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1.
愚者は名高い作者のものならなんでも賞賛する。
（ ヴォルテール ）
2.
旅は利口な者をいっそう利口にし、
愚か者をいっそう愚かにする。
（ イギリスのことわざ・格言 ）
3.
愚者は自分の間違いから学ぶが、
賢者は他人の間違いを見て学ぶ。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
4.
満足した豚であるより、
不満足な人間であるほうがよい。
満足した馬鹿であるより、
不満足なソクラテスであるほうがよい。
（ J・S・ミル ）
5.
上知(じょうち)と下愚(かぐ)とは移らず。
（ 孔子・論語 ）
6.
生活の資を得るために絶えず心配するほど
人間を堕落させるものはない。
金銭を軽蔑する人たちに対して、
私は軽蔑を感ずるだけである。
彼らは偽善者か愚者である。
（ サマセット・モーム ）
7.
音楽を聞くのにひとの考えや好みにしたがうのはおろかです。
自分に正直になって
ほんとうに、自分が望み、感心できる音楽に、
いっしょうけんめいになることです。
（ 村田武雄 ）
8.
愚か者が最後にやることを賢者は最初にやる。
（ リチャード・C・トレンチ ）
9.
無限なものが二つだけある。
宇宙と人間の愚かさだ。
ただ、宇宙のほうは断言できない。
（ アインシュタイン ）
10.
人、死を憎まば、生を愛すべし。
存命の喜び、日々に楽しまざらんや。
愚かなる人、この楽しびを忘れて、いたづがはしく他の楽しびを求め、この財を忘れて、危く他の財(たから)を貪るには、志満つ事なし。
生ける間、生を楽しまずして、死に臨みて死を恐れば、この理あるべからず。
（ 吉田兼好 ）
11.
自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。
そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ。
（ スペンサー・ジョンソン ）
12.
秀れた人間というのは、
他の人間（のこと）が愚かには見えぬ人間のことだろう。
（ 三浦綾子 ）
13.
自賛してみるがいい。
自分を称讃する愚者どもを
間違いなく見つけるだろう。
（ ウィリアム・ハズリット ）
14.
大臣でなければ、ただの愚か者にすぎない者が、大人物で通っている。
（ エルヴェシウス ）
15.
人は恋をすると賢明ではありえず、
賢明であれば恋することはできない。
（ プブリリウス・シルス ）
16.
賢者は原因を討議し、
愚者は原因を裁決する。
（ アナカルシス ）
17.
絶望とは愚者の結論である。
（ ベンジャミン・ディズレーリ ）
18.
愚か者は経験に学び、
賢者は歴史に学ぶ。
（ ビスマルク ）
19.
人生で最も愚かな行為は、
つまらないことでエネルギーを費やしてしまうことです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
20.
肩書きは愚か者の飾りにすぎない。
自分の名だけで十分だ。
（ フリードリヒ2世 ）
21.
激しい口調で性急な言葉を吐くのは愚かであるが、
それを文章にするのはさらに一段と愚かである。
人から失礼な手紙を受け取ったら、
すぐペンを取って、
十倍も失礼な返信を書く。
両方とも（受け取ったら）くずかごに投げ入れるだけなのに。
（ エルバート・ハバード ）
22.
大賢(たいけん)は愚(ぐ)なるが如(ごと)し。
（ 日本のことわざ・格言 ）
23.
女にとって必要なのは次の三つ──
まぶしいほどの美貌と残酷さ、そして愚かさ。
（ ドロシー・パーカー ）
24.
考え方が賢明なら行動も賢明です。
考え方が愚かな場合は行動も愚かになります。
（ ジョセフ・マーフィー ）
25.
大衆の多くは無知で、愚かである。
（ アドルフ・ヒトラー ）
26.
大衆には真実などどうでもよいのだ。
大衆は真実では動かない。
必要なのは、大きな声と強い刺激だ。
さらに、その愚民どものちっぽけなプライドを刺激してやれば、
彼らは真実よりもまがい物を選択する。
（ アニメ『交響詩篇エウレカセブン』 ）
27.
Stay hungry. Stay foolish.
　ハングリーであれ。
愚かであれ。
（ スティーブ・ジョブズ ）
28.
外見で人を判断しないのは愚か者である。
（ オスカー・ワイルド ）
29.
批評家たちは一般に愚劣で卑怯であることは知っていた。
だが、それはひどい間違いだった。
連中はただ単に馬鹿で臆病なだけなのだ。
（ ジャック・ステルンベック ）
30.
潜行密用(せんこうみつよう)、
愚の如(ごと)く魯(ろ)の如し
［潜行密用、如愚如魯］
（ 洞山良价 ）

31.
夫を愛せないというだけで離婚するのは、愛しているというだけで結婚するのと同じくらい、愚かなことである。
（ ザ・ザ・ガボール ）
32.
理屈屋とは、
最も頭の悪い人種である。
（ 小林秀雄 ）
33.
愚者は己の経験に学び、
賢者は他人の経験に学ぶ。
（ ビスマルク ）
34.
男性の間では愚かで無知な男が、
女性の間では醜い女が
愛され、ちやほやされる。
（ ショーペンハウアー ）
35.
利口な者たちの中に潜む愚かさほど、恐ろしいものはない。
（ ゲアハルト・ハウプトマン ）
36.
お前の分別に一粒の愚かさを混ぜておきたまえ。
時をみて馬鹿なことをするのもよいことだ。
（ ホラティウス ）
37.
この世で成功するには二つの道しかない。
一つは自分自身の勤勉、
もう一つは他人の愚かさ。
（ ラ・ブリュイエール ）
38.
愚か者は幸福がどこか遠い所にあると思い込んでいる。
賢い者は幸福を足元に育てる。
（ ジェームズ・オッペンハイム ）
39.
賢者は自分自身に、
愚か者は他人に問いかける。
（ 中国のことわざ・格言 ）
40.
青春時代にさまざまな愚かさを持たなかった人間は、中年になってから何の力も持たないだろう。
（ アンソニー・コリンズ ）

41.
愚者と死者だけは、決して己の意見を変えない。
（ ジェームズ・ラッセル・ローウェル ）
42.
愚者はいつも、
自分よりさらに愚かで、
自分のことを尊敬してくれるような人間を見つけ出す。
（ ニコラ・ボアロー＝デプレオー ）
43.
せっかちは愚者の弱点である。
（ バルタザール・グラシアン ）
44.
貧(ひん)すれば鈍(どん)する。
（ 日本のことわざ・格言 ）
45.
文明人は、
知恵の進んだ子供であり、
頭はいいが賢くはない者である。
（ イシ ）
46.
涙したことのない若者は無粋であり、
笑うことのない老人は愚か者だ。
（ サンタヤーナ ）
47.
経験は愚者たちにとっての教師である。
（ ティトゥス・リウィウス ）
48.
真に永続する友情というものは、
先(ま)ず互いに相手の愚を認め、
その愚を許して、
更にそれを愛するようにならなければならない。
（ 森田草平 ）
49.
四百万年の歴史を経た人類の知恵も、
ふと気がつけば、
愚かな子どもたちのケンカに実によく似ている。
（ 木村裕一 ）
50.
民衆の愚を発見するのは
必ずしも誇るに足ることではない。
が、我々自身も亦(また)民衆であることを発見するのは
ともかくも誇るに足ることである。
（ 芥川龍之介 ）

51.
あらゆる状況を考慮せず敵に襲いかかるのは、愚者のしるしである。
灯火の炎に立ち向かう蛾は、はたして英雄だろうか。
（ サキャ・パンディタ ）
52.
卑しい人たちは、
偉人の欠点や愚行に
非常な喜びを感じる。
（ ショーペンハウアー ）
53.
愚者の第一段階は己自身の賢明さを隠蔽することにあり、
第二段階はそれを告白することであり、
第三段階は、忠言を侮ることである。
（ ベンジャミン・フランクリン ）
54.
天才の特性とは、
愚か者に対して二十年後にアイデアを与えることである。
（ ルイ・アラゴン ）
55.
男を捕まえるには美しくなければならない。
男を愛するには愚かでなければならない。
（ ココ・シャネル ）
56.
愚か者は、事が起きて初めて悟る。
（ ホメロス ）
57.
賢明な者は、
自分の見たことを報告し、
愚かな者は、
他人から聞いたことを報告する。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
58.
ある者の愚行は他の者の財産である。
（ フランシス･ベーコン ）
59.
保守主義者が常に愚かであるとは限らないが、愚者の最たるものは決まって保守主義者である。
（ J・S・ミル ）
60.
歴史を学ばぬ者は、
愚かにもそれを繰り返す。
正しい歴史を学ばぬ者は、
単に愚かなだけである。
（ ドラマ『アンドロメダ』 ）

61.
大智(たいち・だいち)は愚の如し。
［大智如愚］
（ 蘇軾［蘇東坡］ ）
62.
どんなに愚かな女でも、
賢明な男を操ることはできる。
しかし、
馬鹿な男を操るためには、
非常に賢明な女が必要である。
（ キップリング ）
63.
（話す）才能とは、他人と同じ愚かなことをもっと優雅に言うことである。
（ フィリップ・ブーヴァール ）
64.
猟人は犬をもってウサギを狩り、阿諛者(あゆしゃ)は賞賛をもって愚者を狩る。
（ ソクラテス ）
65.
グッ！直！（＝Good！直！）
愚直であることは、
決して愚かなことでも、
かっこ悪いことでも、
恥ずかしいことでもない。
いやむしろ、
愚直であることこそ、
賢いことであり、
格好いいことであり、
誇れることなのだ。
余計なことを考えず、
脇目も振らず、
馬鹿正直にやり続けることでしか、
遠大な目標は達成できない。
（ ながれおとや ）
66.
思慮分別を十分にわきまえた男性の心に潜んでいる愚かさを、全部引き出したければ、女性との交際に敵うものはない。
（ ソーントン・ワイルダー ）
67.
恋、それは人生の最も愚かしいもののひとつ。
（ シドニー＝ガブリエル・コレット ）
68.
兵は、直属の上官しだいなのだ。
直属の上官が愚劣な場合は、
〈よろこんで死ねない……〉
ものなのである。
（ 池波正太郎 ）
69.
自分の巣を汚す鳥は愚かな鳥だ。
（ イギリスのことわざ ）
70.
自分を打つムチを自分から人に渡す者がいる。
（ フランスのことわざ・格言 ）

71.
賢者ほど、上手に愚者を演じられる者はいない。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
72.
賢者を幸福にするには、ほとんど何も要らないが、愚者を満足させることは、何を以(も)ってしてもできない。
ほとんどすべての人間が惨めなのは、そのためである。
（ ラ・ロシュフコー ）
73.
人と人との友情は、賢者でも結ぶのが難しいのに、愚者はあっさりほどいてしまう。
（ シェイクスピア ）
74.
うぬぼれは愚か者につきものだ。
（ ヘロドトス ）
75.
愚か者の周りには必ず、
さらに愚かな賛美者がいる。
（ ニコラ・ボアロー＝デプレオー ）
76.
私は、（その人から）何も学ぶべきものがないほど愚かな人に会ったことはない。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
77.
愚かな味方より、利口な敵。
（ トルコのことわざ・格言 ）
78.
世に抜きん出るには二つの方法がある。
自分自身の努力によるか、
他人の愚かさを利用するか、
そのいずれかである。
（ ラ・ブリュイエール ）
79.
賢者は知恵を求め、
愚者はそれを見つけたと言う。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
80.
旅行している時に本や雑誌を読むの程、
愚の骨頂はない。
読むというのは、
そこにあることの方へ連れて行かれることだ。
（ 吉田健一 ）

81.
およそ完全に矛盾したことは、
愚者にも賢者にも等しく神秘的に聞えますからね。
あなた、学芸の道は、昔も今もおんなじだ。
（ ゲーテ ）
82.
沈黙は愚者の知恵であり、
賢者の美徳である。
（ ボルナール ）
83.
規則とは、愚かな人間が、頭の良い人間を服従させるものである。
（ ベナベンテ ）
84.
口をつぐむ時、
愚か者は賢く、
賢者は愚かになる。
（ シモニデス ）
85.
賢者は一般の人々の愚考を寛大に見逃すべきにあらず。
なんとなれば、両者ともに損なわれるからなり。
すなわち、
前者の威厳は滅じ、
後者の愚考は常習的になる。
（ サアディー ）
86.
賢い人は見たことを話し、
愚か者は聞いたことを話す。
（ アラブのことわざ・格言 ）
87.
恋は女に才気を与え、
男から才気を奪う。
（ イタリアのことわざ・格 ）
88.
家でどんなものを食べているかを見ることは、
人の賢愚を知る確実なテストである。
（ 林語堂 ）
89.
愚かであることは一生続く。
無知は直る可能性がある。
（ ドン・ウッド ）
90.
富は賢者の奴隷であり、愚者の主人である。
（ セネカ ）

91.
誰もが同じだと思うのは愚かなことよ。
違いにこそ価値があると、この地で学んだわ。
違いは素晴らしいのよ。
賢い人は違いを尊重するわ。
（ 映画『名もなきアフリカの地で』 ）
92.
愚かさはまさしく、
邪悪さの姉妹である。
（ ソポクレス ）
93.
「沈黙」は変幻自在の力となる。
愚者も黙れば賢者で通る。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
94.
人に三愚あり。
我をほめ、子をほめ、妻をほむる、
皆是(これ)愛におぼるる也(なり)。
（ 貝原益軒 ）
95.
いつも同じ行為を反復していて、嫌気のささない者は幸せである。
我々が在(あ)るもので満足しているというのは、よほど愚鈍な、しみったれた愚見を持っているに違いない。
（ モーパッサン ）
96.
すでに悪いことばを発したならば、
それをさらに口にするな。
口にするならば悩まされる。
聖者はこのように悪いことばを発することはない。
愚かな者どもが発するからである。
（ 『ウダーナヴァルガ』 ）
（ 『法句経』 ）
97.
一般の習慣に従うべし、
一般の愚に従うべからず。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
98.
「不可能」という言葉は、
愚か者の辞書にしか存在しない。
（ ナポレオン・ボナパルト ）
99.
醜い皺(しわ)は、
愚かな思考、
理性を欠いた思考、
高慢な思考によって刻まれる。
（ ジェームズ・アレン ）
100.
愚かな人は、すぐに怒りを表す。
しかし賢い人は、辱(はずかし)めをも気にとめない。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）

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