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哲学者・思想家の名言
☆ １０月２４日 ☆
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1.
賢明である秘訣は、重要視しなくともいいものが何かを心得ることである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
2.
異端者とは、火刑柱(ひあぶりばしら)を燃やす者ではなく、火刑柱に火をつける者のことだ。
（ フランシス･ベーコン ）
3.
酒の一杯は健康のため、
二杯は快楽のため、
三杯は放縦のため、
四杯は狂気のため。
（ アナカルシス ）
4.
教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、つくり出しはしない。
（ ヴォルテール ）
5.
権威に対する抵抗それ自体にすでに価値があるのだとか、
普通でない意見は当然正しいはずであるなどと考えたがるのは、
非常に危険である。
街灯に石を投げたり、
シェイクスピアは詩人でないと主張したりしても、
有益な目的にはまだ何の役にも立たないのである。
（ バートランド・ラッセル ）
6.
自分の足で立っている者は、決して孤立していない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
7.
私に欠けているものは、私は何をなすべきかということについて、私自身に決心がつかないでいることなのだ。
つまり、私自身の使命が何であるかを理解することこそが問題なのだ。
（ キルケゴール ）
8.
魚はより深き所を求め、人間は、より良き所を求める。
しかしながら、人間は時によって、其処(そこ)がより良くはなくして、より悪く、極めて悪い所であるのに十分気づきながら、より深い所を求めることがある。
（ シェストフ ）
9.
幸福とは物ではなく心だ。
（ 池田晶子 ）
10.
悔い改めれば、無実も同然だ。
（ セネカ ）
11.
ある者の愚行は他の者の財産である。
（ フランシス･ベーコン ）
12.
人の値打ちは、
（自身の）長所をどう用いるかによって判断すべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
13.
エッセイはある話題からさりげなく説き起こすのだが、
「一切を語り終えてからではなく、
　ここが潮(しお)だと感じたところで切り上げる」
といった冷静なしなやかさをもっており、
始源からじぶんを組み立てたり、
終局に向かって環を閉じようともしない。
（ 鷲田清一 ）
14.
難しい出来事に遭遇したとき、その結果がどうなるかを決定するのは、何よりもまず、最初の姿勢である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
15.
物言わぬ先から、人の言おうとすることを、顔つきから読み取れなければならない。
（ アウレリウス ）
16.
どんな秘密がばれるのも、
罪は、誰かを信用してそれを話した人にある。
（ ラ・ブリュイエール ）
17.
金は必要からのみ金を求める連中を回避する。
（ アラン ）
18.
植物は人間から見られる事を求め、見られる事が救済なり。
（ アウグスティヌス ）
19.
生涯において最も大切なことは職業の選択である。
しかし、偶然によってそれは決まる。
（ ブレーズ・パスカル ）
20.
友人らしくみえる人々は、おおかた友人にあらず、かく見えぬ人がおおむね友人なり。
（ デモクリトス ）
21.
大事もなしうる者は、
小事もなしうる。
（ アリストテレス ）
22.
人間は根源的に時間的存在である。
（ ハイデッガー ）
23.
統治する時は、人々をあるがままに、そして事態をあるべき姿で見なければならない。
（ ルイ・ド・ボナール ）
24.
私たちは、自分自身に対して嘘をつく時、最も大きな声で嘘をつく。
（ エリック・ホッファー ）
25.
力強い勇気は、万人の心を打つ。
（ セネカ ）
26.
人生はつねに幸福でない。
善き人生のみが幸福なのだ。
（ セネカ ）
27.
楽天主義は意志の所産だが、厭世主義は人間が自己を放棄した時の状態である。
（ アラン ）
28.
連載を毎週続けるのに
必要な才能というものがあるとしたら、
それは「不幸に恵まれる」才能だろう。
（ 土屋賢二 ）
29.
もし仮に、絶対の悪人がいるとしたら、それはまさしく、信じることができない人間をいうのだ
（ アラン ）
30.
書籍なき家は、主人なき家のごとし。
（ キケロ ）
31.
不幸な、不成功の恋愛には、眼を閉じていても見えるくらい、禍(わざわい)は無数にある。
（ ルクレティウス ）
32.
道徳律はつねに変化している。
（ バートランド・ラッセル ）
33.
愚かな者達には、言葉ではなく不運が教師となる。
（ デモクリトス ）
34.
ある者に道理があると人から判断されればされるほど、その者が誠実であることの根拠になる。
（ ドゥニ・ディドロ ）
35.
閑暇は定年退職者に新しい可能性を開いてはくれない。
彼がようやく強制から解放されたとき、人々は彼がその自由を活用する手段を取りあげるのである。
彼は孤独と倦怠(けんたい)の中で無為に生きるべく運命づけられる。
単なる屑(くず)として。
（ ボーヴォワール ）
36.
われは孤独である。
われは自由である。
われはわれみずからの王である。
（ カント ）
37.
精神はすべてに役立つが、
何に対しても十分ではない。
（ アミエル ）
38.
独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない。
（ ヴォルテール ）
39.
絵はあまりに絵画的であってはいけない。
（ エマーソン ）
40.
幸いなるかな、天の流転(るてん)に従いて静かに流転する人々。
（ モンテーニュ ）
41.
音楽とは、自分では気づかずに計算する、心の喜びである。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
42.
あり余るほど自由な時間のある人間は、たいてい悪いことを考えるものである。
（ スピノザ ）
43.
立派でかつ得るところも大きいのは、
敵をほめ、敵が栄えるのを苦々しく思ったり不平を言ったりしないのが
習慣になって、そのために、
友人が幸せに暮そうが
身内の者が成功しようが、
憎らしいとは夢にも思わぬ、
というように出来ている人間だ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
44.
人間は神と悪魔の間に浮遊する。
（ ブレーズ・パスカル ）
45.
愛の幸福な瞬間、そよ風の楽しさ、明るい朝に散歩して新鮮な空気の香りをかぐこと。
こういったことが、人生の中にあるすべての苦しみや努力ほどの価値がないと、誰に言えるだろうか？
（ エーリヒ・フロム ）
46.
少数派の抵抗運動は、これから多数派になる視点を象徴的に先取りする。
いのちや生活において、頂点同調主義ほど無力なものはない。
（ 久野収 ）
47.
詩は自分の内に持っていなければ、どこにも見つけられない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
48.
女性は初めての恋愛では愛する人に恋するが、その後の恋愛では恋に恋する。
（ ラ・ロシュフコー ）
49.
虚栄心の強い男は自分のことをよく言ったり、悪く言ったりして得する。
謙遜な人は、まったく自分のことを語らない。
（ ラ・ブリュイエール ）
50.
女性は自分を求める人を求めはしない。
むしろ若干冷淡な態度をとる人を求める。
（ カール・ヒルティ ）
51.
よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう？
（ ニーチェ ）
52.
あらゆる職業の中で、最も生産的で、最も楽しく、最も自由人に適するものは農業である。
（ キケロ ）
53.
我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の４分の３を喪失してしまう。
（ ショーペンハウアー ）
54.
悲しみは知識である。
多くを知る者は、怖ろしき真実を深く嘆かざるを得ない。
知識の木は生命の木ではないから。
（ ブレーズ・パスカル ）
55.
生きるためには、常に我々は、何かしていなければならない。
さもなければへたばることになろう。
さよう、人生は仕事である
（ オルテガ ）
56.
真実は雄弁と美徳の秘訣であり、倫理的根拠の基礎であり、美術と人生の極致である。
（ アミエル ）
57.
身をもって示すことがリーダーシップである。
（ シュバイツァー ）
58.
反論し論破するために読むな。
信じて丸呑みするためにも読むな。
話題や論題を見つけるためにも読むな。
しかし、熟考し熟慮するために読むがよい。
（ フランシス･ベーコン ）
59.
人間とは一つの総合――無限と有限、時間的なものと永遠的なもの、自由と必然――である。
（ キルケゴール ）
60.
想像力は何でもやってのける。
それは美と正義と幸福をつくるが、これこそ、この世におけるすべてなのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
61.
民族主義が首尾一貫したイデオロギーであるとすれば、
愛国主義はその感情的表現だという違いがあるだけである。
（ モーリス・ブランショ ）
62.
祈りは宗教を行動に表したものだ。
つまり、祈りこそ真の宗教である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
63.
私たちの後ろにあるものも、私たちの前にあるものも、私たちの内にあるものに比べたら、小さなものに過ぎない。
（ エマーソン ）
64.
生命そのものに対する畏敬というものは、
何が何でも生命でありさえすればいいという欲望、
生命そのものの神聖さを口にすることで満足してしまう愚かさに、
ともすれば変わりやすい。
（ カール・ヤスパース ）
65.
家を建てるのは住むためで、人に見せるためではない。
（ フランシス･ベーコン ）
66.
民衆は
情熱から蜂起するのではなく、
苦痛の焦慮(しょうりょ)から反旗をひるがえす。
（ エドマンド・バーク ）
67.
大衆は文化保存の力である。
同時に大衆は文化革新の力である。
（ 三木清 ）
68.
すばらしい英知は、
極度の無知と同じく、狂愚として非難される。
（ ブレーズ・パスカル ）
69.
自愛は最大のへつらいである。
（ ヴォルテール ）
70.
最も不知なるものこそ、神とすることに適している。
（ モンテーニュ ）
71.
他人の心情を顧みない者は失敗する。
（ ゼノン ）
72.
高慢な人間は、虚栄心の奴隷である。
（ フランシス･ベーコン ）
73.
多く考える人は党員には向かない。
というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
（ ニーチェ ）
74.
均整の少し異常なものでなければ、最上の美ではない。
（ フランシス･ベーコン ）
75.
因襲にぜんぜん屈服しない男女から成り立つ社会のほうが、みんなが画一的になるような社会よりも面白い社会であろう。
（ バートランド・ラッセル ）
76.
生きるということだって、
他のいかなることだって、
正義という一大事にくらべれば、
二の次だとしなければならない。
（ ソクラテス ）
77.
どの一つの科学も、数学なしでは十分に知ることはできない。
（ ロジャー・ベーコン ）
78.
何の仕事にも携わっていないことは、この世に存在していないことと同じである。
（ ヴォルテール ）
79.
栄えると友人がほとんどできない。
（ ヴォーヴナルグ ）
80.
「衣服は習慣だ」という代わりに、
「習慣は衣服だ」と言いたい。
（ アラン ）
81.
猫に崇敬の念を抱くことは、
美的感性への入り口である。
（ エラズマス・ダーウィン ）
82.
倫理的生活の根源とでもいうべきものは、良心の中にある。
（ P・フルキエ ）
83.
青春というものは奇妙なものだ。
外部は赤く輝いているが、内部では何も感じられないのだ。
（ サルトル ）
84.
正しく理解するなら、数学には真理だけでなく、最高の美しさ──彫刻芸術が持つような冷たく厳しい美しさ──もある。
（ バートランド・ラッセル ）
85.
ある人が嘘をつくということを考えてみれば、それは、その人が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。
（ フランシス･ベーコン ）
86.
花が花の本性を現(げん)じたる時最も美なるが如(ごと)く、人間が人間の本性を現じたる時は美の頂上に達するものである。
（ 西田幾多郎 ）
87.
愛というものは単に優しさだけで（あるいは単に弱さだけで）成り立つものではなく、常にはっきりとして揺るがない一つの信仰、言い換えれば幸福な誓いによってしか十分に表現されない、自由で変化しない何ものかを含むものである。
（ アラン ）
88.
近世の課題は、神の現実化と人間化、つまり神学の人間学への転化と解消であった。
（ フォイエルバッハ ）
89.
友だちには手を開いて差し出さねばならない
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
90.
早くから己を知ることができず、年齢からおのずともたらされる精神と肉体の衰弱とひどい退化について、みずから悟ることのできない欠点こそが、世の多くの偉人たちの評判を落とさせた。
（ モンテーニュ ）
91.
すべての基本は熱中である。
そして熱中は純真な心から生まれる。
（ エマーソン ）
92.
大自然の秩序は宇宙の存在を立証する。
（ カント ）
93.
もし神が人間の祈りをそのまま聴き届けていたならば、人間はすべて、とっくの昔に亡びていたであろう、というのは、人間はたえず、たがいに、多くのむごいことを神に祈ってきているから。
（ エピクロス ）
94.
哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
95.
真実には特定の時などない。
真実はどんな時代にも真実である。
（ シュバイツァー ）
96.
日々の生活こそは凡(すべ)てのものの中心なのであります。
またそこに文化の根元が潜(ひそ)みます。
人間の真価は、その日常の暮しの中に、最も正直に示されるでありましょう。
（ 柳宗悦 ）
97.
言っていることが認められたというよりも、
言ったことばが、
たとえまちがっていても、
しかしとりあえずそのまま受け入れられた、
それがそれとして肯定された
という感触が大切なのだと思う。
（ 鷲田清一 ）
98.
私は同時に他人の自由をも目標にするのでなければ、
自分の自由を目標にすることはできない。
（ サルトル ）
99.
「老い」 は私達の顔よりも心に多くの皺(しわ)を刻む。
（ モンテーニュ ）
100.
天才とは自ら法則を作るものである。
（ カント ）
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