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哲学者・思想家の名言
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1.
我々がインチキだと呼ぶもろもろの宗教も、かつては本物だった。
（ エマーソン ）
2.
各人はその能力に応じて、各人にはその必要に応じて。
（ カール・マルクス ）
3.
思慮は何にもまして堅固なる城壁なり。
なぜならば、それは決して倒壊することも、敵の手に渡されることもないゆえなり。
（ アンティステネス ）
4.
評判が良くない規則というのは、
長続きしないものだ。
（ セネカ ）
5.
凡人は概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する。
（ ラ・ロシュフコー ）
6.
荒れ狂う海面の荒波も、大洋の底まで騒がすことはない。
広大でかつ永久的な視野で現実を眺めている人にとっては、個人的な絶え間のない浮沈は比較的無意味なものに見える。
従って、真に宗教心のある人は動揺せず、平静に満たされている。
そして時がどのような義務をもたらしても、静かな心構えができている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
7.
世界の快癒はいろいろな処置をほどこすことによってではなく、ものの考え方を改めることによってもたらされるのだと世界自身が気づくときに、ようやく世界は立ちなおることができよう。
（ シュバイツァー ）
8.
一度も恋の話を聞かなかったなら、恋なんか決してしなかったろうと思われる人間がたくさんいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
9.
神が人間を多種多様に分かつたのは、相互に扶助させようとするためである。
（ セネカ ）
10.
いかなる人も、好んで真理から除け者にされる者なし。
（ プラトン ）
11.
恋と同じで、
憎悪も人を信じやすくさせる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
12.
あなたの悲哀がいかに大きくても、世間の同情を乞おうとしてはならない。
なぜなら、同情の中には軽蔑の念が含まれているからだ。
（ プラトン ）
13.
今日では世の中の動きがあまりに早すぎて、できないという言葉はそれを為す人によって中断される。
（ エマーソン ）
14.
あらゆる世俗の知恵は、かつて何人かの賢者が唱えた、とっつきにくい所見を修飾したものである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
15.
好首尾かつ幸運に運ばれし犯罪は美徳と称される。
（ セネカ ）
16.
耐え忍んだ事柄は、甘美な記憶である。
（ セネカ ）
17.
人々はなんらかの不潔なことを考えることを恥としないが、この不潔な考えが彼らのものだと言われていると感じると恥じる。
（ ニーチェ ）
18.
我々は現在だけを耐え忍べばよい。
過去にも未来にも苦しむ必要はない。
過去はもう存在しないし、未来はまだ存在していないのだから。
（ アラン ）
19.
たしかに経験は教師だ。
けれども、この教師によってすべての人がよい意味で学ぶわけではない。
まあ、一杯飲んでみろ！
と言われて飲んだ酒が、大酒飲みをつくるかもしれない。
経験によって学ぶことのできる人と、経験によって崩れていく人と、二通りあるようだ。
経験しないで、経験の中身や意味を知ること、それが知恵か。
（ 堀秀彦 ）
20.
雫が岩に穴を開けるのは、
その力ではなく何度も落ちることによってである。
（ オウィディウス ）
21.
苦しみから湧き出る楽しみは甘美なり
（ オウィディウス ）
22.
時間の価値を知らない者は、生まれながらに栄光には向いていない。
（ ヴォーヴナルグ ）
23.
誰かに起こりうることは、誰にでも起こりうることである。
（ セネカ ）
24.
真理は神によりてのみ到達され、人間の及ぶところにあらず。
（ アルケシラオス ）
25.
真の自由とは、自分自身に対してあらゆることをなしうるということである。
（ モンテーニュ ）
26.
私が猫と戯れているとき、ひょっとすると猫のほうが、私を相手に遊んでいるのではないだろうか。
（ モンテーニュ ）
27.
修学なくしては技術なく、
技術なくして修学なし。
（ プロタゴラス ）
28.
逆境における友というものは、果たして稀であろうか。
反対である。
誰かと友情を結ぶや否や、その人は苦境にさいして金を借りたがる。
（ ショーペンハウアー ）
29.
情熱なくして偉業が達成されたことはない。
（ エマーソン ）
30.
我々は、我々が知らぬということすら知らぬ。
（ アルケシラオス ）
31.
有能の評判を得たいという欲望は、
しばしば有能になることの邪魔をする。
（ ラ・ロシュフコー ）
32.
生まれつき確固たるものを持ち、反省によって柔軟になるのはよいことである。
（ ヴォーヴナルグ ）
33.
人があれもこれもなし得ると考える限り、何もなし得る決心がつかない。
（ スピノザ ）
34.
恋愛においては、いかに難しいことがあっても、友愛におけるよりも、人の欠点を許す。
（ ラ・ブリュイエール ）
35.
修正の最初のステップは過ちの認識である。
（ セネカ ）
36.
希望は、目覚めている者が見る夢であり、絶望は、眠れる政治家を持つ現実なり。
（ アリストテレス ）
37.
つまづいた人のために手を差し伸べようと身をかがめないのは、正義の拒絶である。
それは人類共通の正しい行いなのだから。
（ セネカ ）
38.
富は良心をもたらさない。
しかし良心は、富ばかりでなく、望まれるもの全てを、個人にも国家にももたらすのである。
（ ソクラテス ）
39.
人に従うことを知らない者は、
良き指導者になり得ない。
（ アリストテレス ）
40.
目指すべきは、
成功や幸せではなく、豊かな人生です。
たくさんの失敗や苦しみは、
濃密な人生の重要な要素になるんです。
（ 中島義道 ）
41.
人間が互いに害し合おうと内心考えをめぐらしながらも、相互依存し合うことを余儀なくされているなどは、大きな見ものである。
（ ヴォーヴナルグ ）
42.
ものによっては、それについての無知が善いことである。
また人によっては、ある状態にあるとき、無知が善いことである。
（ プラトン ）
43.
人間たちが善良で正しいからではなく、むしろその逆だからこそ、人間たちが連帯しているからではなく、じつはしていないにしてもそうなる可能性がなくはないからこそ、国家が必要なのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
44.
人間のむなしさを知ろうとするなら、恋愛の原因と結果とをよく眺めるがよい。
（ ブレーズ・パスカル ）
45.
教育は、お互いにその独立を認め合った個人間の相互行為の中から生まれるのではなく、体制が個々人に加える圧力から生まれてくるものなのだ。
（ イヴァン・イリイチ ）
46.
人間は自己の幸福の工匠(こうしょう)である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
47.
時間がやわらげてくれないような悲しみは、ひとつもない。
（ キケロ ）
48.
恋愛は幸福を殺し、幸福は恋愛を殺す。
（ ウナムーノ ）
49.
愚者は名高い作者のものならなんでも賞賛する。
（ ヴォルテール ）
50.
我々は、学校のためではなく、人生のために学ばなければならない。
（ セネカ ）
51.
すべての歴史は「現代史」である。
（ ベネデット・クローチェ ）
52.
自分の働く誠意と家族があれば、人生には光がさします。
（ 梅原猛 ）
53.
世間の付き合いでは、長所よりも短所によって気に入られることが多い。
（ ラ・ロシュフコー ）
54.
人は幸福を探し始めると、たちまち幸福を見つけられない運命に陥る。
（ アラン ）
55.
幸福を得るには、あらゆる人間の性質の中で、勇気が最も必要である。
（ カール・ヒルティ ）
56.
嘘つきは欺く術を知らない人であり、へつらう人間は一般に愚かな人々を欺く人である。
（ ヴォーヴナルグ ）
57.
哲学者の全生涯は、まさに死に至ることと、その死を成就することに他ならない。
（ プラトン ）
58.
人は死から目を背けているうちは、自己の存在に気を遣(つか)えない。
死というものを自覚できるかどうかが、自分の可能性を見つめて生きる生き方につながる。
（ ハイデッガー ）
59.
人間の最も基本的な分類として、「知を愛する人」「勝利を愛する人」「利得を愛する人」という三つの種類がある。
（ プラトン ）
60.
私は二つの顔を持つ双面神だ。
一面の顔で笑い、他面の顔で泣く。
（ キルケゴール ）
61.
世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足りる敗北があるものだ。
（ モンテーニュ ）
62.
私たちは「怒り」と「憎しみ」を、明確に区別しなければなりません。
「怒り」には正義の心があり、正義の怒りは、人々の行動を誘い、差別や不幸等を解決するための力となります。
「怒り」なくして状況を変えることはできません。
（ ジョン・ロス ）
63.
すべての答えは出ている。
どう生きるかということを除いて。
（ サルトル ）
64.
ささいなことが私たちの慰めになるのは、ささいなことが私たちの苦しみになるからである。
（ ブレーズ・パスカル ）
65.
我々は、すでに持っているものについてはたまにしか考えないが、まだ持っていないものについては常に考える。
（ ショーペンハウアー ）
66.
良い本を初めに読め。
そうでないと、まるっきりそれらの本を読むチャンスを持たないだろう。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
67.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、（中略）自分のよく知っていることを実行し、必要とするものを手に入れて豊かに暮らし、知らないことは避けて過失を犯さず、しまいには、功成り名遂げて多くの人々の尊敬を受けるようになるからである。
（ ソクラテス ）
68.
善意の過ちは許せ。
（ カール・マルクス ）
69.
自然に帰れ。
自然の中の人間こそ真の姿である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
70.
一人ひとりは、いまだかつてこの世に存在しなかった独自の存在である。
したがって、自分にしか果たせない使命を持って、この世に存在しているのだ。
もし同じ存在があるとしたら、この世に私が今いる必要はない。
（ マルティン・ブーバー ）
71.
確かに、
たとえ卵焼きを作るためだけであっても、
家を燃やしかねないのが、
極端な利己主義者の本性である。
（ フランシス･ベーコン ）
72.
あらゆる事物は価値を持っているが、
人間は尊厳を有している。
人間は決して、目的のための手段にされてはならない。
（ カント ）
73.
ただ動機だけが、人々の行為の真価を決する。
（ ラ・ブリュイエール ）
74.
富を最も必要とせぬ者が、それを最も享受す。
（ セネカ ）
75.
秀でたる知性を有するだけでは十分ではない。
大切なのは、それをうまく活用することである。
（ デカルト ）
76.
思想は、ともに応じることのできる人たちだけの財産である。
（ エマーソン ）
77.
すでに所有しているものに不満を感じるなら、全世界を我が物にしても不幸であろう。
（ セネカ ）
78.
無理にひねり出した冗談と、巧(たく)まずして生まれた冗談とでは、大きな相違がある。
（ ヴォルテール ）
79.
自分の人生を次の世代への橋渡しのために費やすというのは、
つまり、子供を生み育て、
地域のために力を尽くすことは、
すべての人間に共通した立派な事業なのである。
立派な人生といわなければならないだろう。
（ 鷲田小彌太 ）
80.
軽蔑すべき者を敵として選ぶな。
汝の敵について誇りを感じなければならない。
（ ニーチェ ）
81.
人は単に知っている（という）ことによって知慮ある人たるのではなくして、それを実践しうる人たることによってそうなのである。
（ アリストテレス ）
82.
創造的な人間は、あいまいさと付きあうのを楽しんでいる。
すぐに問題が解決されなくてもいいと思っていて、ぴったりした考えを待つ余裕があるのだ。
（ エイブ・タネンバウム ）
83.
この世は絶え間のないシーソーだ。
（ モンテーニュ ）
84.
友情は神の楽園の中でも実を結ぶのが一番遅く、長い年月を経てようやく熟する果実である。
（ エマーソン ）
85.
嫉妬は内紛の始まりを作り出す。
（ デモクリトス ）
86.
どんなことも、これでいいと思ってはいけない
（ バートランド・ラッセル ）
87.
人を幸福にするのは仕事の種類ではなく、創造と成功とのよろこびである。
（ カール・ヒルティ ）
88.
戦争──それはつまるところ無益な殺し合いだ。
「よい戦争」とか「悪い平和」なんてものはない。
あるのはただ「悪い戦争」と「よい平和」だけだ。
（ バートランド・ラッセル ）
89.
人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。
（ 三木清 ）
90.
遭難の経験者は静かな波を見ても震える。
（ オウィディウス ）
91.
賢明である秘訣は、重要視しなくともいいものが何かを心得ることである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
92.
人はたいていのことを、それを誉めるのが、またはけなすのが流行りだから、誉めたりけなしたりするのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
93.
化粧は女の社会的地位を表現するものである。
（ ボーヴォワール ）
94.
なるほどぼくは人生の主人ではなく、人生の織物のなかに織り込まれるべき一本の糸にすぎない。
それでよろしい。
ぼくは織ることはできないにしても、糸を切ることはできるのだ。
（ キルケゴール ）
95.
間違ったことをして、それに苦しむことができない人間くらい、たびたび間違ったことをする人間はいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
96.
自らの挫折の中に信仰を持つ者は、自らの勝利を見出す。
（ キルケゴール ）
97.
隠れた高潔な行いは、最も尊敬されるべき行為である。
（ ブレーズ・パスカル ）
98.
幾何学は、人間精神を真理に近づける。
（ プラトン ）
99.
人が多くの理性とわずかばかりの英知を持つことはない。
（ ヴォーヴナルグ ）
100.
どんな境遇にあれ、
今幸福に思えない人は、
たとえ全世界を手に入れても、
幸福を感じられないだろう。
（ アラン ）
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