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哲学者・思想家の名言
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1.
あきらめを十分に用意することが、人生の旅支度をする際に何よりも重要だ。
（ ショーペンハウアー ）
2.
哲学は、暇つぶしのたねでも、（自分を）かっこよく見せるためのものでも、さまざまな概念で遊ぶためのものでもない。
おのれの生命と魂とを救うためにこそ、哲学するのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
3.
吟味を欠いた人生というものは、人間にとって生きるに値しない。
（ ソクラテス ）
4.
恋は交戦の一種なり。
（ オウィディウス ）
5.
我々が不意にある事柄について問われた場合に思いつく最初の意見は、一般に我々の意見ではなく、我々の階級・地位・素性につきもののきまり文句にすぎない。
（ ニーチェ ）
6.
過ちをおかすことが悪いのではない。
悪いのはその過ちのために、ひまわりのごとく、どんな暗い所にいても絶えず太陽の方へ伸びてゆく、柔軟にして強靭な心を失うことだ。
（ セネカ ）
7.
友情関係は同等関係である。
（ カント ）
8.
三十年の結婚生活の後にも、貞淑な妻に優雅ささえあれば、彼女は結婚の最初の日のように夫の気に入る。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
9.
何かをするとき、いやいやながらするな、無思慮にするな、心に逆らってするな。
（ アウレリウス ）
10.
逆境における友というものは、果たして稀であろうか。
反対である。
誰かと友情を結ぶや否や、その人は苦境にさいして金を借りたがる。
（ ショーペンハウアー ）
11.
自ら敵に躍り込んで行くのは、
臆病の証拠である。
（ ニーチェ ）
12.
己の秘密を守ることは、
他人の秘密を守ることよりも堅い。
（ エマーソン ）
13.
平和は戦争よりもよい。
というのは、平時において息子たちは父親たちを埋葬し、戦時において父親たちが息子たちを埋葬するからである。
（ フランシス･ベーコン ）
14.
寝床につくとき、翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である。
（ カール・ヒルティ ）
15.
あなたの得意なこと、
それが幸福をもたらしてくれる。
（ バートランド・ラッセル ）
16.
なんらかの行為がいかにも目覚ましく見えても、偉大な計画の結果でないかぎり、それを偉大なものとは見てはならない。
（ ラ・ロシュフコー ）
17.
才気に富んだ人たちをある命題に賛成させるには、時として、それを途方もない逆説の形にさえしてみせればいいことがある。
（ ニーチェ ）
18.
自卑は、人間が自己を他人の人々よりも劣ると信じる謬見(びゅうけん)から生ずる悲しみである。
（ スピノザ ）
19.
怒りによって赤くなる人々は、怒りによって青くなる人々よりも怖ろしくない。
（ デカルト ）
20.
医者とは、ほとんど知識を持っていない薬を処方し、さらに少ない知識しか持っていない病気を治療し、全然知識を持っていない人間を健康にしようとする者のことである。
（ ヴォルテール ）
21.
愛したい思いを抑えるために自分の心に加える強制は、しばしば、愛するひとのつれなさよりも辛（つら）いものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
22.
治そうと思う者は、
もう半ば治っている。
（ セネカ ）
23.
最上の証明とは経験である。
（ フランシス･ベーコン ）
24.
友人のために私がしてあげられる一番のこと、それは、ただ友人でいてあげること。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
25.
良き医者は、特効のある薬と治療法を持っている者を言う。
それを持っていない場合には、持っている医者に自分の患者を依頼する者を言う。
（ ラ・ブリュイエール ）
26.
ある人物からまったく尊敬されていないと感じ取った人は、その人物に憎しみに近い感情をいだく。
（ ヴォーヴナルグ ）
27.
人間のやらかす事件で、失敗するに値するものなど何もない。
（ プラトン ）
28.
もっとも謙虚な人々でも乗り越えることができない障害というものは、ほとんど存在しない
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
29.
自制ができぬうちは、自由だとはいえぬ。
（ デモフィロス ）
30.
習ったことを一生忘れない人間は、仕事を必ずやり遂げ、一生向上を続ける。
一方、他の連中は、昔習ったことを学び直すのに一生の大半を費やし、どうにかこうにか面目を保っている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
31.
考えることは自由である。
（ キケロ ）
32.
人は、尊敬するが故(ゆえ)にのみ尊敬せられる。
（ エマーソン ）
33.
二百語以内で表現できない考えはない。
（ エリック・ホッファー ）
34.
有害なのは、自分の身の丈に合わせて、たいていは自分の身の丈より小さく見立てて、なそうという目標を立てる心性である。
第一、窮屈である。
第二に、窮屈に慣れて、身も心も縮こまったままになる。
第三に、自分の窮屈さを、思慮深さと勘違いして、子どもの世代に強要することだ。
（ 鷲田小彌太 ）
35.
本当に幸福になれる者は、人に奉仕する道を探し求め、ついにそれを見出した者である。
（ シュバイツァー ）
36.
最も危険なのは、質より量へ逃避することだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
37.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
38.
恐れている事をやってみなさい。
そうすれば恐怖心は、あとかたもなく消える。
（ エマーソン ）
39.
自己を過小評価する人は、いつも成功したことに驚いているのに対し、自己を過大評価する人は、いつも失敗したことに驚いている。
（ バートランド・ラッセル ）
40.
知らない女性はどれも愛想がよく見える。
（ モンテーニュ ）
41.
くる日、くる日が最良の日。
（ エマーソン ）
42.
太陽は日々に新しい。
（ ヘラクレイトス ）
43.
今日覚悟のできていない者は、明日になればさらに覚悟ができていない。
（ オウィディウス ）
44.
剣で人を殺すよりも、言葉で戦(いくさ)をつぶすほうが名誉なことである。
（ アウグスティヌス ）
45.
人は、見ようと思うものしか見ない。
（ エマーソン ）
46.
生まれて一度も、立派な決心をしない人はほとんどない。
ただそれが続かないのだ。
昨日結んだ紐(ひも)が、今日はや緩むのを見れば、明日は解けはせぬかと案じられるではないか。
結んだ紐は、日に日に締め直せば、固く締まってくる。
（ ジェームズ・ミル ）
47.
人は往々にして恋愛を去って野心に赴(おもむ)くが、野心から恋愛に立ち戻ることはほとんどない。
（ ラ・ロシュフコー ）
48.
教えることのできない子供というものはない。
あるのは子供達にうまく教えられない学校と教師だけである。
（ M・アドラー ）
49.
まったく相反する二つのこと、習慣と新奇が等しく我々の心をとらえる。
（ ラ・ブリュイエール ）
50.
人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ。
（ アリストテレス ）
51.
忍耐は希望を持つための技術である。
（ ヴォーヴナルグ ）
52.
人生とは自らの道である。
一つのことを試みることであり、一つの道を端的に示すことである。
（ サルトル ）
53.
絶望するな。
たとえ絶望したとしても、絶望のうちに働き続けろ。
（ エドマンド・バーク ）
54.
恋愛から結ばれるいわゆる恋愛結婚は、誤謬(ごびゅう)をその父とし、欲望をその母とする。
（ ニーチェ ）
55.
人間のことは何にてあれ、大いなる心労に値せず。
（ プラトン ）
56.
健康はそれ自身一つの宝ではあろうが、時として健康でなくても非常に幸福でありうる。
（ カール・ヒルティ ）
57.
問題解決より問題づくりの方がずっと大切だ。
（ ジョン・デューイ ）
58.
結局のところ、「社会」というのは、複数の人の集まりという単純な定義以上のものではない。
それ以上の意味は、人の作り出した観念だということだ。
（ 池田晶子 ）
59.
ひとたび金の問題になると、誰もかれも同じ宗派になる。
（ ヴォルテール ）
60.
生涯において最も大切なことは職業の選択である。
しかし、偶然によってそれは決まる。
（ ブレーズ・パスカル ）
61.
富める者が自分のために戦争をする時、死ぬのは貧しき者の方なのだ。
（ サルトル ）
62.
心から出たものは、心へと伝わる。
（ コールリッジ ）
63.
突飛な意見を持つことを恐れるな。
今日認められている意見は皆、かつては突飛だったのだ。
（ バートランド・ラッセル ）
64.
生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。
そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。
（ セネカ ）
65.
弱い人間は素直になれない。
（ ラ・ロシュフコー ）
66.
人の人生で最大の悲劇は、生きてはいても、彼の内部で何かが死んでいることだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
67.
宗教は無知の子供であり、その母より永くは生き延びることが出来ない。
（ ショーペンハウアー ）
68.
自然と美徳は、社会や財産の産物である学問と芸術によって害される。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
69.
朝起きてすぐ、迎えるその日になすべき行為を順に挙げよ。
（ ピタゴラス ）
70.
猫を尊重することは
美的感性の第一歩である。
実用性がすべての判断基準となる文化的段階においては、
人間は犬を好む。
（ エラズマス・ダーウィン ）
71.
ありのままの自分を出すほうが、自分を偽って見せるより、得るものは大きいはずだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
72.
生き生きとしていない観念によるような教育は、無用であるだけではありません。
何よりも有害なのです。
（ ホワイトヘッド ）
73.
友愛はつねに利をもたらすも、恋情は害をもたらす場合もありえる。
（ セネカ ）
74.
隣人を愛するというのは、神がそれを要求するがゆえに正しいのではなく、むしろ、それが自然として正しいことであるからこそ、神がそれを要求するのである。
（ ブレンターノ ）
75.
不可能事を追い求めるのは狂気の沙汰である。
ところが悪人がこのようなことをしないのは不可能なのである。
（ アウレリウス ）
76.
（永遠平和は）経験に教えられた我々が、絶対に努力すべきであるし、またそれが可能なことは、「理想としての戦争」という考え方のいかなる残骸をも駆逐し、それを完全に根絶することである。
（ ベネデット・クローチェ ）
77.
社会の悪役は利己主義にある。
（ エマーソン ）
78.
数学を学ぶのは、不滅の神々に近づくことである。
（ プラトン ）
79.
最もよく愛する者は最もよく祈る。
（ コールリッジ ）
80.
現実の人生というのは、大抵の人にとっては、実に長い次善の人生である。
つまり、理想や可能性との永遠の妥協である。
（ バートランド・ラッセル ）
81.
自惚れは進歩の障害である。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
82.
信仰とは意見であるが、その意見は真理を含んだ意見である。
（ フォイエルバッハ ）
83.
心の奥底に達してあらゆる病を癒せる音楽、それは温かい言葉だ。
（ エマーソン ）
84.
どんな種類の変更も改良も何も望まないほど完全に自分の境遇に満足しきっていることは、おそらくただの一例もないだろう。
（ アダム・スミス ）
85.
優雅は、正しさと魅力の成果である。
（ ヴォルテール ）
86.
習慣は法律よりもなすところが多い。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
87.
本当の癒しは、安易な自己肯定によるものではなく、「否定」をくぐり抜けた結果でなければならない。
（ 中沢新一 ）
88.
他人と比較してものを考える習慣は、
致命的な習慣である。
（ バートランド・ラッセル ）
89.
迷信は神々に対する無感覚の恐怖から成り、宗教は神々に対する敬虔なる崇拝から成る。
（ キケロ ）
90.
私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。
しかもその真理は、私がそのために生き、そのために死ねるような真理である。
（ キルケゴール ）
91.
我が行いを見習えと、誰にでも言い得るよう行為せよ。
（ カント ）
92.
科学は既に知っていること。
哲学は未知のこと。
（ バートランド・ラッセル ）
93.
あなたの悲哀がいかに大きくても、世間の同情を乞おうとしてはならない。
なぜなら、同情の中には軽蔑の念が含まれているからだ。
（ プラトン ）
94.
過去を忘れ、現在をおろそかにし、未来を恐れる者の生涯は短く、悩み事が多い。
（ セネカ ）
95.
成功を求める時間もないほど忙しい人のところへ、成功は訪れる。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
96.
健やかに死ぬ方法を知らない者は病的に生きることとなろう。
（ セネカ ）
97.
キリスト教の信仰は二つの真理、すなわち人間の自然性の堕落と、イエス＝キリストの購(あがな)いとを両立させるところである。
（ ブレーズ・パスカル ）
98.
子どもに対して言われる「お利口さん」という言葉は、子どもがいつでも理解する言葉で、しかも、人が決して子どもに説明してやらない言葉である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
99.
正直にしよう。
このことのうちに雄弁と徳行の秘訣があり、このことのうちに道徳的な影響力がある。
（ アミエル ）
100.
不満を抱くことは人生に目標を持つことに通じる。
（ エリック・ホッファー ）
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