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哲学者・思想家の名言
☆ ７月１０日 ☆
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1.
友達の間で親密さが不足しているということは、咎(とが)めたら最後、治しようがなくなるような過失である。
（ ニーチェ ）
2.
特定の土地を囲い込んで「これは俺の土地だ」と宣言することを思いつき、他人にもごく素直に自分の言い分を信じ込ませた最初の人間こそ、市民社会の真の創始者であった。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
3.
美しい姿は美しい顔に勝り、
美しい行いは美しい姿に勝る。
（ エマーソン ）
4.
「個人の自由」の名のもとに
ますます「私人」化されてきた個人の生活。
その背景には、
「私」企業での勤務と「私」生活にのみ意識を注ぎ、
公共的なことがらは「お上」にまかせるというふうに、
市民生活が「私」的なものへと縮まっているという事実がある。
（ 鷲田清一 ）
5.
会って、知って、愛して、そして別れてゆくのが、幾多の人間の悲しい物語である。
（ コールリッジ ）
6.
善意の衣をほどよくまとえ。
他人にあらさがしされることはまずない。
世間はそいういう人の短所は見たがらない。
（ バルタザール・グラシアン ）
7.
人間というものは、自分の運命は自分で作っていけるものだということをなかなか悟らないものである。
（ アンリ・ベルクソン ）
8.
人間に対して控えめの人は、事柄（都市、国家、社会、時代、人間性）に対してはそれだけひどく自惚れを見せる。
これが彼の復讐である。
（ ニーチェ ）
9.
「幸福」という言葉には、何か憂うつな調子がある。
それを口にするとき、すでにそれは逃げ去っている。
（ カール・ヒルティ ）
10.
日本人は「家」を「うち」として把握している。
家の外の世間は「そと」である。
（ 和辻哲郎 ）
11.
本当の幸福とは、善行がもたらす喜びである。
（ アンリ・ベルクソン ）
12.
ぼくたちには政治が必要なのだ。
さまざまな利害の衝突を暴力に訴えることなく調整するために、ぼくたちの力が対立しあうのではなくたがいに加算されるために、戦争や恐怖や野蛮からまぬがれるために、政治が必要なのだ。
だからこそ、ぼくたちには国家が必要なのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
13.
原理とは、現在だれもが使用中で、すべての人の眼の前に存在するものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
14.
誰でも、恐れていることと願っていることを、やすやすと信じてしまう。
（ ラ・フォンテーヌ ）
15.
女性は実体で、男性は反省である。
（ キルケゴール ）
16.
進歩は
偶然の出来事ではなく、
必然である。
（ ハーバート・スペンサー ）
17.
老人をけちにするのは、
将来金銭の必要に迫られるという観念ではない。
この悪徳はむしろ老人の年齢と体質の生む結果である。
彼らが若い時代に快楽を追い、
壮年期に野心を追った同じ自然さで、
この欲に溺れているのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
18.
何事が起ころうとも、そこから利益を引き出す力は私の中にある
（ カール・ヒルティ ）
19.
私たちはこの世に存在している不幸の重荷を、みんなで一緒に担わなければならない。
（ シュバイツァー ）
20.
富を軽蔑する、という人間をあまり信じるな。
富を得ることに絶望した者が富を軽蔑するのだ。
そして、こういう人間がたまたま富を得ると、何よりも始末が悪い。
（ フランシス･ベーコン ）
21.
人間にあっては、
近いもの（たとえばじぶんの感情、性、家族）、
大事なこと（たとえば政治）ほど、
見えにくいものだ。
言葉にはなりえないもののうちに
それでも言葉を駆使して潜り込んでゆくこと。
このことを、胆に銘じたいものだ。
（ 鷲田清一 ）
22.
痛みに対する恐怖は、しばしば、痛みそのものより重くのしかかる。
（ タタルケビッチ ）
23.
公の災害は力強い平等論者である。
（ エドマンド・バーク ）
24.
宿命論が後悔を追い払うのは、人ができることをすべてし尽くした場合に限る。
（ アラン ）
25.
善をなしながら誹謗されるのは、国王の宿命である。
（ アンティステネス ）
26.
善良さは決して裏切られることのない唯一の投資である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
27.
万物をつくる者の手を離れるときすべてはよいものであるが、人間の手に移るとすべてが悪くなる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
28.
１人の金持ちが存在するためには、
少なくとも５００人の貧乏人がいなければならない。
（ アダム・スミス ）
29.
生活とは、つまり習慣の織物である。
（ アミエル ）
30.
なるほどぼくは人生の主人ではなく、人生の織物のなかに織り込まれるべき一本の糸にすぎない。
それでよろしい。
ぼくは織ることはできないにしても、糸を切ることはできるのだ。
（ キルケゴール ）
31.
本当に自信のある人間は泰然として、人が彼をどのように評価するかなどということにはあまり気をとられないものである。
（ ヴォーヴナルグ ）
32.
生徒の才能を軽視するよりも、
むしろ過大視したほうがよい。
その方が生徒を謙虚にするからである。
（ ゲオルク・ジンメル ）
33.
無知を知るは学問の始めなり。
（ ソクラテス ）
34.
言葉を正確に使えないということは、
思想も精神も曖昧だということだ。
（ 唐木順三 ）
35.
一粒の木の実は、いくつもの森を生む。
（ エマーソン ）
36.
私の仕事と私の技術、それは生きることだ。
（ モンテーニュ ）
37.
せっかちは愚者の弱点である。
（ バルタザール・グラシアン ）
38.
人間が存在するということは不可解であり、神が存在しないということも不可解である。
（ ブレーズ・パスカル ）
39.
「幸福な家庭」を建設するには、六つの必要条件がある。
第一に骨組みがしっかりしていること、
第二に整頓されていること、
第三に愛情によって暖められ、
第四に明朗によって照明され、
第五に勤勉の通風器で空気を新鮮にして、
新しい挨拶を毎日もたらすことが必要だ。
だが何にもまして、
家庭を風雪から守る天蓋(てんがい)となり陽光ともなるものとしては、
神の祝福にまさるものはない。
（ アレクサンダー・ハミルトン ）
40.
幸福は受け取られるべきものではなくして、それにねうちする行為に伴う報償という意味において作られるべきものである。
（ 天野貞祐 ）
41.
常に今日のためにのみ働く習慣をつくるがよい。
明日はひとりでにやってくる。
そしてそれとともに新しい明日の力もまた来るのである。
（ カール・ヒルティ ）
42.
心にある感情を隠すことは、心にない感情を装う以上に難しい。
（ ラ・ロシュフコー ）
43.
あきらめを十分に用意することが、人生の旅支度をする際に何よりも重要だ。
（ ショーペンハウアー ）
44.
目指すべきは、
成功や幸せではなく、豊かな人生です。
たくさんの失敗や苦しみは、
濃密な人生の重要な要素になるんです。
（ 中島義道 ）
45.
年とった人々は異議が多すぎ、相談が長すぎ、冒険が少なすぎ、後悔が早すぎ、めったに仕事をとことんまでやりとげず、いいかげんな成功で満足する。
（ フランシス･ベーコン ）
46.
経験というものは、人が知識において進めば進むほど、その必要性を感じさせるものである。
（ デカルト ）
47.
我々は他人の知識によって物知りにはなれるが、賢くなるには、我々自身の知恵によるしかない。
（ モンテーニュ ）
48.
ビロードのクッションに大勢で座らされるよりも、カボチャに座って独り占めした方がいい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
49.
人類の暴君たる法は、
（人類の）本性に反する多くのことをなすべく、
しばしば我々に強制す。
（ プラトン ）
50.
現在うまくいっていない人は未来を心配するものだ、とだけは言える。
（ セネカ ）
51.
我々が一方の人たちの栄誉を讃(ほ)めるのは、他方の人たちのそれをけなすためである。
（ ラ・ロシュフコー ）
52.
人はすべて模倣された歓びを感ず。
（ アリストテレス ）
53.
だれしも、分別に欠けるだけ虚栄に毒されている。
（ ニーチェ ）
54.
欠点の中には、美点に結びついて美点を目立たせ、矯正しないほうがよいという欠点もある。
（ ジョセフ・ジュベール ）
55.
汝自身を知れ。
（ ソクラテス ）
56.
偉人とは、あらゆる職業ができる人間である。
裁判所・軍隊・書斎・宮廷等々どこでも立派にやりこなせる人間だと思われる。
（ ラ・ブリュイエール ）
57.
物の深さを知ることは、
つねに我々の積極的で建設的なエネルギーの関与した努力を要求する。
（ エルンスト・カッシーラー ）
58.
怒りは奇妙な用法を有する武器である。
他のすべての武器は、人間がこれを用いるものだが、この武器はわれわれを用いる。
（ モンテーニュ ）
59.
ものを知らない人はよくしゃべり、よく知っている人はあまりしゃべらない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
60.
恋する男にとっては、相手がどんな身なりをしていても、そんなことはどうでもいい。
相手も彼のことを考えていることがわかればいいのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
61.
幸福は徳の褒賞ではなくて、徳そのものである。
（ スピノザ ）
62.
君が夢見る方向へ自信を持って進みなさい。
そして、君が想い描いた人生を生きなさい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
63.
好きなことをする自由があるとき、人はたいてい互いの真似をし合う。
（ エリック・ホッファー ）
64.
選択しなければならないのに選択しないのは、それ自体がもう選択していることになる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
65.
世界についての意見は、同時に自らの人格の告白でもあることを、人々は理解していないようだ。
（ エマーソン ）
66.
我々が感覚印象だけの世界に生きる限り、
我々はただ現実の表面に接触するに過ぎない。
（ エルンスト・カッシーラー ）
67.
名高い詩人や芸術家らは、往々にしてメランコリーあるいは狂気である。
アイアスのごときはそれだ。
しかしそのような素質は、近頃でも、ソクラテスや、エンペドクレスや、プラトンその他多くの人々、ことに詩人の中に認められる。
（ アリストテレス ）
68.
文明は流血の戦場の上に構築されていて、
個々の人々の生存は、
ひとりぼっちの断末魔の苦しみの中へ消えてゆく。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
69.
巧みにしゃべる機知と沈黙する術を心得ていないことは大いなる不幸である。
（ ラ・ブリュイエール ）
70.
肉的愛、言いかえれば外的美から生ずる生殖欲、また一般的には精神の自由以外の他の原因を持つすべての愛は容易に憎しみに移行する。
（ スピノザ ）
71.
私たちは自分たちが永遠であるのを感じ、知っている。
（ スピノザ ）
72.
悲観主義は弱さを招き、楽観主義はパワーをもたらす。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
73.
栄光は美徳の影である。
（ キケロ ）
74.
友情関係は同等関係である。
（ カント ）
75.
すべての（不幸な）事件は、予期している者にとっては、より軽く受け取られる。
（ セネカ ）
76.
幸福というのもまた、所有や状態ではなくて、むしろ一個の精神力である。
（ カール・ヒルティ ）
77.
生きるとはある活動であり、各人はそのもっとも好む事柄に対して、もっとも好む能力を働かせて活動する。
これらの活動の愉しみが活動を完成させ、各人の追求する生を完成させるのである。
（ アリストテレス ）
78.
すべての人間は、他人の中に鏡を持っている。
（ ショーペンハウアー ）
79.
人間の可能性は無限である。
だが、これは矛盾しているように見えるが、
人間の不可能性も無限である。
この両者の間、
人間の成し得る無限と、
人間の成し得ざる無限との間に、
彼の故郷がある。
（ ゲオルク・ジンメル ）
80.
教育は国民の安価な防備である。
（ エドマンド・バーク ）
81.
少年たちの勉学を強制と厳格さによって訓練するのではなく、彼らに興味をいだかせるように導くならば、彼らは心の張りを発見するだろう。
（ プラトン ）
82.
自信はヒロイズムの本質である。
（ エマーソン ）
83.
技術も知恵も到達不可能である、もし人が学ばないならば。
（ デモクリトス ）
84.
私は最も正しい戦争よりも、最も不公平な平和を選ぶ。
（ キケロ ）
85.
否定にはいつも、対照的な肯定が付き物である。
（ アリストテレス ）
86.
アメリカにおいては、
人々を判断するには、
彼らの生活程度から推定される収入の多寡(たか)によるのが早道である。
（ バートランド・ラッセル ）
87.
（人々に）道を示す自由、これが天才の要求できるすべてである。
（ J・S・ミル ）
88.
どこに死が我々を待っているか分からないのだから、いたる所で待とうではないか。
（ モンテーニュ ）
89.
重要なのは量ではなく質である。
（ セネカ ）
90.
人は軽蔑されたと感じたときによく怒る。
だから自信のある者はあまり怒らない。
（ 三木清 ）
91.
古代の偉人たちの人生を知らないということは、子供のままで一生を送ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
92.
世の中で成功するには、馬鹿のように現れて、利口に活動することである。
（ モンテスキュー ）
93.
徹底的にどうしようもなく道を踏みはずした悪人に対しては、怒りをあらわにすべきである。
（ プラトン ）
94.
読書のコツは拾い読みにある。
従って、賢明になるコツは何を捨てるかを知る術にある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
95.
豊かな人間とは、自身が富であるような人間のことであって、富を持つ人間のことではない。
（ カール・マルクス ）
96.
信仰は愛のようなもので、強制することはできない。
（ ショーペンハウアー ）
97.
行動しなさい。
そうすれば力が湧いてきます。
（ エマーソン ）
98.
人は神の存在の中に精神的安らぎを固く信ずるとき、神の観念は歓びと安心の時を与え、それを正当化する。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
99.
我々は自国の伝説を軽蔑するのに、子供たちには古代の伝説を教える。
（ ヴォーヴナルグ ）
100.
あなたがたは高められたいと願うとき、上方を仰ぎみる。
だがわたしはもう高みにいるから、下方を見下ろす。
あなたがたの誰が、高められて、しかも同時に哄笑(こうしょう)することができるだろうか？
最高の山頂に立つ者は、すべての悲劇と悲劇的厳粛を笑うのである。
（ ニーチェ ）
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