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1.
人間として存在する以上、
黙っていてはいけない。
（ 堀場雅夫 ）
2.
言わなくてもいい。
にじませればいいんだ。
（ 古舘伊知郎 ）
3.
最大の悲劇は、
悪人の暴力ではなく、
善人の沈黙である。
沈黙は、暴力の陰に隠れた同罪者である。
（ キング牧師 ）
4.
恩恵を施した者は黙っているのがよい。
恩恵を受けた者は語るのがよい。
（ セネカ ）
5.
英単語の“LISTEN”（聴く）を並べ換えると
“SILENT”（静かな、黙っている）になるのは、
決して偶然ではない。
（ 七瀬音弥 ）
6.
お喋りは他人に任せて、
まず行動せよ。
（ バルタザール・グラシアン ）
7.
会話は文明そのものである。
言葉は人と人を結びつけ、
沈黙は人を孤立させる。
（ トーマス・マン ）
8.
男にはな、
何をやってもダメという時がある。
そういう時、男はな、
黙ってただ寝てればいいんだ。
（ 漫画・アニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』 ）
9.
黙っているほうが安全だという雰囲気は、非常に危険だ。
（ 盛田昭夫 ）
10.
チャンスは無言で通り過ぎていく。
（ 一般のことわざ・格言 ）
11.
夕陽はマジシャンだ。
黙って、眺めているだけで、いつしか気もちの奥まで、あかあかと明るくされてゆく。
やがて、ありふれた一日が、すばらしい一日に変わる。
ありふれた出来事が、すばらしい記憶に変わるのだ。
（ 長田弘 ）
12.
（議論で）相手を黙らせたからといって、
意見を変えさせたわけではない。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
13.
（議論で）相手を黙らせたからといって、
その人を説得できたわけではない。
（ ジョン・モーリー ）
14.
不正の存在を前に沈黙する人々は、
まさしく不正の共犯者にほかならない。
（ ハロルド・ジョセフ・ラスキ ）
15.
付き合いがまずくなるのは、
言葉が誤解されるときではなく、
沈黙が理解されないときである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
16.
祈る場合には、
心のこもっていない言葉を並べるよりも、
無言で心をこめたほうがずっとよい。
（ ジョン・バニヤン ）
17.
沈黙には二種類あります。
一つは言葉が一言も語られていない時です。
もう一つは、おそらくは言葉が奔流となって語られている時です。
（ ハロルド・ピンター ）
18.
怒りのさなかにあっても、
自分の激情と舌とを制御し続けることができ、
このうえなく激しい感情の動揺のさなかでも、
それの爆発を押さえて黙っていられるというのは、
全く英知の、とは言わぬまでも、
少なくとも普通以上の精神の強さを証すものだ。
（ キケロ ）
19.
黙るべき時があり、話すべき時がある。
しかし、すべてを言うべき時はない。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
20.
時には沈黙の中に身をおいてみることで、
人生の真実が見えてくる。
（ 作者不詳 ）
21.
音楽について話す時、
一番いい話し方は黙っていることだ。
（ ロベルト・シューマン ）
22.
踊ることが沈黙の音楽であるように、
音楽は目に見えない踊りだ。
（ ジャン・パウル ）
23.
沈黙は、真なる英知の最上の応答なり。
（ エウリピデス ）
24.
死は平等です。
平等であらねばなりません。
どんなに壮烈な死も、
どんなに惨めな衰弱死も、
自己主張の死も、沈黙の死も、
死にもし価値があったら、
どんな死の重みも同じでなくてはなりません。
（ 武田泰淳 ）
25.
私のウヌボレを
気づかせる材料を
次からつぎへ
そっと並べてくださる
如来さま　無言のままで
（ 榎本栄一 ）
26.
立派な目標と偉大な仕事をやり遂げる道は二つしかない。
体力と耐久力である。
体力はほんの一握りの恵まれた人間のものである。
しかし厳しく身を守り、常に耐え抜くことは、
ごく弱小な者でもできるし、
たいていの場合目標を達成する。
これは、彼の無言の力が時が経つにつれ、
何ものにあってもへこたれないほど強力になるからだ。
（ ゲーテ ）
27.
沈黙しているだけで十分だ。
（ シリアのことわざ・格言 ）
28.
大いなる喜びは、
大いなる苦しみと同じに、
無言である。
（ シャッカリー・マーミオン ）
29.
敵に勝つ最善の方法は、
どんな挑戦にも相手にならず、
黙って自分の仕事に打ち込むことだ。
（ 加藤唐九郎 ）
30.
閉じた口にハエは入らない。
（ スペインのことわざ・格言 ）

31.
不平は世界の果てにこだまして我が身に戻ってくるばかり。
それに対して、沈黙はあたしをしっかりさせてくれるわ。
（ チェスタートン ）
32.
我々は、
親からは話すことを、
世の中からは黙ることを学んだ。
（ チェコのことわざ・格言 ）
33.
羽化したばっかの蝶の羽ってさ、触っちゃ駄目なんだってさ。
触れば羽は真っ直ぐ伸びずいびつになる。
黙って見てるしかないんだって。
（ 漫画『P2!』 ）
34.
私は表現手段として進んで沈黙を使っている。
それはフレーズの抒情的な価値を際立たさせる唯一の手段であるからだ。
（ クロード・ドビュッシー ）
35.
武器がものを言うとき、
法律は沈黙する。
（ キケロ ）
36.
口をつぐむ時、
愚か者は賢く、
賢者は愚かになる。
（ シモニデス ）
37.
沈黙は愚者の知恵であり、
賢者の美徳である。
（ ボルナール ）
38.
真の雄弁は、称賛に対して徹底的に沈黙を守ることである。
（ メレディス ）
39.
閉じた口には
蠅(はえ)は飛び込まない。
（ フィリピンのことわざ・格言 ）
40.
失敗した人、悲しんでいる人に向かって、
わたしたちは何かを言ってあげたい気持ちになります。
しかし、人間の言葉にはトゲがあります。
そのトゲでもって相手を傷つける危険が大きいのです。
だから、むしろ何も言わずに、
じっと相手の言葉を聞いてあげる。
それが慈悲だと思います。
（ ひろさちや ）

41.
真っ黒になって、
黙々として、
朝から晩まで働き、
時節が来れば
「さよなら」で消えて行く。
このような人を“えらいひと”と、
自分はいいたい。
（ 鈴木大拙 ）
42.
正直に仕えて黙っている者は
要求することも大きい。
（ シェーファー ）
43.
口数は少ないほどよい。
（ チャールズ・ディケンズ ）
44.
あらゆる人間関係の中で最も親密な関係、
すなわち確固たる、何もかも分かち合う愛の関係においては、
まるで円を作って遊んでいる子供のように、
あるいは儀式が進む場所のように、
ほとんど言葉なしで話が進む。
そして二人がその場にいるということだけで、
もうお互いに話は通じるのである。
（ ロバート・ルイス・スティーヴンソン ）
45.
沈黙によって、
体と精神と魂の完全なる均衡が保たれる。
（ オヒイェサ ）
46.
おしゃべり学生を黙らせて
講義に夢中にさせるには、
教員の情熱がなければならない。
（ 暉峻康隆 ）
47.
「沈黙」は変幻自在の力となる。
愚者も黙れば賢者で通る。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
48.
沈黙とは、内心の言葉を主体とし、
自己が自己と問答することです。
自分が心の中で自分に言葉を発し、問いかけることが
まず根底にあるんです。
（ 吉本隆明 ）
49.
雄弁が役に立たない時は、純で無邪気な沈黙が、かえって相手を説得することがある。
（ シェイクスピア ）
50.
沈黙の法則を実行してください。
もしあなたが計画、目標、あるいは人生の目的を持っているなら、
そうする（＝それを実現する）のに絶対に必要なプラン、企て、あるいは事業に直接関係のある人以外は、
誰にもそれを言ってはならないということです。
（ ジョセフ・マーフィー ）

51.
平和を守るには沈黙を守れ。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
52.
長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければならぬ
道というものがあるんだな

そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を
吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ

そしてなあ
そのときなんだよ
人間としての
いのちの根が
ふかくなるのは
（ 相田みつを ）
53.
こちらの言い分を相手に言い聞かせようとするあまり、
相手のボタンや手を掴んではならない。
相手がこちらの言葉を聞きたくないのなら、
いっそ自分の舌を抑えたらどうだ。
（ チェスターフィールド ）
54.
言葉（の本質）はコミュニケーションの手段や機能ではない。
それは枝葉の問題であって
（言葉の）根幹は沈黙だよ。
（ 吉本隆明 ）
55.
言ふ事があまり多くてだまつて居る
（ 尾崎放哉 ）
56.
本当の美とは
人を黙らせるものであります。
（ 三島由紀夫 ）
57.
（言葉の）本質は沈黙にあるということ、
そのことを徹底的に考えること。
（ 吉本隆明 ）
58.
口数を減らせば、
耳に入ることが多くなる。
（ ロシアのことわざ・格言 ）
59.
暗やみの中で一人枕をぬらす夜は
息をひそめて
私をよぶ無数の声に耳をすまそう

地の果てから　空の彼方から
遠い過去から　ほのかな未来から
夜の闇にこだまする無言のさけび

あれはみんなお前の仲間達
暗やみを一人さまよう者達の声
沈黙に一人耐える者達の声
声も出さずに涙する者達の声
（ ブッシュ孝子 ）
60.
乳がよく出るのは、
大声で鳴く雌牛ではない。
（ アイルランドのことわざ・格言 ）

61.
饒舌よりはむしろ沈黙によって現わされうるものを
十七字の幻術によってきわめていきいきと表現しよう
というのが俳諧の使命である。
（ 寺田寅彦 ）
62.
黙れば無知であることを免れる。
（ 朝鮮（韓国・北朝鮮）のことわざ・格言 ）
63.
財布に一針、口に二針。
（ スペインのことわざ・格言 ）
64.
沈黙はひとりである。
声はむすびつこうとするものだ。
（ 谷川俊太郎 ）
65.
閉じた口には
蝉(せみ)は飛び込まない。
（ フィリピンのことわざ・格言 ）
66.
小心者ほどよくしゃべる。
周りの人から嘲笑されるほどしゃべりまくる人というのは、
沈黙に耐えられないからしゃべりまくる。
私のことです。
（ ココ・シャネル ）
67.
何も言わず
何も書かずにいると
あぶり出しのように
詩がかすかに浮かんでくる気配
だが言葉で掬(すく)おうとすると
どこかへ消え去る
（ 谷川俊太郎 ）
68.
年(とし)は唯(ただ)黙々として行(ゆ)くのみぞ
（ 高浜虚子 ）
69.
沈黙は、
横柄、俗悪、羨望から来る、あらゆる否定に対する、
最も安全な応答である。
（ チンメルマン ）
70.
心が広くなると、口数が少なくなる。
（ 中国のことわざ・格言 ）

71.
沈黙することを学びなさい。
静まった心に耳をすませ、
吸収させなさい。
（ ピタゴラス ）
72.
黙ってこらえているのが一番苦しい。
盛んにうめき、盛んに叫び、盛んに泣くと
少し苦痛が減ずる。
（ 正岡子規 ）
73.
時宜(じぎ)に適(かな)った沈黙は、
言葉より更に雄弁である。
（ マーティン・F・タッパー ）
74.
言わぬと損をする。
（ スコットランドのことわざ・格言 ）
75.
怒りに対する最上の答えは沈黙。
（ ドイツのことわざ・格言 ）
76.
語り得ぬことについては、
人は沈黙せねばならない。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
77.
言葉が役に立たないときには、純粋に真摯な沈黙がしばしば人を説得する。
（ シェイクスピア ）
78.
沈黙の向こうに、
自分を諭(さと)す声が聞こえる。
（ 作者不詳 ）
79.
賢明に語ることほど難しいことはない。
だがしかし、
賢明に沈黙することは、
それ以上に難しい。
（ ボーデンシュテット ）
80.
美とは無言の欺きである。
（ テオフラストス ）

81.
恋は、口を閉じていても語り出す。
（ ドイツのことわざ・格言 ）
82.
聞いて、見て、喋るな。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
83.
巧みにしゃべる機知と
沈黙する術(じゅつ)を心得ていないことは、
大いなる不幸である。
（ ラ・ブリュイエール ）
84.
人間は耳を閉じることはできないが、
口を閉じることはできる。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
85.
相手が話しているときには
慇懃(いんぎん)な沈黙が金である。
（ キングスレイ・ウォード ）
86.
金がものをいう所では、
どんな舌も沈黙する。
（ イタリアのことわざ・格 ）
87.
よくわきまへたる道には、
必ず口重く、
問はぬ限りは言はぬこそいみじけれ。
（ 吉田兼好 ）
88.
船の網を無理やり針の孔(あな)に通すのも、
女を黙らせるほど難しくはない。
（ コッツェブー ）
89.
愛の中には、言葉よりも多くの沈黙がある。
恋する男が恋人に語りかけるとき、
恋人はその言葉よりも沈黙に聴き入っている。
（ マックス・ピカート ）
90.
挨拶といっても、
黙礼だけの挨拶では意味がない。
ちゃんと顔を上げて、
声を出すことが肝心なのだ。
（ 小出義雄 ）

91.
あれになろう、これになろうと焦るより、
富士のように、黙って、
自分を動かないものに作り上げろ。
世間に媚びずに世間から仰がれるようになれば、
自然と自分の値うちは世の人がきめてくれる。
（ 吉川英治 ）
92.
もう二度と見たくない
もう二度と聞きたくない
もう二度と会いたくない
そんなものを
ぽろぽろと　おとしてきた

あるとき
だまって　私の手元に
かえってくる
（ 石塚朋子 ）
93.
悲しみは、言葉をうつくしくしない。
悲しいときは、黙って、悲しむ。
（ 長田弘 ）
94.
大切な人を馬鹿にされたまま黙っているのは、
ただの臆病だよ。
（ アニメ『グリザイア：ファントムトリガー』 ）
95.
執念深い復讐は、深い沈黙の娘である。
（ ヴィトリオ・アルフィエリ ）
96.
お呼びがかからなくなった時が引き際。
花も黙って散っていく。
（ 福井敏雄 ）
97.
俳優は自分に関する秘密を、
それは性的嗜好に関しても、
秘密をまとうほうがいいと思う。
そのほうが、自由に様々な役柄を演じることができる。
私自身がプライヴァシーを重んじる理由のひとつもそこにあって、
やはり俳優は、私生活についてできる限り沈黙を守らなくてはいけないと思う。
（ カトリーヌ・ドヌーヴ ）
98.
馬はだまっていくさに行った
馬はだまって大砲ひいた
馬はたおれた　御国のために
それでも起(た)とうと　足うごかした
兵隊さんがすぐ駆け寄った
それでも馬はもう動かない
馬は夢みた　田舎のことを
田んぼたがやす　夢みて死んだ
（ 茶木繁 ）
99.
戦争の言葉で信じられるのは、無言の言葉だけです。
（ 長田弘 ）
100.
言いあらそっても、はじまらない。
口をつぐんで、済むことでもない。

気にくわない、頭にくる、じゃない。
対立する、好きだきらいだ、そんなじゃない。

相違はただ一つ、もとめる幸福がちがう。
あるいは、幸福の概念がちがう。
（ 長田弘 ）

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