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哲学者・思想家の名言
☆ ９月２３日 ☆
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1.
微笑したり首をすくめたりすることは、
心配事に対する対策として知られている。
（ アラン ）
2.
離婚は進んだ文明にとって必要である。
（ モンテスキュー ）
3.
持続とは変化を続けることである。
変化とは、自己の中に「非自己」を取り込むことである。
（ アンリ・ベルクソン ）
4.
樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。
しかし実際には種なのだ。
（ ニーチェ ）
5.
意見への働きかけによって
統治の基本構造に影響を及ぼそうとする企ては
無意味だ
という考えは、
意見そのものが
活力ある最大の社会的力の一つである
という点を忘れている。
（ J・S・ミル ）
6.
ただ思惟の努力によってのみ真理は認識される。
（ ヘーゲル ）
7.
記憶が言う。
それをしたのは私だと。
自尊心が答える。
そんなことをこの私がするはずはないと。
（ ニーチェ ）
8.
人は行為することなしには
何らの「間」「仲」をも作り得ぬ。
が、また何らかの間・仲においてでなければ
人は行為することができない。
だから間柄と行為的連関とは同義なのである。
（ 和辻哲郎 ）
9.
ありのままの自分を出すほうが、自分を偽って見せるより、得るものは大きいはずだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
10.
人は自分自身の道理で己れを説き伏せることはできても、相手の道理でしか相手を説き伏せられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
11.
親友とは心の底を打ち明けられる人間のことである。
彼の前では思ったことが言える。
人が最後まで身に着けている下着である
偽善、礼儀、熟考までかなぐり捨てることができる。
（ エマーソン ）
12.
死に対する用心深さが死を恐ろしいものにし、死の接近を促進する。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
13.
人間とは、常に人間になりつつある存在である。
（ 谷川徹三 ）
14.
商売はごまかしの学校だ。
（ ヴォーヴナルグ ）
15.
大抵の場合、
富が、優れた人達の許(もと)よりも
劣悪な人間の許に多く存するのは
なぜであろうか。
あるいはそれは、
富は盲目である為(ため)、
人間の心を判別することも、
最善なるものを選ぶことも
出来ないからであろうか。
（ アリストテレス ）
16.
もし人生全体がある意味を持たねばならぬとすれば、
われわれの地上生活の最後の時期は、
およそ下り道ではなくて、
はるかに高い存在の可能をめざすのぼり道でなければならない。
これこそ、
その人生に対する間違いもごまかしもない審判である。
（ カール・ヒルティ ）
17.
我々が、自分の得ようとするものに達するには、まずその反対のものを経なければならないということは、我々人間の不完全さの一つである。
──我々は善悪を通して、初めて至福を目にするのである。
（ キルケゴール ）
18.
愛の対象を自分以下に評価するとき、
その対象には
たんなる愛着を持つだけだ。
対象を自分と同等に評価するとき、
それは友愛とよばれる。
対象を自分以上に評価するとき、
ひとの持つ情念は献身とよべる。
（ デカルト ）
19.
善行は、これを他人に施すものではない。
これをもって自分自身の義務を済ますのである。
（ カント ）
20.
ひとり徒歩で旅したときほど
豊かに考え、豊かに存在し、豊かに生き、
あえて言うならば、私自身であったことはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
21.
愛の中には、つねにいくぶんかの狂気がある。
しかし狂気の中にはつねにまた、いくぶんかの理性がある。
（ ニーチェ ）
22.
障害を追求しなさい。
それはあなたを自由にしてくれる。
（ マーク・ニーポ ）
23.
芸術家は彼の創作においてのみ
自分自身が発見され、所有され得ることを
知っているので、
彼は創作し続ける。
彼は自分がそれらに与える形象において
初めて自分の世界と自分に固有な自我をもつのである。
（ エルンスト・カッシーラー ）
24.
俗衆の神々を否定することが冒涜にあらずして、俗衆の見解を神々に適応することが冒涜なり。
（ プラトン ）
25.
生活は生命の瞑想であって、死の瞑想ではない。
賢者が問題を考える中で、死を考える時間は最も少ない。
（ スピノザ ）
26.
反論し論破するために読むな。
信じて丸呑みするためにも読むな。
話題や論題を見つけるためにも読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい。
（ フランシス･ベーコン ）
27.
賭博・信仰・才気は、すでに若くない女にとっての三大武器である。
（ ヴォーヴナルグ ）
28.
数の威力は、それが理解できなければできないだけ、いっそう恐れられる。
（ ヴォルテール ）
29.
生涯において最も大切なことは
職業の選択である。
しかし、偶然によってそれは決まる。
（ ブレーズ・パスカル ）
30.
精神の高邁さとは、
非礼を平然と耐えること。
（ デモクリトス ）
31.
どんな不幸な人生からでも、利口者は何らかの利益を得る。
一方、どんな幸福な人生からでも、愚か者は心を傷つけられる。
（ ラ・ロシュフコー ）
32.
甘やかしとは、頼まれもしないことをすること。
（ 岸見一郎 ）
33.
細部を気にしていると、人生は少しずつ浪費されてゆく。
心を素直にすれば、両手の指十本でたいていのことは足りる。
それでも足りない時は、両足の指を加えて、あとは一まとめにすればよい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
34.
文学は、
感性的な個人的次元を捨象することなく、
同時に、個人を越えた社会構造のような次元を同時にとらえる。
つまり、文学批評では、
自分自身を捨象することなく、
世界をとらえることができる。
（ 柄谷行人 ）
35.
信ずることが合理的動機できめられることは、殆(ほと)んどないし、
また信じないことも同様である。
（ バートランド・ラッセル ）
36.
罪は憎むべきものである、
しかし悔い改められたる罪ほど世に美しきものもない。
（ 西田幾多郎 ）
37.
社会の悪役は利己主義にある。
（ エマーソン ）
38.
心情・行いの純粋・誠実なることは根源的なものであり、聖典の権威はそれにもとづいて成立した第二次的・派生的なものにすぎない。
（ 中村元 ）
39.
十六歳では、未成年でも苦しみについて知っている。
彼自身、苦しんだことがあるからだ。
しかし、他の人間も同じように苦しんでいることはほとんど知らない。
感じることなく理解したことなど、知識とは言わないのである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
40.
ねたみは魂の腐敗である。
（ ソクラテス ）
41.
我々の自由とは、
今日、自由になるために戦う自由な選択以外のなにものでもない。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
42.
過去はそれなりの正当な理由をもっている。
過去は、みずからがもっている理由が認められなければ、認めるよう何度でも要求するだろうし、ついでに、もってもいない正当性まで押しつけようとするだろう。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
43.
些細な犠牲によって、礼儀正しさは成立している。
（ エマーソン ）
44.
内心に潜む確信を語れば、それはきっとすべての人に通ずる。
（ エマーソン ）
45.
肉体の労苦は精神の労苦を癒す。
それこそ貧乏人を幸せにする。
（ ラ・ロシュフコー ）
46.
習慣によって行われる行為は、
そのものとして（＝それ自体）善なる行為とみなすことはできない。
（ J・S・ミル ）
47.
生まれつきによるよりも、訓練の成果でより多くの者が優れた者になる。
（ クリティアス ）
48.
よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう？
（ ニーチェ ）
49.
友情関係は同等関係である。
（ カント ）
50.
社会をつくるまえの人間の自然状態が戦争であったこと、しかも、いわゆる戦争ではなく、すべての人に対する、すべての人の戦争であったことは、否定できない。
（ トマス・ホッブズ ）
51.
相手のちょっとした欠点に目をつぶることができない限り、友情は長続きしない。
（ ラ・ブリュイエール ）
52.
野心は、空を飛ぶことも出来るし、地を這うことも出来る。
（ エドマンド・バーク ）
53.
人間は天使でもなければ、獣でもない。
だが不幸なことに、人間は天使のように振る舞おうと欲しながら、まるで獣のように行動する。
（ ブレーズ・パスカル ）
54.
機知とは自分の思っている事を人に推測させる余地を与えるために、半分しか言わない技術である。
（ ヴォルテール ）
55.
一般に哲学の解説書は、忠実であればあるほど、あるいはそうあるべきことを意図していれば意図しているほど、面白くない。
理由はたぶん、何かを解説しようという姿勢が哲学することの本質に反するからだろう。
（ 永井均 ）
56.
破廉恥に対する羞恥心も、
美を求める努力も、
ともに欠けているようでは、
国家にしろ個人にしろ、
偉大な美しい行為を果たすことはできない。
（ プラトン ）
57.
夜は多くのシミや欠点を隠す。
夜には醜い女は存在しない。
（ オウィディウス ）
58.
この世においては汝の肉体が力尽きぬのに、魂が先に力尽きるのは恥ずべきことではなきか。
（ アウレリウス ）
59.
互いに許し得ない唯一の罪は、意見の相違である。
（ エマーソン ）
60.
根づきたいという魂の欲求は、
最も重要でありながら、
最もないがしろにされている。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
61.
わずか一言でも下手に受け取られると、十年の功績も忘れられてしまう。
（ モンテーニュ ）
62.
歴史は人生の師である
（ キケロ ）
63.
素朴さは生得(しょうとく)の美点であるに違いないが、
身につけるには学ぶ必要がある。
（ ラ・ロシュフコー ）
64.
すべての人が幸福になるまでは、
だれも完全に幸福にはなり得ない。
（ ハーバート・スペンサー ）
65.
書く力も資格もない者が書いた冗文や、
からっぽ財布を満たそうと、
からっぽ脳みそがひねり出した駄作は、
書籍全体の九割にのぼる。
（ ショーペンハウアー ）
66.
酒神（バッカス）の杖の捧信者は多けれど、真の酒神信者は少なし。
（ ソクラテス ）
67.
愛する事を教えてくれたあなた。
今度は忘れる事を教えて下さい。
（ アイリス・マードック ）
68.
人間の一世(ひとよ)おもへばおのがじし
負い来(き)し業(ごう)を果たさむとする
（ 森信三 ）
69.
自分を知ることぐらい大切なことはないのだ。
なぜかといえば、（中略）自分のよく知っていることを実行し、必要とするものを手に入れて豊かに暮らし、知らないことは避けて過失を犯さず、しまいには、功成り名遂げて多くの人々の尊敬を受けるようになるからである。
（ ソクラテス ）
70.
力によってではなく、何度も落ちることによって、滴は岩に穴をあける。
（ オウィディウス ）
71.
肉的愛、言いかえれば外的美から生ずる生殖欲、また一般的には精神の自由以外の他の原因を持つすべての愛は容易に憎しみに移行する。
（ スピノザ ）
72.
裏切り者の中で最も危険な裏切り者は何かといえば、全ての人間が己自身の内部に隠しているところのものである。
（ キルケゴール ）
73.
われわれはついまどわされて、あり余るほど豊かな世界に生まれた生の方が、まさに欠乏との戦いそのものであるような生よりも、いっそう生であり優れていると考えがちである。
しかし事実はそうではない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
74.
真実には特定の時などない。
真実はどんな時代にも真実である。
（ シュバイツァー ）
75.
化粧は女の社会的地位を表現するものである。
（ ボーヴォワール ）
76.
日本人は何かに金を使えば、必ず領収書を取る。
しかし領収書はもらっても、果たして税務署がこれを認めてくれるだろうかと心配する。
そういうことを１年３６５日思っていたら、風格のある国民はできない。
（ 渡部昇一 ）
77.
自卑は、人間が自己を他人の人々よりも劣ると信じる謬見(びゅうけん)から生ずる悲しみである。
（ スピノザ ）
78.
自分に都合が悪いことはすべて、「社会が悪い」「社会のせいだ」というあの態度だ。
でも、社会が自分の外にあると思っているのは、ほかでもないその人だ。
自分でそう思い込んでいるだけなのに、じゃあその人はいったい何を責め、誰が悪いと言ってることになるのだろう。
（ 池田晶子 ）
79.
アイデアは、善良で勇敢な人の頭と腕で活用されなければならない。
さもないと、それは夢にすぎない。
（ エマーソン ）
80.
人々は見る覚悟があるものだけしか見ることができない。
（ エマーソン ）
81.
多くの場合には、
善を一つ欠いただけでも
（だれが善のすべてを手にすることができるでしょうか）、
人生を台無しにするには十分なのです。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
82.
人生の行為において、習慣は主義以上の価値がある。
何故(なぜ)かというと、習慣は生きた主義であり、肉となり、本能となった主義である。
（ アミエル ）
83.
労働と貧困は、だれもが嫌がりますが、大多数の人にとっては避けられない運命です。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
84.
一般に青年が主張する内容は正しくない。
しかし、青年がそれを主張すること自体は正しい。
（ ゲオルク・ジンメル ）
85.
孤独は山になく、街にある。
一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の間にある。
（ 三木清 ）
86.
貧乏にあまんずるは栄誉ある財産なり。
（ エピクロス ）
87.
権力者が法律の細目をつくり、その解釈をも自分たちの政策にあわせるようにしてゆく時、細目まで法律を守るという姿勢は、きわめてゆるやかにわれわれの国家批判をより消極的なものにかえてゆく。
（ 鶴見俊輔 ）
88.
人間は自己の弱点に気がついたときに、初めて人間を嘆かわしく思い、軽蔑するようになる。
（ アンリ・ベルクソン ）
89.
人を讃美すると、
しばしばその人を損ねる。
というのは、讃美にはその人の真価に限界があることが示されるからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
90.
人は長生きすることを望み、しかも老齢を恐れる。
人は生命を愛し、死を避けるのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
91.
真の自由とは、自分自身に対してあらゆることをなしうるということである。
（ モンテーニュ ）
92.
いかなる職業でも、
自分が支配するかぎり愉快であり、
服従するかぎり不愉快である。
（ アラン ）
93.
忍耐は苦い。
しかしその実は甘い。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
（ ラテンのことわざ・格言 ）
94.
建築と同じく、学問においても、
基礎の誤りが全体を弱めてしまうということがある。
そして、
建築物が高く作られれば作られるほど、
その弱さがますます明らかになり、
崩れ落ちそうなものになる。
（ トマス・リード ）
95.
卑怯者は、自己の過失の言い訳をし、潔(いさぎよ)い人は、必ず自己の過失を人に告白する。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
96.
自分の目標に近づいた者は、
踊り出す。
（ ニーチェ ）
97.
夫婦はハサミのごとし。
（ シェリング ）
98.
与えられたるものを受けよ。
与えられたるものを活かせ。
（ エピクテトス ）
99.
真の快楽は節制に伴う。
（ アリスティッポス ）
100.
大衆は文化保存の力である。
同時に大衆は文化革新の力である。
（ 三木清 ）
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