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301.
大海の幽音悲調に耳を傾けてみればいい。
月の光ですら道を示しているよ。
（ 漫画『灼熱のニライカナイ』 ）
302.
道尽きるあたり白露(しらつゆ)ただならず
（ 岡本眸 ）
（ Okamoto Hitomi ）
303.
断り方を覚えよう。
いつでも誰にでも道をゆずる必要などないのだ。
断り方を知ることは、
引き受け方を知るのと同じくらい大切だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
（ Baltasar Gracian ）
304.
“不戦への道”の第一歩は
勲章を廃止することからはじめるべきではないだろうか。
“僕は勲章大好きョ”というお方はアブナイ。
（ 水木しげる ）
（ Mizuki Shigeru ）
305.
汝、自ら当(まさ)に道を求むべし。
（ 『無量寿経（大無量寿経）』 ）
（ Muryoujukyou ）
306.
山に登る路(みち)はひとつだけではございますまい。
東西からの路もあれば、南北からの路もございます。
いずれから登ろうと、頂に達します。
神に達する路も同じでございましょう。
（ 遠藤周作 ）
（ Endou Shuusaku ）
307.
春といふだけで旅路の華やげる
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
308.
夢の追求の過程で、
あせってもいけないし、
いらいらしてもいけない。
もし、衝動にかられて先を急ぐと、
神様が道すじに置いてくれたサインや前兆を見落してしまうだろう。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
309.
母を亡くした娘は、
道のない山中に、
父を亡くした娘は、
飲み水のない山中にいる。
（ クルド人のことわざ・格言 ）
（ Kurds saying ）
310.
戦うに道あり。
腕力殺伐を持ってするものと、
天理によりて広く教えて勝つものと、
二つの大別あり。
予はこの天理によりて戦うものにて、
斃(たお)れてもやまざるはわが道なり。
（ 田中正造 ）
（ Tanaka Shouzou ）
311.
かへりみて長かりき長からざりき
（ 日野草城 ）
（ Hino Soujou ）
312.
日暮れて道遠し
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
313.
凡(およ)そ学問に朋友を得るより楽しきはなく、
又その道の弘まるも朋友の力を以(も)って第一とす。
（ 西村茂樹 ）
（ Nishimura Shigeki ）
314.
「自分は心に沿った道をたどっているのだろうか？」と自問するとき、
それがどんな道であるべきかを誰も決めてくれないことに気づく。
この神秘的で美しい問いが体内で反響するに任せるのだ。
そのうち自分のどこかから答えが出てきて、悟るのだ。
（ ジャック・コーンフィールド ）
（ Jack Kornfield ）
315.
とりわけ鼻もちならんのは、
本来ならば最も自由な道を進まなければならないはずの芸術家たちの群。
これは何なんだ。
（ 丸山健二 ）
（ Maruyama Kenji ）
316.
道中なんの棘もいばらもなく、
聖なる住居にたどり着いた旅人はいない。
（ ウィリアム・クーパー ）
（ William Cowper ）
317.
自分のセールスポイントは何か、
その裏側にある欠点は何か。
それを自覚しなければ、
一流への道は歩けない。
（ 野村克也 ）
（ Nomura Katsuya ）
318.
仮に父親がいい加減な人間であろうと、道楽者やろくでなしであろうと、母親さえ善良で立派であれば、母親が愛情をもって家族に正しい軌範を示すことで、子供を脇道にそらすことなく、正しい道を進ませることができる。
（ サミュエル・スマイルズ ）
（ Samuel Smiles ）
319.
ハンケチがまだ落ちて居る戻り道であつた
（ 尾崎放哉 ）
（ Ozaki Housai ）
320.
自分はどの道で行くのか、
人生の基本方針を早めに決めたほうがいいだろうね。
そのほうが、その人なりの人生が楽しめるんじゃないかな。
俺の人生の基本方針？
当然「適当」だよ！
（ 高田純次 ）
（ Takada Junji ）
321.
私にとっては
現在を唯一の宝玉として尊重し、
それを最上に生き行く外(ほか)に残された道はない。
私はそこに背水の陣を布(し)いてしまったのだ。
（ 有島武郎 ）
（ Arishima Takeo ）
322.
なまけものの馬には、
道は遠く、
がんこな人には、
友が遠い。
（ モンゴルのことわざ・格言 ）
（ Mongol saying ）
323.
草の実が語る。樫の木の幹が語る。
曲がってゆく小道が語る。
真昼の影が語る。ジョウビタキが語る。
独りでいることができなくてはいけない。
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）
324.
人生をしいて理解しようと
欲してはならない。
人生はそのままひとつの祭日である。
ただ楽しく
その日その日を生きることにしよう。
無心に道を歩く子どもが、
吹く風ごとに春の花びらを
肩にいっぱいに浴びているように。
（ リルケ ）
（ Rainer Maria Rilke ）
325.
千里の旅も一歩より始まる。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
326.
本流が雨水を集め、あふれ、怒号し、流れ、
流れることによって下流に導かれ、
その過程を終わるがごとく、
滅びゆく者の道筋はすべてそのようである。
（ アウグスティヌス ）
（ Augustine ）
327.
何はなくとも青田道あればよし
（ 橋本敏子 ）
（ Hashimoto Toshiko ）
328.
俳句の上達方法には二通りの道があるといいますね。
先生について先生の俳句を徹底的に勉強する人と、
特定の先生につかずに徹底的に我流を押し通す人。
先生についた人のほうが（上達が）早いが、意外につまらなくなるのも早い。
先生の俳句から思い切って遠くへ飛ぶことができないからでしょう。
我流の方は上達も遅く、世に認められる人も少ないが、案外、後世に残るのは我流、自分を見失うことなく、異端を貫いた人ではないでしょうか。
（ 前田弘 ）
329.
たとえわずかな時間でも、
心を澄ませて静かに聞き耳を立てると、
自分が心に沿った道を歩んでいるかどうかがわかる。
（ ジャック・コーンフィールド ）
（ Jack Kornfield ）
330.
六月猫が曲つた方へ曲らう
（ 川口重美 ）
（ Kawaguchi Shigemi ）

331.
我が道は先(ま)づ心田の荒蕪(こうぶ)を開くを先とすべし。
（ 二宮尊徳 ）
（ Ninomiya Sontoku ）
332.
春の苑(その)紅(くれない)匂ふ桃の下照る道に出で立つ少女(おとめ)
（ 大伴家持 ）
（ 【『万葉集』 ）
（ Ootomono Yakamochi ）
（ Manyoushuu ）
333.
つらつら監(かんがみ)るに、
銭湯ほどちかみちの教訓なるはなし。
（ 式亭三馬 ）
（ Shikitei Sanba ）
334.
私は私であることが嬉しい。
青空と田舎道と露の滴を見ていると、
嬉しくなる。
（ リゼット・W・リーズ ）
335.
時によっては、
信じ切っていた人々に裏切られることもある。
そんな時、
自分自身が強い楯であり、味方であることが
絶望を克服できる唯一の道なのだ。
（ 手塚治虫 ）
（ Tezuka Osamu ）
336.
悪徳の上り坂は緩やかである。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
337.
野は淋しからず旅路の草紅葉(くさもみじ)
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
338.
倒産とは、その時代時代の道から「通さん」と遮断された状態を言う。
（ 吉田貞雄 ）
（ Yoshida Sadao ）
339.
立ち止まり　振り返り
またも行く　一筋の道だった
（ 浜田広介 ）
（ Hamada Hirosuke ）
340.
躓(つまず)いて　何もない道　振り返り
（ 山田徹 ）

341.
春愁(しゅんしゅう)や子は子の道を歩くべく
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
342.
はたはたや退路絶たれて道初まる
（ 中村草田男 ）
（ Nakamura Kusatao ）
343.
処世の道では、習慣は格言にまさる。
習慣は生きた格言が本能となり、肉となったものである。
（ アミエル ）
（ Henri Frederic Amiel ）
344.
（人々に）道を示す自由、
これが天才の要求できるすべてである。
（ J・S・ミル ）
（ J. S. Mill ）
345.
天が我が肉体を苦しめるならば、
我は精神を安楽にして
肉体の苦しみを補う（＝和らげる）。
天が我が境遇を行き詰まらせるならば、
我は我が道を高尚にして貫き通す。
（ 洪応明 ）
（ Kou Oumei ）
346.
千里の道も一歩から。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
347.
忍苦とは、
晴れ晴れした日の予感を抱き、
現在をその日のために、
どうしても歩まねばならぬ当然の道として、
黙って進むことである。
（ 串田孫一 ）
（ Kushida Magoichi ）
348.
道が無く行けないのは
塞(ふさ)ぎこんだ自分のせいさ
（ 後藤貴光 ）
（ Gotou Takamitsu ）
349.
何事にも驚かないことが、
幸福を生み出して持ち続ける
唯一の手段である。
（ ホラティウス ）
（ Horatius ）
350.
結局、真の知識を得ようと望む者は、
誰でも「艱難(かんなん)の山」を
ひとりで登らなければならず、
頂上への王道がない以上、
私は
曲がりくねりながらも
登らねばならぬことに
気づいたのです。
（ ヘレン・ケラー ）
（ Helen Keller ）

351.
人間、正道を歩むのは却(かえ)って不安なものだ。
（ 三島由紀夫 ）
（ Mishima Yukio ）
352.
一本道を必死に走っている人たち。
いったいどこへ向かおうとしているのでしょうか。
終着駅が見えているのでしょうか。
人生には終着駅などありませんよ。
それに、もしその道が行き止まりだったらどうしますか。
（ 河合隼雄 ）
（ Kawai Hayao ）
353.
快楽は無限と一体になる境地への神秘的な道の一つである。
（ オルダス・ハクスリー ）
（ Aldous Huxley ）
354.
何の職業でもいいのだけれど、
そうなれる資格、レベルに自分をもっていく道筋が
どうもあやふや。
好きなことをやり、
それで食えるようになりたい、
だからそこに向かって懸命になるはずが、
現代はアルバイトで食えてしまう。
それは楽なごまかしになっていくのではないだろうか。
（ 7代目 立川談志 ）
（ Tatekawa Danshi 7th ）
355.
質問をする人は、
賢者への道の半ばまで来ている。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
（ Seiyou saying ）
356.
ぽけっとに鯛焼熱き家路かな
（ 相生垣瓜人 ）
（ Aioigaki Kajin ）
357.
行(ゆ)くに径(こみち)に由(よ)らず
［行不由径］
（ 孔子・論語 ）
（ Koushi ）
358.
月影の谷若葉して道清し
（ 戸川稲村 ）
（ Togawa Touson ）
359.
爽やかに歩けるうちは山路(やまじ)など
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
360.
自分の未来は
まっすぐにのびた路(みち)のように思えたの。
いつもさきまで、
ずっと見とおせる気がしたの。
ところがいま曲り角にきたのよ。
曲り角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。
でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。
（ ルーシー・モード・モンゴメリー ）
（ Lucy Maud Montgomery ）

361.
私の未来は、
まっすぐな一本道のように
目の前にのびていたの。
人生の節目節目となるような出来事も、
道に沿って一里塚のように見わたせたわ。
でも今、曲がり角に来たのよ。
曲がったむこうに何があるか分からないけど、
きっとすばらしい世界があるって信じているわ。
（ ルーシー・モード・モンゴメリー ）
（ Lucy Maud Montgomery ）
362.
百里の道も一足(ひとあし)から。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
363.
けものたちをごらん、
みんな善良で、単純で、我慢強い。
同じ道を互いに押し合いへし合いしながら
勇敢に進んでゆく。
倒れれば次の連中が乗り越えて行く。
安心して死んでいけるというものだ。
どの種族も必ず子孫を残し、
同じ道を同じ勇気をもって進んでいく。
先に行ったものと全く同じように
後に続くのだ。
（ アヌイ ）
364.
自分の信じる道を行こうとすれば、
孤独感、寂寥(せきりょう)感は当然のようにつきまとってくるものなのである。
（中略）しかし、くじけてはならない。
寂寥に耐えて、さらに自分の信じる道を行け。
自分の信念を行え。
そのとき、おもいは必ず天に通じるのだ。
（ 櫻井敬夫[さくらい・たかお] ）
365.
落葉踏むことにも倦(あ)きて道に出づ
（ 中村草田男 ）
（ Nakamura Kusatao ）
366.
一斉(いっせい)に芽吹く山路(やまじ)へ踏み入りぬ
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
367.
自我の意識は個人から
集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教えた道ではないか
（ 宮沢賢治 ）
（ Miyazawa Kenji ）
368.
自分が正しい道を歩んでいると思うのと、
自分が唯一の道を歩んでいると思うのは別だ。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
369.
斑猫(はんみょう)のをしへはじめし花のみち
（ 下村槐太 ）
（ Shimomura Kaita ）
370.
草の実も人にとびつく夜道かな
（ 小林一茶 ）
（ Kobayashi Issa ）

371.
初詣道の真中(まなか)を行く楽し
（ 池内友次郎 ）
（ Ikenouchi Tomojirou ）
372.
おのずから岐(わか)れ道あり大花野
（ 竪阿彌放心 ）
（ Tateami Houshin ）
373.
落葉道もう手をつなぐ子はをらず
（ 入部美樹 ）
（ Irube Miki ）
374.
師弟共に道の光を認めて、
向上の一路を辿(たど)る。
これ「共育」の本義なり。
（ 芦田恵之助 ）
（ Ashida Enosuke ）
375.
大やんま花道を来るやうに来る
（ 大串章 ）
（ Oogushi Akira ）
376.
人生におけるどんな波風、どんな屈辱にも堪えて、
真っ直ぐに自分の道を歩いてゆけるような、
しっかりした「いのちの根」を（子供に）作っておいてやる、
それが本当の愛情だと思います。
（ 相田みつを ）
（ Aida Mitsuwo ）
377.
道とは自由自在のできるという名じゃ。
無理すると自由自在はできぬ。
無理のない本心に従えば、自由自在で安楽。
これが道。
（ 柴田鳩翁 ）
（ Shibata Kyuuou ）
378.
若いときは損でもどんどん回り道をして。
培(つちか)われた男を見る目が結婚のときに生きるから。
（ 林真理子 ）
（ Hayashi Mariko ）
379.
大海には、青空には、
どんな道も通っていない。
道は
小鳥の翼の中、
星の篝火(かがりび)の中、
移りゆく季節の中に隠されている。
（ タゴール ）
（ Rabindranath Tagore ）
380.
ざりがにの道に出てゐる野分(のわき)あと
（ 石田郷子 ）
（ Ishida Kyouko ）

381.
近道をする節分の豆を踏み
（ 山崎祐子 ）
（ Yamazaki Yuuko ）
382.
水音(みずおと)をしるべのごとく枯るる道
（ 加藤喜代子 ）
（ Katou Kiyoko ）
383.
草おぼろ木おぼろ家路しかと踏む
（ 下村槐太 ）
（ Shimomura Kaita ）
384.
表街道をまっすぐに歩く人間もいれば、
寄り道しながら裏街道を歩く人間もいる。
どちらの人間も会社には必要なんだ。
（ 古田晁 ）
（ Furuta Akira ）
385.
金星見放しこの道曲(まが)らねばならぬ
（ 川口重美 ）
（ Kawaguchi Shigemi ）
386.
収穫の法則──蒔いたものしか刈り取ることはできない。
そこに近道はない。
（ スティーブン・Ｒ・コヴィー ）
（ Stephen R. Covey ）
387.
お前の心中の薄明るく輝く星の前に魂を沈めて道を求めよ。
お前がその光を常に守り敬うならば光もまた強くなる。
その時お前は道の入口を見出したと知れ。
道の終わりに達すれば光は突然無限の光となる。
（ マーヴァ・コリンズ ）
（ Marva Collins ）
388.
ありとあらゆるものに心から興味を持ち、
自分の道を歩むにしたがってどんな時と機会が手を差しのべているかをとらえる目を持ち、
自分の手を置けるものは何物も逃さない者、
そうした人間は、短い人生のうちに何と多くのすばらしい冒険を手に入れることだろうか！
（ ローレンス・スターン ）
（ Laurence Sterne ）
389.
暖かい春の陽ざしを
ポカポカと背中に受けて
平らな道をのんびりと歩いてゆく──
そんな調子のいい時ばかりはないんだな
（ 相田みつを ）
（ Aida Mitsuwo ）
390.
追うと愛は逃げるものです。
むしろ逃げる姿勢があると、愛は追いかけてくるものなのです。
相手を追いつめないように、自分の愛にも最後の逃げ道を残しておいてやるゆとりを持ちましょう。
（ 瀬戸内寂聴 ）
（ Setouchi Jakuchou ）

391.
この世界では、
まっすぐの道はすべて迷路なんだ。
なぜなら、まっすぐの道は、
どこまでも歩いてゆけば、
必ずもとの場所に戻ってくる。
何しろ、地球は球体をしているからね。
（ 寺山修司 ）
（ Terayama Shuuji ）
392.
ソナタの長調から短調への移行、
神話あるいは礼拝の変化、
古典的芸術上の形式はすべて、
真の冥想的観察によれば、世界の秘密の内部へ通じる直接な道にほかならない。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
（ Hermann Hesse ）
393.
ななかまど夕日より道走りだす
（ 永田耕一郎 ）
（ Nagata Kouichirou ）
394.
その義を正しくしてその利を謀(はか)らず、
その道を明らかにしてその功を計らず。
（ 『漢書』 ）
（ Kanjo ）
395.
ひた急ぐ犬に会ひけり木の芽道
（ 中村草田男 ）
（ Nakamura Kusatao ）
396.
使ひ鳩(ばと)かへる空みち夕焼けぬ
（ 大橋櫻坡子［大橋桜坡子］ ）
（ Oohashi Ouhashi ）
397.
踏み入りしあとを径(みち)とし芒原(すすきはら)
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
398.
幾何学に王道なし。
（ ユークリッド ）
（ ギリシャのことわざ・格言 ）
（ Euclid ）
（ Grecia saying ）
399.
人生は短く、医術は長し。
好機は失いやすく、
経験はあてにならず、
（物事の）判断もまた難しい。
（ ヒポクラテス ）
（ Hippocrates ）
400.
人生という迷路では、歩くことに習熟する前に、誤った道を選んでしまうことがある。
（ シリル・コノリー ）
（ Ciril Connolly ）

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