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哲学者・思想家の名言
☆ １１月３日 ☆
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1.
記憶はあらゆる物事の宝であり、守護者なり。
（ キケロ ）
2.
競合社会では、個の野心が公の利益。
（ アダム・スミス ）
3.
悪しき者達があら捜しをしても、良き人はそれを意に介さない。
（ デモクリトス ）
4.
実に多くの職人達は、
その名を留めずに、
この世を去ってゆきます。
しかし彼らが親切に拵(こしら)えた品物の中に、
彼らがこの世に生きていた意味が宿ります。
（ 柳宗悦 ）
5.
鏡の前に立って、己の偉大さを賛嘆(さんたん)する時代には偉大さが欠けている。
（ マルティン・ブーバー ）
6.
良いものは、短ければ二重によい。
（ バルタザール・グラシアン ）
7.
ねたみは、
天と地ほど境遇の違う人には向けられず、
むしろ自分と同じ希望をもちながらそれを運よく手に入れている人に向けられます。
そしてついには
相手の不幸が自分の幸福と感じるようにすらなる……。
（ 鷲田清一 ）
8.
孤独とは生命の要求である。
（ キルケゴール ）
9.
神は許されても、牛は許されない。
（ アクィナス ）
10.
いかなる犯罪の源泉も、
若干の思慮分別の欠如、理性の錯誤、情熱の爆発的な力である。
（ トマス・ホッブズ ）
11.
悲しみのための唯一の治療は、
何かをすることだ。
（ ジョージ・ルイス ）
12.
人間は状況によってつくられる。
（ サルトル ）
13.
私は引用が嫌いだ。
君の知っていることを話してくれ。
（ エマーソン ）
14.
美徳は二つの悪徳のちょうど中間である。
（ アリストテレス ）
15.
数学は、何にでも応用できる結論の集まりとなっている。
（ バートランド・ラッセル ）
16.
今日覚悟のできていない者は、明日になればさらに覚悟ができていない。
（ オウィディウス ）
17.
善意の衣をほどよくまとえ。
他人にあらさがしされることはまずない。
世間はそいういう人の短所は見たがらない。
（ バルタザール・グラシアン ）
18.
この人間よりも私のほうが賢いに決まっている。
なるほど、我々は二人とも、
正しいこと、まともなことを何一つ知らぬように見えるが、
向こうは、物を知っていると思い込みながら、実は何一つ知らぬのに対して、
私はなるほど何一つ物を知らぬが、知っているとは全然思ってもいないのであるから。
（ ソクラテス ）
19.
「天才」とは、暗い夜を乗り越えていく力の異名である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
20.
美の持つ説得力は、いかなる紹介状にもまさる。
（ アリストテレス ）
21.
妬みによって幸福になる人間はどこにもいない。
（ バルタザール・グラシアン ）
22.
人間は半ば社会的な動物であり、半ば孤独な動物である。
（ バートランド・ラッセル ）
23.
（本当のことは）誰にとっても正しいことなのだから、お互いの正しさを主張しあって喧嘩になるはずもないということも、わかるよね。
だから、本当のことを知っているということは、それ自体が自由なこと（＝自由であるということ）なんだ。
本当のことを知らないから、人は人に対して自分の自由を主張することになるんだ。
（ 池田晶子 ）
24.
憎悪から友情までの距離は、反感から友情までの距離ほど遠くはない。
（ ラ・ブリュイエール ）
25.
誰かを愛することは、その人に幸福になってもらいたいと願うことである。
（ アクィナス ）
26.
現在、人間は脈絡がなく、不連続的である。
それも、歴史上の他の諸時代において起ったように
一時的にそうなのではない。
今では、不連続的であることが
世界の本質そのものなのである。
（ モーリス・ブランショ ）
27.
人生にあるのは三つの出来事のみだ。
生まれること、生きること、そして死ぬこと。
人は誕生を意識せず、死を前に苦しみ、そして生きていることを忘れる。
（ ラ・ブリュイエール ）
28.
友だちには手を開いて差し出さねばならない
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
29.
我々は、我々が生まれたということに感謝しなければならない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
30.
革命とは、既存の秩序に対する反逆ではない。
それは存来の秩序を破壊するに足る一つの新しい秩序の樹立である。
（ オルテガ ）
31.
健全な胃を持っている者が
胃の存在を感じないように、
幸福である者は
幸福について考えない。
（ 三木清 ）
32.
賢者のみが自由人にして、卑劣なる人間は奴隷なり。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
33.
紙に書かず、心に書きとどむべし。
（ アンティステネス ）
34.
哲学は、
ある種の人々が大衆を馬鹿にするために、
今なお装う古い流行である。
（ ヴォーヴナルグ ）
35.
この物理的宇宙が存在することも同じ（＝人生と同じ暇つぶし）である。
惑星が爆発したり、星雲が巡ったり、あれらすべて壮大な暇つぶしであると、私には見える。
べつにすることもないから、ああやって遊んでいるのである。
（ 池田晶子 ）
36.
何よりもまず、純粋な実践理性の国とその国の正義を求めて努力せよ。
そうすればなんじらの目的（永遠平和の幸福）はおのずから与えられよう。
（ カント ）
37.
太陽が雨の役目を果たそうとするだろうか。
彼らはそれぞれ異なっていながら、同一の目的に向かって協力してはいないだろうか。
（ アウレリウス ）
38.
考えることは自由である。
（ キケロ ）
39.
悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。
（ ニーチェ ）
40.
怒りは自己に悦(よろこ)びへつらう感情である。
（ モンテーニュ ）
41.
「自分がそう思う」というだけなら、それが正しいか間違っているかは、まだわからない。
自分ではそれを正しいと思っていたのだけど、ほかの人はそれを正しいとは思っていなかったとか、以前は正しいと思っていたのだけど、今は正しいと思わないとか、よく気をつけてみると、そんなことばかりじゃないだろうか。
だから人は、自分が思っていることが正しいことなのかどうか、常に「考える」ということをするわけだ。
（ 池田晶子 ）
42.
本質と存在の融合が最高度に実現されるのは、まさに愛を通してのみである。
（ プラトン ）
43.
人が友情を望むのは、自己の無力や貧しさのためではないか。
つまり、お互いに尽くしたり尽くされたりして、自分一人ではできないことを他人からしてもらったり、また、こちらからも仕返すということではないか。
（ キケロ ）
44.
子供はすべて外国人だ。
（ エマーソン ）
45.
人間の行動はすべて次の七つの原因の一つないし、それ以上のものを有す。
機会・本性・強制・習慣・犠牲・情熱・希望が、則ちこれなり。
（ アリストテレス ）
46.
世の中に、良い年の取り方を知っている人は、本当に少ないものだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
47.
女たちが愛人の死を泣くのは、彼を惜しむからでなく、このように忠実な自分はさらに新しい愛人を得るに値する、と他人に思わせるためなのだ。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
48.
思想を持ち、理想を持つは、永遠の悦びにして歓喜の花なり。
（ エマーソン ）
49.
自分で実行できることは、決して他人の手を煩わすな。
（ モンテスキュー ）
50.
神すら過去を改めることはできない。
（ アリストテレス ）
51.
幸福とは物ではなく心だ。
（ 池田晶子 ）
52.
葬式の壮麗さは、生きている人の虚栄のためで、死んだ人の名誉のためではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
53.
生徒の才能を軽視するよりも、
むしろ過大視したほうがよい。
その方が生徒を謙虚にするからである。
（ ゲオルク・ジンメル ）
54.
悪口は意地悪な人による慰めである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
55.
復讐の知能、人間が今までに一番頭を働かしたのは、この部分である。
（ ニーチェ ）
56.
悪書を読まないことは良書を読むための条件である。
（ ショーペンハウアー ）
57.
もし私たちが、
軽蔑する人の表現の自由を信じないなら、
表現の自由を全く信じていないのだ。
（ ノーム・チョムスキー ）
58.
人は二つのこと、すなわち考えることと働くことのために生きてきた。
（ キケロ ）
59.
人はしばしば弱気がゆえに強く、臆病なるがゆえに大胆である。
（ ラ・ロシュフコー ）
60.
（誰かが始めた土地の占有宣言と行為に対して）もし誰かが、杭や溝を引き抜いたり埋め戻したりし、「この嘘つきの言うことは聞くな。
　（中略）君たちは、土地は誰のものでもなく、そこから生じる果実は万人のものということを忘れている」と叫んだら、この人は人類に、いかに多くの罪悪・戦争・殺戮(さつりく)・不幸・恐怖をまぬがれさせたことだろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
61.
人生には正真正銘の本質的な価値などない。
人生はただ、欲望と幻影によって動き続けるだけだ。
（ ショーペンハウアー ）
62.
消費社会。
そこでは購買行為は
必要＝欠乏（needないしはwant）によってではなく
欲望（desire）によって動機づけられている。
それなしには生活が成り立たないというよりも、
「欲しい」、いや「買わないといけない」という強迫に
動機づけられている。
（ 鷲田清一 ）
63.
政治には火に対するようにすべきである。
火傷しないためには近寄るべきでなく、凍傷しないためには遠ざかるべきでない。
（ アンティステネス ）
64.
よい趣味は才智よりはむしろ判断から生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
65.
常備軍は、時とともに全廃されなければならない。
常備軍はいつでも武装して出撃できる準備を整えていることによって、
ほかの諸国をたえず戦争の脅威にさらしているからである。
（ カント ）
66.
これはあなたの人生です。
本も導師(グル)も、何者もあなたに教えてはくれません。
本からではなく、自分自身から学びなさい。
これは終わりのないこと、素晴らしいことです。
そして、自分について自分自身から学ぶ時、そこから知恵を得ることができます。
そうすると、あなたは素晴らしく特別で幸せで美しい人生を、生きることができるのです。
（ J・クリシュナムルティ ）
67.
人間は人生にあるこれらの良いもの（＝食物・衣服・感覚・遊戯など）をできるだけ利用し、できるだけ多く愉快に、快活に努めるとともに、
自分だけ愉快になって喜ぶのでなく、他の人々にも喜びを分けてやるがよい。
喜びが大きければそれだけ、生活への意欲はいっそう大きく強くなるものであろう。
（ スピノザ ）
68.
金は良い召使いだが、
場合によっては悪い主人でもある。
（ フランシス･ベーコン ）
69.
貞淑とは情熱の怠惰である。
（ ラ・ロシュフコー ）
70.
未熟な愛は言う、｢愛してるよ、君が必要だから｣と。
成熟した愛は言う、｢君が必要だよ、愛してるから｣と。
（ エーリヒ・フロム ）
71.
読書しているときは、我々の脳はすでに自分の活動場所ではない。
それは他人の思想の戦場である。
（ ショーペンハウアー ）
72.
人間は、時には自由であったり時には奴隷であったりすることはできないであろう。
人間は常に全面的に自由であるか、
あるいは常に全面的に自由でないか、
そのいずれかである。
（ サルトル ）
73.
人は、他人と違っているのと同じくらい自分自身とも違っている時がある。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
人間はみな、発見の航海の途上にある探求者である。
（ エマーソン ）
75.
心を高く保つという一種の謙譲があり、
心を低く保つという一種の傲慢がある。
（ アウグスティヌス ）
76.
すべての人は、自分の中に医者を持っている。
（ シュバイツァー ）
77.
普通、人は時間をつぶすことに苦心する。
才能ある人間は、時間を利用することに苦心する。
（ ショーペンハウアー ）
78.
諸君は相手をだましたと思っている。
だが先方は、だまされたふりをしているのだとしたら、どちらが一体だまされているのか。
（ ラ・ブリュイエール ）
79.
内的な祈りが欠けている限り、宗教は存在しない。
一方、この内的な祈りが起こって魂をかき立てる時は、たとえ形式や教義がなくても、必ず生きた宗教がある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
80.
愛というものは、愛されることよりも、むしろ愛することに存在する。
（ アリストテレス ）
81.
言葉の意味は文脈によって決まる、
つまり、（他者の）言葉は私的に使用できない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
82.
卑しい性格は、隣人の気分をくじくのが好きで、義務、いや使命のようにこれを行う。
（ アミエル ）
83.
自然に見えたいという欲求ほど、自然になるのを妨げるものはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
84.
いないのがいちばん悪い。
（ ラ・フォンテーヌ ）
85.
自分で名言を吐く以外の最善の方法は、引用することである。
（ エマーソン ）
86.
家族の真の喜びは、子供たちに尊敬されると同時に子供を尊敬し、必要なだけの訓練は施すけれども、決して程度を越えないことを知っている両親たちのみに与えられる。
そのような両親たちは、子供が独立を要求する時のあの恐ろしい紛争を知らずにすませるであろう。
（ バートランド・ラッセル ）
87.
金持ちでも貧乏人でも強い者でも弱い者でも、遊んで暮らしている市民はみんな詐欺師だ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
88.
正しく理解するなら、数学には真理だけでなく、最高の美しさ──彫刻芸術が持つような冷たく厳しい美しさ──もある。
（ バートランド・ラッセル ）
89.
人間というものは、強さと弱さ、光明と不明、矮小と偉大の混合物である。
そのことは、人間を訴追することにはならず、人間を定義することになる。
（ ドゥニ・ディドロ ）
90.
人間は美しいものをあがめ、
実益を軽んじている。
（ ラ・フォンテーヌ ）
91.
病気は、いわゆる人間必滅の心の経験である。
病気は身体に現れた恐怖である。
（ アミエル ）
92.
女のもとへ赴こうとするならば鞭を忘れるな！
（ ニーチェ ）
93.
私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない。
（ キケロ ）
94.
敵がほしければ、味方より偉くなればよい。
味方がほしければ、味方を引き立ててやればよい。
（ ラ・ロシュフコー ）
95.
嫉妬しない者に、恋愛はできない。
（ アウグスティヌス ）
96.
平和主義は、平和の実現ではなくて、戦争（の実現）になる。
つまり、平和という名の下に進行する戦争行為である。
（ 渡部昇一 ）
97.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、自分を知る人々には自分の益となるものが何であるか分かり、自分にできることとできないことを見分けることができる。
（ ソクラテス ）
98.
自分というものを持って、固く自立している人には、宇宙もまたその味方をして立つ。
（ エマーソン ）
99.
懐疑主義は、知性の貞潔だ。
（ サンタヤーナ ）
100.
働きかけをあきらめることも、場合によっては働きかけそのものとまったく同様の効果をあげるものである。
（ モンテーニュ ）
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