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哲学者・思想家の名言
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1.
多くの人間は、その記憶があまりにもよいという唯一の理由から思索者になれない。
（ ニーチェ ）
2.
我々は決して悪を選ぶことが出来ない。
我々が選ぶのは常に善である。
（ サルトル ）
3.
生のみが我等(われら)にあらず
死もまた我等なり
（ 清沢満之 ）
4.
礼儀正しい、決して腹を立てない人物は、まさに大人物と呼ぶにふさわしい。
（ キケロ ）
5.
全てか、しからずば無。
（ キルケゴール ）
6.
恋愛は恋情によって始まる。
したがって、いかに強い友情からも弱い恋情にしか移行できない。
（ ラ・ブリュイエール ）
7.
希望は賢者を活気づけ、自惚れの強い人や呑気者を釣り込む。
自惚れの強い人や呑気者は、希望の与える約束を軽々しく信頼しきってしまう。
（ ヴォーヴナルグ ）
8.
出てけ、失せろ。
最期の言葉なんてものは、生きてるうちに言いたいことを全部言わなかったバカ者どもが口にするものだ。
（ カール・マルクス ）
9.
ねたみは憎しみよりも始末に負えない。
（ ラ・ロシュフコー ）
10.
未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。
――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
（ ショーペンハウアー ）
11.
行動するキッカケを逃すな。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
12.
素晴らしき結婚は、盲目の妻と、耳の聞こえぬ夫の間で生まれる。
（ モンテーニュ ）
13.
腹をすかしている人は、
ソースを吟味(ぎんみ)しない。
（ ソクラテス ）
14.
必然の理由から出発して反論の余地のない証明が成立するのは数学だけである。
したがって、数学においてのみ、人間はその学問独自の法則に基づいて、真理に到達することができる。
（ ロジャー・ベーコン ）
15.
民主主義者は若い保守主義者であり、
保守主義者は老いた民主主義者であり、
貴族政治主義者は果実を結ばない民主主義者である。
（ エマーソン ）
16.
美しいもの！
それは魂の目で見た美しさである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
17.
恋愛から結ばれるいわゆる恋愛結婚は、誤謬(ごびゅう)をその父とし、必要をその母とする。
（ ニーチェ ）
18.
明日を最も必要としない者が、最も快く明日に立ち向う。
（ エピクロス ）
19.
「運命」とは、まだ思考の火をくぐっていない事実、まだ洞察を受けていないさまざまな原因を表す言葉だ。
（ エマーソン ）
20.
キリスト教道徳は奴隷の道徳、弱者の道徳である。
生の拡大を妨げ、本能の発揮を抑え、人間を萎縮させ、退化させる道徳である。
（ ニーチェ ）
21.
地獄への道は、善意で舗装されている。
（ カール・マルクス ）
22.
（実生活において）学識はあるが賢慮を欠いている者たちは、
最高の真理から出発して最低の真理を統制しようとするが、
これに対して、知恵ある人は、
最低の真理から出発して最高の真理に向かうのである。
（ ジャンバッティスタ・ヴィーコ ）
23.
われわれは苦しむ以上に恐れるのである。
（ アラン ）
24.
天も地も海も一(ひ)とまとめにしたすべてでも全宇宙の総和に較(くら)ぶれば無に等しいものである。
（ ルクレティウス ）
25.
人が自分自身をどう思うかで、その人の運命は決まる、というより示される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
26.
芸術は自然の模倣や人間の生の再現以上のものである。
芸術は一種の変換であり変質である。
（ エルンスト・カッシーラー ）
27.
後悔とは、苦い徒労の後戻りである。
それは過失の誤った利用である。
（ アラン ）
28.
人生は物語のようなものだ。
重要なのは、どんなに長いかということではなく、どんなに良いかということだ。
（ セネカ ）
29.
どの生活必需品であっても
人びとの分業が条件としてあり、
その過程を持ち合い、分かち合うことで、
一人ひとりの生活基盤は築かれる。
その意味で、
分業と相互扶助の仕組みなしには
個人の自立した生活もおよそありえない。
（ 鷲田清一 ）
30.
恥ずかしいと思わぬことは、恥ずかしがらずに言うべきだ。
（ モンテーニュ ）
31.
迅速に決断し、行動できるように自己訓練しておくことを、誰しも心がけるべきである。
（ チャールズ・エバレット ）
32.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
33.
神は私という器官を必要としたのだ。
そうでなければ、私がここにいるはずはない。
（ エマーソン ）
34.
世の中に、良い年の取り方を知っている人は、本当に少ないものだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
35.
うまい洒落(しゃれ)は、洒落るつもりがない時に生まれる。
同様に、我々が心を動かされるのは、その人にこちらの心を動かそうというつもりがまったくない時である。
（ ヴォルテール ）
36.
あらゆる真実は一度発見されれば理解するのは容易だ。
肝心なのは真実を発見することだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
37.
「老い」 は私達の顔よりも心に多くの皺(しわ)を刻む。
（ モンテーニュ ）
38.
人は自分の好きなものを手に入れてこそ幸福であり、他人が好ましいと思うものを手に入れても幸福ではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
39.
礼節とは、道徳的にまた知的に貧弱な互いの性質を互いに無視し合いながら、非難しまいという暗黙のうちの協定である。
（ ショーペンハウアー ）
40.
生きるというのは、考えるということである。
（ キケロ ）
41.
互いに許し得ない唯一の罪は、意見の相違である。
（ エマーソン ）
42.
人は自己より小さい者の助けを必要とすることがしばしばある。
（ ラ・フォンテーヌ ）
43.
人生は闘争にして、また過客の仮の宿なり。
（ アウレリウス ）
44.
幸福への道はただ一つしかない。
それは、意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしないことである。
（ エピクテトス ）
45.
教育なるものは、真理への願望を培(つちか)うべきものであって、ある特定の信条が真理であるといった確信を涵養(かんよう)すべきものではない。
（ バートランド・ラッセル ）
46.
資本主義が進展すると共に、手段としての財力が強くなり、人間のほうが財の手段となり、人間が機械の奴隷にされるという傾向が生じてくる。
（ 和辻哲郎 ）
47.
家に書物なきは、
人に魂なきがごとし。
（ キケロ ）
48.
希望すること、これが幸福なのだ。
（ アラン ）
49.
君が長生きするかどうかは、運命にかかっている。
だが、充実して生きるかどうかは、君の魂にかかっている。
（ セネカ ）
50.
最近の発言でありさえすれば、
常により正しく、
後から書かれたものならば、
いかなるものでも前に書かれたものを改善しており、
いかなる変更も必ず進歩である
と信ずることほど大きな誤りはない。
（ ショーペンハウアー ）
51.
私は、敵を倒した者より、自分の欲望を克服した者の方を、より勇者と見る。
自らに勝つことこそ、最も難しい勝利だからだ。
（ アリストテレス ）
52.
真に神を愛する者は、神からも愛されることを願ってはならない。
（ スピノザ ）
53.
行動は感情に従うように見える。
しかし実際には、行動と感情は平行するものである。
感情は、行動ほど直接的に意志の支配を受けないが、我々は、行動を律することによって、感情を間接的に規制することができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
54.
肉体のために生きるのではなく、肉体なしには生きられないように振る舞うべきである。
（ セネカ ）
55.
想像力は、現実に持ち込まれた主観以外の何ものでもない。
（ ガストン・バシュラール ）
56.
最上のタイプの愛情は、相互に生命を与え合うものだ
（ バートランド・ラッセル ）
57.
大半の女性が友愛に感激しないのは、恋情を知ってみると、友愛の味の方がまずいからだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
58.
議論の目的は、
勝利ではなく改善であるべきだ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
59.
恋は遅く来るほど激しい。
（ オウィディウス ）
60.
歴史は繰り返す。
最初は悲劇として、二度目は笑劇(しょうげき)として、過去の亡霊を呼び出し、その由緒ある衣装に身を包み、借りものの言葉を演じる。
（ カール・マルクス ）
61.
認識は信仰の報酬である。
信じるために認識するのではなく、認識するために信じよ。
（ アウグスティヌス ）
62.
人は、
いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、
生きているということを実感することもできない。
（ ハイデッガー ）
63.
時間を充実させることが幸福である。
（ エマーソン ）
64.
人間はつねに、自分に理解できない事柄は何でも否定したがるものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
65.
哲学とは、つまるところ死を学ぶことである。
（ モンテーニュ ）
66.
私は私の意見を述べる。
それがよい意見だからではなく、私自身の意見だからだ 。
（ モンテーニュ ）
67.
人間の偉大さは、不運に対してどのように耐えるかによって、決まるものだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
68.
真理は「時」の娘であり、
権威の娘ではない。
（ フランシス･ベーコン ）
69.
我々人間の意見の最も普遍の性質は多種多様ということである。
（ モンテーニュ ）
70.
女は結婚することによって世界の小さな一部分を自分の領域として与えられる。
法律が彼女を男の身勝手から守ってくれる。
だが、その代わりに女は男の臣下となる。
（ ボーヴォワール ）
71.
人間は誰でもいつかは必ず死ぬのだ。
だから、我々が常に考えなければならないのは、
死をまぬがれようとすることではなく、
生きられるだけの時間を
どうすれば最もよく生きられるかということだ。
（ ソクラテス ）
72.
個人の自由も次の点では制限されなければならない。
すなわち、他の人達に迷惑をかけてはならない。
（ J・S・ミル ）
73.
運を開く秘訣は、各人が持つ喜びの中にある。
（ エマーソン ）
74.
純粋さとは、汚れをじっと見つめうる力である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
75.
卑しい人たちは、
偉人の欠点や愚行に
非常な喜びを感じる。
（ ショーペンハウアー ）
76.
墓に入るまで、
人間は幸福なりと称すべきにあらず。
（ オウィディウス ）
77.
老年においては、名声と富とがかろうじて才能と快楽との代わりをする。
（ ヴォーヴナルグ ）
78.
人間の幸福の敵は、苦痛と退屈である。
（ ショーペンハウアー ）
79.
死者がその存在を失っても、死者との関わりは消えることはない。
（ 田辺元 ）
80.
克服することができると信じる者は、克服することができる。
この人生の第一課を学ばなかった者は、恐れを克服できないまま日々を過ごす。
（ エマーソン ）
81.
人があなたのことを悪く言う。
それが真実なら直せばいい。
それがウソなら笑い飛ばせばいい。
（ エピクテトス ）
82.
もし人間の精神が理解できるほど単純なのであれば、人間はあまりに単純なためにそれを理解できないだろう。
（ エマーソン ）
83.
想像力というものは、
狡知の源泉ではあるが、
優しさの温床でもある。
狡知の源泉であるというのは、
相手がこれからとる行動を読んで先手を打つには
相手の心の内を先に読む、
つまりは想像する必要があるからだ。
（ 鷲田清一 ）
84.
神さま、死の間際になって、やっと気づきました。
あなたはそもそも生きたことがおありではなかったのですね。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
85.
人は他の何ものを知るよりも先に、自己自身を知ることを学ばなければならない。
（ キルケゴール ）
86.
立派な箴言というものは、時の歯にとって余りに固すぎる。
そしてあらゆる世紀もこれを食いつくせない。
それはいつの時代のためにも栄養に役立つものであるけれども。
（ ニーチェ ）
87.
民主制は、君主制と貴族制の正当な嗣子(しし)である。
（ アミエル ）
88.
善悪を自分で判断すること、それができることこそが、本当の自由なんだ。
自分で自由に決めるということの、本当の意味なんだ。
（ 池田晶子 ）
89.
思慮は何にもまして堅固なる城壁なり。
なぜならば、それは決して倒壊することも、敵の手に渡されることもないゆえなり。
（ アンティステネス ）
90.
靴屋がいちばんぼろの靴を履いている。
（ モンテーニュ ）
91.
知性には、活発な好奇心が必要とされる。
しかし、それは特定の種類のものでなければならない。
（ バートランド・ラッセル ）
92.
教育は青年にとっては気品、老人にとっては慰め、貧者(ひんじゃ)にとっては富、金持ちにとっては飾りである。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
93.
専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するにものごとを自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。
たった、それだけのことです。
そのために勉強するのです。
（ 山本義隆 ）
94.
年をとった人が拠り所にしている独断的な考えは、その年になるとおそらく不可欠な支えになっている場合が多い。
（ ゲオルク・ジンメル ）
95.
心は正しい目標をなくすと、偽りの目標にはけ口を向けるものだ。
（ モンテーニュ ）
96.
私は大部分の時を孤独で過ごすのが健全なことであるということを知っている。
最も善い人とでも一緒にいるとやがて退屈になり散漫になる。
私は独りでいることを愛する。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
97.
君が盗みをはたらかないのは、正直者だからではなく計算にすぎない。
つまり君は、道徳的なのではなく、用心深いだけなのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
98.
権力欲は強さでなく弱さに根ざしている。
（ エーリヒ・フロム ）
99.
愛する人に本当のことを言われるよりも、だまされているほうがまだ幸せなときがある。
（ ラ・ロシュフコー ）
100.
何か不運に見舞われそうになったら、
起こり得る最悪の事態について真剣に、慎重に考えてみよう。
この起こり得る最悪の事態をしっかり見据えたら、
それも結局大した災難ではないと思うための理由を考えてみよう。
その理由は必ずあるものだ。
（ バートランド・ラッセル ）
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