ ）
103.
芸術は「通俗」であってはならぬが、しかほど「俗悪」であっても良い。
人間自体が俗悪なものだから
（ 坂口安吾 ）
104.
うつやノイローゼになりやすい人は人一倍、心の感度が高いともいえる。
昔から立派な芸術作品を残す人の中にはうつが少なくなかった。
（ 斎藤茂太 ）
105.
一切の芸術は兄弟です。
その奥底は同じものです。
人生における人間精神の表現ですからね。
方法だけが違うのです。
（ ロダン ）
106.
確かに人生は暗く悲しい。
しかし芸術は、愛によって悲哀を歓喜に変えるのだ。
（ マルク・シャガール ）
107.
自然は神の黙示であり、芸術は人間の黙示である。
（ ロングフェロー ）
108.
音楽は音の変化によって諸感覚を表現する芸術である。
音楽は情緒の言語である。
（ C・F・ミハエリス ）
109.
美は芸術の究極の原理であり、最高の目的である。
（ ゲーテ ）
110.
科学と芸術は全世界に属する。
それらの前には国境など消え失せてしまう。
（ ゲーテ ）
111.
男の顔は自然の作品、女の顔は芸術作品。
（ アンドレ・プレヴォ ）
112.
家庭は芸術作品です。
鑑賞するのは子どもたちです。
口論やいらだちを、子どもたちの目から遠ざけるべきです。
そうしないと、家庭をばらばらにし、情緒の調和を乱すことになるでしょう。
（ フアロス ）
113.
あらゆる芸術の基盤にはかなしみがある。
しかしそのかなしみは
「泣」という字では表現できず、
「哭」という字で辛うじて表現できる。
（ 棟方志功 ）
114.
神は細部に宿る。
（ ミース・ファン・デル・ローエ ）
115.
収集家は目隠しをつけて歩き、手に入れたものしか見ない。
実のところ、収集本能と美を鑑賞する心とは相いれない。
（ アン・モロー・リンドバーグ ）
116.
科学と芸術は、高いレベルに到達すると、美的にも形式的にも融合する傾向がある。
したがって、超一流の科学者は、常に芸術家でもある。
（ アインシュタイン ）
117.
恋愛は芸術である。
血と肉とを以って作られる最高の芸術である。
（ 谷崎潤一郎 ）
118.
芸術でも音楽でも、映像、ファッション……。
ものを創り出すことに自分を賭けている人間は大勢いる。
何のために？
いいんだよ。
ためではない。
ぶつけたいから、ぶつけるんだ。
（ 岡本太郎 ）
119.
恋愛だって芸術だって、おなじだ。
一体なんだ。
全身をぶつけること。
そこに素晴らしさがある。
（ 岡本太郎 ）
120.
自分という存在そのものが、すでに芸術！
（ 七瀬音弥 ）
121.
懐疑は、おそらく英知の始めかもしれない。
しかし、英知の始まるところに芸術は終焉(しゅうえん)する。
（ アンドレ・ジッド ）
122.
芸術のつねで、洗練されたセンスはまず、直感により生み出されたあとは、育ててやらなければなりません。
（ サラ・バン・ブラナック ）
123.
誰もが芸術を理解しようとする。
ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。
（ パブロ・ピカソ ）
124.
芸術は日々の生活の埃(ほこり)を、魂から洗い流してくれる。
（ パブロ・ピカソ ）
125.
我々に味わえる
最も素晴らしい経験は、神秘だ。
それは、
真の芸術と真の科学を生み育てる
基本的な感情である。
これを知らず、もはや
不思議に思うことも
驚くこともできない人は、
死んだも同然で、
火の消えた蝋燭(ろうそく)でしかない。
（ アインシュタイン ）
126.
いつも言っていることだけれども、芸術はきれいであってはいけない。
うまくあってはいけない。
心地よくあってはいけない。
それが根本原則だ。
（ 岡本太郎 ）
127.
名作映画は、人類にとって最高の総合芸術である
（ 淀川長治 ）
128.
すべての芸術的表現における創造性や才能には、年齢なんてないんだ。
年季はなんの助けにもならない。
（ マイルス・デイヴィス ）
129.
会社の経営は芸術作品を生み出すのと似ている。
真っ白なキャンバスに創造力を駆使して美しい絵を描いていく作業と同じだ。
（ 稲盛和夫 ）
130.
単純であることとは、表現において最も大切な資質だ。
芸術はその最高の一瞬に、その単純さに到達する。
これこそ成長の最終段階である。
また、人が自己鍛錬によって手に入れ得る最も貴重なものである。
しかしながら、そこまで達する者は滅多にいない。
（ 老子 ）

131.
優雅なる自殺は究極の芸術である。
（ 映画『ステイ』 ）
132.
芸術の反対は醜さではない。
無関心である。
（ エリ・ヴィーゼル ）
133.
芸術は何をやってもかまわない。
あらゆる表現が許されているのだ。
（ 岡本太郎 ）
134.
趣味的になっては駄目だ。
もっとも効果的に、本質的に社会に対立する、その方法を定めることが芸術の技術だよ。
（ 岡本太郎 ）
135.
ART（芸術）──RAT（ネズミ）の組み合わせ文字から一字を動かしたもの。
（ アンブローズ・ビアス ）
136.
この世界に法律や道徳や国家があるのは、人間の自由をさまたげる欠陥が、この社会にあることの象徴だというのが、芸術のほんとうの立場である。
（ 吉本隆明 ）
137.
芸術家っていうのはね、
芸術と結婚した人のことをいうのよ。
芸術家の女房とか亭主とか
いってもらいたくないわね。
そういうの、愛人なのよ。
（ 永六輔 ）
138.
人が、夜や花を、そして自分を取り巻く全てのものを、理解しようとしないで愛せるのはなぜだろうか。
なぜか芸術に限って、人は理解したがるのだ。
（ パブロ・ピカソ ）
139.
現代は他人の短所はわかっても長所はなかなかわからない。
そんな風潮が支配している時代なのだから、学問の良さ、芸術の良さもなかなかわからない。
（ 岡潔 ）
140.
いま、わざとしての芸術というものが、うっかりすると、表現としての芸術というのに強く押されてしまって、忘れられているんじゃないかという気がします。
（ 長田弘 ）

141.
眼で美術を見て、心で人の美しさをみる。
（ 出光佐三 ）
142.
人間が芸術や科学を探求する最も強い動機のひとつは、日常生活の単調さと軽薄さから脱出して、自分の創り出すイメージの世界に逃避したいという願いである。
（ アインシュタイン ）
143.
もし芸術が人を救えるのならば、人を深刻な人生から解放し、少年時代に帰してやることによってのみ、救えると思う。
（ ジョン・レノン ）
144.
芸術の新しい概念とは、人間たちが自覚していない偉大さを、彼らに自覚させることにある。
（ アンドレ・マルロー ）
145.
政治は、可能性に賭ける芸術ではない。
悲惨なことと不快なこと、どちらを選ぶかの苦汁の選択だ。
（ ジョン・ケネス・ガルブレイス ）
146.
芸術の腕まえにおいて、あるレヴェルにまで漕(こ)ぎついたなら、もう決して上りもせず、また格別、落ちもしないようだ。
（ 太宰治 ）
147.
芸術なんていうのは、経済的な価値があるものではない。
（ 吉本隆明 ）
148.
芸術には限界がない。
そしてどんな芸術家も完全ではない。
（ プタハホテップ［プタハヘテプ］ ）
149.
買いは技術、売りは芸術。
（ 株・相場の格言 ）
150.
真の芸術は夫に愛される妻のごとく、さらに扮装(ふんそう)を施す必要がない。
（ トルストイ ）

151.
自ら芸術を愛せ、芸術の中で自己を愛するな。
（ スタニスラフスキー ）
152.
（芸術を）見る見ないは人の勝手、その見方も勝手なんです。
こう見なくちゃいけない、ということはないんですよ。
見る人が、その人なりに感銘すれば、芸術の役目は終わりです。
（ 吉本隆明 ）
153.
芸術の本質といえば、「人が見る見ない」は関係ないんです。
（たとえば芝居を）演ずる人がその人であって、自身を納得させることをそのドラマでできればそれで充分、芸術は成り立つんです。
誰も見る人がいなくても、読む人がいなくても、芸術はそれで成り立っているのです。
（ 吉本隆明 ）
154.
文学は、他の芸術と同様、人生がそれだけでは十分でないことの告白である。
（ フェルナンド・ペソア ）
155.
才能が終わると、形式が始まる。
（ マックス・リーベルマン ）
156.
芸術においても数学においても、時代を生き抜き、何世代にもわたって人々を育むものは、美しい作品だけである。
（ M・ザリツキー ）
157.
すべての粗悪な芸術は、善良な意図の結果である。
（ オスカー・ワイルド ）
158.
芸術は騒擾(そうじょう)を引き起こすために創作され、科学は安心を呼び込むために研究される。
（ ジョルジュ・ブラック ）
159.
諸芸術においては、作家の思想は魂の底で暴れ狂っているなにものかであって、それに名付けたり、それを言葉にできる代物ではありません。
（ 井上ひさし ）
160.
音楽は、
おそらくいちばん正直な芸術なのだ。
信じていい。
バッハの無伴奏チェロ・ソナタを
聴きたくないときは、
ほんとうに身体がどこか悪いのだ。
（ 長田弘 ）

161.
音楽は時間の芸術でしょ。
「いま」「この時」に「この音」をちゃんと鳴らさなきゃいけないっていう。
だから音楽の演奏家にとって非常に大事なのはね、集中力。
（ 小澤征爾 ）
162.
（日本人は）芸術というものは、素質や才能がなければいけないと思い込んでいる。
すぐに親たちはこう言うんです。
「うちの子はものになりますか」と。
実利が保証されないと、子供に投資するのはもったいないとでも思っているんでしょうかねえ。
（ 鈴木鎮一 ）
163.
この世界で学問とか芸術とか呼ばれているものは、
とんでもないいかさま、大いなる迷信であるにすぎず、
我々は、教会の古い迷信から解放されるや、
たちまちこの迷信のとりこになるのが普通なのです。
（ トルストイ ）
164.
「自分を正直に出す」ことは芸術の第一条件です。
もし自分自身に忠実であれば、いつも自分自身とともにある芸術に決して裏切られないでしょう。
（ コーネリア・オーティス・スキナー ）
165.
劇の価値は、事件の推移に在(あ)るのではない。
演出者の個性のひらめきによって、異なった表現を創造してゆくところに、はかり知れない芸術の真価が見出される。
（ 九条武子 ）
166.
社会主義国家が私の発見、私の芸術的行為にとって不適当な「場」だということは資本主義の独占体制にとってもまた同断である。
（ 寺山修司 ）
167.
芸術が私を欺いたのか。
私が芸術を欺いたのか。
結論。
芸術は、私である。
（ 太宰治 ）
168.
精神のビタミン剤である文化とは何かというと、いい美術に接し、いい本を読み、いい音楽を聞いて、スポーツをしてということです。
簡単なことです。
（ 美輪明宏 ）
169.
芸術とはある意味で善悪を超えたところで咲く「花」である。
悪、反道徳、脱道徳これらをすべて包摂することなしに、芸術が開花することはありえない。
（ 吉本隆明 ）
170.
芸術は、
ふくれあがった組織や、理念のない権威の中では
育ちはしない。
（ 野見山暁治 ）

171.
芸術は拘束より生まれ、闘争に生き、自由に（＝自由のために）死ぬのであります。
（ アンドレ・ジッド ）
172.
数学は科学であるばかりか、芸術でもある。
それもきわめて美的な芸術である。
（ ローマン・シコルスキ ）
173.
数学は一種の芸術である。
（ ノーバート・ウィーナー ）
174.
芸術の価値と科学の価値は、万人の利益への私欲のない奉仕にある。
（ ジョン・ラスキン ）
175.
自然は確かに数学です。
また、芸術の名作は自然にかなったもので、自然の法則を表現していますし、自然を養分としてもいます。
したがって、芸術作品も数学です。
（ ル・コルビュジエ ）
176.
正しく清くはたらくひとはひとつの大きな芸術を時間のうしろにつくるのです。
鳥はうしろにみなそのあとをもつのです。
おんなじようにわたくしどもはみなそのあとにひとつの世界をつくって来ます。
それがあらゆる人々のいちばん高い芸術です。
（ 宮沢賢治 ）
177.
倫理的にしてはじめて芸術的なり。
真に芸術的なるものは必ず倫理的なり。
（ 夏目漱石 ）
178.
芸術家は作品の芸術性にだけ責任を持てばいい。
（ スタンリー・キューブリック ）
179.
雕琢(ちょうたく)して朴(ぼく)に復(かえ)る。

（漢語表現）彫琢復朴
（ 荘子 ）
180.
技芸は長く、人生は短い。
（ イギリスのことわざ・格言 ）

181.
木葉髪(このはがみ)文芸永く欺きぬ
（ 中村草田男 ）
182.
精神の自由さからくるデタラメこそが真の芸術である。
（ 岡本太郎 ）
183.
芸術というものを私がこのように高く評価するのは、
真の芸術作品には、
「熱烈な告白」があるからだ。
（ ジョルジュ・ルオー ）
184.
芸術とは、自然が人間に映ったものです。
大事なことは、鏡をみがくことです。
（ ロダン ）
185.
芸術を表して、芸術家を隠すことが、芸術の目的なのだ。
（ オスカー・ワイルド ）
186.
私は本当の芸術というものは、二つあると思うのです。
一つは言葉では言い表せないもの。
もう一つは他人がやったものじゃない、自分だけのものを生み出すことです。
（ ルノワール ）
187.
リーダーシップを発揮するためには、主に右脳を活用することになる。
それは技術というより芸術であり、科学というより哲学である。
（ スティーブン・Ｒ・コヴィー ）
188.
芸術こそ至上である！
それは生きることを可能にする偉大なもの。
生への偉大な誘惑者、生の大きな刺激である。
（ ニーチェ ）
189.
科学や芸術は一種の贅沢にすぎない。
虚偽の装飾にすぎない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
190.
芸術とは、最も美しい嘘のことである。
（ クロード・ドビュッシー ）

191.
美術とは鑑賞するものではない。
ともに生きともに語らう人生の友である。
（ 小林秀雄 ）
192.
人生が生きるに値するということこそ、すべての芸術の究極の内容であり、慰めである。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
193.
芸術の使命は、自然を模倣することではなくて、自然を表現することである。
（ バルザック ）
194.
芸術と美とを同一視してしまうことが、いつも芸術の鑑賞を困難にする原因になっている。
芸術は必ずしも美ではない。
（ ハーバート・リード ）
195.
多くの芸術の中で
舞踏は最も気高く、動きが多く、美しい。
舞踏が生活の変形とか抽象とかでなく、生活そのものであるからだ
（ ハヴェロック・エリス ）
196.
もともと日本民族というのは
「いとしきもの」「こまかなもの」
「きよらかなもの」「ちいちゃきもの」
「はかなきもの」「うつろうもの」
などが大好きです。
世界のどこにもない美意識が、
文学や美術、暮らしなど
私たちの血に脈々と流れている。
それを誇りとして、
ビジネスや外交まで考えていいのではないでしょうか。
（ 山本容子 ）
197.
すべての芸術は自然の模倣である。
（ セネカ ）
198.
鉄は赤く熱しているうちに打つべきである。
花は満開のうちに眺むべきである。
私は晩年の芸術というものを否定している。
（ 太宰治 ）
199.
真の芸術家は、
妻を飢えさせ、
子供を裸足(はだし)にし、
七十歳になる母親に生活の手助けをさせても、
自分の芸術以外のことは何もしないのだ。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
200.
なべて芸術表現の触覚は
「今」 より少なくとも数十年先に届いており、
その所為(せい)で
同世代には下手にも見え、
又ワカラナイとの文句に出会うのも宿命。
（ 富岡多恵子 ）

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