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[ 名言 ]
他者はなにかある意味において
対象的にとらえられるものではなく──
たとえ「理解」ということばをもってしても──、
したがって意味において分類されるものでもない。

[ 出典 ]
鷲田清一[わしだ・きよかず]
(哲学者、1949〜)
『「聴く」ことの力』

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意味
理解
哲学者・思想家

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〈全文〉
他者をカテゴリーにおいて呼ぶのではなく、
名で呼ぶこと、
それが他者を他者として迎え入れるということである。
他者に対しておのれを劈(つんざ)くということである。
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他者はなにかある意味において
対象的にとらえられるものではなく──
たとえ「理解」ということばをもってしても──、
したがって意味において分類されるものでもない。
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(他者を)分類するとは、
その存在を交換可能なものとみなすことである。
が、人間を交換可能なものとみなすこと、
それこそ「根源的な不敬」である
とレヴィナスは言い切る。
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