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哲学者・思想家の名言
☆ ７月９日 ☆
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1.
苦しみは、苦しむ者がその限界を知っていて、その恐怖に想像を加えなければ、堪えられないこともなく、また永続するものでもない。
（ アウレリウス ）
2.
欠点の中には美点につながり、直さない方がいいような欠点もあるものだ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
3.
金は必要からのみ金を求める連中を回避する。
（ アラン ）
4.
（実生活において）学識はあるが賢慮を欠いている者たちは、
最高の真理から出発して最低の真理を統制しようとするが、
これに対して、知恵ある人は、
最低の真理から出発して最高の真理に向かうのである。
（ ジャンバッティスタ・ヴィーコ ）
5.
自己とは自分にとって最良の友人である。
（ アリストテレス ）
6.
証明のいる箴言は、表現の下手な箴言である。
（ ヴォーヴナルグ ）
7.
あらゆる借金の中で人々は税金を一番払いたがらない。
これは政府に対するなんという諷刺であろうか。
（ エマーソン ）
8.
夫をつかまえるのは技、とどめておくのは努力。
（ ボーヴォワール ）
9.
「誰にも迷惑かけないのに何が悪いの」というのも、売春する子の屁理屈だ。
その子が売春したところで、誰も迷惑は受けないし、悪くなることも何もない。
だけど、この世の中でたった一人だけ、大変な迷惑を受け、大変悪いことになる人がいる。
売春しているまさにその子だ。
心も体も大事にしないで、それが悪くならないはずがないじゃないか。
（ 池田晶子 ）
10.
心の安らぎを得ている者は、自分自身に対しても他人にも迷惑をかけない。
（ エピクロス ）
11.
科学とは色あせたもろもろの思想の集まった墓場である。
（ ウナムーノ ）
12.
人生の最初の四分の一は、その使い途(みち)もわからないうちに流れ去り、最後の四分の一はまたその楽しさを味わえなくなってから過ぎてゆく。
しかも、我々に残された時の四分の二は、睡眠、労働、苦痛、束縛、あらゆる種類の苦しみによって費やされる。
人生は短い。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
13.
不満を抱くことは人生に目標を持つことに通じる。
（ エリック・ホッファー ）
14.
もろもろの偉大な思想は心から来る。
（ ヴォーヴナルグ ）
15.
結婚は、愛という多くの短い愚行を終わらせる。
一つの長い愚行として。
（ ニーチェ ）
16.
どんなに小さなスタートであっても、それが全体に与える影響がどれだけ大きいことだろう。
そしていったん踏み出してしまえば、後はどれだけ楽になるであろう。
（ アリストテレス ）
17.
未完成の仕事に
いつまでもしがみついていることほど
疲れるものはない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
18.
責任をとらなくなったのか、
システムにがんじがらめになって責任をとれないのかは別として、
責任を負う、あるいは果たすということの意味が、
責任を問いただされる、とらされる
といった受動形にずらされてきたようにおもう。
「自己責任」という語もそうだが、
「悪いのは○○だ」「○○のせいだ」
という帰責の意味に。
（ 鷲田清一 ）
19.
人の値打ちは、
（自身の）長所をどう用いるかによって判断すべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
20.
キリスト教の信仰は二つの真理、すなわち人間の自然性の堕落と、イエス＝キリストの購(あがな)いとを両立させるところである。
（ ブレーズ・パスカル ）
21.
悪人は善人のずる賢さに気づいていつも驚く。
（ ヴォーヴナルグ ）
22.
ただでもらう物ほど高い物はない。
（ モンテーニュ ）
23.
永遠平和などというものは、永遠のユートピアである。
なぜならそれは、苦悩や危険と分かちがたく結びついた人間生活を動かすぜんまいを、破壊しようと志すことに他ならないからである。
（ ベネデット・クローチェ ）
24.
作家は、あまり上手に書こうとすると、何もかもだめにする。
（ ラ・フォンテーヌ ）
25.
あなた自身を最大限に利用しなさい。
というのは、あなたにとってあるのはそれだけなのだから。
（ エマーソン ）
26.
未来を気づかう心は悲惨なり。
（ セネカ ）
27.
冗談はよいものだ。
誰も傷つかなければ、さらによいものだ。
（ サンタヤーナ ）
28.
一つの進路を根気よく進んで行けば、たとえ小さな損失があっても、大きな利益を獲得することができる。
（ エマーソン ）
29.
幸福の秘訣はこういうことだ。
あなたの幸せをできるかぎり幅広く探せ。
（ バートランド・ラッセル ）
30.
上手に話そうとするからいけないのだ。
なあに、靴を注文するとき、靴屋のおじさんに話すように話せばいいのだ。
（ ソクラテス ）
31.
私は君たちに、君たちの官能を殺せと勧めるのではない。
私が勧めるのは官能の無邪気さだ。
（ ニーチェ ）
32.
哲学なしでは、世界は魂が抜けたものになることだろう、世界は物言わぬ彫像になることだろう
（ ウラジミール・ジャンケレヴィッチ ）
33.
敵に勝つ者のみが勇敢なるにあらず、自己の快楽に克(か)つ者もまた然(しか)り。
（ デモクリトス ）
34.
たとえどんなに愛らしい子でも、寝ついてくれたのを喜ばない母親はいない。
（ エマーソン ）
35.
我々が取るに足りないことだと考えているよりも、更に取るに足りないことがあるとすれば、死は正にそれである。
（ ルクレティウス ）
36.
善悪を自分で判断すること、それができることこそが、本当の自由なんだ。
自分で自由に決めるということの、本当の意味なんだ。
（ 池田晶子 ）
37.
教育は
幸運なる人々には飾りとなり、
不運なる人々には避難所となる。
（ デモクリトス ）
38.
諺に、賢者はただ一冊の本の人間を恐れる、という。
ひとは多く読まなければならぬ。
読書の必要はただ一冊の本の人間にならないために、云い換えれば、一面的な人間にならないために、存在するのである。
（ 三木清 ）
39.
道徳的現象なるものは存在しない。
あるのはただ、現象の道徳的解釈である。
（ ニーチェ ）
40.
人間とは一つの総合――無限と有限、時間的なものと永遠的なもの、自由と必然――である。
（ キルケゴール ）
41.
書物を読むということは、
他人が辛苦(しんく)して成し遂げたことを、
容易に自分に取り入れて、自己を改善する最良の方法である。
（ ソクラテス ）
42.
人間は思考し、観想する存在であると共に、選択する存在である。
（ キルケゴール ）
43.
異端者とは、火刑柱(ひあぶりばしら)を燃やす者ではなく、火刑柱に火をつける者のことだ。
（ フランシス･ベーコン ）
44.
どんなに醜怪(しゅうかい)、野蛮、あるいは美しい形態でも、それを眺める人間に内在する何かの属性の表現でないものはない。
（ エマーソン ）
45.
仕事は、倦怠、悪徳、欲の三大悪から我々を遠ざける。
（ ヴォルテール ）
46.
希望すること、これが幸福なのだ。
（ アラン ）
47.
嫉妬とは何であるか？
それは他人の価値に対する憎悪を伴う羨望である。
（ 阿部次郎 ）
48.
作家は生きているうちは諷刺され、
死ぬと賞賛される。
（ ヴォルテール ）
49.
自分に自信を失うと、世界中が自分に敵対する。
（ エマーソン ）
50.
幾何学者は難しい証明の中で、ごく簡単でわかりやすい推論の長い鎖を用いる習慣を持っている。
それと同じように、人間にとって認識可能なことはすべて、（推論の鎖によって）次から次へと結論が続いて導かれる。
（ デカルト ）
51.
人間が自由であり得るためには、神があってはならない。
（ シェリング ）
52.
信念──真実を知ろうと欲しないこと。
（ ニーチェ ）
53.
少しの欠点も見せない人間は、馬鹿か偽善者である。
そのような人間を警戒せよ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
54.
恋愛は掟を関知せず。
（ ポエティウス ）
55.
長いこと論争している場合は、たいてい、彼らは何を論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。
（ ヴォルテール ）
56.
知性を伴わぬ名声と富は、
危険なる持ち物なり。
（ デモクリトス ）
57.
目に見えないもの、思いや感じや考えのことをひとまとめにして「心」と呼んでいるけれど、同じ目に見えないものの中でも、動いて変わる部分と、動きも変わりもしない部分とがある。
前者が感情、後者が精神だ。
感情は感じるもので、精神は考える物だ。
（ 池田晶子 ）
58.
神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。
神々と同じように残酷になることだ。
（ サルトル ）
59.
過去を思い出さない者は、同じことを繰り返す宿命にある。
（ サンタヤーナ ）
60.
利欲は飽きることを知らず。
（ ピタゴラス ）
61.
教育が進歩しなければ、
社会もまた進歩しない。
（ ジョン・デューイ ）
62.
議論するだけなら議員は大勢いる。
実行が問題になるとだれもいなくなる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
63.
すべての基本は熱中である。
そして熱中は純真な心から生まれる。
（ エマーソン ）
64.
勤勉なる者も怠惰なる者も、人生の半分は大差なし。
なぜならば、人生の半分は眠っているからなり。
（ アリストテレス ）
65.
人間は神と悪魔の間に浮遊する。
（ ブレーズ・パスカル ）
66.
財産の貧乏を治すことはやさしいが、精神の貧乏を治すことはできない。
（ モンテーニュ ）
67.
人間はみな、発見の航海の途上にある探求者である。
（ エマーソン ）
68.
我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の４分の３を喪失してしまう。
（ ショーペンハウアー ）
69.
人にものを教えることはできない。
みずから気づく手助けができるだけだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
70.
私の生活を変えるのは、私の行為である。
（ キルケゴール ）
71.
哲学は、
ある種の人々が大衆を馬鹿にするために、
今なお装う古い流行である。
（ ヴォーヴナルグ ）
72.
アドバイスは結果を見てから評価されるものだ。
その意図によってではない。
（ キケロ ）
73.
懐疑主義は、知性の貞潔だ。
（ サンタヤーナ ）
74.
法は習慣のおかげで力を発揮する。
（ エルヴェシウス ）
75.
素晴らしい人生とは、愛に鼓舞され、知識に導かれた人生だ。
（ バートランド・ラッセル ）
76.
イギリスの人民は（自分たちは）自由だと思っているが、それは大まちがいだ。
彼らが自由なのは、議員を選挙する間だけのことで、議員が選ばれるやいなや、イギリス人民は奴隷となり、無に帰してしまう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
77.
普通の身体組織を持っている人はみな、精神についてもほぼ等しい素質を持っている。
（ エルヴェシウス ）
78.
イマジネーションの世界は無限である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
79.
ただ動機だけが、人々の行為の真価を決する。
（ ラ・ブリュイエール ）
80.
幾何学は実際的な論理学であると見なすことができる。
なぜなら、幾何学で扱われる真理は、きわめて簡単明瞭で、論理のための法則として用いるのに、何よりも適しているからである。
（ ダランベール ）
81.
青年よ、意志を強くし身体を強壮にするために、毎日一度は苦しいと思うことを遂行せよ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
82.
恋は遅く来るほど激しい。
（ オウィディウス ）
83.
君主にとって、歴史ほど優れた女教師はない。
だが、彼女の方は少々散漫な生徒を持って不幸なのである。
（ ヨハン・ヤコプ・エンゲル ）
84.
魂は肉体を拒否する。
（ アラン ）
85.
れぞれの性、それぞれの職業、それぞれの生活様式に独自の喜びがあるように、またその喜びと密接に結びついた独自の悲しみがある。
（ タタルケビッチ ）
86.
真の欲求なくして真の満足はない。
（ ヴォルテール ）
87.
いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。
（ ジョン・ロック ）
88.
将来の戦争は勝利に終わるのではなく、相互の全滅に終わる。
（ バートランド・ラッセル ）
89.
葬式の壮麗さは、生きている人の虚栄のためで、死んだ人の名誉のためではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
90.
奴隷の主人はひとりだけだが、野望を抱く者は、自分の立場を良くするのに役立ちそうな人の数だけ主人とする。
（ ラ・ブリュイエール ）
91.
法律がなければ刑罰もない。
（ フォイエルバッハ ）
92.
青年時代は知恵を磨く時であり、老年はそれを実践する時である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
93.
もし人が、
この世界から親切の絆をたち切ってしまうならば、
どんな家もどんな都市も存続することができない。
（ キケロ ）
94.
人の心は安全だけでなくリスクも追い求める。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
95.
ヤギだの羊だのを各自がどれくらい持っているかは言えても、友達をどれくらい持っているかは言えない。
（ キケロ ）
96.
学んだものと学ばない者、訓練を受けた者と受けない者とでは、まさに大違いなのです。
（ プラトン ）
97.
浅薄な人々は、幸運と境遇を信じ、
深慮ある人々は、原因と結果を信ずる。
（ エマーソン ）
98.
女が学者であることは決して長所ではない。
それどころか、女が学者ぶることは非常な短所である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
99.
もし、一方だけが悪いのだったら、
喧嘩は長く続くまい。
（ ラ・ロシュフコー ）
100.
貧者(ひんじゃ)の物惜しみしないのは浪費と称される。
（ ヴォーヴナルグ ）
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