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芸術は拘束より生まれ、闘争に生き、自由に(=自由のために)死ぬのであります。
アンドレ・ジッド
[アンドレ・ジード、ジイド] (19〜20世紀フランスの小説家、ノーベル文学賞受賞、1869〜1951) 〈全文〉
芸術は常に一(ひとつ)の拘束の結果であります。 __ Link __ 芸術が自由であれば、それだけ高く昇騰すると信ずることは、凧(たこ)のあがるのを阻むのは、その糸だと信ずることであります。 カントの鳩は、自分の翼を束縛する此(こ)の空気が無かったならば、もっとよく飛べるだろうと思うのですが、これは、自分が飛ぶためには、翼の重さを托(たく)し得る此の空気の抵抗が必要だということを識(し)らぬのです。 __ Link __ 同様にして、芸術が上昇せんが為には、矢張り或(あ)る抵抗のお蔭(かげ)に頼ることが出来なければなりません。 __ Link __ 大芸術家とは、束縛に鼓舞され、障害が踏切台となる者であります。 __ Link __ 伝える所では、ミケランジェロがモオゼの窮屈な姿を考え出したのは、大理石が不足したお蔭だと言います。 アイスキュロスは、舞台上で同時に用い得る声の数が限られている事に依(よっ)て、そこで止(や)むなく、コオカサスに鎖(つな)ぐプロメトイスの沈黙を発明し得たのであります。 ギリシャは琴に絃(げん)を一本附け加えた者を追放しました。 芸術は拘束より生まれ、闘争に生き、自由に(=自由のために)死ぬのであります。 __ Link __
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