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哲学者・思想家の名言
☆ ４月２１日 ☆
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1.
同情されたがる渇望は
自己陶酔、しかも、隣人の懐を傷めての自己陶酔の渇望である。
（ ニーチェ ）
2.
人間の本性には、動物と通い合える肉体と、神々と通い合える理性・英智とが混じり合っている。
（ エピクテトス ）
3.
言葉は貧者(ひんじゃ)の貨幣である。
（ トマス・ホッブズ ）
4.
人間というものは、自分の運命は自分で作っていけるものだということをなかなか悟らないものである。
（ アンリ・ベルクソン ）
5.
哲学はあらゆることについて、
まことしやかな話をし、
学の浅い人々の称賛を博する手段を与える。
（ デカルト ）
6.
真理はこの世のものなのです。
真理は、この世の数々の制約があればこそ、生みだされたものなのです。
真理は権力作用、それも調整ずみの権力作用を手中に収めています。
（ ミシェル・フーコー ）
7.
本当の豊かさは、
精神の豊かさである。
（ アナカルシス ）
8.
友情は
晴れた日にふさわしく、
美しい贈り物としてふさわしく、
田舎のそぞろ歩きにふさわしい。
だが、一方、友情は
険しい山道を越える時、
不運に見舞われた時、
船が難破した時、
貧窮や迫害にあえぐ時にも
ふさわしい。
（ エマーソン ）
9.
民族主義が首尾一貫したイデオロギーであるとすれば、
愛国主義はその感情的表現だという違いがあるだけである。
（ モーリス・ブランショ ）
10.
我々は何をするにも、
常に自分自身に問わなければならない。
もし皆がそうしたら、
どんなことになるだろうと。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
11.
魂は肉体を拒否する。
（ アラン ）
12.
私達は何事にも刃向かえる。
が、好意にだけは反抗できない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
13.
行動するときには規則に従い、裁くときには例外を斟酌せねばならない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
14.
この世は絶え間のないシーソーだ。
（ モンテーニュ ）
15.
子どもは父母の行為を映す鏡である。
（ ハーバート・スペンサー ）
16.
人生とは、自分の考え方しだいで変えられるものだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
17.
神を雲の彼方に求むなかれ。
神は汝のうちにあり。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
18.
ねたみは、
天と地ほど境遇の違う人には向けられず、
むしろ自分と同じ希望をもちながらそれを運よく手に入れている人に向けられます。
そしてついには
相手の不幸が自分の幸福と感じるようにすらなる……。
（ 鷲田清一 ）
19.
ひとが成熟するというのは、
個人ならびに共同の生活が危機に瀕したときに
それを修復もしくは編みなおす能力をそなえていることだ。
（ 鷲田清一 ）
20.
健康はそれ自身一つの宝ではあろうが、
時として健康でなくても非常に幸福でありうる。
（ カール・ヒルティ ）
21.
神に見られているかのように人間の中で暮らし、
人間が聞いているかのように神に話しかけよ。
（ セネカ ）
22.
軽い悲しみには声がある。
重い悲しみはものを言えぬ。
（ セネカ ）
23.
相手に対して、
信頼し、信用し、たよりにするのは、
（相手の）名誉にすることであって、
かれが徳性と力をもっている
という（自分の）意見のしるしである。
（ トマス・ホッブズ ）
24.
ある程度の年齢になると、人生とは、自分の考え方しだいで変えられるものだということが分かる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
25.
安心のない幸福はない。
すなわち、満足して受け入れている状態が持続する見通しのない幸福はない。
（ アンリ・ベルクソン ）
26.
人は刃物をふりかざさなければ、この世で成功せず、しかも、死ぬ時は手に武器を握って死ぬのだ。
（ ヴォルテール ）
27.
自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。
（ ヴォルテール ）
28.
決断を留保したり、行動を留保したりして、ひたすら思索をつむという習慣は、思想を思想として考えているだけでくらしをたてることのできる人々にだけ、可能なことで、民衆のもちうる傾向ではない。
（ 鶴見俊輔 ）
29.
すべての夫は醜い。
（ モンテスキュー ）
30.
世界は一枚の絵に描けるような構造をしてはいないのだ。
正確に言えば、一枚の絵に収めようとしてもどうしても何かが飛び出してしまうような構造をしている。
（ 永井均 ）
31.
嫉妬には天真爛漫ということがない。
愛と嫉妬とは、種々の点で似たところがあるが、先ずこの一点で全く違っている。
（ 三木清 ）
32.
幾何学は実際的な論理学であると見なすことができる。
なぜなら、幾何学で扱われる真理は、きわめて簡単明瞭で、論理のための法則として用いるのに、何よりも適しているからである。
（ ダランベール ）
33.
圧制は、自己の秩序を超えて全般を支配しようとするところに存する。
（ ブレーズ・パスカル ）
34.
真実のよろこびというものは、深いかなしみの経験のないものには味わうことができない。
（ 柳田謙十郎 ）
35.
詩は悪魔の酒である。
（ アウグスティヌス ）
36.
人間的ということは何であるか、
何が人間的なものであるか、
……戦争を経験した人間はたぶん誰でも
そう自問自答しなければならなかっただろう。
が、重要なのは
その自問自答を持続する意志である。
解答など必要としない懐疑への意志である。
（ 柄谷行人 ）
37.
大原則がある。
物事は意味をもち始めるにあたって
私のことなど必要としていない。
あるいは少なくとも言えるのは、
物事が私のことを必要としていたとしても、
私はそれを知らないということだ。
（ ジル・ドゥルーズ ）
38.
偏見を捨てるのに、もう遅すぎるなんてことは決してない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
39.
「運命」とは、まだ思考の火をくぐっていない事実、まだ洞察を受けていないさまざまな原因を表す言葉だ。
（ エマーソン ）
40.
臆病の虫に取り付かれると、
その人はよきことを行わなくなる
（ キルケゴール ）
41.
ひやかすとは、品よく無礼を働くことだ。
（ アリストテレス ）
42.
人は賢明になればなるほど、
ますます腰を低くして
他人から学ぼうとする。
（ ロジャー・ベーコン ）
43.
女の生涯は──
女が相変わらず雌の機能に閉じ込められているために──
男よりもずっとその生理的運命に左右される。
（ ボーヴォワール ）
44.
君は、自分が呼吸して、自分が食べるから、自分が生きているんだと思っている。
でも、呼吸も消化も、全然君が意志してやっていることなんかじゃないんだから、その意味では、君が意志して君を生きているというわけじゃないんだ。
じゃあ誰がこの体を生きているんだろう。
（ 池田晶子 ）
45.
美貌のためにある女を愛する人は、その女をいつまでも愛するであろうか？
否である。
（ ブレーズ・パスカル ）
46.
私にとっては、
わずかばかりの自分の知識を本にするよりも、
独り学ぶ楽しみのほうがはるかに大きい。
（ デカルト ）
47.
愛を生ぜしめるものは習慣だからである。
例えば、如何(いか)に軽くとも頻繁な打撃を反復して受けるものは、永い間には負けて、倒れ易くなるものである。
石の上に落ちる水滴でさえ、永い間には石に穴をうがつのを見るではないか。
（ ルクレティウス ）
48.
自分のなりたいものを、
みんながなりたいと思うものから少し遠ざけてみると、
あんがい簡単に見つかるのではないだろうか。
（ 鷲田小彌太 ）
49.
諸君は相手をだましたと思っている。
だが先方は、だまされたふりをしているのだとしたら、どちらが一体だまされているのか。
（ ラ・ブリュイエール ）
50.
金持ちの病気と貧乏人の酒は、遠くにいても聞こえてくる。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
51.
間違った意見は一般に考えられているほど世の中には多くない。
というのは、たいていの人々は意見をぜんぜん持たず、他人の意見か、あるいはただの伝聞や人の受け売りで満足しているからである。
（ ジョン・ロック ）
52.
あらゆる人間は、
いかなる時代におけるのと同じく、
現在でも奴隷と自由人に分かれる。
自分の一日の三分のニを
自己のために持っていない者は、奴隷である。
（ ニーチェ ）
53.
真の友情とは、はるかに功利を超越したものである。
（ ルイ・ド・ボナール ）
54.
社会は、
何も要求しない人には、
何一つ与えない。
ここで要求することとは、
たえず要求することの意味だ。
（ アラン ）
55.
我々は、あまりにも他人の前で自分を偽装するのに慣れているので、
しまいには自分の前でまで自分を偽装するようになる。
（ ラ・ロシュフコー ）
56.
私が望みたいのは、君たちが、あらゆる種類の隣人たち、またその近所の者たちに堪えきれなくなることだ。
そうすれば君たちは、自分自身の内部から、友とそのあふれる心情とを創り出さざるをえなくなるだろう。
（ ニーチェ ）
57.
我々は常に、
我々を賛嘆する人々を愛するが、
我々が賛嘆する人を愛するとは限らない。
（ ラ・ロシュフコー ）
58.
光るものすべてが黄金ではない。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
59.
ある人間が死ぬことは、
彼がその一点を占めていた諸関係に
空白ができることであり、
生き残った者はそれを埋め、
彼をしめだして
新たに諸関係を再編成しなければならない。
そうでない間は
死者はまだ生きているのだ。
（ 柄谷行人 ）
60.
人は、尊敬するが故(ゆえ)にのみ尊敬せられる。
（ エマーソン ）
61.
我々は、我々が生まれたということに感謝しなければならない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
62.
私は一生のうちで、
自分ほど幸福に対する才能に恵まれた人間に会ったことはないし、
また私ほど頑強にしゃにむに幸福に向かって突進していった人間を知らない。
（ ボーヴォワール ）
63.
一匹のハエが戦車の上にとまって言った。
俺はなんとたくさんの埃を上げていることか！
（ ラ・フォンテーヌ ）
64.
世論に対して関心を示さないのは、
まさに一つの力であり、
幸福の源泉である。
（ バートランド・ラッセル ）
65.
会社や仕事が自分に合うかどうかは、
とにかくやってみなければ分かりません。
人間は体全体で何かを理解します。
（ 中島義道 ）
66.
恋と酒の共通点。
人を熱くし、明るくし、くつろがせる。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
67.
真実は雄弁と美徳の秘訣であり、倫理的根拠の基礎であり、美術と人生の極致である。
（ アミエル ）
68.
才能とは天から与えられた使命だ。
自分に対していっさいの空間が開かれるような方向が一つはあるものだ。
（ エマーソン ）
69.
自由でいられるのは独りでいるときだけなのだから、およそ孤独を愛さない人は、自由をも愛さない人なのだろう。
人づき合いに義務は切っても切れないつきものだ。
人づき合いは、自己の個性が強ければ強いほど、それだけつらい犠牲を強いる。
（ ショーペンハウアー ）
70.
熱意を失ってしまった人ほど年老いた人はいない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
71.
本来、お世辞というものは、女の身にぴったりと当てはまる衣裳である。
（ キルケゴール ）
72.
父親たちの根本的な欠陥は、
子供を自分の名誉にしたいと考えていることである。
（ バートランド・ラッセル ）
73.
革新を施すのにあまりに困難な場合には、革新が必要でないという証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
74.
ほとんどの宗教は、
神の偉大さを強調することで、
人間との間に非対称的な関係を作るが、
仏教だけは対称的な関係を重視している。
（ 中沢新一 ）
75.
読書は充実した人間を作り、
会話は機転の利く人間を作り、
書くことは正確な人間を作る。
（ フランシス･ベーコン ）
76.
学校を卒業するとき
教育が終(おわ)ってはならない、
ということは陳腐な文句である。
このことの要点は、
学校教育の目的は、
成長を保障する諸能力を組織することによって
教育の継続を保障することだ、
ということである。
（ ジョン・デューイ ）
77.
哲学とは疑うことである。
（ モンテーニュ ）
78.
この人間よりも私のほうが賢いに決まっている。
なるほど、我々は二人とも、
正しいこと、まともなことを何一つ知らぬように見えるが、
向こうは、物を知っていると思い込みながら、実は何一つ知らぬのに対して、
私はなるほど何一つ物を知らぬが、知っているとは全然思ってもいないのであるから。
（ ソクラテス ）
79.
心情は理性の知らないところの、それ自身の道理を持っている。
（ ブレーズ・パスカル ）
80.
人間の真の宝は、間違いについての記憶、何千年もの間、一滴一滴上澄みを醸成してきた長い生の体験にある。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
81.
人は人　吾(われ)はわれ也(なり)　とにかくに
吾行く道を　吾は行くなり
（ 西田幾多郎 ）
82.
人々が家畜のように群れ、
みんなが他人と同じふるまいをする。
それが大衆社会だ。
（ ニーチェ ）
83.
あらゆる人は同等である。

それを異なるものにするのは
生まれではなくて、
徳にあるのみ。
（ ヴォルテール ）
84.
順境において友を得るは易く、
逆境において友を得るは難し。
（ デモクリトス ）
85.
民主政治は専制政体と変わらない。
なぜならば、民主政治とは全員がひとりの意志を無視し、時にはこれに逆らって議決し得る。
という全員ならぬ全員が、議決し得る執行権を認めるからである。
（ カント ）
86.
女は永くその最初の人を守っている。
ただし、第二の人ができない限りは。
（ ラ・ロシュフコー ）
87.
時間がやわらげてくれないような悲しみは、ひとつもない。
（ キケロ ）
88.
少年は最初、
自由に向かってため息をつく。
（ ヴォーヴナルグ ）
89.
人生は努力なり、活動なり、而(しか)して煩悶は即ち活動の源泉なり。
（ 桑木厳翼 ）
90.
どちらも相手を通して、自分個人の目標を何か達成しようとするような夫婦関係はうまくいく。
例えば妻が夫によって有名になろうとし、夫が妻を通して愛されようとするような場合である。
（ ニーチェ ）
91.
寛大は王権の最後の手段である。
しかし、私は厳格な服従によって、
その高貴なマントをはいでやる。
（ アラン ）
92.
次の戦争を確信する者は、他ならぬその確信によって戦争の発生を促すことに協力しているのだ。
平和を確信する者は、のんびりしているうちに知らず知らず戦争に巻き込まれてしまう。
ただ危険を見、一瞬もそれを忘れない者のみが、理性的に振る舞い、その危険を追い払うために可能なことを果たすことができるのである。
（ カール・ヤスパース ）
93.
互いに許し得ない唯一の罪は、意見の相違である。
（ エマーソン ）
94.
精神の闘いでは、独身者のほうが世帯者よりもずっと危険をおかし得る。
（ キルケゴール ）
95.
神より賦与されたる人生は短きも、楽しく送りし人生の記憶は永遠なり。
（ キケロ ）
96.
手の中にあることが確実なものなら、それがいかにわずかでも、やりくりするのはたやすい。
しかし、いつ尽きるともしれないものは、より慎重に守らなければならないのである。
（ セネカ ）
97.
信念を持った一人の人間は、
利害しか持たない九九人に匹敵する
社会的力である。
（ J・S・ミル ）
98.
もし神が人間の祈りをそのまま聴き届けていたならば、人間はすべて、とっくの昔に亡びていたであろう、というのは、人間はたえず、たがいに、多くのむごいことを神に祈ってきているから。
（ エピクロス ）
99.
常備軍は、時とともに全廃されなければならない。
常備軍はいつでも武装して出撃できる準備を整えていることによって、
ほかの諸国をたえず戦争の脅威にさらしているからである。
（ カント ）
100.
大笑いをするな、多くのことに笑うな、しまりなく笑うな。
（ エピクテトス ）
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