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哲学者・思想家の名言
☆ １１月２日 ☆
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1.
道徳を云々するものにとっては、退屈こそひとつの重要な問題である。
というのは、人類の罪悪の少なくとも半分は、退屈を恐れるあまりおかされるものであるから。
（ バートランド・ラッセル ）
2.
人間たちが善良で正しいからではなく、むしろその逆だからこそ、人間たちが連帯しているからではなく、じつはしていないにしてもそうなる可能性がなくはないからこそ、国家が必要なのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
3.
父親の生物学的機能は、
子供をその無力のあいだに保護することである。
この生物学的機能が国家に継承されるならば、
父親はその存在事由を失う。
（ バートランド・ラッセル ）
4.
大きいものに対しては、常に、
もっと大きいものが存在する。
（ アナクサゴラス ）
5.
生まれた以上死なねばならぬ、ということ以外確実なことはなし。
（ クリティアス ）
6.
完全に目覚めた知性とは、直観である。
直観こそが、人生のただ一つの真のガイドである。
（ J・クリシュナムルティ ）
7.
現在一つ持っているほうが、未来において二つ持っているよりも値打ちがある。
（ ラ・フォンテーヌ ）
8.
少年を暴力と厳しさによって教え込もうとするな。
彼の興味を利用して指導せよ。
そうすれば自分の能力がどこに向いているか。
少年自身で見出しやすくなる。
（ プラトン ）
9.
生きるということだって、
他のいかなることだって、
正義という一大事にくらべれば、
二の次だとしなければならない。
（ ソクラテス ）
10.
対立、もしくは作用と反作用こそ、我々が自然のあらゆる面で遭遇することである。
（ エマーソン ）
11.
自分の腕前を隠す心得があることこそ、
素晴らしい腕前である。
（ ラ・ロシュフコー ）
12.
平和条約についての規準など、いくらよく考えられ、いくら手際よく整えられたものであろうと、何の役にも立たぬ。
生への畏敬の思いを実効あるものにする思考のみが、永遠の平和をもたらすことができるのである。
（ シュバイツァー ）
13.
火中(かちゅう)の栗を拾う。
（ ラ・フォンテーヌ ）
14.
ひとたび決断を下し、あとは実行あるのみとなったら、その結果に対する責任や心配を完全に捨て去ろう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
15.
娘の純潔の確かな番人は厳しさである。
（ モンテーニュ ）
16.
障害を追求しなさい。
それはあなたを自由にしてくれる。
（ マーク・ニーポ ）
17.
諺は言い訳にはならない。
（ ヴォルテール ）
18.
面倒な養生のおかげで
やっと自分の健康を保っているのは、
何かやりきれない病気を患っているようなものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
19.
伝統が創造されるというのは、
それが形を変化するということである。
伝統を創り得るものはまた
伝統を毀(こわ)し得るものでなければならぬ。
（ 三木清 ）
20.
人間は、苦しめられ打ち負かされるとき、何かを学ぶチャンスを得る。
才覚を発揮すること。
勇気をもつこと。
事実をつかむこと。
無知を知ること、節度や、生きるための本当の技術を獲得することなどを。
（ エマーソン ）
21.
最高位を望みながら、第二位どころか第三位に甘んじることは、決して不名誉なことではない。
（ キケロ ）
22.
休みなさい。
休息を与えられた土地は、
実り豊かなのだから。
（ オウィディウス ）
23.
文章の一つの大切なルールは、真実を語ることである。
これが第一に大切なことであり、第二に大切なことであり、第三に大切なことである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
24.
人生には、真実と素朴さが最良の処世術になる場合がある。
（ ラ・ブリュイエール ）
25.
我々が、自分の得ようとするものに達するには、まずその反対のものを経なければならないということは、我々人間の不完全さの一つである。
──我々は善悪を通して、初めて至福を目にするのである。
（ キルケゴール ）
26.
最も尊重しなければならないのは、ただ生きることではなく、よく生きることである。
（ ソクラテス ）
27.
真理は神によりてのみ到達され、人間の及ぶところにあらず。
（ アルケシラオス ）
28.
幸福の秘訣は欲しがらずに称讃することである。
しかし、それは幸福なことではない。
（ ブラッドリー ）
29.
小心は人々を不決断にし、その結果、行為の機会と最大の好機を失わせる。
（ トマス・ホッブズ ）
30.
「垣根」は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている。
（ アリストテレス ）
31.
書く力も資格もない者が書いた冗文や、
からっぽ財布を満たそうと、
からっぽ脳みそがひねり出した駄作は、
書籍全体の九割にのぼる。
（ ショーペンハウアー ）
32.
不決断こそ最大の害悪。
（ デカルト ）
33.
素晴らしい人生とは、愛に鼓舞され、知識に導かれた人生だ。
（ バートランド・ラッセル ）
34.
ここで生きていくのなら、もう慣れている。
よそに行って生きるのも、君の望み通りにできる。
死ぬとすれば、使命を終えただけのことだ。
他には何もない。
だから勇気を出せ。
（ アウレリウス ）
35.
恩知らずの欲望ほど大きな悪を持っている欲望はありません。
（ セネカ ）
36.
信仰のないところに精神はない。
（ アラン ）
37.
高慢な人は常に心の底では卑劣である
（ カント ）
38.
つまらない人間ほど、自分を重視するものである。
（ エリック・ホッファー ）
39.
知性に富んだ人間は、決して弁解を言わない。
（ エマーソン ）
40.
幸福は過去になったとき初めて存在するものなのだ。
（ キルケゴール ）
41.
努力する限りひとはあやまつ。
恥ずべきことは、
誤謬(ごびゅう)を犯すということよりも寧(むし)ろ
自分の犯した誤謬から何物をも学び取ることができないということである。
（ 三木清 ）
42.
言論が堕落したところでは精神も堕落している。
（ セネカ ）
43.
己を律するためには、次のように考えるといい。
お前は老人だ。
これ以上、理性を奴隷の境遇におくな。
身勝手な衝動に操られるままにしておくな。
また、現在与えられているものに不満を抱いたり、未来に不安を抱くことを許すな。
（ アウレリウス ）
44.
英知は知識にすら制限を加える。
（ ニーチェ ）
45.
苦痛に二種あるように、快楽にも二種ある。
一方は肉体的快楽であり、他方は予想の快楽である。
（ エルヴェシウス ）
46.
私の会う人はすべて、必ず何かの点で私よりまさっている。
私は常にその点をその人たちから学ぶことにしている。
（ エマーソン ）
47.
孤独というのはいいものだ。
友情もいいけど、孤独というのも本当にいいものなんだ。
今は孤独というとイヤなもの、逃避か引きこもりとしか思われていないけれども、それはその人が（孤独を通して）自分を愛する仕方をしらないからなんだ。
（ 池田晶子 ）
48.
嫉妬には体質に大いに関係する。
嫉妬は必ずしも大きな熱情の証拠ではない。
（ ラ・ブリュイエール ）
49.
たくさんのことを生半可に知っているよりは、何も知らないほうがよい。
（ ニーチェ ）
50.
人の心は安全だけでなくリスクも追い求める。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
51.
将来のことに気を取られると、あるがままの現在が見えなくなるだけでなく、しばしば過去をねつ造することになる。
（ エリック・ホッファー ）
52.
死ぬ勇気のない生は奴隷である。
（ セネカ ）
53.
我々は友人に
食事や衣服や健康の心配をしてもらおうとは思わない
──そうしたことは隣人たちでもやってくれるだろう。
（友人には）これと同様の務めを、
我々の魂に対して果たしてほしいのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
54.
己の秘密を守ることは、
他人の秘密を守ることよりも堅い。
（ エマーソン ）
55.
話すように書かねばならぬ。
（ ヴォルテール ）
56.
自分の頭脳と他人の頭脳をすりあわせ、磨きをかけるのはよいことである。
（ モンテーニュ ）
57.
喜びを持てば持つほど、我々は完全さを持つことになる。
完全さとは充足感である。
（ スピノザ ）
58.
悪にかけても善にかけても英雄がいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
59.
君はいつでも好きな時に、自分自身の内に引きこもることができるのである。
実際いかなる所といえども、自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠れ家を見出すことはできないであろう。
（ アウレリウス ）
60.
我々が影響を与えている人たちから、逆にどれほど影響を受けているかは語りつくせない。
（ エリック・ホッファー ）
61.
たまたま私の身に起こることが私を偉大にするのではなく、私の行うことが、私を偉大にする。
（ キルケゴール ）
62.
人生二度なしという真理ほど、
われわれ人間をして
人生の深刻さに目覚めさせる真理は、
ほかに絶無と申してよいでしょう。
（ 森信三 ）
63.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
64.
忙しいだけでは十分ではない。
問題は何(なに)で忙しいかである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
65.
自分の人生を次の世代への橋渡しのために費やすというのは、
つまり、子供を生み育て、
地域のために力を尽くすことは、
すべての人間に共通した立派な事業なのである。
立派な人生といわなければならないだろう。
（ 鷲田小彌太 ）
66.
人には労せずしてすべてがうまくいく時期があるかと思えば、
何をやってもうまくいかない時期もある。
どんな人も、つねに賢人でいることはできない。
（ バルタザール・グラシアン ）
67.
どんな時でもそうだが、
今度もたいへん良い機会だ。
それをどう扱うかさえ知っていれば。
（ エマーソン ）
68.
険しい道こそが、偉大なる高さに結びつくのである。
（ セネカ ）
69.
謙遜は、人の称賛を嫌がるように見えるが、その実、もっと遠まわしに称賛されたい欲望にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
70.
たしかに経験は教師だ。
けれども、この教師によってすべての人がよい意味で学ぶわけではない。
まあ、一杯飲んでみろ！
と言われて飲んだ酒が、大酒飲みをつくるかもしれない。
経験によって学ぶことのできる人と、経験によって崩れていく人と、二通りあるようだ。
経験しないで、経験の中身や意味を知ること、それが知恵か。
（ 堀秀彦 ）
71.
むら気な女とは、
もはや（その男を）愛していない女である。
浮気な女とは、
すでに他の男を愛している女である。
移り気な女とは、
果たして自分が愛しているのか、
また、誰を愛しているのか
自分でもわからない女である。
無関心な女とは、
誰をも愛さない女である。
（ ラ・ブリュイエール ）
72.
我は教えるために学ばん。
（ セネカ ）
73.
善き人々の最大の影響は、彼らが去った後に感じられる。
（ エマーソン ）
74.
自分の足で立っている者は、決して孤立していない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
75.
人間の最大の誘惑は、あまりにも小さなことに満足してしまうことだ。
（ トマス・マートン ）
76.
人間は、もはや誇りを持って生きることができないときには、
誇らしげに死ぬべきである。
（ ニーチェ ）
77.
トラウマへの意識が、自分がこれからどうするかという志向を、束縛する。
（ 岸見一郎 ）
78.
友達の友情が冷たくなったのを気づかないのは、こちらも友情がない証拠である。
（ ラ・ロシュフコー ）
79.
始まりは、どんなものでも小さい。
（ キケロ ）
80.
人間の全ての知識の中で、最も有用でありながら最も進んでいないものは、人間に関する知識であるように思われる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
81.
多くの愚者を友とするより、一人の知者を友とするべきである。
（ デモクリトス ）
82.
血統の尊さは短くなり易き衣のごとし、
日に日に補足せざれば、
時ははさみを持って周りをめぐらむ。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
83.
「幸福」という言葉には、何か憂うつな調子がある。
それを口にするとき、すでにそれは逃げ去っている。
（ カール・ヒルティ ）
84.
本当に心を満足させる幸福は、私たちのさまざまな能力を精いっぱいに行使することから、また私たちの生きている世界が充分に完成することから生まれるものである。
（ バートランド・ラッセル ）
85.
思考はヒゲのようなものである。
成長するまでは生えない。
（ ヴォルテール ）
86.
細部を気にしていると、人生は少しずつ浪費されてゆく。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
87.
若いうちは
何かになりたいという夢を持つのもいい。
しかし、もっと大切なのは、
いかに生きるかである。
日々の行いを選び積み重ねることが、
人生の行方を定める。
（ 串田孫一 ）
88.
人は常に時間がないとこぼしながら、時間が無限にあるかの如く振る舞う。
（ セネカ ）
89.
偉大な知恵は懐疑的である。
（ ニーチェ ）
90.
長いこと論争している場合は、たいてい、彼らは何を論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。
（ ヴォルテール ）
91.
一羽の燕が、また或(あ)る一朝夕が春をもちきたすのではなく、
それと同じように、至福なひと・幸福なひとをつくるものは一朝夕や短時日ではない。
（ アリストテレス ）
92.
計画と希望の一致ほど、
人と人の絆を固く結びつけるものはない。
（ キケロ ）
93.
ねたみは魂の腐敗である。
（ ソクラテス ）
94.
音を立てない人々は危険である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
95.
どんなに金言名句をたくさん知っていても、どんなに良い気質を備えていても、機会が来るたびに具体的に行動に出なければ、人格は少しも向上しない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
96.
我々は、自分の幸も不幸も、自己愛に見合う分しか感じない。
（ ラ・ロシュフコー ）
97.
幸福とは、あのショーウィンドウの中の品物のように、好きなものを選んで金を払えば持って帰れるというものではない。
（ アラン ）
98.
侮辱されても穏やかに受け流すのが雅量である。
（ デモクリトス ）
99.
教養の目的は、人間的なあらゆる可能性の完全な実現である。
（ ジャン・ラクロワ ）
100.
しかし、どうあがいてみても、やっぱり人生は何ものでもないのである。
それ自体が暇つぶしなのである。
存在が存在するということに理由がないからである。
（ 池田晶子 ）
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