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哲学者・思想家の名言
☆ １０月１４日 ☆
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1.
いかに多くの人々が汝より前進しているかを見るよりも、いかに多くの人々が汝より遅れているかを考えよ。
（ セネカ ）
2.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
3.
それでも地球は動いている。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
4.
汝自身を知れ。
（ ソクラテス ）
5.
お世辞を言うのはたやすいが、真に賛美するのは難しい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
6.
優れた道徳心は習慣からしか生まれない。
私たちは、自分でつくった習慣のようにしかならないのだ。
節制している人は節度ある人となり、
勇気ある行動を続けている人は勇敢な人となる。
（ アリストテレス ）
7.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、自分を知る人々には自分の益となるものが何であるか分かり、自分にできることとできないことを見分けることができる。
（ ソクラテス ）
8.
知者は学問を軽蔑し、愚者は学問を崇拝する。
識者は学問を活用する。
（ フランシス･ベーコン ）
9.
相反するものは一致する。
不調和なものが最も美しい調和を作る。
（ ヘラクレイトス ）
10.
ひとは誰もが自然のもとに生まれ、人生の大部分を自然のもとで送るわけだが、この自然の権利や決まりというものは、誰もしたがらないことや誰にもできないことを除いて、何一つ禁じていない。
（ スピノザ ）
11.
他者をカテゴリーにおいて呼ぶのではなく、
名で呼ぶこと、
それが他者を他者として迎え入れるということである。
他者に対しておのれを劈(つんざ)くということである。
（ 鷲田清一 ）
12.
人が美の対象において享受するものが、
所有の感覚であるならば、
その感覚は美的なものではない。
（ ジョン・デューイ ）
13.
自(みずか)ら老人たることを知る者は少ない。
（ ラ・ロシュフコー ）
14.
悲しみのための唯一の治療は、
何かをすることだ。
（ ジョージ・ルイス ）
15.
自分に打ち勝つことが、最も偉大な勝利である。
（ プラトン ）
16.
我々は花を散らす風において歓びあるいは傷むところの我々自身を見いだすごとく、ひでりのころに樹木を直射する日光において心萎（な）える我々自身を了解する。
すなわち我々は「風土」において我々自身を、間柄としての我々自身を、見いだすのである。
（ 和辻哲郎 ）
17.
一羽の燕が、
また或(あ)る一朝夕が
春をもちきたすのではなく、
それと同じように、
至福なひと・幸福なひとをつくるものは
一朝夕や短時日ではない。
（ アリストテレス ）
18.
ほとんどすべての人が小さな恩義に喜んで恩返しをする。
多くの人が中くらいの恩義を恩に着る。
しかし大きな恩義に対して恩知らずでない人はほとんど一人もいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
19.
愛というものは、
地中深くにしっかりと根を張り、
また、天にも届かんばかりの大きな枝を張った大樹になるべきものである。
（ バートランド・ラッセル ）
20.
礼儀正しい、決して腹を立てない人物は、まさに大人物と呼ぶにふさわしい。
（ キケロ ）
21.
財産や名誉を得ることのみ執心し、己の魂を善くすることに努めないのを、恥とは思わないのか。
（ ソクラテス ）
22.
幸福な人生を阻む大敵は
外にあるのではなく、内にある。
すなわち、あなたの心の中に潜んでいる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
23.
一緒に泣くことほど、人の心を結びつけるものはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
24.
幸福は猫に似ている。
こっちへおいでと呼んでも、おだててもそっぽを向くばかりで、決してやって来ないが、そいつに頓着せず自分のすべきことをしていれば、いつのまにかこちらの足に擦り寄ってきて、膝の上に飛び乗ろうとするものだ。
（ ウィリアム・ジョン・ベネット ）
25.
幸福な人の世界は、
不幸な人の世界とは別の世界である。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
26.
天国には興味深い人たちが一人もいない。
（ ニーチェ ）
27.
革命は些細なことではない。
しかし、些細なことから起こる。
（ アリストテレス ）
28.
愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い。
（ モンテーニュ ）
29.
最も大きな心の持ち主は、
最も大きな徳をなしうるのと同じく、
最も大きな悪徳をもなしうる。
また、
ごくゆっくりとしか歩かない人でも、
つねに正しい道をたどっていれば、
走っていて道をそれる人よりも
はるかに前進できるのである。
（ デカルト ）
30.
あまりにも多く有用なものが生産され過ぎると、
役に立たない人間が多くなり過ぎる結果となる。
（ カール・マルクス ）
31.
（だれかが）
「きみを認める」、「きみにそばにいてほしい」と言ってくれれば、
それが「わたしらしさ」のいちばんの証明になるのではないだろうか。
だれかにとってのだれかであること、
これがわたしの「かけがえのない存在」の証である。
（ 鷲田清一 ）
32.
人間は利己的動物であるから、自然的状態では自己保存のために相互に利益を侵害し合い、かえって利己の目的を達し得ないから、契約によって国家を形成し、主権者のもとに各自の利己を制限し、調和する。
（ トマス・ホッブズ ）
33.
大部分の贅沢(ぜいたく)は、そして多くのいわゆる人生の慰安物は、人類の向上にとって不可欠でないばかりでなく、積極的な妨害物である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
34.
今日では世の中の動きがあまりに早すぎて、できないという言葉はそれを為す人によって中断される。
（ エマーソン ）
35.
圧制は、自己の秩序を超えて全般を支配しようとするところに存する。
（ ブレーズ・パスカル ）
36.
愛すまいとするが意のままにならなかったように、永遠に愛そうとしても意のままにはならない。
（ ラ・ブリュイエール ）
37.
甘やかしとは、頼まれもしないことをすること。
（ 岸見一郎 ）
38.
恩を受けた人は、
その恩を心に留めておかなければならない。
しかし、恩を与えた人は、
それを覚えているべきではない。
（ キケロ ）
39.
確かに泣くことは赦(ゆる)されているのだ。
涙は激しい怒りを押し流す。
涙は川の流れのように、心を通り抜ける
（ オウィディウス ）
40.
己の秘密を守ることは、
他人の秘密を守ることよりも堅い。
（ エマーソン ）
41.
防備は攻撃を引き寄せ、疑念は侵害を引き寄せる。
（ モンテーニュ ）
42.
世界で一番高い玉座に上っても、やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。
（ モンテーニュ ）
43.
他人の不幸に同情するのは、自分に無関係だと思えない時だけである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
44.
私は二つの顔を持つヤヌスだ。
一面の顔で笑い、一面の顔で泣いている。
（ キルケゴール ）
45.
人は宗教的確信に促されて行う時ほど完全に、また喜んで悪事を働くことは決してない。
（ ブレーズ・パスカル ）
46.
自らの成功を邪魔するものは、自分自身しかいない。
（ エマーソン ）
47.
自分に自信を失うと、世界中が自分に敵対する。
（ エマーソン ）
48.
まず第一級の本を読め。
でなければ、それを読む機会を全然持たなくなるかもしれぬ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
49.
努力を放棄された理想は、単なる空想か、漠然とした憧れにすぎない。
単なる空想なら現実になるわけがない。
理想を実現しようと努力することこそが現実なんだ。
（ 池田晶子 ）
50.
意見を持つだけの人は、ほとんど世に益をもたらさない。
しかし、確信を持つ人は、自ら生活する社会を改革することができるものだ。
（ エマーソン ）
51.
すべて賭けをする者は、不確実なものを得るために、確実なものに賭ける。
（ ブレーズ・パスカル ）
52.
野蛮な時代は、人間が分散する時代であり、たがいに分離し敵意をもつ小集団がはびこる時代である。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
53.
運命の女神の愛顧を得ている間に、
この女神の不興(ふきょう)を覚悟しておかねばならぬ。
（ モンテーニュ ）
54.
自分自身に満足していない人間に、いったい何ができるっていうんだい？
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
55.
もし今日の自分が明日の自分と同じであるならば、
今日の自分は昨日の自分の奴隷にすぎない。
人間の特質はそうではなくて、
日々新しく創造的に昨日の自分を乗り越える、
そこに人間の本質がある。
（ ニコラ・ド・コンドルセ ）
56.
人間はすべて、
文明が進めば進むほど
俳優になっていく。
つまり、人間は
他人に対する尊敬と好意、典雅と無私の風を装うが、
それにたぶらかされる人はいない。
（ カント ）
57.
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
（ キルケゴール ）
58.
自己本来の目標を達成できる条件もととのわないうちに、
現実をとりかえてみたところで
なにになろう？
われわれは
空虚な現実に乗りあげて難破するのは
ごめんである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
59.
弱い希望しか持たない人の落ち着くところは太平楽か暴力である。
強い希望を持つ人は新しい生命のあらゆる徴候を見つけて、それを大切に守り、まさに生まれようとするものの誕生を助けようと、いつでも準備をととのえている。
（ エーリヒ・フロム ）
60.
どんな不幸な人生からでも、利口者は何らかの利益を得る。
一方、どんな幸福な人生からでも、愚か者は心を傷つけられる。
（ ラ・ロシュフコー ）
61.
冗談に本気を混ぜて変化をつけるのは、よいことである。
（ フランシス･ベーコン ）
62.
人間の真の学問、真の研究、それは人間である。
（ ピエール・シャロン ）
63.
自分の功績によってえたのではなく、
したがってその功績に不相応とみずから感じるような特権をもつ者が、
それによってますます謙遜の念を深めることは、
いつの世にも非常に少い、
ほんの少数の立派な人だけである。
その他の人人は、
これによって、
ただ自負の念を高めるだけである。
（ J・S・ミル ）
64.
進歩は
偶然の出来事ではなく、
必然である。
（ ハーバート・スペンサー ）
65.
友への同情は、
堅い殻の下にひそんでいるのがいい。
（ ニーチェ ）
66.
人間は万物の尺度だ。
（ プロタゴラス ）
67.
知恵を伴わなくても正義は大いに強力なものだが、正義を欠いた知恵はまったく通用しないであろう。
（ キケロ ）
68.
すべての残忍性は臆病から生まれる。
（ セネカ ）
69.
時は苦しみや争いを癒す。
というのは、（時がたてば）人が変わるからである。
人はもはや同一人ではないのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
70.
若者からは暴力、老人からは成熟が、その生命を奪う。
（ キケロ ）
71.
憐憫はあらゆる道徳律者の基準である。
（ ショーペンハウアー ）
72.
すべての人間は、生まれつき、知ることを欲す。
（ アリストテレス ）
73.
朝(あした)に道を聞けば夕に死すとも可なり
というような光沢と強みのある人生は
一回だけ生きられるものでなくてはならない。
（ 九鬼周造 ）
74.
重要なのは量ではなく質である。
（ セネカ ）
75.
苦境には科学的価値がある。
よく学ぶ者は決して見逃さない、絶好の機会なのだ。
（ エマーソン ）
76.
偉人の名声は、それを得るために用いられた手段によって評価されるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
77.
自分の働く誠意と家族があれば、人生には光がさします。
（ 梅原猛 ）
78.
連載を毎週続けるのに
必要な才能というものがあるとしたら、
それは「不幸に恵まれる」才能だろう。
（ 土屋賢二 ）
79.
偉大なる思想は胃袋から生まれる。
（ ヴォーヴナルグ ）
80.
作家になるためには才気以上のものが必要だ。
（ ラ・ブリュイエール ）
81.
宗教は抑圧された生物の嘆息であり、
また、それが魂なき状態の心情であると等しく、
無情の世界の感情である。
つまり、それは民衆の阿片である。
（ カール・マルクス ）
82.
体系は
内的な生、
あるいは包摂された歴史を
引き合いに出す。
（ ジル・ドゥルーズ ）
83.
戦争──それはつまるところ無益な殺し合いだ。
「よい戦争」とか「悪い平和」なんてものはない。
あるのはただ「悪い戦争」と「よい平和」だけだ。
（ バートランド・ラッセル ）
84.
怒りは時がたつにつれ癒されるが、
憎しみのほうは癒すことができない。
（ アリストテレス ）
85.
器量こそ
乱世における勝敗を決定するものである。
（ 唐木順三 ）
86.
起きている人間たちは同じひとつの世界を共有しているが、眠れば、人それぞれにこの世界を離れて、自分に固有の世界におもむく。
（ ヘラクレイトス ）
87.
最大の快楽とは、他人を楽しませることである。
（ ラ・ブリュイエール ）
88.
たとえいかに必要な改革でも、
弱い心によって成されるならば、
過激に失し、それ自体また改革を必要とするだろう。
（ コールリッジ ）
89.
教育は青年にとっては気品、老人にとっては慰め、貧者(ひんじゃ)にとっては富、金持ちにとっては飾りである。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
90.
浮世の名声は、今こなたに吹き、今かなたに吹き、そのところを変えるによりて名を変えうる風の一息にほかならず。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
91.
人が友情を望むのは、自己の無力や貧しさのためではないか。
つまり、お互いに尽くしたり尽くされたりして、自分一人ではできないことを他人からしてもらったり、また、こちらからも仕返すということではないか。
（ キケロ ）
92.
つまらない人間ほど、自分を重視するものである。
（ エリック・ホッファー ）
93.
雄弁は思想を写した絵画である。
従って、
描き終わった後でなおも加筆する人は、
肖像画の代わりに、
装飾画を作ることになる。
（ ブレーズ・パスカル ）
94.
汝の意志の規律が、いつの場合でも、一般に立法の原理として適用できるように行動せよ。
（ カント ）
95.
大胆な人間の適切な用い方は、
これを頭目として指揮させず、
部下として他の指図を受けさせることにある。
（ フランシス･ベーコン ）
96.
孤独の暗黒の中で嘆いてはならない。
あなたの親しい友人たちの寛大な同感に応じて、
あなたの悲哀を調整してはならない。
できるかぎり早く、
世間と社会の日光の中に、
もどらなければならない。
（ アダム・スミス ）
97.
権力の不平等のあるところでは、いずこにおいても、自尊心は、他人の支配に屈服している人間の間では見当たりそうもない。
（ バートランド・ラッセル ）
98.
試しに、大人に、「なぜ生活しなければならないの」と訊いてごらん。
きっと、「生きなければならないからだ」と答えるだろう。
「じゃあ、なぜ生きなければならないの」と訊いてごらん。
きっと、「そりゃ生きなければならないのは決まってるじゃないか」くらいしか応えられないはずだから。
（ 池田晶子 ）
99.
知は力なり――とんでもない。
きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。
（ ショーペンハウアー ）
100.
ひとは、〈現在〉を
世界のある一つの時代に属するもの、
なんらかの固有な特徴によって
他の時代とは区別され、
あるいは、
ある特別な出来事によって
他の時代から隔てられているもの、
として表象しうる。
（ ミシェル・フーコー ）
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