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哲学者・思想家の名言
☆ ７月１０日 ☆
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1.
うんざりした気持ちを癒やすには、ウイスキーを一杯やって忘れようとするより、仕事に打ち込んで一生懸命になるほうが、よほど効果的である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
2.
よりいっそう愛するよりほかに、
恋に対する治療法はない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
3.
友人や近親にどのような愛情を持っていても、
他人の幸せだけで我々が幸せを覚えることはない。
（ ヴォーヴナルグ ）
4.
我々は、静止しているがゆえに自由であるのではなく、かつての我々とは違ったものになるがゆえに自由なのである
（ ジョン・デューイ ）
5.
心とは、何かを入れるべき「器」ではなく、燃やされるべき「火」なのである。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
6.
亀の肉がさまざまな肉の味わいを持っているのと同じく、結婚もまたいろいろと変わった味を持っている。
そして、亀が歩みののろい動物であるのと同じく、結婚もまた足取りののろいものである。
（ キルケゴール ）
7.
民主主義のおかげで生じた、すべての人を平等化する諸権利は、憧れや理想から、無意識の欲求や前提に変じてしまった。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
8.
我々は花を散らす風において歓びあるいは傷むところの我々自身を見いだすごとく、ひでりのころに樹木を直射する日光において心萎（な）える我々自身を了解する。
すなわち我々は「風土」において我々自身を、間柄としての我々自身を、見いだすのである。
（ 和辻哲郎 ）
9.
人間とは、パラドックスの体現であり、矛盾の塊である。
（ オーギュスト・コント ）
10.
疑い深い人は、自ら招いて、裏切られることになる。
（ ヴォルテール ）
11.
君が夢見る方向へ自信を持って進みなさい。
そして、君が想い描いた人生を生きなさい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
12.
微笑したり首をすくめたりすることは、
心配事に対する対策として知られている。
（ アラン ）
13.
なにか一定の仕事をすることで満足していようなどという者はいはしない。
だれもかれもが、せめて新大陸のひとつぐらい発見せずにおくものかと心ひそかに自惚れて、そう思っていい気になりたがっている。
（ キルケゴール ）
14.
慰めは
苦悩を存続させながら、
いわば苦悩を苦悩において否定する
という注目すべき体験である。
（ ゲオルク・ジンメル ）
15.
異常なまでに高められた常識のことを、世間は知恵と呼んでいる。
（ コールリッジ ）
16.
教養ある人々に会って真っ先に心打たれること、そしてその中でもとりわけ高邁な精神の持ち主を一目で見分けさせるものは何だろうか。
それはこうした人々が行き当たりばったりでなく、方針を立てて考えを進めていることだ。
（ コールリッジ ）
17.
規則は
これやあれやに仕えるために作られている。
（ ミシェル・フーコー ）
18.
本当のところ、（人類にとっての）危険は
爆弾のなかにあるのでもなければ、
エネルギーの驚異的な開発や技術の支配のなかにあるのでもない。
危険は、まずは、時代の変化を見るのを拒むこと、
そしてこの転回の意味を考察するのを拒むことのうちにあるのだ。
（ モーリス・ブランショ ）
19.
名声は川のようなものである。
軽くてふくらんだものを浮かべ、重くてがっしりしたものを沈める。
（ フランシス･ベーコン ）
20.
アイデアは、善良で勇敢な人の頭と腕で活用されなければならない。
さもないと、それは夢にすぎない。
（ エマーソン ）
21.
自由時間の質、リズム、内容など──
自由時間が労働という強制のあとの残余の時間であろうと、
それとも「自律的」時間であろうと──
こうしたことはすべて、
個人、社会階層、階級に伴う差異表示記号となっている。
（ ジャン・ボードリヤール ）
22.
希望に生きる者はつねに若い。
（ 三木清 ）
23.
すべて存在するものは神の裡(うち)にあり、神なくしては何者も存在しえず、また理解もされない。
（ スピノザ ）
24.
尊大に見えるよりも、実際に尊大であるほうが、ましなことは確かだ。
尊大な人はたまに侮辱する程度だが、尊大な風采は人をつねに侮辱する。
（ ドゥニ・ディドロ ）
25.
人は店では品物を入念に吟味するが、
人間のこととなると、外見で判断する。
（ アリスティッポス ）
26.
確かなことは次を除いて何もない。
生まれたものは死ぬこと、
生きている者は災難から逃れられないことである。
（ クリティアス ）
27.
他人のために生きることは容易である。
誰でも皆していることである。
（ エマーソン ）
28.
声の調子や目つきや姿のうちにも、取捨選択した言葉に劣らない雄弁がある。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
男と女という
こうも違った、また複雑な人間の間で、
互いに良く理解しあい、
ふさわしく愛するために、
一生を費やして長すぎるということはない。
（ オーギュスト・コント ）
30.
あなたが犠牲を払うから、（あなたは）幸せになれないのです。
（ タタルケビッチ ）
31.
何故(なぜ)に宗教が必要であるか──かかる問いを発するのは、自己の生涯の真面目ならざるを示すものである。
（ 西田幾多郎 ）
32.
人の性質は、永久に前に進めるわけではない。
引き潮があり、差し潮がある。
（ ニーチェ ）
33.
ある人の生き方が非合理だといって反対するのは
手前勝手なでしゃばりではあるまいか。
なぜなら、そのように言うことは、
その人の信念確定の方法が自分のそれとは違う、
ということを言っていることにすぎないからだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
34.
音楽は隠れた算術の営みであるが、これに携(たずさ)わっている人は、自分が数を操作していることに気づいていない。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
35.
人間が人間性を無視するのは、人間の理性の誤りである。
（ ヴォーヴナルグ ）
36.
太陽が昇る。
星々は消える。
魂が明るむ。
夢は消える。
昼がわたしを受け入れる。
地上の生活の歩みのなかで
昼がわたしを守る。
（ ルドルフ・シュタイナー ）
37.
クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、
世界の歴史は変わっていただろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
38.
仕事をしていて、
〈さあこれで切り上げよう〉と自分に言い聞かせるのは、
人間の肉体的欲求である。
私たちが哲学するときには、
いつもいつもこの欲求と戦いながら、
考え続けなければならない。
おかげで哲学という仕事は、
本当に骨が折れる。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
39.
現実はあるがままに受け容れるしかないのです。
叡智とは現実を受け容れることです。
賢者とは世界の中で受け容れと働きかけを担っている人々のことなのです。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
40.
死と死後とは人知の測り知るべからざるところであるが、
ただ死に対する最良の準備が最もよく生きることにあるは疑いがない。
（ 阿部次郎 ）
41.
母親は息子の友人が成功すると妬む。
母親は息子よりも息子の中の自分を愛しているのである。
（ ニーチェ ）
42.
何であれ伝え方や行い方次第で、
その事柄の価値そのものが大きく変わってくる。
これは人の世話をする場合によく当てはまる。
とげとげしい気持ちでいやいやながら世話をすれば、
親切な行いも固くなったパンみたいなものになる。
（ セネカ ）
43.
偶然は、
神が公に署名しない特別なケースのために取っておく、
神のペンネームである。
（ コールリッジ ）
44.
他者はなにかある意味において
対象的にとらえられるものではなく──
たとえ「理解」ということばをもってしても──、
したがって意味において分類されるものでもない。
（ 鷲田清一 ）
45.
軽い悲しみには声がある。
重い悲しみはものを言えぬ。
（ セネカ ）
46.
諸君の内なるすべての新大陸と新世界とのためのコロンブスとなり、貿易のではなく、思想の新しい航路を拓きたまえ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
47.
神や神の属性について概念を持つことは、人間の能力をはるかに超えている。
（ トマス・ホッブズ ）
48.
友情って、本来、友達なんかいなくても生きていける人達の間にしか、成り立たないものなんじゃないかな？
（ 永井均 ）
49.
害徳の名誉は、これから手に入れなければならない名誉の担保である。
（ ラ・ロシュフコー ）
50.
偽善とは、不徳が徳に対してほんのわずか捧げた敬意である。
（ ラ・ロシュフコー ）
51.
（他人の）人生に影響を及ぼすこと
──それは最高の芸術である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
52.
歴史科学と人文科学は、事実の真理や人間の記録を発見し、その番をし解釈を行なうと考えられているが、政治に対して自然科学の理論研究よりも一層大きな関連性を持つ。
ジャーナリストが供給する日々の情報以上のものを意味する。
（ ハンナ・アーレント ）
53.
どんな革命も、一人の人間が心に思いついた、ひとつの思想にほかならなかった。
（ エマーソン ）
54.
私は、単に笑いを誘うようなことを、楽しいとは言わない。
楽しさとはある種の魅力、つまり、どんな話題からも、たとえかなり深刻な話題からでも醸成される、快い雰囲気を指すのである。
（ ラ・フォンテーヌ ）
55.
独断家は甚(はなは)だしばしば敗北主義者、知性の敗北主義者である。
彼は外見に表れるほど決して強くはない、彼は他人に対しても自己に対しても強がらねばならぬ必要を感じるほど弱いのである。
（ 三木清 ）
56.
物事をよく知るには、細部について知らなければならない。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
信仰を持って闘えば、我々の武装力は二倍になる。
（ プラトン ）
58.
今日、自由と支配が同一視されている
（ ミゲル・ベナサジャグ ）
59.
真の友情は、本当の事を教えられるという事である。
友情は、盲目と無知の中には存在しないのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
60.
自然がどんなに大きな優雅を与えようとも、偉人英傑を作るのは自然だけではなく、自然と手を組んだ運命である。
（ ラ・ロシュフコー ）
61.
一番の獣が一番にぎやかなところに住んでいる。
（ バルタザール・グラシアン ）
62.
懐疑は発明の父である。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
63.
信仰とは、まだ無いものをイコールで結ぶことである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
64.
神は本質ではなく実存である。
我々は、神については、霊的な体験に基づいた象徴的な言葉だけでしか語ることができない。
（ ベルジャーエフ ）
65.
学問には平坦な大道はありません。
そして、学問の険しい坂道をよじ登る労苦を厭わない者にのみ、その明るい頂上にたどり着く見込みがあるのです。
（ カール・マルクス ）
66.
我々に与えられた時間は、決して短いわけではなく、実はその多くを浪費しているだけなのである。
人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている。
（ セネカ ）
67.
習慣というものは、真にはげしい陰険な女教師である。
それは徐々に我々の内部に、その権力を植え付ける。
（ モンテーニュ ）
68.
外に出るな。
汝自身の中に立ち帰れ。
内的人間にこそ真理は宿るのである。
（ アウグスティヌス ）
69.
安心のない幸福はない。
すなわち、満足して受け入れている状態が持続する見通しのない幸福はない。
（ アンリ・ベルクソン ）
70.
人間の可能性は無限である。
だが、これは矛盾しているように見えるが、
人間の不可能性も無限である。
この両者の間、
人間の成し得る無限と、
人間の成し得ざる無限との間に、
彼の故郷がある。
（ ゲオルク・ジンメル ）
71.
何か特技を生かして、自らを引き立たせるように努力せよ。
（ セネカ ）
72.
知識は恐怖にとっての解毒剤である。
（ エマーソン ）
73.
成人が身につけている能力や知識との固定的な比較によって
未成熟を定義しようとする企て
を捨てるならば、
望まれている特性が欠如していることを示すものとして
未成熟を考えること
も止めざるをえない。
（ ジョン・デューイ ）
74.
愚かな者達には、言葉ではなく不運が教師となる。
（ デモクリトス ）
75.
恩を受けた人は、
その恩を心に留めておかなければならない。
しかし、恩を与えた人は、
それを覚えているべきではない。
（ キケロ ）
76.
世界とは永遠の変移であり、人生とは迷妄である！
（ アウレリウス ）
77.
我々の自由とは、
今日、自由になるために戦う自由な選択以外のなにものでもない。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
78.
結婚は、愛という多くの短い愚行を終わらせる。
一つの長い愚行として。
（ ニーチェ ）
79.
宗教は抑圧された生物の嘆息であり、
また、それが魂なき状態の心情であると等しく、
無情の世界の感情である。
つまり、それは民衆の阿片である。
（ カール・マルクス ）
80.
世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足りる敗北があるものだ。
（ モンテーニュ ）
81.
（哲学を本気でやり、君の思考を進めるほど）この世界は、当初そう見えたようには、そう捨てたものでもないということが分かってくるだろう。
人類の文化の蓄積は、実は驚くほど深いのだ。
それは、とても幸せなことだと思わないか？
だが、自分で掘り進めるのでなければ、その深みには決して達することができない。
（ 永井均 ）
82.
友とともにせざる晩餐(ばんさん)は、ライオンもしくは狼の生活の如(ごと)し。
（ エピクロス ）
83.
人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
84.
恐れるということほど、恐るべきものはない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
85.
我々が死によって失うものは、
時間のわずかな一部、現在の一瞬のみ。
（ アウレリウス ）
86.
才能は称賛の方へなびく。
称賛の声は才能を幻惑する人魚である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
87.
どんな境遇にあれ、
今幸福に思えない人は、
たとえ全世界を手に入れても、
幸福を感じられないだろう。
（ アラン ）
88.
表にはさながら悪意のごとく振舞う、気位の高い慈愛もある。
（ ニーチェ ）
89.
自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
90.
物事に驚くこと、不審に思うことは、理解しはじめることである。
しっかりと見開かれた瞳にとっては、この世にあるすべてのことが驚異であり、不思議である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
91.
ときどき脇道や横道にそれたり、ためらったり、「遠慮したり」、自分の使命ではない使命なのに真剣に努力したり。
こういうところで発揮されることがあるのが、すばらしい利口さであり、いや、それどころか最高の利口さである。
（ ニーチェ ）
92.
名声は英雄的行為の芳香なり。
（ ソクラテス ）
93.
言葉は、正しく使われることで、人を自由にするのであって、決してその逆ではない。
（ 池田晶子 ）
94.
大切なのは普通の言葉で非凡なことを言うことである。
（ ショーペンハウアー ）
95.
芸術家は彼の創作においてのみ
自分自身が発見され、所有され得ることを
知っているので、
彼は創作し続ける。
彼は自分がそれらに与える形象において
初めて自分の世界と自分に固有な自我をもつのである。
（ エルンスト・カッシーラー ）
96.
青年期は一般に思われているほど幸福ではない。
（ タタルケビッチ ）
97.
思考から生まれ、思考に問いかけるもののみが、全人類のための精神的な力となりうる。
（ シュバイツァー ）
98.
何よりもまず、純粋な実践理性の国とその国の正義を求めて努力せよ。
そうすればなんじらの目的（永遠平和の幸福）はおのずから与えられよう。
（ カント ）
99.
最も大切なことは、生きることそのものではなくて、善く生きること、美しく生きることである。
（ ソクラテス ）
100.
人の行動を妨げる欠陥は、何かができるのにそれを意識しないことにある。
（ ボシュエ ）
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