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哲学者・思想家の名言
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1.
賢い者は、言うべきことがあるから話し、愚かな者は、言わねばならぬから話す。
（ プラトン ）
2.
愛は純粋であり得るに反して、
嫉妬はつねに陰険である。
（ 三木清 ）
3.
心情は理性の知らないところの、それ自身の道理を持っている。
（ ブレーズ・パスカル ）
4.
孤独な暮らしの目的は、
ただ一つしかない。
もっとゆったりと、もっと気ままに暮らすことである。
（ モンテーニュ ）
5.
生きるとはある活動であり、各人はそのもっとも好む事柄に対して、もっとも好む能力を働かせて活動する。
これらの活動の愉しみが活動を完成させ、各人の追求する生を完成させるのである。
（ アリストテレス ）
6.
平等を求めるものは、たいてい劣っているもので、低いものほど平等を要求する。
また中位の連中は、むしろ、優越を欲して、特権を要求する。
しかし、真にすぐれている人は、平等も優越も要求しない。
（ アリストテレス ）
7.
法律においては、他人の権利を侵害する時には罰せられる。
道徳においては、侵害しようと考えるだけで罪である。
（ カント ）
8.
自分の夢に向かって確信を持って前進し、
思い描いた人生を生きるように努力するならば、
普通では考えられないような成功を手にする。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
9.
物事の手のつけられない厄介さと人間の弱さとを考えたら、何もできやしない。
だから、まず行動してみて、それから自分の行為について考えることだ。
（ アラン ）
10.
信じる理性の力を失ってもなお信じるところに、信仰はある。
（ ヴォルテール ）
11.
ほかの人々は食わんがために生き、己自身は生きんがために食う。
（ ソクラテス ）
12.
人が真理を見出すのは、もはや現在（＝1770年)では禁書の中だけだ。
　
（ エルヴェシウス ）
13.
愛と憎しみは正確な対立物と見ることは完全な誤りである。
愛の対立物は愛でないもの…つまり無関心である。
（ ゲオルク・ジンメル ）
14.
家は、中に住むために建てるのであって、外から見るためではない。
（ フランシス･ベーコン ）
15.
身なりが顔つきや風俗を変える。
（ ヴォルテール ）
16.
なんら欠点を見せない人間は愚者か偽善者だ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
17.
故意だからこそ、
罪となり、犯罪とみなされるのである。
（ アリストテレス ）
18.
人を不安にするものは、事柄そのものではなく、むしろそれに関する人の考えである。
（ カール・ヒルティ ）
19.
勇気のある自発的な告白は、
非難の矛先(ほこさき)を和らげ、
侮辱の筒先を取り除く。
（ モンテーニュ ）
20.
臆病の虫に取り付かれると、その人はよきことを行わなくなる
（ キルケゴール ）
21.
人間を鍛えていく土台は、
一体どういうものかというに、
私はそれは「下坐行(げざぎょう)」というものではないかと思うのです。
（ 森信三 ）
22.
秀でたる知性を有するだけでは十分ではない。
大切なのは、それをうまく活用することである。
（ デカルト ）
23.
数学を味方にしていない者は、いつかそれを敵に回すことになるだろう。
（ ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト ）
24.
世の中に、良い年の取り方を知っている人は、本当に少ないものだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
25.
キリスト教の信仰は二つの真理、すなわち人間の自然性の堕落と、イエス＝キリストの購(あがな)いとを両立させるところである。
（ ブレーズ・パスカル ）
26.
生涯において最も大切なことは職業の選択である。
しかし、偶然によってそれは決まる。
（ ブレーズ・パスカル ）
27.
思索は下から昇ってゆくものであるとすれば、瞑想は上から降りてくるものである。
（ 三木清 ）
28.
洗練された眼差しは、
細やかで鋭敏な感性に他ならない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
29.
例えば、この人が王であるのは、単に他の人々が彼に対して臣下として振舞うからでしかない。
ところが、逆に彼らは、彼が王だから自分たちは臣下だと思い込んでいるのである。
（ カール・マルクス ）
30.
結婚したまえ、君は後悔するだろう。
結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう。
（ キルケゴール ）
31.
私にとって真理であるような真理を発見し、私がそのために生きそして死ぬことを願うようなイデー（＝理念・理想）を見い出すことが必要なのだ。
（ キルケゴール ）
32.
ある民族を故意に卑しめる者は、その民族が誤れる民族になった場合、その責めを負わなければならない。
（ バートランド・ラッセル ）
33.
魂の病は身体のそれよりも危険であり、かつ怖ろしい。
（ キケロ ）
34.
代数学と幾何学は、すべての学問のうちで最も易しく明らかであり、どんなものでもその対象にできるのである。
なぜなら、不注意さえしなければ、そこにどんな誤りも入り込むはずがないのだから。
（ デカルト ）
35.
賢人のもっとも美しいあり方は、きわめて控えめな言葉を使って、きわめて強烈なことを言うにある。
（ ルイ・ド・ボナール ）
36.
自然は、我々の知性にとっては限りなく驚嘆すべきことを、最高度の容易さと単純さとで行なっているのです。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
37.
生への畏敬こそ、倫理の根本原理をわたしに啓示するものである。
それは、善は生命を維持し促進し高めることのうちにあり、それを破壊し損傷し妨げることは悪であるということだ。
（ シュバイツァー ）
38.
天国には興味深い人たちが一人もいない。
（ ニーチェ ）
39.
ただ存在するのではなく、生きていかねばならぬ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
40.
ただでもらう物ほど高い物はない。
（ モンテーニュ ）
41.
無教養な者であるよりも乞食である方がましだ。
何故なら、乞食に欠けているのはお金だけれど、無教養な者には人間性が欠けているからだ。
（ アリスティッポス ）
42.
アメリカでは、人間はみな平等だから、社会的に自分より上の人はいないと誰もが思っている。
ところが、自分よりも劣る者はいないという点に関しては、誰も認めようとはしない。
（ バートランド・ラッセル ）
43.
善意の衣をほどよくまとえ。
他人にあらさがしされることはまずない。
世間はそいういう人の短所は見たがらない。
（ バルタザール・グラシアン ）
44.
老人は民衆の威厳である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
45.
才能ある人は賛辞にのぼせない。
（ オウィディウス ）
46.
文明人は鉄道客車をつくったが、
自己の足を使うことを失った。
（ エマーソン ）
47.
ある一定の歴史的状況においては、革命について千通りもの語り方があるかもしれない。
しかし革命を行おうと決意したすべての人間の間には、必然的に一つの一致が存在するのだ。
（ レジス・ドブレ ）
48.
人間は自信を持ち、貫禄がつき、自分の仕事以外に己がないようになると、平凡なものになる。
役所ほど人間を殺すところはない。
（ アラン ）
49.
人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。
（ カール・マルクス ）
50.
識別がうまくできぬものは事務の中にうまく入っていけないであろう。
しかし、あまり細かく識別しすぎる人はそこからうまく抜け出せなくなる。
（ フランシス･ベーコン ）
51.
作家は、あまり上手に書こうとすると、何もかもだめにする。
（ ラ・フォンテーヌ ）
52.
恋愛で第一に大事なことは何かと聞かれたら、私は、好機をとらえることと答えるだろう。
第二も同じ、第三もやはりそれだ。
（ モンテーニュ ）
53.
男は知っていることをしゃべり、
女は人に喜ばれることをしゃべる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
54.
同じことを知る人達は、もはやお互いに最良の友ではない。
（ エマーソン ）
55.
年をとった女性には３つの種類がある。
第一は、あのやさしいおばあちゃん、第二は、あのばあさん、第三は、あの鬼ばばあ。
（ コールリッジ ）
56.
教育が進歩しなければ、
社会もまた進歩しない。
（ ジョン・デューイ ）
57.
財産とは、一に健康、二に美貌、三に富である。
（ プラトン ）
58.
独創は天才の唯一のあかしである。
（ ヴォーヴナルグ ）
59.
智はいつも情に一杯食わされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
60.
富は賢者のもとにあっては奉仕し、愚者のもとにあっては命令する。
（ セネカ ）
61.
自惚れは進歩の障害である。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
62.
腹蔵なく、生一本(きいっぽん)になって生きていけ。
（ オーギュスト・コント ）
63.
ぼくらはじぶんの存在を
じぶんという閉じられた領域のなかに
確認することはできない。
ぼくらには《他者の他者》として
はじめてじぶんを経験できる
というところがある。
（ 鷲田清一 ）
64.
善悪の基準を自分の外に求めるという思い込みの根は、とにかく深い。
まさにこの思い込みのために、人類において、道徳や法律は時代や国によって相対的になっているのであって、本当は話がまったくあべこべなのだけど、ここ数千年、人類はそのことに気がついていない。
（ 池田晶子 ）
65.
忠告ほど気前よく人に与えるものはない。
ただし、裁判所だけは例外、無断では行われない。
（ ラ・ロシュフコー ）
66.
人の運命を決定するのは、その人が自分自身をいかに理解しているかということである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
67.
賢者を知るは賢者なり。
（ クセノパネス ）
68.
（物事の味を）わかろうとあせったり、
意味を考えめぐらしたりなどしても、
味は出てくるものではない。
だから早く飲み込もうとせずに、
ゆっくりと舌の上でころがしていればよいのである。
そのうちに、おのずから湧然(ゆうぜん)として味がわかってくる。
（ 和辻哲郎 ）
69.
私たちが直観的に正しいと見なすものごとは、
それが馴染みのやり方だから、
というだけの理由で正しいとされることが多い。
（ クワメ・アンソニー・アッピア ）
70.
人間は政治的動物である。
（ アリストテレス ）
71.
すべての人が
目に入るものをすべて見ているわけではない。
（ バルタザール・グラシアン ）
72.
最も高度な文明においても、
読書はやはり最大の喜びである。
一度その満足を知った者は、
不幸の中でもその満足を得る。
（ エマーソン ）
73.
あなたの精神が健康か否かを計る尺度は、どこにでも良いことを見つけられるか否かである。
（ エマーソン ）
74.
哲学者たちの全生涯は、死に対する準備なり。
（ キケロ ）
75.
どうかしましたか。
誰かにそう言われる時は、
必ずどうかしている。
（ 串田孫一 ）
76.
平和主義は、平和の実現ではなくて、戦争（の実現）になる。
つまり、平和という名の下に進行する戦争行為である。
（ 渡部昇一 ）
77.
王侯の寛容は、人民の忠誠を勝ち取るひとつの政略にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
理性を使うことを許された者は、全財産を所有した自由民である。
（ エマーソン ）
79.
汝を傷つけた人間は、汝より強い者か弱い者かのどちらかである。
もし弱い者であれば、その者を許しなさい。
もし強い者であれば、汝自身を許しなさい。
（ セネカ ）
80.
哲学への第一歩、それは無信仰だ。
（ ドゥニ・ディドロ ）
81.
反抗者とは、
憤りのために、権威を打倒しようとするひとであり、
それゆえ、その打倒した権威のかわりに、
今度は自分が権威になろうとするひとである。
（ エーリヒ・フロム ）
82.
哲学はあらゆることについて、まことしやかな話をし、学の浅い人々の称賛を博する手段を与える。
（ デカルト ）
83.
わたしたちが生きるうえでたいせつなことは、
わからないものに囲まれたときに、
わからないままに
それらとどう向き合うかということであろう。
（ 鷲田清一 ）
84.
嘘はいつまでも続かない。
（ ソクラテス ）
85.
今日(こんにち)世界の問題の根本原因となっているのは、愚か者が自信満々である一方、識者は疑念しか持てなくなっていることだ。
（ バートランド・ラッセル ）
86.
数学者とは、発明家であって発見者ではない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
87.
富は徳の荷物
（ フランシス･ベーコン ）
88.
今の世の中には、時間のゆとりがほとんどない。
それは、昔よりも人々が忙しく働くからではなく、
楽しみをもつこと自体が、
仕事同様に努力を要することがらになったためである。
（ バートランド・ラッセル ）
89.
善がなければ、人間はただの虫けらにすぎないし、うるさい有害な劣悪な動物にとどまろう。
（ フランシス･ベーコン ）
90.
祈りとは、無益に言葉を弄(ろう)することではなく、何かもったいぶった呪文を繰り返すことでもない、それは魂の働きそのものだ。
魂がその存在を感じる神秘的な力と親しく接触することだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
91.
真実には、我々は何も知らない。
というのも、真理は奥底にあるから。
（ デモクリトス ）
92.
信仰とは意見であるが、その意見は真理を含んだ意見である。
（ フォイエルバッハ ）
93.
欲しいものではなく、
自分自身を手に入れなさい。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
94.
一日六時間、週五日以上働くな。
（ エリック・ホッファー ）
95.
過小評価するより過大評価する方が、判断力の欠如を完璧に暴露してしまう。
（ ニーチェ ）
96.
正義とは、己にふさわしきものを所有し、己にふさわしきように行為することなり。
（ プラトン ）
97.
人間は深淵に架けられた一本の綱である。
渡るも危険、途上にあるも危険、後ろを振り返るも危険、身震いして立ち止まるのも危険。
（ ニーチェ ）
98.
キリスト教徒の神は、リンゴを大切にしながら、子供をなおざりにする父親である。
（ ドゥニ・ディドロ ）
99.
太陽が雨の役目を果たそうとするだろうか。
彼らはそれぞれ異なっていながら、同一の目的に向かって協力してはいないだろうか。
（ アウレリウス ）
100.
敵を憎み、復仇しようとするのは弱さのためであり、落ち着き払って敵を討とうともしないのは怠慢のためである。
（ ラ・ブリュイエール ）
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