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哲学者・思想家の名言
☆ ７月９日 ☆
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1.
一般に友情などと呼ばれるものは、ごろつきの間なら、多少相手から尊敬されるという程度のものにすぎない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
2.
真に善きものはすべて廉価であり、有害なものはすべて高価である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
3.
危険な行き過ぎが二つある。
理性をただちに否定することと、理性の他は何も認めないことだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
4.
真実の愛は幽霊のようなものだ。
誰もがそれについて話をするが、
それを見た人はほとんどいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
5.
説得が手応えをもつには、理性だけでは駄目で想像力へのアピールが必要だ。
（ フランシス･ベーコン ）
6.
シェイクスピアを研究したとて、シェイクスピアにはなれない。
（ エマーソン ）
7.
我々はそれぞれ、違う温度で沸騰する。
（ エマーソン ）
8.
原則を立てる際に、わかりやすさと厳密な正確さのどちらの特質を優先させるか、という問題がある。
明らかに、この問いかけそのものに正しくない前提が含まれている。
というのも、厳密な正確さには、おそらくわかりやすさが欠けているだろうと仮定されているが、実はその逆も成り立つからである。
（ ダランベール ）
9.
しつけ三原則──
「ハイの返事」「あいさつ」「はきものをそろえる」
（ 森信三 ）
10.
人は自分の好きなものを手に入れてこそ幸福であり、他人が好ましいと思うものを手に入れても幸福ではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
11.
異常なまでに高められた常識のことを、世間は知恵と呼んでいる。
（ コールリッジ ）
12.
れぞれの性、それぞれの職業、それぞれの生活様式に独自の喜びがあるように、またその喜びと密接に結びついた独自の悲しみがある。
（ タタルケビッチ ）
13.
人の一生は短い。
君の人生はもうほとんど終わりに近づいているのに、君は自分に尊敬をはらわず、君の幸福を他人の魂の中に置くことをしているのだ。
（ アウレリウス ）
14.
過ぎ去ったものは、もはや再び帰らない。
賢者は現在と未来について考えるだけで手一杯であるから、過ぎ去った事柄をくよくよ考えている暇がない。
（ フランシス･ベーコン ）
15.
我々の知っているすべての科学のうちで、あらゆる偽りや不確かなものに汚されていないのは、算数と幾何だけである。
（ デカルト ）
16.
我々人間の意見の最も普遍の性質は多種多様ということである。
（ モンテーニュ ）
17.
酔っぱらった頭で読み直すと（＝推敲すると）
こなれた文章になりやすい。
（ 山内志朗 ）
18.
我々は矛盾だけで生きている。
そして矛盾ゆえに人生は悲劇であり、勝利も勝利の望みもない永久の闘争である。
人生は矛盾なのである。
（ ウナムーノ ）
19.
数学は数学的真理のために、文学は精神的真理のために、人の頭を鍛える。
（ ジョセフ・ジュベール ）
20.
信仰のないところに精神はない。
（ アラン ）
21.
いつも人は自分の信ずるところを乗り越えなければならない。
少しも信じていないことを、どうやって乗り越えられよう。
（ アラン ）
22.
人間は他との比較をやめて、
ひたすら自己の職務に専念すれば、
おのずからそこに一小天地が開けてくるものです。
（ 森信三 ）
23.
やり直すとは、
ゼロからではない。
（ 鷲田小彌太 ）
24.
生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。
（ アウレリウス ）
25.
忘れるということができない者は、分別のある者にならない。
（ キルケゴール ）
26.
恋愛においては往々にして疑うよりもだますほうが先に立つ。
（ ラ・ロシュフコー ）
27.
確かに、
たとえ卵焼きを作るためだけであっても、
家を燃やしかねないのが、
極端な利己主義者の本性である。
（ フランシス･ベーコン ）
28.
恋に肩をたたかれた時には、いつもは詩的な調べに耳をかさないような男でさえ詩人になる。
（ プラトン ）
29.
死は存在せず。
なんとなれば、
我らの存在する限り死の存在はなく、
死の存在あるとき、
我らは存在することをやめるからなり。
（ エピクロス ）
30.
私の批評は創造によるのであり、あら捜しをすることによるのではない。
（ キケロ ）
31.
仕事は高貴なる心の栄養なり。
（ セネカ ）
32.
人から受けた不正をいつまでも思い続けることは、
常に有害であり、そのうえ、たいていは無益でもある。
そういう考えを急いで払いのけて、
そのために元気を失わないようにするのが、
一番よいことである。
（ カール・ヒルティ ）
33.
無知は決して悪を生まない。
危険な罪悪を生むのはただ誤謬の懸念である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
34.
一匹のハエが戦車の上にとまって言った。
俺はなんとたくさんの埃を上げていることか！
（ ラ・フォンテーヌ ）
35.
青春時代にさまざまな愚かさを持たなかった人間は、中年になってから何の力も持たないだろう。
（ アンソニー・コリンズ ）
36.
何を知らないかではなく、何を知っているかで、人を判断しなければならぬ。
（ ヴォーヴナルグ ）
37.
欺瞞に対する最上の防御は詐欺なり。
（ ゼノン ）
38.
迫害されるのは英雄の運命である。
（ ヴォルテール ）
39.
よい作家になりたいなら、書くことだ。
（ エピクテトス ）
40.
人に好かれるための唯一の方法は、
畜生の中で最も愚かなものの皮をかぶることである。
（ バルタザール・グラシアン ）
41.
理解は感嘆にまさる。
しかし製作は理解にまさる。
（ アラン ）
42.
友人との気楽な会話は、
私の最も好きな娯楽である。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
43.
人間は、助けることの出来るすべての生命を助けたいという内的要求に従い、何らかの生命のあるものならば加害することを怖れる、というときにのみ真に倫理的である。
（ シュバイツァー ）
44.
いったん選んだ道に関して頑張る人は多い。
目標に関してそうする人は少ない。
（ ニーチェ ）
45.
「自分」というのは、名前でなければ、身分でもない。
体でなければ、心でもない。
ないないづくしで、どこにもない。
それが「自分」というものだけど、だからといって、自分など「ない」というのでもない。
なぜって、自分など「ない」と言っているその自分が、まさにそこに「ある」からだ。
ないけれどもある。
あるけれどもない、それが「自分」というものの正体、その存在の仕方の不思議さなんだ。
何を「自分」と思うかで、その人の自分は決まっているというのも、この意味だ。
（ 池田晶子 ）
46.
恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかない。
（ アラン ）
47.
依頼心が苦悩を作り出す。
（ 清沢満之 ）
48.
出てけ、失せろ。
最期の言葉なんてものは、生きてるうちに言いたいことを全部言わなかったバカ者どもが口にするものだ。
（ カール・マルクス ）
49.
怒りに対する最善の手段は猶予である。
怒りに対して、いきなり許しを求めることはせず、熟慮を求めよ。
（ セネカ ）
50.
我々が偉人に近づけば近づくほど、平凡人だということが明らかになる。
従者にとって偉人が立派に見えることは稀である。
（ ラ・ブリュイエール ）
51.
普遍的なものにしか学問はない。
（ アリストテレス ）
52.
どんなに金言名句をたくさん知っていても、どんなに良い気質を備えていても、機会が来るたびに具体的に行動に出なければ、人格は少しも向上しない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
53.
人間の運命の大きな改善は、
彼らの考え方の根本的な構成に大きな変化が生じない限り、
絶対に不可能である。
（ J・S・ミル ）
54.
行動は感情に従うように思われているが、
実際には行動と感情は同時に働くのである。
意思の力でより直接的に支配されている行動を規制することによって、
意思に支配されにくい感情をも規制することができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
55.
智恵とは大目に見るべき事を知ること。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
56.
人間性は樹木のようなものだ。
指定された仕事を機械的に正確にやらされるわけではなく、あらゆる方向に伸び拡がらなければならない。
（ J・S・ミル ）
57.
多くの人間たちにとって、不幸を癒す薬は沈黙である。
とりわけ分別のある者には。
（ カルキノースⅡ ）
58.
人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。
（ カール・マルクス ）
59.
生きるためには、食べなければならない。
食べるためには、稼がなければならない。
そのためには、仕事をしなければならない。
この「しなければならない」の繰り返しが、大人の言うところの「生活」だ。
（ 池田晶子 ）
60.
君の覚えた小さな技術をいつくしみ、その中にやすらえ。
（ アウレリウス ）
61.
私は、生きようとする生命に取り囲まれた、生きようとする生命である。
（ シュバイツァー ）
62.
言論が堕落したところでは精神も堕落している。
（ セネカ ）
63.
子どもの遊戯を見よ。
彼らはそれを利用するためにするのではなく、建設したり破壊したりする活動そのものに幸福を感じているのである
（ テオドール・リップス ）
64.
樹木は伐(き)り倒されても直(す)ぐに生えて来るが、人間は殺されると再び得ることは容易でない。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
65.
愛する者、親しい者の死ぬことが多くなるに従って、死の恐怖は反対に薄らいでいくように思われる。
（ 三木清 ）
66.
他人の自我にたえず耳を貸さねばならぬこと――それこそまさに読書ということなのだ。
（ ニーチェ ）
67.
日本人の欠点は、
感覚を偏愛し、
理性に欠ける所にある。
（ 田中美知太郎 ）
68.
君が君自身を重んじることができなければ、誰か君を重んじることのできる人を見つけることも、ほとんどないであろう。
（ キルケゴール ）
69.
善や悪はただの名目にすぎず、容易にくるくるどちらにでも移し変えることができる。
（ エマーソン ）
70.
侮辱は相手のせいではなく、侮辱されたと思い込むせいだ。
（ エピクテトス ）
71.
隠れて生きよ。
（ エピクロス ）
72.
全ての道はローマに通ず。
（ ラ・フォンテーヌ ）
73.
快楽を控えることでなく、快楽に勝って負けないのが最上である。
（ アリスティッポス ）
74.
汝の幸せは他人の幸せによって作れ。
（ ヴォルテール ）
75.
私にとって真理であるような真理を発見し、私がそのために生きそして死ぬことを願うようなイデー（＝理念・理想）を見い出すことが必要なのだ。
（ キルケゴール ）
76.
高潔な人は恩恵を施すことを好むが、恩恵を施されることを恥じる。
（ アリストテレス ）
77.
我々は聞いてもらうよりも、話すことのほうに熱心である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
78.
すべて偉大なことは、小規模に、少人数から始まるものだ。
（ カール・ヒルティ ）
79.
人間は自信を持ち、貫禄がつき、自分の仕事以外に己がないようになると、平凡なものになる。
役所ほど人間を殺すところはない。
（ アラン ）
80.
誇りは、慎ましさに包まれているときに最も成功するものだ。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
81.
すべて真の生とは出会いである。
（ マルティン・ブーバー ）
82.
独創は天才の唯一のあかしである。
（ ヴォーヴナルグ ）
83.
話していて楽しい人が少ないのは、ほとんどの人が、明確な答えをすることよりも、自分の言いたいことに心が向いているからです。
（ ラ・ロシュフコー ）
84.
人間にとっての主な仕事は、
自分自身を創造することである。
（ エーリヒ・フロム ）
85.
平和条約についての規準など、いくらよく考えられ、いくら手際よく整えられたものであろうと、何の役にも立たぬ。
生への畏敬の思いを実効あるものにする思考のみが、永遠の平和をもたらすことができるのである。
（ シュバイツァー ）
86.
何故(なぜ)に宗教が必要であるか──かかる問いを発するのは、自己の生涯の真面目ならざるを示すものである。
（ 西田幾多郎 ）
87.
ものを知らない人はよくしゃべり、よく知っている人はあまりしゃべらない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
88.
ここで生きていくのなら、もう慣れている。
よそに行って生きるのも、君の望み通りにできる。
死ぬとすれば、使命を終えただけのことだ。
他には何もない。
だから勇気を出せ。
（ アウレリウス ）
89.
死の観念は我々を欺く。
それは、我々に生きることを忘れさせるからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
90.
魂は肉体を拒否する。
（ アラン ）
91.
友情のための最大の努力は、友人に我々の欠点を見せることではない。
彼に彼の欠点を悟らせることだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
92.
残された時間は短いが、
私はこのまま自分の一生を貫き通したいと思う。
（ ソクラテス ）
93.
証明のいる箴言は、表現の下手な箴言である。
（ ヴォーヴナルグ ）
94.
思考が人間の偉大さをなす。
（ ブレーズ・パスカル ）
95.
美貌や愛欲によって結ばれた結婚ほど、早く紛争を起こして失敗するものはない。
結婚には、一定して変わることのないしっかりとした土台と、堅実にして慎重な行動が必要である。
沸き立つような歓喜は、何の役にも立たない。
（ モンテーニュ ）
96.
信仰はまさに
思惟(しい)の終わるところから始まる。
（ キルケゴール ）
97.
若者は自分の受ける教育の結果をあれこれと思い悩んではならない。
もし毎時間を真剣な気持ちで勉強するならば、あとは成り行きに任せておいても安心である。
どんな学問分野を選ぼうと、ひたすらに努力を続ければ、いつかは同世代のすぐれた代表者として、勝利感にひたれる輝かしい朝が来る。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
98.
自然の愛はつねに誤らず、
されど他は
よからぬ目的または
強さの過ぐるか、足らざるかによって
誤ることあり。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
99.
身をもって示すことがリーダーシップである。
（ シュバイツァー ）
100.
名誉心はまず自己を対象とする。
名誉心を持っている人間が最も嫌うのは流行の模倣である。
名誉心は何らかの仕方で永遠を考えている。
（ 三木清 ）
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