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哲学者・思想家の名言
☆ １０月１９日 ☆
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1.
倫理問題の場所は孤立的個人の意識にではなくして、まさに人と人との間柄にある。
だから倫理学は人間の学なのである。
（ 和辻哲郎 ）
2.
幸福とは、あのショーウィンドウの中の品物のように、好きなものを選んで金を払えば持って帰れるというものではない。
（ アラン ）
3.
男の幸せは「われ欲す」、女の幸せは「彼欲す」ということである。
（ ニーチェ ）
4.
時代の精神を持たぬ者は、
その時代のあらゆる不幸を担(にな)う。
（ ヴォルテール ）
5.
すべての知識の源は、疑いではなく、驚きである。
（ アブラハム・ヘシェル ）
6.
偽りの立場において、いちばんひどいことは、それが終焉(しゅうえん)しないということである。
（ アミエル ）
7.
水とパンですましていれば、私は身体の快楽を身にしみて味わう事ができる。
（ エピクロス ）
8.
容貌は、人々を判断するための規範にはならないが、憶測には役立つかもしれない。
（ ラ・ブリュイエール ）
9.
教育の目的は性格の形成にある。
（ ハーバート・スペンサー ）
10.
貧乏にあまんずるは栄誉ある財産なり。
（ エピクロス ）
11.
できるかどうか分からないような試みを成功させるただひとつのものは、まずそれができる、と信じることである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
12.
賢人の仕事は、いかに死ぬかというよりも、いかに生きるということにある。
（ スピノザ ）
13.
我々は、我々を称讃する人たちを常に愛するが、我々が称讃する人たちを必ずしも愛しはしない。
（ ラ・ロシュフコー ）
14.
人生は努力なり、活動なり、而(しか)して煩悶は即ち活動の源泉なり。
（ 桑木厳翼 ）
15.
（孤独を通して）自分を愛する、つまり自分で自分を味わう仕方を覚えると、その面白さは、つまらない友達といることなんかより、はるかに面白い。
人生の大事なことついて、心ゆくまで考えることができるからだ。
（ 池田晶子 ）
16.
いつも駄洒落を言う者は、性格の悪い人間である。
（ ブレーズ・パスカル ）
17.
人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。
（ 森信三 ）
18.
立派な箴言というものは、時の歯にとって余りに固すぎる。
そしてあらゆる世紀もこれを食いつくせない。
それはいつの時代のためにも栄養に役立つものであるけれども。
（ ニーチェ ）
19.
ある人が嘘をつくということを考えてみれば、それは、その人が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。
（ フランシス･ベーコン ）
20.
電子メディアの時代には、問題があまりにも個人化され、大きな視野で問題を取り扱わない傾向がある。
議論の水準を高めるためには、知識人の存在は必要だ。
（ ユルゲン・ハーバーマス ）
21.
自分の足で立つ思想家が少ない。
だいたい借り物のマルクスの足で立ったり、カントの足で立ったりする。
（ 梅原猛 ）
22.
慣習とは反対の道を行け。
そうすれば常に物事はうまくいく。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
23.
世界について知りたいなら、細部を見過ごしてはならない。
（ ヘラクレイトス ）
24.
この世で成功するには、馬鹿のように見えてその実(じつ)利口でなければならない。
（ モンテスキュー ）
25.
飢餓線上の貧困者は生き甲斐のある生活をおくる。
衣食住を求める闘争に従事することは、無用の感覚から自由になることでもある。
（ エリック・ホッファー ）
26.
学校や大学で教わることは、学問そのものではなく、学問への手段である。
（ エマーソン ）
27.
ある小さな時代は、
独特の醜いやり方で、
ほかのすべての時代を誤解する。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
28.
我々が良識の持ち主だと判断する相手は、
ほとんど我々と同意見の人々だけに限られる。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
人間にふさわしい態度は、死に対して無関心であるのでもなく、烈しい気持ちをいだくのでもなく、侮蔑するのでもなく、自然の働きの一つとしてこれを待つことである。
（ アウレリウス ）
30.
快活さと明るい気分というものは、使えば使うほど残りは多くなる。
（ エマーソン ）
31.
よい思想は決して人間独自の仕事ではない。
それは人間を通して流れ出るだけのものである。
（ カール・ヒルティ ）
32.
希望は賢者を活気づけ、自惚れの強い人や呑気者を釣り込む。
自惚れの強い人や呑気者は、希望の与える約束を軽々しく信頼しきってしまう。
（ ヴォーヴナルグ ）
33.
善や悪はただの名目にすぎず、容易にくるくるどちらにでも移し変えることができる。
（ エマーソン ）
34.
あらゆる有用なことのなかでもいちばん有用なこと、つまり人間をつくる技術はまだ忘れられている。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
35.
もし神が女性に男性を支配させたいと考えていたなら、神はアダムの頭から女性を創ったであろう。
また、もし神が女性を男性の奴隷にしようと考えていたなら、アダムの足から女性を作ったであろう。
だが、神はアダムのわき腹から女性を創り給うた。
（ アウグスティヌス ）
36.
どんな父親でも手加減して子をなぐる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
37.
真の信仰の騎士は常に絶対孤立であり、本物でない信仰の騎士は宗派的である。
（ キルケゴール ）
38.
第一に必要なのは大胆さ、第二に必要なのも大胆さ、第三に必要なのも大胆さだ。
（ キケロ ）
39.
人間は、苦しめられ打ち負かされるとき、何かを学ぶチャンスを得る。
才覚を発揮すること。
勇気をもつこと。
事実をつかむこと。
無知を知ること、節度や、生きるための本当の技術を獲得することなどを。
（ エマーソン ）
40.
火が金の試金石であるように、逆境は強者の試金石である。
（ セネカ ）
41.
常に今日のためにのみ働く習慣をつくるがよい。
明日はひとりでにやってくる。
そしてそれとともに新しい明日の力もまた来るのである。
（ カール・ヒルティ ）
42.
人が毎朝、目覚めるということは、本来、それ自体が、日々、新たな世界との出会いである。
その上で、哲学を持ち、新しい「ものの見方」で学んでいくことは、二重の意味での「目覚め」といえる。
（ アラン ）
43.
結婚とは、
男の権利を半分にして、
義務を二倍にすることである。
（ ショーペンハウアー ）
44.
われは孤独である。
われは自由である。
われはわれみずからの王である。
（ カント ）
45.
純粋で、ほかの情念がまったく混じらない愛があるとすれば、それは心の底に隠されていて、我々自身も知らない愛である。
（ ラ・ロシュフコー ）
46.
敵がなければ、勇士も生まれない。
宇宙が光を放つものだったら、太陽はおよそ退屈なものになるであろう。
（ エマーソン ）
47.
顔は精神の門にして、その肖像なり。
（ キケロ ）
48.
洞察力の最大の欠点は、的(まと)に達しないことではなく、その先まで行ってしまうことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
49.
自愛は最大のへつらいである。
（ ヴォルテール ）
50.
正義のもたらす最大の実りは、心の平静なり。
（ エピクロス ）
51.
多く考える人は党員には向かない。
というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
（ ニーチェ ）
52.
我々の性格は我々の行動の結果なり。
（ アリストテレス ）
53.
他人によって傷つけられるものは、自分のエゴイズムだけである。
（ 谷川徹三 ）
54.
自分が貧しい時、あるいは困っている時に、巨富を持っている人、うまくやっている人を嫉妬するのは人の常です。
しかし、嫉妬することは、富そのもの、幸運そのものに対して否定的な感情を持つことになり、それは潜在意識に刻印され、あなた自身が富や幸運から遠ざけられてしまうのです。
（ 渡部昇一 ）
55.
我々は生涯の様々な年齢にまったくの新参者としてたどりつく。
だから、多くの場合、いくら年をとっても、その経験においては経験不足なのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
56.
天才が立派な仕事を開始し、労働がその仕事を完成させる。
（ ジョセフ・ジュベール ）
57.
すべての残忍性は臆病から生まれる。
（ セネカ ）
58.
希望を持たずに、私達は欲望の中に生きている。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
59.
我々の知識は、すべて経験に基づくものであり、知識は結局のところ経験から生ずるのである。
（ ジョン・ロック ）
60.
人間の値打ちはどの宗教を信じるかではなくて、ただその人の行いによって決まるのだ。
（ ローランド・ジーモン・シェーファー ）
61.
少年を暴力と厳しさによって教え込もうとするな。
彼の興味を利用して指導せよ。
そうすれば自分の能力がどこに向いているか。
少年自身で見出しやすくなる。
（ プラトン ）
62.
どこまで行けるかを知る方法はただ一つ、出発して歩き始めることだ。
（ アンリ・ベルクソン ）
63.
将来の戦争は勝利に終わるのではなく、相互の全滅に終わる。
（ バートランド・ラッセル ）
64.
悦楽、奢侈(しゃし)──これが諸君の幸福と名づけるものである。
だが私は何ものも欲しないこと、それが神々の至福であると考える。
（ ソクラテス ）
65.
男性は女性よりも筋骨たくましいという以外に、男性が女性よりも生来(せいらい)優れていると考えられる理由など全くないと、私はつくづく思っている。
（ バートランド・ラッセル ）
66.
我々は時どき、自分の軽はずみを見逃させるために、先手を打って友達を軽はずみに責める。
（ ラ・ロシュフコー ）
67.
祈りとは、無益に言葉を弄(ろう)することではなく、何かもったいぶった呪文を繰り返すことでもない、それは魂の働きそのものだ。
魂がその存在を感じる神秘的な力と親しく接触することだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
68.
他人に対する不正を防ぎうるのは、正義の原則よりもむしろ思いやりである。
（ エリック・ホッファー ）
69.
どんな境遇にあれ、
今幸福に思えない人は、
たとえ全世界を手に入れても、
幸福を感じられないだろう。
（ アラン ）
70.
我々は、我々の大切な人の死に涙を流しているのだと言いながら、実は我々自身のために涙を流しているのだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
71.
彼は決心した、というのはいい言葉だ。
一語で、決心と解決という二つの意味を示している。
（ アラン ）
72.
詩人の詩文は石碑に刻まれて残っていくが、
天才はそのまま永く生き残っていく。
（ ハーバート・スペンサー ）
73.
神は人間に一枚の舌と二つの耳を与えた。
ゆえに話すことの二倍だけ聞け。
（ ゼノン ）
74.
多くの場合、
教える者の権威が、
学ぼうとする者の邪魔をする。
（ モンテーニュ ）
75.
ある事をなした為に不正である場合のみならず、ある事をなさぬ為に不正である場合も少なくない。
（ アウレリウス ）
76.
受け入れずして思想を嗜(たしな)むことができれば、それが教育された精神の証である。
（ アリストテレス ）
77.
楽天主義は意志の所産だが、厭世主義は人間が自己を放棄した時の状態である。
（ アラン ）
78.
数学は確実さ、明白さに仕えるしもべである。
（ ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト ）
79.
確かに泣くことは赦(ゆる)されているのだ。
涙は激しい怒りを押し流す。
涙は川の流れのように、心を通り抜ける
（ オウィディウス ）
80.
幸福について考えることはすでに一つの、おそらく最大の、不幸の兆しである。
（ 三木清 ）
81.
虚言のデパートは誇張だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
82.
健康だと思い込んでる病人は治せない。
（ アミエル ）
83.
愛する者、親しい者の死ぬことが多くなるに従って、死の恐怖は反対に薄らいでいくように思われる。
（ 三木清 ）
84.
信仰とは、まだ無いものをイコールで結ぶことである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
85.
人間性は樹木のようなものだ。
指定された仕事を機械的に正確にやらされるわけではなく、あらゆる方向に伸び拡がらなければならない。
（ J・S・ミル ）
86.
習慣より強きものなし。
（ オウィディウス ）
87.
内心に潜む確信を語れば、それはきっとすべての人に通ずる。
（ エマーソン ）
88.
真の男の中にはひとりの子供が隠れている。
この子供が遊びたがるのだ。
（ ニーチェ ）
89.
読書をして考えないのは、
食事をして消化しないのと同じである。
（ エドマンド・バーク ）
90.
常識は、誰でも知っているありふれたものではない。
（ ヴォルテール ）
91.
詩は自分の内に持っていなければ、どこにも見つけられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
92.
仕事は高貴なる心の栄養なり。
（ セネカ ）
93.
人間はただ自分自身の仕事を成し遂げたと言いうるとき、自分の仕事に魂を打ち込み、できるだけよく最後までやり抜いたと言いうるとき、そのとき初めて幸福である。
（ エマーソン ）
94.
愚者のみが、死を恐れるあまり齢を重ねんとす。
（ デモクリトス ）
95.
あまり喋るのは、才気のしるしにはならぬ。
（ タレス ）
96.
名声は英雄的行為の芳香なり。
（ ソクラテス ）
97.
心の平静と幸福にいたる道は一つしかありません。
したがって、早朝目覚めたときも、日中も、また夜遅く眠りにつくときも、常にこの道から離れてはなりません──その道とは、外的なことを一切、自分のものとして考えずに、すべてを神に委ねることなのです。
（ エピクテトス ）
98.
どこに死が我々を待っているか分からないのだから、いたる所で待とうではないか。
（ モンテーニュ ）
99.
愛というものは単に優しさだけで（あるいは単に弱さだけで）成り立つものではなく、常にはっきりとして揺るがない一つの信仰、言い換えれば幸福な誓いによってしか十分に表現されない、自由で変化しない何ものかを含むものである。
（ アラン ）
100.
もし人間の精神が理解できるほど単純なのであれば、人間はあまりに単純なためにそれを理解できないだろう。
（ エマーソン ）
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