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哲学者・思想家の名言
☆ ８月４日 ☆
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1.
読まれたものは、
熟慮を重ねることによってのみ、
真に読者のものとなる。
食物は食べることによってではなく、
消化によって我々を養う。
（ ショーペンハウアー ）
2.
彼は何も知らないのに、
何かを知っていると信じており、
これに反して私は、何も知りもしないが、
知っているとも思っていない。
（ ソクラテス ）
3.
人間は物を信じやすい。
信じる物を持たないではいられない。
信じるべき良い理由が無ければ悪い理由でも満足する。
（ バートランド・ラッセル ）
4.
真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。
その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。
読むことで、行動せずにいられなくなるのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
5.
仕事の成功に対する報酬は、その仕事を成し遂げた、ということである。
（ エマーソン ）
6.
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
（ キルケゴール ）
7.
臆病は残酷性の母である。
（ モンテーニュ ）
8.
恐らくは、今日のもので未来を持つものは他に何もないとしても、やはり我々の笑いこそはなお未来を持つのだ！
（ ニーチェ ）
9.
日々の生活こそは凡(すべ)てのものの中心なのであります。
またそこに文化の根元が潜(ひそ)みます。
人間の真価は、その日常の暮しの中に、最も正直に示されるでありましょう。
（ 柳宗悦 ）
10.
人間はみな幸福を求むるも、幸福とは、宇宙および人間の指導原理たる理性について生きることなり。
（ ゼノン ）
11.
支配することが最も少ない政府が、最良の政府である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
12.
物事を学ぶのに、決まった方法はない。
（ アリストテレス ）
13.
精神の名士たちの人間味は、無名の人々と交わって、愛想のよい仕方で自分の言い分を引っ込めるところに成り立つ。
（ ニーチェ ）
14.
「彼にとり入りたいのか？
　それならば、彼の前に出て当惑のさまを示せ・・・」
（ ニーチェ ）
15.
わずかな狂気も交じらない天才はいない。
（ アリストテレス ）
16.
愛すまいとするが意のままにならなかったように、永遠に愛そうとしても意のままにはならない。
（ ラ・ブリュイエール ）
17.
私は、（その人から）何も学ぶべきものがないほど愚かな人に会ったことはない。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
18.
世論はいわば世界の女王であるが、
力は世界の暴君である。
（ ブレーズ・パスカル ）
19.
すべての科学に、数学の鋭敏さと正確さをできるだけ取り入れたいものである。
なぜなら、これによって物事がよりよく分かるからではなく、我々人間の物事に対する態度をしっかり定めたいためである。
（ ニーチェ ）
20.
雄弁がローマで最も盛んだったのは、ローマの政治が最悪の時であった。
（ モンテーニュ ）
21.
あなたが欲しいもののいくつかをなしで済ませることが、幸せになるには不可欠である。
（ バートランド・ラッセル ）
22.
一番大切なことは、
単に生きることではなく、
善く生きることである。
（ ソクラテス ）
23.
化粧は女の社会的地位を表現するものである。
（ ボーヴォワール ）
24.
不決断こそ最大の害悪。
（ デカルト ）
25.
人間は状況によってつくられる。
（ サルトル ）
26.
論理によって懐疑が出てくるのではなく、懐疑から論理が求められてくるのである。
（ 三木清 ）
27.
最もよく愛する者は最もよく祈る。
（ コールリッジ ）
28.
人間は年をとるにつれて、いっそうもの狂おしくなるとともに、賢くもなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
一般に伝記というものは何でも語っているが、只(ただ)我々にとって重要なことは除外しているものだ。
（ シェストフ ）
30.
真の悲劇家は真の喜劇家なり。
（ ソクラテス ）
31.
力なき正義は無能であり、
正義なき力は圧制である。
（ ブレーズ・パスカル ）
32.
私は神の器官であり、神はあるがままの私を必要としたまうのだ。
さもなければ、私はここにいないだろう。
（ エマーソン ）
33.
真実の中には、個人的な経験を経て初めて本当の意味が理解できるものも多い。
（ J・S・ミル ）
34.
（不幸な・不成功な恋愛に）つり込まれないよう警戒するに越したことはない。
というのは、
恋愛の罠にかかるのを避けることは、
かかって後(のち)罠から抜け出るのよりは、
又愛の絆を断ち切るのにくらべれば、
さして困難なことではないからである。
（ ルクレティウス ）
35.
人間はすべて、
文明が進めば進むほど
俳優になっていく。
つまり、人間は
他人に対する尊敬と好意、典雅と無私の風を装うが、
それにたぶらかされる人はいない。
（ カント ）
36.
万国の労働者よ、団結せよ！
（ カール・マルクス ）
37.
知は力なり――とんでもない。
きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。
（ ショーペンハウアー ）
38.
動作は感情に従って起こるように見えるが、
実際は、動作と感情は並行するものなのである。
動作のほうは意思によって直接に統制することができるが、
感情はそうはできない。
ところが、感情は、
動作を調整することによって、
間接に調整することができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
39.
人間的に言えば、死にもよいところがある。
老いに決着をつけねばならないからだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
40.
経験を積んだ人は、物事がこうであるという事を知っているが、なぜそうであるかということを知らない。
（ ハイデッガー ）
41.
「自分」というのは、名前でなければ、身分でもない。
体でなければ、心でもない。
ないないづくしで、どこにもない。
それが「自分」というものだけど、だからといって、自分など「ない」というのでもない。
なぜって、自分など「ない」と言っているその自分が、まさにそこに「ある」からだ。
ないけれどもある。
あるけれどもない、それが「自分」というものの正体、その存在の仕方の不思議さなんだ。
何を「自分」と思うかで、その人の自分は決まっているというのも、この意味だ。
（ 池田晶子 ）
42.
責任をとらなくなったのか、
システムにがんじがらめになって責任をとれないのかは別として、
責任を負う、あるいは果たすということの意味が、
責任を問いただされる、とらされる
といった受動形にずらされてきたようにおもう。
「自己責任」という語もそうだが、
「悪いのは○○だ」「○○のせいだ」
という帰責の意味に。
（ 鷲田清一 ）
43.
ソクラテスは、おまえはどこの人かと尋ねられて、「アテナイの人だ」と答えずに、「世界の人だ」と答えました。
彼は普通以上に充実した広い思想の持主でしたから、全世界を自分の町と考え、自分の知人や、交際や、愛情を全人類に向かって拡げていたのです。
（ モンテーニュ ）
44.
たいていの女は（己れの）情熱よりも弱さのために（男に）なびく。
だから、強引な男がそう見ばえもしないのに他の者より成功するのだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
45.
知者は学問を軽蔑し、愚者は学問を崇拝する。
識者は学問を活用する。
（ フランシス･ベーコン ）
46.
これまでに激しい苦悩も味わわず、自我の大きな劣敗を経験しなかった、いわゆる打ち砕かれたことのない人間は、何の役にも立たない。
（ カール・ヒルティ ）
47.
私は毒蛇にかまれても、かまれたことのある人々以外にはその状態がどういうものであったか語る気にならない。
なぜなら、この人々だけがその苦痛の凄さを分かってくれ、同情してくれるだろうからね。
（ プラトン ）
48.
他人のために暮らすのはもうたくさんだ。
せめてこのわずかな余生を、みずからのために生きようではないか。
（ モンテーニュ ）
49.
苦労を伴う学問研究や難渋を極める思索に、
たとえ女性が成功したとしても、
それは彼女の性にふさわしい美点を破壊する。
（中略）それによって彼女は冷ややかな尊敬は受けようが、
異性に対して絶大な力をふるう魅力は失われる。
（ カント ）
50.
日本国憲法の基本は、
日本人の生命、財産は国がこれを保障せず、
旧敵国、すなわち、アメリカが保障するというところにある。
（ 長谷川三千子 ）
51.
他人の畑の収穫物は、
いつも自分のものより見事だ。
（ オウィディウス ）
（ 他人のものは何でも良いものに感じられる ）
52.
われは孤独である。
われは自由である。
われはわれみずからの王である。
（ カント ）
53.
純粋数学者は音楽家と同じように、整えられた美しさを持つ独自の世界を自由に作り出す創作家である。
（ バートランド・ラッセル ）
54.
ほかの人々は食わんがために生き、己自身は生きんがために食う。
（ ソクラテス ）
55.
現代における革命的とも言える大発見は、人間が心の内面のあり方を変えることによって、その外面をも変革しうることだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
56.
ある真実を教えることよりも、いつも真実を見出すにはどうしなければならないかを教えることが問題なのだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
57.
諺に、賢者はただ一冊の本の人間を恐れる、という。
ひとは多く読まなければならぬ。
読書の必要はただ一冊の本の人間にならないために、云い換えれば、一面的な人間にならないために、存在するのである。
（ 三木清 ）
58.
物の深さを知ることは、
つねに我々の積極的で建設的なエネルギーの関与した努力を要求する。
（ エルンスト・カッシーラー ）
59.
老人にもまだ勉強することがあるとすれば、ただひとつ、死ぬことを学ぶべきだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
60.
幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則にしたがう。
成熟した愛は「愛するから愛される」という原則にしたがう。
（ エーリヒ・フロム ）
61.
仕事に対する考えを整理するとか、熟考するとか口走るのは、おおかた仕事を逃れる口実である。
（ カール・ヒルティ ）
62.
利欲は飽きることを知らず。
（ ピタゴラス ）
63.
沈黙することを学びなさい。
静まった心に耳をすませ、吸収させなさい。
（ ピタゴラス ）
64.
この地上にて最も小なるものは貪欲、快楽欲、大言壮語であり、最も大いなるものは寛容、柔和、慈悲心なり。
（ エピクテトス ）
65.
人の性質は、永久に前に進めるわけではない。
引き潮があり、差し潮がある。
（ ニーチェ ）
66.
「摩擦」を消すのではなく、
「摩擦」に耐え、
そのことで「圧制」と「頽廃(たいはい)」のいずれをも回避するためには、
煩雑さへの耐性というものが
人びとに強く求められます。
（ 鷲田清一 ）
67.
中傷は、石よりも冷静に受け止めるべきだ。
（ アンティステネス ）
68.
どんな楽しみも、
それ自体は悪ではない。
けれども、特定の楽しみについては、
それを得るための手段が、
楽しみよりもはるかに大きな痛みをもたらす。
（ エピクロス ）
69.
これまでの哲学は間違っているのではない。
無意味なのだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
70.
「そんな難しいことはできない」と言う前に、
まずやってみることです。
結論はそれからでも遅くありません。
（ エマーソン ）
71.
我は教えるために学ばん。
（ セネカ ）
72.
女性にとって、男性の眠りは貪婪(どんらん)であり裏切りである。
（ ボーヴォワール ）
73.
ずるい人間は、けっして欺かれはしないが、人を欺くこともできない。
（ ラ・ブリュイエール ）
74.
キレイごとの好きな人は、
とかく実践力に欠けやすい。
けだし実践とは
キレイごとだけではすまず、
どこか野暮ったく、
泥くさい処(ところ)を免れぬものだからです。
（ 森信三 ）
75.
財産や名誉を得ることのみ執心し、己の魂を善くすることに努めないのを、恥とは思わないのか。
（ ソクラテス ）
76.
人は同じ流れに再び入ることはできない。
（ ヘラクレイトス ）
77.
運も健康と同じように管理する必要がある。
好調な時は充分に楽しみ、
不調な時は気長にかまえ、
そしてよくよくの場合でない限り、
決して荒療治はしないことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
我々は、我々を称讃する人たちを常に愛するが、我々が称讃する人たちを必ずしも愛しはしない。
（ ラ・ロシュフコー ）
79.
我々は自分の健康を大切にする。
貯蓄をし、家の屋根を丈夫にし、衣服を十分に整える。
だが、あらゆる財宝のうちで最高のもの、「友人」という財宝を備えようとする賢者はどこにもいない。
（ エマーソン ）
80.
幸福は何処にあるのか、誰がそれを知っているのか。
皆それを求めているのだが、それは誰にも見つからない。
人々は一生を費やして幸福を追っかけまわしているのだが、それを捕まえることもなく死んでいく。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
81.
仕事をしていて、
〈さあこれで切り上げよう〉と自分に言い聞かせるのは、
人間の肉体的欲求である。
私たちが哲学するときには、
いつもいつもこの欲求と戦いながら、
考え続けなければならない。
おかげで哲学という仕事は、
本当に骨が折れる。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
82.
否定にはいつも、対照的な肯定が付き物である。
（ アリストテレス ）
83.
他人の生活と比較することなく、
汝自身の生活を楽しめ。
（ ニコラ・ド・コンドルセ ）
84.
我々は自然と協同することなしには
自然をも支配することができぬ。
自然を支配しようとする者は
自然に服従しなければならぬ。
（ 三木清 ）
85.
男性は性欲を所有しているが、女性は性欲に所有されている。
（ ヴァイニンガー ）
86.
人間の体は王様の飾り立てた車のように、やがては朽ちてしまう。
けれども、人から人に伝えられる真（まこと）の法（のり）はいつまでも輝く。
つまり、人から人に真理が伝えられるわけでございましょう。
それは永遠の価値を持っているという意味なんでしょう。
（ 中村元 ）
87.
愛する事を教えてくれたあなた。
今度は忘れる事を教えて下さい。
（ アイリス・マードック ）
88.
あなたが犠牲を払うから、（あなたは）幸せになれないのです。
（ タタルケビッチ ）
89.
本人に固有な長所にもとづかない栄誉はすべて、
性格形成に悪影響を与える。
したがってこの理由一つだけからでも、
（家柄崇拝は）ぜひ廃止すべきものである。
（ バートランド・ラッセル ）
90.
内なる自分を見つめると、実は望んでいるものをちゃんと所有していることがわかる。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
91.
人に悪人のレッテルを貼ることには、その人が悪人であるよう期待し、実際にそうなるよう促す効果があります。
（ 大城信哉 ）
92.
他人の幸せを願うことは、とりも直さず自分の幸せを求めることである。
（ プラトン ）
93.
私は世間から天才だと見られている。
私の持っている「天才」のすべては
次のことに負うている。
何かやることがあると、
私はそれをつぶさに研究する。
毎日毎晩自分の側(そば)から離さず、
ありとあらゆる角度から検討する。
心はすっかりそのことに浸りきっている。
こうして得られる成果を
世間では「天才のたまもの」と呼んでくださるが、
私に言わせれば、
それは勤労と思考のたまものである。
（ アレクサンダー・ハミルトン ）
94.
ピアノで食べて行くのは、
ピアノを食べるくらい難しい。
（ 土屋賢二 ）
95.
忘れるということができない者は、分別のある者にならない。
（ キルケゴール ）
96.
たとえいかに必要な改革でも、
弱い心によって成されるならば、
過激に失し、それ自体また改革を必要とするだろう。
（ コールリッジ ）
97.
復仇は、みずから呼んで「刑罰」となす。
それは、一つの虚言をもって良心のやましくないことをよそおうものだ。
（ ニーチェ ）
98.
幸福においても、また不幸においても同様に、重要なのは、現実の過去や現在や未来に何があるかではなく、私たちが何を想像し感じているかなのだ。
（ タタルケビッチ ）
99.
自由な世界のみが平和になることができる。
自由な世界は、虚偽を虚偽で打ち負かそうとする無駄な争いを捨てる。
（ カール・ヤスパース ）
100.
何人も本意から悪人たるものなし。
（ ソクラテス ）
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