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[ 名言 ]
「食べることを充実させること」は、
ある程度のお金・時間・労力さえ費やせば、
誰でも簡単に実現できる。
「食べること」によって人生を比較的容易に充実させられるなら、
他に人生を充実させるものを
わざわざ苦労して探さなくても済む。
当然「自分探し」などしなくて済む。
そのため、「食べることは生きること」は、
万人向きの生き方だとも言える。

[ 出典 ]
七瀬音弥[ななせ・おとや]
[旧名:流音弥、ながれ・おとや]
(なぞなぞ作家、ユーモア・言葉遊び研究家、名言研究家、成功哲学・幸福哲学研究家、1967〜)

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〈全文〉
「食べることは生きること」とよく言われるが、
「生きることは食べること」という表現もある。
どちらも同じことを言っているように思われるかもしれないが、
その発想の仕方(ロジック)はまったく逆である。

「食べることは生きること」を丁寧に言い直すなら、
「食べることを充実させることは、
 (そっくりそのまま)生きることを充実させることにつながる」
ということだろう。
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確かに、「食べることを充実させること」は人間にとって重要不可欠だ。
食をおろそかにすれば、
身体機能や健康のみならず、
精神の充実(幸福感や意欲)にも大きな影響がある。
だが、「食べることは生きること」と主張してまで、
食に対して重きを置くのは、
あまりに偏り過ぎではないか。
食い意地の張ったさもしい印象を受ける。
食の重要性を主張するならば、
「生きることは食べること」のほうが、
むしろバランスの取れた表現ではないだろうか。
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人間にとって、
「生きることを充実させること」こそが最終目的であり、
「食べることを充実させること」は、
あくまでも手段にすぎないのではないか。
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「食べることは生きること」、すなわち、「食べることを充実させることによって生きることを充実させる」という発想は、
他の手段によって「生きることを充実させる」ことができない者、
最初からあるいは途中から
それをあきらめている者の発想だ。
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「食べることを充実させること」は、
ある程度のお金・時間・労力さえ費やせば、
誰でも簡単に実現できる。
「食べること」によって人生を比較的容易に充実させられるなら、
他に人生を充実させるものを
わざわざ苦労して探さなくても済む。
当然「自分探し」などしなくて済む。
そのため、「食べることは生きること」は、
万人向きの生き方だとも言える。
__ Link __

実際、「人生において、食べることが一番の楽しみだ」
「美味しいものを食べるために生きているようなものだ」
という人は実に多い。
いや、おそらく世の多数派だろう。
「食べることが生きる最大の目的」となっている人にとって、
「食べることは生きること」という言葉は、
自分の生き方を肯定してくれる
最良のキャッチコピーなのである。
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一方、「生きることは食べること」を丁寧に言い直すなら、
「生きることを充実させるには、
 食べることを充実させる必要がある」
ということだろう。
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「生きることは食べること」の言わんとしていることは、
「生きることを充実させること」が人間の最終目的であり、
それを実現する上で、
「食べることを充実させること」は
特に有効な手段であるということだ。
「食べることは生きること」と同様、
食を重視してはいるが、
「食べることを充実させること」を目的としてではなく、あくまでも手段としてとらえている点において、
発想の方向性が大きく異なる。
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