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哲学者・思想家の名言
☆ ９月３日 ☆
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1.
純粋に愛するとは、
ひとりの人において、
その人の飢えを愛することである。
（中略）なかには、部分的に満ち足っている人たちがある。
そういう人たちにあっては（＝対しては）、
その人たちの飢えと満足とを愛さねばならない。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
2.
希望に生きる者はつねに若い。
（ 三木清 ）
3.
この世で一番重い物体は、もう愛していない女の体である。
（ ヴォーヴナルグ ）
4.
情熱がもはや精神に水を与えることも育(はぐく)むこともなくなると、
怖れが雑草のごとく、
捨てられた土地の荒れ土に吹き出すのです。
（ サム・キーン ）
5.
考えることは自由である。
（ キケロ ）
6.
論争に応ずる場合には、双方にとっていちばん不愉快なやり口は、立腹して黙っていることである。
というのは、攻撃者側は、一般的に沈黙を軽蔑のしるしと考えるからである。
（ ニーチェ ）
7.
反駁(はんばく)を好んで多くの言葉を費やす者は、いかなる正しいことをも学ぶ能力がない。
（ デモクリトス ）
8.
思索と瞑想との差異は、ひとは思索のただ中においてさえ瞑想に陥ることがあるという事実によって示されている。
（ 三木清 ）
9.
青春とは、不断の酔心地である。
つまり理性の熱病である。
（ ラ・ロシュフコー ）
10.
年をとったら謙虚にならなくては。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
11.
賢人は、
妨げうる不幸を座視することはしない一方、
避けられない不幸に時間と感情を浪費することもしないだろう。
（ バートランド・ラッセル ）
12.
いかなる場合にても、喜び大なれば大なるほど、それに先立つ苦しみもまた大なり。
（ アウグスティヌス ）
13.
父母に恩を感じないなら、汝の友となる者はいないだろう。
（ ソクラテス ）
14.
なんらかの行為がいかにも目覚ましく見えても、偉大な計画の結果でないかぎり、それを偉大なものとは見てはならない。
（ ラ・ロシュフコー ）
15.
人間は自分の行動を選ぶ自由がある限りにおいて、
それに対する責任がある。
（ エーリヒ・フロム ）
16.
人生を解決せんとするものは先(ま)づ人生を超越する所がなければならぬ。
（ 桑木厳翼 ）
17.
その文章さえよければ、悪い作家から引用することを私は決して恥じない。
（ セネカ ）
18.
神は自惚れ屋を憎む。
（ セネカ ）
19.
厭世は人を弱きに導き、楽天は人を力に導く。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
20.
呼吸が身体の活力であるように、
名声は心の活力である。
（ バルタザール・グラシアン ）
21.
（人間を）幸福にするものが善であるのではなく、
善であるものだけが（人間を）幸福にするのである。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
22.
神々のささやきを聞くために沈黙しよう。
（ エマーソン ）
23.
勤勉は一つの美徳だが、
ほかのあらゆる美徳を包含する。
（ キケロ ）
24.
万国の労働者よ、団結せよ！
（ カール・マルクス ）
25.
人があれもこれもなし得ると考える限り、何もなし得る決心がつかない。
（ スピノザ ）
26.
できるだけ妥協するのがいちばんの利口者。
欲ばりすぎると損をする。
（ ラ・フォンテーヌ ）
27.
習慣によって、言わば第二の天性が作られる。
（ キケロ ）
28.
すべての知識の源は、疑いではなく、驚きである。
（ アブラハム・ヘシェル ）
29.
雄弁は、常軌を逸した群衆や暴徒を扇動したり操ったりするために考え出された道具である。
（ モンテーニュ ）
30.
経験と歴史が教えてくれるのは、民衆や政府が歴史からなにかを学ぶといったことは一度たりともなく、歴史からひきだされた教訓にしたがって行動したことなどまったくない、ということです。
（ ヘーゲル ）
31.
人に好かれるための唯一の方法は、
畜生の中で最も愚かなものの皮をかぶることである。
（ バルタザール・グラシアン ）
32.
自由というのは、我々が欲しいと思うものを、かたっぱしから思う存分楽しむことによって得られるというものではなくして、むしろ欲望を抑制することによって得られるものである。
（ エピクテトス ）
33.
われわれは他人から害をくわえられた場合に、なかなかそれをわすれることができない。
いつかはこのうらみをはらしてやろうと思う。
しかし他人をうらんでいるかぎり、しじゅう心に一物もっているわけであり、心の平和はえられない。
（ 中村元 ）
34.
文化は、まきちらされるものであるが、文化が特別の所にあらかじめあって、次にそれが、まきちらされるのではない。
文化は、実は、それがまきちらされる手続きを含めて、はじめて文化となるのだ。
（ 鶴見俊輔 ）
35.
時間の使い方がもっとも下手な者が、まずその短さを嘆く。
（ ラ・ブリュイエール ）
36.
我々が皆自分の不幸を持ち寄って並べ、それを平等に分けようとしたら、ほとんどの人が今自分が受けている不幸の方がいいと言って立ち去るであろう。
（ ソクラテス ）
37.
私には著書を作る病癖があり、しかも著書を作った後にはこれを恥じる病癖がある。
（ モンテスキュー ）
38.
愛は統一を求むるの情である。
自己の統一の欲求が自愛であり、自他統一の欲求が他愛である。
（ 西田幾多郎 ）
39.
賞賛への愛好は、人を、
自分がその判断を高く評価する人々を喜ばせるような
称揚(しょうよう)に値する行為をしたい
という気にさせる。
（ トマス・ホッブズ ）
40.
わたしの精神の本質は
わたしの精神そのものなかにあるので、
外にあるのではない。
（ ヘーゲル ）
41.
数学を学ぶのは、不滅の神々に近づくことである。
（ プラトン ）
42.
酒は口を軽快にする。
だが、酒はさらに心を打ち明けさせる。
こうして酒はひとつの道徳的性質、つまり心の率直さを運ぶ物質である。
（ カント ）
43.
人生の大半は生活のために金を得るためであると思い込むのは、救いようのない馬鹿者である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
44.
明晰な頭脳を持っているだけでは不十分である。
重要なのは、
それをうまく使うことだ。
（ デカルト ）
45.
賢人のもっとも美しいあり方は、きわめて控えめな言葉を使って、きわめて強烈なことを言うにある。
（ ルイ・ド・ボナール ）
46.
人生とは、精神の生殖作用である。
（ フォイエルバッハ ）
47.
悪書を読まないことは良書を読むための条件である。
（ ショーペンハウアー ）
48.
目的到達に必要なのは、これと両立し得ない１００通りものことを、同じくらい強い意志を持って放棄し、目的とすることだけを真に念願することである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
49.
精神の闘いでは、独身者のほうが世帯者よりもずっと危険をおかし得る。
（ キルケゴール ）
50.
人間の心の一番奥底にあるのは、人に喜ばれたいという渇望だ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
51.
神に見られているかのように人間の中で暮らし、
人間が聞いているかのように神に話しかけよ。
（ セネカ ）
52.
この世界は閉ざされた扉である。
それは一種の障壁である。
そして同時に通路でもある。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
53.
自信がない男ほど、女にいばりたがる。
（ ボーヴォワール ）
54.
忍耐は集結された根気である。
（ フランシス･ベーコン ）
55.
人生の旅をするのに有用な路銀は、一つの偉大な義務と、いくつかの誠実な愛情である。
（ アミエル ）
56.
時間と働く力を（同時に）得る最良の方法は、一週に六日（五日でも七日でもなく）、一定の昼の（夜中でない）時間に、規則正しく働くことである。
夜と昼となし日曜日を働き日とすることは、決して時間と働く力を得ることのない最悪の方法である。
（ カール・ヒルティ ）
57.
仮面を長い間つけることはできない。
（ セネカ ）
58.
人々が皆幸せで、金も十分にあった時代など、かつてあっただろうか？
（ エマーソン ）
59.
話し方を知っていれば、
話すべき時もわかる。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
60.
真の信仰の騎士は常に絶対孤立であり、本物でない信仰の騎士は宗派的である。
（ キルケゴール ）
61.
愛とは、何でもかんでも相手を手に入れてむさぼりたいという、尽きせぬ欲望である。
（ モンテーニュ ）
62.
あらゆる事物は価値を持っているが、
人間は尊厳を有している。
人間は決して、目的のための手段にされてはならない。
（ カント ）
63.
悪意というものは、他人の苦痛自体を目的とするものではなく、我々自身の享楽を目的とする。
（ ニーチェ ）
64.
人間たちよ、あなたがたはどこから来たのか。
そして、何に由来してこのように悪しきものとなったのか。
（ サラミスのヒッポダマス ）
65.
どちらが正しい判断かについては、
目でなく心で見分ける。
（ セネカ ）
66.
そんな目に逢うのも当然のことだろう。
君は今日善い人間になるよりも、明日なろうっていうのだから。
（ アウレリウス ）
67.
愛は互いに認め合うことに始まり、
互いに信じ合うことによって頂に達する。
（ フリードリヒ・シュレーゲル ）
68.
おんどりは、自分の糞の山の上では王様である。
（ セネカ ）
69.
恋愛は生命の高揚であり、情熱は恋愛の財である。
（ アミエル ）
70.
人は同じ流れに再び入ることはできない。
（ ヘラクレイトス ）
71.
教養の目的は、人間的なあらゆる可能性の完全な実現である。
（ ジャン・ラクロワ ）
72.
年とった人々は異議が多すぎ、相談が長すぎ、冒険が少なすぎ、後悔が早すぎ、めったに仕事をとことんまでやりとげず、いいかげんな成功で満足する。
（ フランシス･ベーコン ）
73.
最高の原理である神の意志から、
知性、世界精神、自然の順に流出する。
（ アヴィケブロン ）
74.
偶然は、
神が公に署名しない特別なケースのために取っておく、
神のペンネームである。
（ コールリッジ ）
75.
存在は充実であり、
人間はそれを離れることができないのである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
76.
皮肉屋とは、犬の哲学者なり。
（ アウグスティヌス ）
77.
羨望は、競争相手がいなくとも羨望する。
（ アラン ）
78.
自分をよく知らない者は、何をしても失敗し、損をしたりこらしめを受けたりするばかりでなく、やがては誰からも馬鹿にされ、不名誉な一生を送るようになる。
（ ソクラテス ）
79.
恥は一つしかない。
すなわち、なんの恥も感じないということだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
80.
無軌道に生きている人々は、
秩序正しく生きている人々に対して、
自然から遠ざかっているのはそちらだと言い、
自分たちは自然に従っているつもりになっている。
（ ブレーズ・パスカル ）
81.
過去に遡りトラウマと言い出せば
自分の責任が曖昧になります。
ある意味都合が良い。
（ 岸見一郎 ）
82.
幸福は物に求むべからず。
心に求めよ。
（ カント ）
83.
改革の精神は必ずしも自由の精神ではない。
なぜならば、改革の精神は、改革を欲しない民衆に対してそれを強制しようとするかも知れないからである。
（ J・S・ミル ）
84.
虚栄心というものは、自分があるよりも以上のものであると示そうとする人間的なパッションである。
（ 三木清 ）
85.
後になって、事態がさほどひどくはならなかったと言って、
事前に警鐘を鳴らした人々をあざけるのは、
不当さの極まりと言えるだろう。
あざけりの的になったものこそ、
人々に貢献しているのかもしれない。
（ ハンス・ヨナス ）
86.
恐怖は常に人間の中に何か正しくないことが生じた徴候である。
恐怖は、苦痛が肉体に対して果たすのと同様に、精神に対しても貴重な警告者の役目を果たす。
（ カール・ヒルティ ）
87.
すべての賢者の学説が示すところによれば、
よく生きるとは自然に従って生きることであり、
この世の最高善は自然に合致することであり、
自然を案内者とし女主人としてそれに従う限り、
我々はあやまつことがないであろう。
（ ピエール・シャロン ）
88.
正直にしよう。
このことのうちに雄弁と徳行の秘訣があり、このことのうちに道徳的な影響力がある。
（ アミエル ）
89.
他の人は
楽々と学び、何でも成し遂げるように見えても、
その人が時間をかけて大変な努力をしていることは見えません。
人と競って勝ちたいと思っている人でなければ、
自分が努力していることを
吹聴したりしないからです。
（ 岸見一郎 ）
90.
我々は何かを得ることによって生活しているが、人生は与えることによって豊かになる。
（ シュバイツァー ）
91.
優しい言葉をかけるのには、お金も時間も要りません。
にもかかわらず、優しい言葉は多くのことをなしえます。
（ ブレーズ・パスカル ）
92.
物事をうまく成し遂げたことに対する最大の報酬は、それを成し遂げたということである。
（ エマーソン ）
93.
人々は驚くことを愛する。
そしてこれこそ科学の種である。
（ エマーソン ）
94.
群衆の一員でいることはまったく気楽なことだ。
（ アダム・スミス ）
95.
力は常に快活さとともにある。
（快活さから生まれた）希望は、私たちに仕事をしようという気分を起こさせる。
（ エマーソン ）
96.
見えないものを信じるのでなければ、何が信仰であろうか。
（ アウグスティヌス ）
97.
悲運に耐えるより、幸運に耐えるためにこそ、大きな能力が要る。
（ ラ・ロシュフコー ）
98.
医者よ、あなた自身を助けなさい。
そうすれば、あなたはあなたの病人たちをも助けることになる。
自分自身を癒す者を、目の当たりに見ることが、病人の何よりの助けになるようにすれば良い。
（ ニーチェ ）
99.
偏見は判断を持たない意見である。
（ ヴォルテール ）
100.
満足した豚であるより、
不満足な人間であるほうがよい。
満足した馬鹿であるより、
不満足なソクラテスであるほうがよい。
（ J・S・ミル ）
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