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哲学者・思想家の名言
☆ ８月１８日 ☆
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1.
孤独は内に閉じこもることではない。
孤独を感じるとき、試みに、自分の手を伸ばして、じっと見詰めよ。
孤独の感じは急に迫ってくるであろう。
（ 三木清 ）
2.
一事を考え終わらざれば他事に移らず、
一書を読了せざれば他書をとらず。
（ 西田幾多郎 ）
3.
あらゆる人間は、
いかなる時代におけるのと同じく、
現在でも奴隷と自由人に分かれる。
自分の一日の三分のニを
自己のために持っていない者は、奴隷である。
（ ニーチェ ）
4.
暗黒の中では、我々の想像力は、明るい光の中におけるよりもたくましく働くのを常とする。
（ カント ）
5.
世界は断じて神々の力によって我々の為に造られたものではない。
世界には、実に多くの欠陥が具(そな)わっているではないか。
（ ルクレティウス ）
6.
詩は真理の全体を包含し、哲学はその部分を表現する。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
7.
空想は感情に似ているが、感情とは反対のものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
8.
どんな人も
他人の経験によって学び取るほど利口ではない。
（ ヴォルテール ）
9.
「死は恐ろしい、と人は言う。
　しかし、死に直面した時我々を悩ますだろうという理由からではなく、やがて来るものとして今我々を悩ましているという理由で、恐ろしいという人は愚かである。
　
（ エピクロス ）
10.
自分が恋人を愛すのは彼女への愛情からだと信じている男がいたら、思い違いもはなはだしい。
（ ラ・ロシュフコー ）
11.
我々の後悔は、我々が行った悪を遺憾に思う心であるというよりはむしろ、それがやがて我が身にふりかかりはしないか、とあやぶむ心である。
（ ラ・ロシュフコー ）
12.
甘やかしとは、頼まれもしないことをすること。
（ 岸見一郎 ）
13.
剣で人を殺すよりも、言葉で戦(いくさ)をつぶすほうが名誉なことである。
（ アウグスティヌス ）
14.
偉人の名声は、それを得るために用いられた手段によって評価されるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
15.
これまでとは構造の違う問題が発生しているときに、
旧来の枠組みで無理やり解釈して割り切ることほど、
まずい対処の仕方はない。
それは問題を歪めるどころか、
そんな問題は存在しないかのごとく
錯覚させてしまう。
（ 鷲田清一 ）
16.
各人は自己の前を見る。
私は自己の内部を見る。
私は自己だけが相手なのだ。
私はつねに自己を考察し、検査し、吟味する。
（ モンテーニュ ）
17.
哲学が、私たちが幸福になる助けをしてくれるものでないのなら、そんないとなみがなんの役にたつというのでしょう。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
18.
実物には一向に感心しないくせに、それが絵になると、似ていると言って感心する。
絵とはなんとむなしいものだろう。
（ ブレーズ・パスカル ）
19.
時はわれらに生を与えると同時に、生を奪い始む。
（ セネカ ）
20.
人間は自己の監獄の戸を開く権利なき囚人なり。
人間は神が召還するまで待つべきであり、自己の命を奪うべきにあらず。
（ ソクラテス ）
21.
忙しいだけでは十分ではない。
問題は何(なに)で忙しいかである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
22.
自分自身を理解していないうちから、人に理解してもらおうなどと思うべきではない。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
23.
不満は自負の欠乏であり、意志の衰弱である。
（ エマーソン ）
24.
人間は神と悪魔の間に浮遊する。
（ ブレーズ・パスカル ）
25.
人間は抽象的な「理性」の支配ではなく
本能と欲望の力に従う存在である。
そして最初の宗教的観念や信仰教義は
これらの本能や衝動の産物であるばかりでなく、
今もすべての宗教的信仰の源泉である。
（ エルンスト・カッシーラー ）
26.
いまだかつて、不幸にうちひしがれた者といえば、ただ、幸福に惑わされた者しかいない。
（ セネカ ）
27.
人間の欲望は他者の欲望である。
（ ジャック・ラカン ）
28.
希望の色はつねに緑。
貧者(ひんじゃ)が何一つ持たず、すべての人に避けられ、あらゆるものに苦しめられようとも、希望よ、貧者に力を与えよ。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
29.
自然な魂は常にメランコリーに包まれて、悩まされるようにできている。
（ ヘーゲル ）
30.
他人に秘密を守らせようとしたら、
まず己れ自身が守ることである。
（ セネカ ）
31.
愚痴はいかなる理由があろうとも、
決して役には立たない。
（ エマーソン ）
32.
どんな儲けも、他人の損害の上に成り立つ。
（ モンテーニュ ）
33.
戦争は限度など守りはせぬ。
抜き身の剣の行く手を制し、それをふさぐなど、容易にはかなわぬ。
（ セネカ ）
34.
慎め、かつ耐え忍べ。
（ エピクテトス ）
35.
幸福、それは君の行く手に立ちふさがる獅子である。
たいていの人はそれを見て引き返してしまう。
（ カール・ヒルティ ）
36.
物を知るには、これを愛さねばならず、物を愛すには、これを知らねばならない。
（ 西田幾多郎 ）
37.
信念──真実を知ろうと欲しないこと。
（ ニーチェ ）
38.
社会の悪役は利己主義にある。
（ エマーソン ）
39.
毎日をまったく違う人生と見なすべきだ。
（ セネカ ）
40.
取るに足りない不愉快なできごとが、幸福をだいなしにすることもある。
（ タタルケビッチ ）
41.
死を望むは臆病者の行為なり。
（ オウィディウス ）
42.
相手の張った罠にいかにもはまり込んだような様子を見せるのが最たる策略である。
（ ラ・ロシュフコー ）
43.
良心と名声は二つの事柄なり。
良心は汝自身に帰すべきものにして、名声は汝の隣人に帰すべきものなり。
（ アウグスティヌス ）
44.
他人との関係においてのみ、あなたは自分を知ることができます。
抽象的概念で自分を知ることはできませんし、一人きりでいては自分を知ることはできません。
あなたの振る舞いや態度は、あなた自身を示す指標です。
それはあなたの意識を映す鏡なのです。
（ J・クリシュナムルティ ）
45.
生き生きとしていない観念によるような教育は、無用であるだけではありません。
何よりも有害なのです。
（ ホワイトヘッド ）
46.
善にも強ければ、悪にも強いというのが、もっとも強力な力である。
（ ニーチェ ）
47.
人生の多くの贅沢といわれる慰安の多くは、人類の向上に対する不可避的な障害のみならず、人間的な障害でもある。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
48.
時間は
時間から生まれた子供たちを飲み込む。
悩みも時間の子であって、
悩みが永遠を僭称(せんしょう)するのは、
まやかしにすぎない。
（ キルケゴール ）
49.
老齢は明らかに迅速なり。
我らに必要以上に迅速に切迫す。
（ プラトン ）
50.
人間は自ら作り出した道具の道具になってしまった。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
51.
好首尾かつ幸運に運ばれし犯罪は美徳と称される。
（ セネカ ）
52.
始めは全体の半ばである。
（ プラトン ）
（ 始めてしまえば（取りかかれば）半分終わったも同然 ）
53.
我が上なる星の輝ける空と、我が内なる道徳律とは、それを考えることしばしばにして、常に新たにして、増しきたる感嘆と崇拝とをもって心を満たす二つのものである。
（ カント ）
54.
人を笑わせるのは良いが、自分自身が笑われるのはいけない。
（ ヘラクレイトス ）
55.
すべての旅には、
旅人が気づいていない
秘密の目的地がある。
（ マルティン・ブーバー ）
56.
数学者とは、発明家であって発見者ではない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
57.
多くの場合、
教える者の権威が、
学ぼうとする者の邪魔をする。
（ モンテーニュ ）
58.
偉人も小人も、同じ偶然、同じ不快、同じ情熱にみまわれる。
だが一方が車輪の端にいるのに対し、一方は車輪の中心にいるから、同じ動きでも振り回されることが少ないのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
59.
聖書は教義ではなくて文学である。
（ サンタヤーナ ）
60.
ひどく悩んだり、我慢ならぬと思ったとき、人生は束(つか)の間であり、いつかは誰でも葬り去られることを思え。
（ アウレリウス ）
61.
人類を全体として愛することのほうが、隣人を愛するよりも容易である。
（ エリック・ホッファー ）
62.
友達は第二の自己である。
（ アリストテレス ）
63.
医者よ、あなた自身を助けなさい。
そうすれば、あなたはあなたの病人たちをも助けることになる。
自分自身を癒す者を、目の当たりに見ることが、病人の何よりの助けになるようにすれば良い。
（ ニーチェ ）
64.
君が自我を放棄すればするほど君の愛は偉大になり、真実になる。
（ フォイエルバッハ ）
65.
存在が存在するということは、
これ自体が驚くべき奇跡なんだ。
存在するということには意味も理由もない、
だからこそ、それは奇跡なんだ。
自分が、存在する。
これは奇跡だ。
人生が、存在する。
これも奇跡だ。
なぜだかわからないけれども存在する自分がこの人生を生きているなんて、
なんて不思議でとんでもないことだろう。
（ 池田晶子 ）
66.
悪法も法なり。
（ ソクラテス ）
67.
他の人からみると、
すばらしい職業に見えるものは、
例外なく、その過程がきわめて厳しい。
（ 鷲田小彌太 ）
68.
人間は根源的に時間的存在である。
（ ハイデッガー ）
69.
ある民族を故意に卑しめる者は、その民族が誤れる民族になった場合、その責めを負わなければならない。
（ バートランド・ラッセル ）
70.
文明人は奴隷状態において
生まれ、生活し、死ぬ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
71.
行動するキッカケを逃すな。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
72.
まず、どのように生きたいのかを自らに問え。
そしてなすべきことをなせ。
（ エピクテトス ）
73.
「天才」とは、暗い夜を乗り越えていく力の異名である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
74.
私に真に愛するものがあるなら、
そのことが私の永生(ながいき)を約束する。
（ 三木清 ）
75.
善、すなわち一切の幸福と一切の満足とは消極的なものである。
言いかえれば、それは単に欲求が鎮まり、苦痛がやんでいるということにすぎない。
（ ショーペンハウアー ）
76.
へつらいは憎しみよりも危険だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
77.
「社会」なんてものを目で見た人はいないのに、人はそれが何か自分の外に、自分より先に、存在するものだと思っている。
思い込んでいるんだ。
それが自分や皆でそう思っているだけの観念だということを忘れて、考えることをしていないから、思い込むことになるんだね。
（ 池田晶子 ）
78.
本当の勇気が
事物の客観的な認識から出て来るのは
もとよりである。
しかし事物の客観的な認識を得るためには
なによりも勇気を必要とする。
（ 三木清 ）
79.
大事なのは信じることだ。
すべての証明よりも前に信じることだ。
信じることの出来ない人は証明がない。
（ アラン ）
80.
例外はあるでしょうが、貧乏人は自分より哀れな境遇の人への同情心は強いが、自分より暮らし向きのよくなった人への反感が強く、富裕な人は時として同情心は強くないけれども、人の成功をも喜ぶ傾向が強いと言えるようです。
（ 渡部昇一 ）
81.
子供の教育については、勉学の欲望と興味を喚起することが一番大切である。
でないと結局、本を背負ったロバを養うことになる。
（ モンテーニュ ）
82.
次の戦争を確信する者は、他ならぬその確信によって戦争の発生を促すことに協力しているのだ。
平和を確信する者は、のんびりしているうちに知らず知らず戦争に巻き込まれてしまう。
ただ危険を見、一瞬もそれを忘れない者のみが、理性的に振る舞い、その危険を追い払うために可能なことを果たすことができるのである。
（ カール・ヤスパース ）
83.
人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ。
（ アリストテレス ）
84.
野心家というものは、類のない幸福が手に入ると思って、常に何ものかを追い回している。
だが、その男の主な幸福は「忙しい」ということである。
（ アラン ）
85.
偏見を捨てるのに、もう遅すぎるなんてことは決してない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
86.
人が不正を非難するのは、そのことを憎悪するからではなく、むしろ、自分がその害をこうむりたくないからである。
（ ラ・ロシュフコー ）
87.
自分で自分の価値を過大評価しないように。
（ バートランド・ラッセル ）
88.
「この世で最も美しいものは何か」
「言論の自由」
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
89.
善悪において一個の創造者になろうとするものは、
まず破壊者でなければならない。
そして、一切の価値を粉砕せねばならない。
（ ニーチェ ）
90.
依頼心が苦悩を作り出す。
（ 清沢満之 ）
91.
我々の信用は、我々のひとつの財産である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
92.
歴史は青年によって創られてきた。
（ エリック・ホッファー ）
93.
力によってではなく、何度も落ちることによって、滴は岩に穴をあける。
（ オウィディウス ）
94.
どの一つの科学も、数学なしでは十分に知ることはできない。
（ ロジャー・ベーコン ）
95.
なにか、悲しくなりそうなことに出会ったときは、つねに自分にこう言いきかせよ。
これは不幸ではない、これに高貴に耐えることが幸福なのだと。
（ アウレリウス ）
96.
人間は、他人が思うほど幸福ではないし、自分が考えるほど不幸でもない。
（ ラ・ロシュフコー ）
97.
競争心と嫉妬は、同じ技術、同じ才能、自分と同等の人々の間にしか存在しない。
（ ラ・ブリュイエール ）
98.
世間の意見がいかに乱暴なものでも、自分自身の意見の振るう暴力に比べれば、ものの数ではない。
自分自身をどう考えるかによって人の運命は決定される、あるいは暗示される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
99.
我々が最もよく知っていることとは、皮肉なことに、我々が今までに全く教えてもらったことのないことである。
（ ヴォーヴナルグ ）
100.
私は他人にどう見えるかということよりも、むしろ私自身の中で、どんな人間であるかを気にする。
借りものによってではなく、私によって富みたいと思う。
（ モンテーニュ ）
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