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哲学者・思想家の名言
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1.
墓に入るまで、
人間は幸福なりと称すべきにあらず。
（ オウィディウス ）
2.
実(げ)に
無分別は青春につきもの、
分別は老熟につきものである。
（ キケロ ）
3.
君について、誠実でないとか、善い人間でないとか、そういったことを嘘を伴わずに言える権利を誰にも与えてはならない。
（ アウレリウス ）
4.
知は愛、愛は知である。
（ 西田幾多郎 ）
5.
自分に欠けているものよりも、自分がすでに持っているものについて思いをめぐらせ。
（ アウレリウス ）
6.
徹底的にどうしようもなく道を踏みはずした悪人に対しては、怒りをあらわにすべきである。
（ プラトン ）
7.
真の友情とは、はるかに功利を超越したものである。
（ ルイ・ド・ボナール ）
8.
学問は満足しようとしない。
しかし経験は満足しようとする。
これが経験の危険である。
（ 谷川徹三 ）
9.
結婚するときはこう自問せよ。
「年をとってもこの相手と会話ができるだろうか」
そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ。
（ ニーチェ ）
10.
人の一生は短い。
君の人生はもうほとんど終わりに近づいているのに、君は自分に尊敬をはらわず、君の幸福を他人の魂の中に置くことをしているのだ。
（ アウレリウス ）
11.
真の欲求なくして真の満足はない。
（ ヴォルテール ）
12.
普遍的な真理に対して人がいかに無関心でも、個別的な真理に対しては実に執着が強い。
（ ショーペンハウアー ）
13.
栄誉を否定する論者も、
よく論じた栄誉は得たいと望む。
（ ブレーズ・パスカル ）
14.
自然に従って生きよ。
（ セネカ ）
15.
我々は現在についてほとんど考えない。
たまに考えることがあっても、それはただ未来を処理するために、そこから光を得ようとするに過ぎない。
現在は決して我々の目的ではない。
過去と現在は我々の手段であって、未来のみが目的である。
（ ブレーズ・パスカル ）
16.
本当の幸福とは、善行がもたらす喜びである。
（ アンリ・ベルクソン ）
17.
いつも人は自分の信ずるところを乗り越えなければならない。
少しも信じていないことを、どうやって乗り越えられよう。
（ アラン ）
18.
人生を解決せんとするものは先(ま)づ人生を超越する所がなければならぬ。
（ 桑木厳翼 ）
19.
我々が一方の人たちの栄誉を讃(ほ)めるのは、他方の人たちのそれをけなすためである。
（ ラ・ロシュフコー ）
20.
間違った意見は一般に考えられているほど世の中には多くない。
というのは、たいていの人々は意見をぜんぜん持たず、他人の意見か、あるいはただの伝聞や人の受け売りで満足しているからである。
（ ジョン・ロック ）
21.
雷が落ちた後には、大雨がつきものだ。
（ ソクラテス ）
22.
アドバイスは結果を見てから評価されるものだ。
その意図によってではない。
（ キケロ ）
23.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
24.
我々は、我々が生まれたということに感謝しなければならない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
25.
あらゆる有用なことのなかでもいちばん有用なこと、つまり人間をつくる技術はまだ忘れられている。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
26.
誰もがその収入を公表はしない。
ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。
（ モンテーニュ ）
27.
快楽に抵抗するは賢者、快楽の奴隷になるは愚者。
（ エピクテトス ）
28.
私は知恵を貨幣に鋳造したい。
つまり、知恵を鋳造して、覚えやすく、伝えやすい箴言と格言とことわざとにしたい。
（ ジョセフ・ジュベール ）
29.
恋と同じで、
憎悪も人を信じやすくさせる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
30.
習慣という専制王国では、人間進歩の永続的な障害が見られる。
（ J・S・ミル ）
31.
洞察力の最大の欠点は、的(まと)に達しないことではなく、その先まで行ってしまうことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
32.
その女がもし男だったら親友に選んだであろう者でなければ、妻として選んではいけない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
33.
時がすべての助言者の中で一番賢い。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
34.
不完全な劣等動物である人間が、自然界において動物以上の存在になれたのは、弱点を利点に転化しうる非凡な天賦の才能による。
（ エリック・ホッファー ）
35.
いかなる身分でも、気晴らしができる限り幸福である。
それは自分自身について考えることから心をそらしてくれるという幸福である。
（ ブレーズ・パスカル ）
36.
子供はすべて外国人だ。
（ エマーソン ）
37.
無知な友人ほど危険なものはない。
賢い敵のほうがよっぽどましだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
38.
多くの優れた知恵の源泉を認識できるかできないかは、言葉の習得にかかっており、ローマ人の知恵への道はそれによって開かれる。
（ ロジャー・ベーコン ）
39.
孤独は、その恐怖や苦痛とともに、孤立であり、自我の避けがたい行為である。
（ J・クリシュナムルティ ）
40.
軽信というものは、善良に生まれついた人に具(そな)わる特徴である。
（ ショーペンハウアー ）
41.
どんな人も
他人の経験によって学び取るほど利口ではない。
（ ヴォルテール ）
42.
誕生においては文明人はむつきでくるまれ、
死に臨んでは棺桶に釘を打たれる。
彼が人間の形式を保有する限り、
彼は我々の制度に束縛される。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
43.
「ほめる」というのは、能力のある人が能力のない人に下す評価の言葉なのです。
縦関係が前提ですね。
横の関係だと絶対にほめはしない。
（ 岸見一郎 ）
44.
君の意見に賛成できないが、君が意見を述べる権利は死んでも守る。
（ ヴォルテール ）
45.
ここに印刷された言葉は考えであり、実際、身をもって経験しなければなりません。
（ アウグスティヌス ）
46.
虻(あぶ)が刺したくらいでは、
威勢よく走っている馬を止めることはできない。
（ ヴォルテール ）
47.
真理は醜いもの。
（ ニーチェ ）
48.
忘れっぽい人は幸いである。
というのは、彼らは自らの失敗からさえ、"より良きものを得る"からである。
（ ニーチェ ）
49.
人間は美しいものをあがめ、
実益を軽んじている。
（ ラ・フォンテーヌ ）
50.
大学は職業のための訓練学校になりつつある。
それは〈教養〉といったことにまったく無関心の金権主義者たちによって要請されているからである。
（ バートランド・ラッセル ）
51.
人は互いの助けがあれば、ずっと簡単に必要なものを準備できる。
そして力を合わせれば、あらゆるところで襲ってくる危険をもっと簡単に避けられる。
（ スピノザ ）
52.
人は思っているほど、幸福でもないし、不幸でもない。
（ ラ・ロシュフコー ）
53.
青年は希望の幻影を持ち、老人は想起の幻影を持っている。
（ キルケゴール ）
54.
男は自分の秘密よりも他人の秘密のほうを誠実に守る。
女はそれと反対に、
他人の秘密よりも自分の秘密のほうを大事にする。
（ ラ・ブリュイエール ）
55.
金(かね)に目もくれない人はいくらもいるが、金の与え方を心得ている人はほとんどいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
56.
女が裏切るときの最初の兆候は、その夫に対して昔のような礼儀正しさと注意深さとを取り戻すことにある。
（ アラン ）
57.
平和は戦争よりもよい。
というのは、平時において息子たちは父親たちを埋葬し、戦時において父親たちが息子たちを埋葬するからである。
（ フランシス･ベーコン ）
58.
自然は認識の対象でもなく、
意志の素材でもない。
自然はそのうちに
人間を包んで生きているのである。
（ 唐木順三 ）
59.
人間は疑念を持つが、これは科学の芽生えである。
（ エマーソン ）
60.
幸福、それは君の行く手に立ちふさがる獅子である。
たいていの人はそれを見て引き返してしまう。
（ カール・ヒルティ ）
61.
欠陥に満ちていることは一つの悪である。
しかし欠陥に満ちていながらそれを認めようとしないのは、さらに大きな悪である。
（ ブレーズ・パスカル ）
62.
雄弁家たちは功名心にかられやすい。
なぜならば、雄弁は彼ら自身にも、またほかの人々にも英知に見られるからである。
（ トマス・ホッブズ ）
63.
戦いほど面白いものはない。
だが、勝利はそれほどでもない。
（ ブレーズ・パスカル ）
64.
五十歳までは、世界は我々が自分の肖像を描いていく額縁である。
（ アミエル ）
65.
宗教は抑圧された生物の嘆息であり、
また、それが魂なき状態の心情であると等しく、
無情の世界の感情である。
つまり、それは民衆の阿片である。
（ カール・マルクス ）
66.
人間が根源的であればあるほど、不安はそれだけ深い。
（ キルケゴール ）
67.
大人が自然から発足するのと同じように、赤ん坊も、ある意味で自然から出発する。
したがって、発育の初期にある赤ん坊は、自然と一体であり、実に自然が咲かせた花そのものである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
68.
賢明であるコツとは、
何に目をつぶるかを知ることである
（ ウィリアム・ジェームズ ）
69.
確かな友は不確かな境遇の下(もと)で分かる。
（ キケロ ）
70.
人間の根源的な本質は、感謝されることを切望することである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
71.
まず、どのように生きたいのかを自らに問え。
そしてなすべきことをなせ。
（ エピクテトス ）
72.
一日六時間、週五日以上働くな。
（ エリック・ホッファー ）
73.
自愛こそ、この世でいちばんのへつらいである。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
嘘つきは欺く術を知らない人であり、へつらう人間は一般に愚かな人々を欺く人である。
（ ヴォーヴナルグ ）
75.
生命ある限り、希望がある。
（ キケロ ）
76.
欲する所最も少なき人は、最も神に近き人なり。
（ ソクラテス ）
77.
勇気がなければ幸福は得られない。
戦いなしには美徳はありえない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
78.
読書は充実した人間を作り、
会話は機転の利く人間を作り、
書くことは正確な人間を作る。
（ フランシス･ベーコン ）
79.
美しいものを見つける為に私たちは世界中を旅行するが、自らも美しいものを携えて行かねば、それは見つからないだろう。
（ エマーソン ）
80.
人は精神の力によって大きな悲しみから脱けられるものではない。
・・・人間はすこぶる弱いから、いや、非常に浮気だから、すべてを思い諦める。
（ ラ・ブリュイエール ）
81.
逆説は頭の働く人の思考癖であり、天分のある人の悦びである。
（ アミエル ）
82.
わずかなもので満足できぬ者は、何ものにも満足できぬ。
（ エピクロス ）
83.
真実が持つ真の利点は、次のようなことである。
ある意見が本当であっても、一回、二回、もしくは何回も葬り去られるかもしれない。
しかし時間が経つにつれ、それを再発見する人が現れるものだ。
（ J・S・ミル ）
84.
私は平和を望まないわけではないが、平和の名に包まれた戦争を怖れる。
（ キケロ ）
85.
ある者の愚行は他の者の財産である。
（ フランシス･ベーコン ）
86.
希望がなくなったからといって、何も絶望する必要はない。
（ セネカ ）
87.
もしも君が、善悪は外にはなくて内にあるという事実にはっきりと気がついたなら、よいことは、「しなければならないこと」ではなくて、よいことでなければしたくない、よいことだけが「したいこと」、そういうふうに変わるはずだ。
この時になって初めて、「善悪」と「快苦」は一致する。
本当によいことって、すごく気持ちのいいものなんだよ。
（ 池田晶子 ）
88.
革命は些細なことではない。
しかし、些細なことから起こる。
（ アリストテレス ）
89.
万事に先立って汝自身を尊敬せよ。
（ ピタゴラス ）
90.
ゼウスが人間の願いに耳を傾けたなら、すべての者が滅びるだろう。
（人間は）人類に有害な多くのものを要求するからである。
（ エピクロス ）
91.
女たちにとっての地獄は老いである。
（ ラ・ロシュフコー ）
92.
智はいつも情に一杯食わされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
93.
人間に関することで、自分に無関係なものはない。
（ カール・マルクス ）
94.
愛せなければ通過せよ。
（ ニーチェ ）
95.
諸君は私から哲学を学ぶのではない。
哲学することを学ぶのだ。
（ カント ）
96.
忍耐は集結された根気である。
（ フランシス･ベーコン ）
97.
恋の秘訣。
それは疑わないこと、耐えること。
（ オウィディウス ）
98.
自分自身を理解していないうちから、人に理解してもらおうなどと思うべきではない。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
99.
真理はつねに迫害に打ち勝つという格言は、実際、あのほほえましい虚偽にすぎない。
つまり、人から人へと口真似されて、ついには決まり文句になるが、あらゆる経験によって反駁されるあの虚偽である。
歴史は、真理が迫害によって踏みにじられた実例に満ちている。
（ J・S・ミル ）
100.
神に見られているかのように人間の中で暮らし、
人間が聞いているかのように神に話しかけよ。
（ セネカ ）
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