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哲学者・思想家の名言
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1.
ピアノで食べて行くのは、
ピアノを食べるくらい難しい。
（ 土屋賢二 ）
2.
真理が自分の罪業を証明しないかと、真理を畏(おそ)れ始めるときほど不幸なことはない。
（ ブレーズ・パスカル ）
3.
大切なのは普通の言葉で非凡なことを言うことである。
（ ショーペンハウアー ）
4.
人の価値は、不運の時、へこたれないかどうかである。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
5.
わたしたちは待つことに焦(じ)れて、
ついことばを迎えにゆく。
「あなたが言いたいのはこういうことじゃないの？」というふうに。
語りにくいことを呑み込みかけているときに、
すらすらとしたことばを向けられれば
だれしもそれに飛びついてしまう。
（ 鷲田清一 ）
6.
嫉妬こそベーコンがいったように悪魔に最もふさわしい属性である。
なぜなら嫉妬は狡猾に、闇の中で、善いものを害することに向かって働くのが一般であるから。
（ 三木清 ）
7.
心は魂の眼であって、力の本源ではない。
（ ヴォーヴナルグ ）
8.
あなた自身を最大限に利用しなさい。
というのは、あなたにとってあるのはそれだけなのだから。
（ エマーソン ）
9.
原理とは、現在だれもが使用中で、すべての人の眼の前に存在するものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
10.
孤独な暮らしの目的は、
ただ一つしかない。
もっとゆったりと、もっと気ままに暮らすことである。
（ モンテーニュ ）
11.
人間とは「世の中」自身であるとともにまた世の中における「人」である。
（ 和辻哲郎 ）
12.
キリスト教の信仰は二つの真理、すなわち人間の自然性の堕落と、イエス＝キリストの購(あがな)いとを両立させるところである。
（ ブレーズ・パスカル ）
13.
おお富よ、
最も不幸をもたらすものでありながら、
人間の間では最大の羨望の的。
（ カルキノースⅡ ）
14.
良い解法と言えるのは、それを用いれば目的を達せられることが、初めから予想でき、さらに確かめることさえできるような解法である。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
15.
人生とは、自分の考え方しだいで変えられるものだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
16.
敷かれた道を進むより、
道なきところに
自ら道を築いて進め。
（ エマーソン ）
17.
神々と人間どもを通じ、最も偉大なるひとつなる神は、その姿、その心において人間とは似ても似つかぬものなり。
（ クセノパネス ）
18.
自分の足で立つ思想家が少ない。
だいたい借り物のマルクスの足で立ったり、
カントの足で立ったりする。
（ 梅原猛 ）
19.
大多数の人の感謝は、
もっと大きな恩恵を受けたいという
密かな欲求にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
20.
富を軽蔑する、という人間をあまり信じるな。
富を得ることに絶望した者が富を軽蔑するのだ。
そして、こういう人間がたまたま富を得ると、何よりも始末が悪い。
（ フランシス･ベーコン ）
21.
嫉妬は持っていて楽しい情念ではない。
これは本来満足とは反対のものであり、その本質は満たされなかった欲求への固執であり、これが幸福をもたらすことはほとんどありそうにない。
（ ピーター・シンガー ）
22.
豚となりて楽しまんより、
人となりて悲しまん。
（ ソクラテス ）
23.
人は他人に親切を尽くすことに喜びを感じる。
しかし他人に親切にされるのを恥ずかしく思う。
なぜなら、親切を与えるのは優越の証(しるし)であり、それを与えられるのは劣等の証(しるし)であるからだ。
（ アリストテレス ）
24.
もし、一方だけが悪いのだったら、
喧嘩は長く続くまい。
（ ラ・ロシュフコー ）
25.
私は真理と精神との力を信じるがゆえに、人間の未来を信じる。
（ シュバイツァー ）
26.
悪賢い人は勉強を軽蔑し、
単純な人は勉強を称賛し、
賢い人は勉強を利用する。
（ フランシス･ベーコン ）
27.
過去を克服する唯一の方法は、それを放り捨てることではなく、過去を考慮に入れ、つねに目前に置いて、これを避けるようにふるまうことである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
28.
人間は自己の監獄の戸を開く権利なき囚人なり。
人間は神が召還するまで待つべきであり、自己の命を奪うべきにあらず。
（ ソクラテス ）
29.
本のない部屋は、
魂のない肉体のようなものだ。
（ キケロ ）
30.
私どもが屈服しさえしなければ、害悪はみな恩人である。
（ エマーソン ）
31.
食事もほどほどにしておかないと、コックも毒を盛る人になってしまう。
（ ヴォルテール ）
32.
政治とは、支配者と民衆の間に結ばれる単純な契約である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
33.
ある者の愚行は他の者の財産である。
（ フランシス･ベーコン ）
34.
完璧になろうとしゃかりきになればなるほど、完璧からどんどん遠ざかってしまう。
（ ハリダス・チャウドリ ）
35.
美しいという感じと、美しいという意味は、どっちが先にあるものだろう。
美しいという言葉は、美しいという感じにつけられた名前なんだろうか。
名前と事柄とは、どっちが先なんだろうか。
（ 池田晶子 ）
36.
不可能事を追い求めるのは狂気の沙汰である。
ところが悪人がこのようなことをしないのは不可能なのである。
（ アウレリウス ）
37.
たとえ多くの友人を持っていても、
こっちの気に入るようにと、
そればかり気にするのでなく、
むしろあえて率直に物を言ってくれる友人というのは
少ないものです。
しかしその少ない友人の中でまた、
しからばどうすべきかを心得ている友人は
さらに得がたいものです。
たいていの人は、
悪口を言い叱りつけさえすれば
率直な態度をとったことになると信じているのです。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
38.
偉大であるということは、誤解されるということだ。
（ エマーソン ）
39.
犠牲行為によって計画される道徳は、半野蛮的階級の道徳である。
（ ニーチェ ）
40.
男は意志で女は情操である。
人類というこの舟で、
意志は舵、情操は帆である。
（ エマーソン ）
41.
人間は物事それ自体によってではなく、これに関して抱いている考えによって苦しめられている。
（ モンテーニュ ）
42.
正義とは、強者の利益にほかならず。
（ プラトン ）
43.
美徳は多くの説教師をかかえているが、
殉教者は少ない。
（ エルヴェシウス ）
44.
人は敗北主義から独断家になる。
（ 三木清 ）
45.
ある人間が死ぬことは、
彼がその一点を占めていた諸関係に
空白ができることであり、
生き残った者はそれを埋め、
彼をしめだして
新たに諸関係を再編成しなければならない。
そうでない間は
死者はまだ生きているのだ。
（ 柄谷行人 ）
46.
遠からず君はあらゆるものを忘れ、遠からずあらゆるものは君を忘れてしまうであろう。
（ アウレリウス ）
47.
忍耐し時間をかければ、力や怒りがなす以上のことができる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
48.
社会は、
何も要求しない人には、
何一つ与えない。
ここで要求することとは、
たえず要求することの意味だ。
（ アラン ）
49.
音楽において調和と呼ばれるものは、国家においては一致と呼ばれる。
（ キケロ ）
50.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
51.
人は棚ぼた式の幸福をあまり好まない。
自分でつくり上げることを欲するのだ。
（ アラン ）
52.
いかなる情念も愛と嫉妬ほど人間を苦しめない。
なぜならば、他の情念はそれほど持続性ではないから。
（ 三木清 ）
53.
古代の偉人たちの人生を知らないということは、子供のままで一生を送ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
54.
人間は、理性が高く尊重に値すると表象する義務のあらゆる命令に対して、自分自身の内に強い抵抗を感じるものだが、それは、その満足が全体として幸福という名で一括されている、自らの欲望と傾向性がもっている抵抗なのである。
（ カント ）
55.
愛の幸福な瞬間、そよ風の楽しさ、明るい朝に散歩して新鮮な空気の香りをかぐこと。
こういったことが、人生の中にあるすべての苦しみや努力ほどの価値がないと、誰に言えるだろうか？
（ エーリヒ・フロム ）
56.
「思考」とは何であるか知っている人間は、成功からも失敗からも、非常に多くのことを学ぶ。
（ ジョン・デューイ ）
57.
言葉は実行の影法師である。
（ デモクリトス ）
58.
「天才」とは、
暗い夜を乗り越えていく力の異名である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
59.
人は自分自身の道理で己れを説き伏せることはできても、相手の道理でしか相手を説き伏せられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
60.
世界の災いの一つは、
何か特定のことを独断的に信ずる習慣である。
（ バートランド・ラッセル ）
61.
年月は一日一日が知っていないことを、たくさん教えてくれる。
（ エマーソン ）
62.
罰を受けずに王侯を恥ずかしめるには、彼らに備わっていない徳を褒め称えればよい。
（ ラ・ロシュフコー ）
63.
人間は、人生を理解するために創られたのではない。
人生を生きるために創られたのである。
（ サンタヤーナ ）
64.
よい格言は、時の歯がたつには堅すぎる。
そして、いかなる時代にも栄養のたしになるが、幾千年の歳月にも食いつくされはしない。
（ ニーチェ ）
65.
蓄財的生活にいたっては
いわば強要のもとに営まれる生活であり、
富がわれわれの求める善でないことは明らかであろう。
（ アリストテレス ）
66.
もし死が感覚の欠落で、夢さえ見ない眠りのようなものであるなら、それは実際、素晴らしい賭けだと言えよう──それに反して、死がいわば、この世から別の場所に転出することで、そこでは死者たちが全て相集(つど)うという俗説が真実であるとするなら、それにまさることが他にまたとあろうか？
（ プラトン ）
67.
恋は自然によって与えられ、想像によって刺繍(ししゅう)されたカンヴァスである。
（ ヴォルテール ）
68.
人が財産を使うに際しては、慎重さとためらいとがある。
それは善行ではないし、手腕も能力も必要とはしない。
（ カント ）
69.
私が望みたいのは、君たちが、あらゆる種類の隣人たち、またその近所の者たちに堪えきれなくなることだ。
そうすれば君たちは、自分自身の内部から、友とそのあふれる心情とを創り出さざるをえなくなるだろう。
（ ニーチェ ）
70.
真の悲劇詩人は、
同時にまた真の喜劇作家である。
（ ソクラテス ）
71.
（人々に）道を示す自由、
これが天才の要求できるすべてである。
（ J・S・ミル ）
72.
人間は安物買いをする動物である。
他の動物はそんなことはしない。
（ アダム・スミス ）
73.
夢想は思考の日曜日。
（ アミエル ）
74.
生きるために食べるべきであり、
食べるために生きてはならない。
（ ソクラテス ）
75.
人々の善が最高の法律である。
（ キケロ ）
76.
価値は人間の勝手な決めつけにすぎない。
そう思えば爽快ではないか。
（ 土屋賢二 ）
77.
愛とは、最愛の人の愛すべき資質を称え、大事にすることだ。
あなた自身が、その行為の対象である、という条件において。
（ コールリッジ ）
78.
内的な生活を持たない人は、環境の奴隷である。
（ アミエル ）
79.
我々が歴史から学ぶことは、
人間は決して歴史から学ばないということだ。
（ ヘーゲル ）
80.
高貴なる人は、つねに自分を相対化し、自己批判をして、克己心を持っている。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
81.
友情は全世界の富に勝れり。
（ プラトン ）
82.
私たちの強さは弱さから生まれる。
（ エマーソン ）
83.
二度、考え直した考えが一番いい。
（ キケロ ）
84.
幸福は肉体的快楽にあるか精神的快楽にあるか、
活動にあるか存在にあるか
というが如き問いは、
我々をただ紛糾に引き入れるだけである。
かような問いに対しては、
そのいずれでもあると答えるのほかないであろう。
（ 三木清 ）
85.
最善の法律は慣習から生まれる。
（ ジョセフ・ジュベール ）
86.
人間の肉体は人間の魂の最良の絵だ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
87.
ものごとは確信を持って始めると、疑惑に包まれて終わるのがオチである。
しかし初めに疑ってかかり、じっくりそれに耐えれば、最後は確信に満ちたものになる。
（ フランシス･ベーコン ）
88.
まず第一に理解しなければならないことは、自分が理解していないということである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
89.
世界は我々次第である。
我々が落ち込むとき、世界もうなだれているように見える。
（ エリック・ホッファー ）
90.
人間の悲惨を知らずに、
神をのみ知ることは、
傲慢を惹(ひ)き起す。
（ ブレーズ・パスカル ）
91.
消化ということには、健康上一種の怠惰が必要である。
およそ体験を消化するにもやはり同じ事だ。
（ ニーチェ ）
92.
その人自身であり続けないなら、
その人の内には愛はない。
（ マルティン・ブーバー ）
93.
艱難(かんなん)に会って初めて真の友を知る。
（ キケロ ）
94.
経験を積むということは、
失敗を重ねることである。
（ 谷川徹三 ）
95.
弓の弦(つる)は二本持っていなければならぬ。
（ シャルル・ド・ボヴェル ）
96.
批判とは、
より説得力のある答えを探す
という目的を共有する者たちによる
共同作業だと言ってもよいでしょう。
（ 金杉武司 ）
97.
習慣は、それが習慣であるからこそ従われるべきで、それが合理的であるとか、正しいということから従われるべきではない。
（ ブレーズ・パスカル ）
98.
「信仰」は悲惨な人たちには慰めであり、幸運な人たちにとっては恐怖の的である。
（ ヴォーヴナルグ ）
99.
意味というのは
物事の中に客観的に書き込まれる。
例えば、何か疲れさせるものがある。
それだけだ。
（ ジル・ドゥルーズ ）
100.
文明とは何か？
善良な女性の力だ、
と私は答える。
（ エマーソン ）
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