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4701.
心という宇宙に入り込めるのは心だけ。
（ アニメ『ペルソナ４』 ）
4702.
人は見かけではなく、中身でもなく、行動で判断すべきだ。
（ アニメ『Ｋ』 ）
4703.
誰かのことをすべて知りたいって思うのは、それはいいことに思えるかもしれないけど、でもほんとは、知りすぎないほうがいいんだ。
（ 映画『ヒアアフター』 ）
4704.
たった一人でもそばにいて、手を握っていてくれたなら、きっと、生きることも死ぬことも恐くないと思うんだ。
（ アニメ『八犬伝−東方八犬異聞−』 ）
4705.
他と関わりを持たぬ孤独な者は、自ずとその限界が定まってしまう。
じゃが、他者と惹かれ合い、影響し合うとき、その限界が限界ではなくなる。
（ アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』 ）
4706.
できない理由を外に見つけて納得させられるのは、自分の心だけだ。
他人は絶対、納得しない。
もし周囲も納得しているように見えるなら、それは貴様が甘やかされている証拠だ。
そんな連中は害にしかならない。
即刻関係を断て。
（ アニメ『トータル・イクリプス』 ）
4707.
誰かに頼れる。
誰かが頼ってくれる。
それだけで人間って、一人じゃ出せない力を出せちゃうんだ。
（ アニメ『とある科学の超電磁砲Ｓ』 ）
4708.
愛の気持ちは、いつだって人の心を明るく照らし出す。
（ ジャクリーン・ヒッキー ）
4709.
すべてを赦(ゆる)すことによって、魂の平安が訪れる。
（ ローズマリー・ガイシンジャー ）
4710.
人の気持ちを大切にするのはいいことです。
でも、いやなときに「いいえ」と言えないなら、あなた方は決して自分が本当に望む人間にはなれません。
（ バーバラ・K・バセット ）
4711.
（人間も含め）すべてのものは、年季が入ってくるに従って特別な取り扱いが必要になります。
でも、古くなればなるほど、それにはそれなりの味わいと美しさが出てくるのです！
（ ビバリー・ジェミニアーニ＆キャロル・クライン ）
4712.
悪とは、てめえ自身のためだけに弱者を利用し、踏みつける奴のことだ。
ましてや女を。
（ アニメ『スターダストクルセイダーズ』 ）
4713.
いさかいのあるところに許しをもたらそう。
誤りのあるところに真理をもたらそう。
迷いのあるところに信仰をもたらそう。
そして、絶望のあるところに希望をもたらそう。
（ 聖フランチェスコの平和の祈り ）
4714.
他人の現実を１００パーセント受け入れると、あなた自身の成長が促進される。
なぜなら、人を判断し批判する時、あなたは低次元に引き止められてしまうからだ。
（ スチュワート・ワイルド ）
4715.
もし誰かの心の嘆きを止めてあげられたら、
私の人生は無駄じゃない。
（ エミリー・ディキンソン ）
4716.
もし誰かのつらさを慰めてあげられたら、
もし誰かの苦痛を和らげてあげられたら、
もし落ちてきた駒鳥を巣に帰してあげられたら、
私の人生は無駄じゃない。
（ エミリー・ディキンソン ）
4717.
私は自分自身に満足していなければならない。
さもないと相手に何も差し出せないから。
（ 作者不詳の詩 ）
4718.
単純だが有効な法則がある。
「常に、人が期待する以上のものを与える」ということだ。
（ ネルソン・ボズウェル ）
4719.
親切の種をまく者は、永遠の収穫に恵まれる。
（ 作者不詳 ）
4720.
人に対してできる最大の善行は、自分の富を分けることではなく、その人も富を持っていることを分からせてあげることだ。
（ ベンジャミン・ディズレーリ ）
4721.
ある種の人々が、偉人だとか小人物だとかいうのは、自己のために利用できる効果の濃淡について言っているのだ。
（ 魯迅 ）
4722.
アレモ人ノ子。
生キテイル。
（ 太宰治 ）
4723.
人から尊敬されようと思わぬ人たちと遊びたい。
けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。
（ 太宰治 ）
4724.
人をきらい、人にきらわれる。
（ 太宰治 ）
4725.
人間は、一緒に旅行をすると、その旅の道連れの本性がよくわかる。
（ 井伏鱒二 ）
4726.
旅は、徒然つれづれの姿に似て居ながら、人間の決戦場かも知れない。
（ 太宰治 ）
4727.
おしゃべりをするという事は、これは非常な自己犠牲で、ほとんど人間の、最高の奉仕の一つでしょう。
しかも少しも報酬をあてにしていない奉仕でしょう。
（ 太宰治 ）
4728.
馬鹿者はね、ふざける事は真面目でないと信じているんです。
また、洒落は返答でないと思ってるらしい。
そうして、いやに卒直なんて態度を要求する。
（ 太宰治 ）
4729.
卒直なんてものはね、他人にさながら神経のないもののように振舞う事です。
他人の神経をみとめない。
だからですね、余りに感受性の強い人間は、他人の苦痛がわかるので、容易に卒直になれない。
卒直なんてのは、これは、暴力ですよ。
（ 太宰治 ）
4730.
お道化なんてのは、卑屈な男子のする事だ。
お道化を演じて、人に可愛かわいがられる、あの淋さびしさ、たまらない。
空虚だ。
（ 太宰治 ）
4731.
男子は、人に可愛がられようと思ったりしては、いけない。
男子は、人に「尊敬」されるように、努力すべきものである。
（ 太宰治 ）
4732.
汝なんじの兄弟より利息を取とるべからず。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言 ）
4733.
まったく、肉親の者にまで、他人行儀のめんどうくさい挨拶をしなければならんとなると、男は仕事も何も出来やしない。
（ 太宰治 ）
4734.
学校は、学問するところではなくて、くだらない社交に骨折るだけの場所である。
（中略）学生ほど、今日、無智なものはない。
つくづく、いやになってしまう。
（ 太宰治 ）
4735.
夕立の晴れた空にかかる虹は、やがてはかなく消えてしまいますけど、ひとの胸にかかった虹は、消えないようでございます。
（ 太宰治 ）
4736.
札つきなら、かえって安全でいいじゃないの。
鈴を首にさげている子猫みたいで可愛らしいくらい。
札のついていない不良が、こわいんです。
（ 太宰治 ）
4737.
人間は、こぶしを固く握りながら笑えるものでは無いのである。
（ 太宰治 ）
4738.
人間への不信は、必ずしもすぐに宗教の道に通じているとは限らない。
（ 太宰治 ）
4739.
互いにあざむき合って、しかもいずれも不思議に何の傷もつかず、あざむき合っている事にさえ気がついていないみたいな、実にあざやかな、それこそ清く明るくほがらかな不信の例が、人間の生活に充満しているように思われます。
（ 太宰治 ）
4740.
自分は、これまでの生涯に於(お)いて、人に殺されたいと願望した事は幾度となくありましたが、人を殺したいと思った事は、いちどもありませんでした。
それは、おそるべき相手に、かえって幸福を与えるだけの事だと考えていたからです。
（ 太宰治 ）
4741.
女は、男よりも更に、道化には、くつろぐ。
（ 太宰治 ）
4742.
人にものを頼むのに、まず、その人を笑わせるのが上策。
（ 太宰治 ）
4743.
ああ、われに冷たき意志を与え給え。
われに、「人間」の本質を知らしめ給え。
人が人を押しのけても、罪ならずや。
われに、怒りのマスクを与え給え。
（ 太宰治 ）
4744.
「……これ以上は、世間が、ゆるさないからな」
（中略）「世間というのは、君じゃないか」
（ 太宰治 ）
4745.
世間というものは、個人ではなかろうかと思いはじめてから、自分は、いままでよりは多少、自分の意志で動く事が出来るようになりました。
（ 太宰治 ）
4746.
（世間とは）個人と個人の争いで、しかも、その場の争いで、しかも、その場で勝てばいいのだ。
（ 太宰治 ）
4747.
人間は決して人間に服従しない、奴隷でさえ奴隷らしい卑屈なシッペがえしをするものだ、
だから、人間にはその場の一本勝負にたよる他、生き伸びる工夫がつかぬのだ。
（ 太宰治 ）
4748.
不幸な人は、ひとの不幸にも敏感なものなのだ。
（ 太宰治 ）
4749.
自分の不幸は、拒否の能力の無い者の不幸でした。
すすめられて拒否すると、相手の心にも自分の心にも、永遠に修繕し得ない白々しいひび割れが出来るような恐怖におびやかされているのでした。
（ 太宰治 ）
4750.
たとい親身の兄弟でも、同じ屋根の下に住んで居れば、気まずい事も起るものだ。
（ 太宰治 ）
4751.
憎まれて憎まれて強くなる。
（ 太宰治 ）
4752.
こころよく
人を讃(ほ)めてみたくなりにけり
利己の心に倦(う)めるさびしさ
（ 石川啄木 ）
4753.
へつらひを聞けば
腹立(はらだ)つわがこころ
あまりに我を知るがかなしき
（ 石川啄木 ）
4754.
大(おほ)いなる彼の身体(からだ)が
憎(にく)かりき
その前にゆきて物を言ふ時
（ 石川啄木 ）
4755.
気の変(かは)る人に仕(つか)へて
つくづくと
わが世がいやになりにけるかな
（ 石川啄木 ）
4756.
空寝入(そらねいり)生あくび《「生」＆「口＋去」＆「呻」》など
なぜするや
思ふこと人にさとらせぬため
（ 石川啄木 ）
4757.
一度でも我に頭を下げさせし
人みな死ねと
いのりてしこと
（ 石川啄木 ）
4758.
叱られて
わっと泣き出す子供心
その心にもなりてみたきかな
（ 石川啄木 ）
4759.
いつしかに
泣くといふこと忘れたる
我泣かしむる人のあらじか
（ 石川啄木 ）
4760.
負けたるも我にてありき
あらそひの因(もと)も我なりしと
今は思へり
（ 石川啄木 ）
4761.
殴(なぐ)らむといふに
殴れとつめよせし
昔の我のいとほしきかな
（ 石川啄木 ）
4762.
わが去れる後(のち)の噂(うはさ)を
おもひやる旅出(たびで)はかなし
死ににゆくごと
（ 石川啄木 ）
4763.
山の子の
山を思ふがごとくにも
かなしき時は君を思へり
（ 石川啄木 ）
4764.
いろいろの人の思はく
はかりかねて、
今日もおとなしく暮らしたるかな。
（ 石川啄木 ）
4765.
人とともに事をはかるに
適せざる、
わが性格を思ふ寝覚(ねざめ)かな。
（ 石川啄木 ）
4766.
自分よりも年若き人に、
半日も気焔(きえん)を吐(は)きて、
つかれし心！
（ 石川啄木 ）
4767.
青年たちはいつでも本気に議論をしない。
お互いに相手の神経へふれまいふれまいと最大限度の注意をしつつ、おのれの神経をも大切にかばっている。
むだな侮りを受けたくないのである。
（ 太宰治 ）
4768.
この男は、いま、幸福の予感にぬくぬくと温まっているらしいが、そんなときには、人は、どこやら慈悲深くなるものらしい。
（ 太宰治 ）
4769.
善人どうしは、とかく憎しみ合うもののようである。
（ 太宰治 ）
4770.
僕は、ひとの言葉をそのままに信ずる主義である。
だまされたなら、それはだましたほうが悪いのだ。
（ 太宰治 ）
4771.
ひとにめいわくをかけて素知らぬ顔のできるのは、この世ならぬ傲慢(ごうまん)の精神か、それとも乞食の根性か、どちらかだ。
甘ったれるのもこのへんでよし給え。
（ 太宰治 ）
4772.
長幼序(じょ)あり
（ 孟子 ）
4773.
眼鏡をとって人を見るのも好き。
相手の顔が、皆、優しく、きれいに、笑って見える。
（ 太宰治 ）
4774.
眼鏡をはずしている時は、決して人と喧嘩(けんか)をしようなんて思わないし、悪口も言いたくない。
ただ、黙って、ポカンとしているだけ。
そうして、そんな時の私は、人にもおひとよしに見えるだろうと思えば、なおのこと、私は、ポカンと安心して、甘えたくなって、心も、たいへんやさしくなるのだ。
（ 太宰治 ）
4775.
嘘をつかない人なんて、あるかしら。
あったら、その人は、永遠に敗北者だ。
（ 太宰治 ）
4776.
声の大なる言葉のほうが、「真理」に化す。
ばか、と言われた時には、その二倍、三倍の大声で、ばか、と言い返せよ。
（ 太宰治 ）
4777.
もののみごとにだまされ給え。
人、七度の七十倍ほどだまされてからでなければ、まことの愛の微光をさぐり当て得ぬ。
（ 太宰治 ）
4778.
からかうのはやめろ。
ひとを平気でからかうのは、卑劣な心情の証拠だ。
罵(ののし)るなら、ちゃんと罵るがいい。
（ 太宰治 ）
4779.
わかい頃ころは誰しもそうなんだが、君は、自分ではずいぶん手ひどい事を他人に言っていながら、自分が何か一言でも他人から言われると飛び上って騒ぎたてる。
君が他人から言われて手痛いように、他人だって君にずけずけ言われて、どんなに手痛いか、君はそんな事は思ってもみないのですからね。
（ 太宰治 ）
4780.
（金を）貸す事もならん。
お前から借りた男は、必ずお前の悪口を言うだろう。
自分で借りて肩身が狭く、お前をけむったいものだから、必ずどこかで、お前の陰口をたたきます。
すなわち、やがて不和の基。
（ 太宰治 ）
4781.
相手から、あまりしつこく口論を吹っかけられた場合には、屹(き)っとなって相手の顔を見つめ、やがて静かに、君も淋(さび)しい男だね、とこう言え。
いかな論客でも、ぐにゃぐにゃになる。
けれども、なるべくならば笑って柳に風と受け流すが上乗。
（ 太宰治 ）
4782.
人の顔いろを読みとるのが素早いのは、かえって性質のいじけている証拠なのです。
立派な男子には、不必要な事です。
（ 太宰治 ）
4783.
ずいぶんいけない事をしていながら、ただ、すみませんと一言だけ言って、それで許してもらおうなんて考えるのは、自分の罪をそんな意識していない図々(ずうずう)しい人のするわざです。
（ 太宰治 ）
4784.
曲者(くせもの)というものは、たいてい浅墓(あさはか)で興覚めな、けち臭い打算ばっかりやっている哀れな、賤(いや)しい存在だが、それを見破ったからとて、こちらでただ軽蔑(けいべつ)して、のほほん顔でいたならば、ひどい目に遭う。
うっかりしていると、してやられる。
黙殺したい、いや、蔑棄したい程、いやな存在だが、油断がならん。
（ 太宰治 ）
4785.
人の心は、実にたわいが無いものだ。
風に吹かれる葦(あ)しみたいに、右にでも左にでも、たやすく靡(なび)く。
（ 太宰治 ）
4786.
人は、なぜお互い批評し合わなければ、生きて行けないのだろう。
砂浜の萩の花も、這い寄る小蟹も、入江に休む鴈(かり)も、何もこの私を批評しない。
人間も、須(すべから)くかくあるべきだ。
（ 太宰治 ）
4787.
人おのおの、生きる流儀を持っている。
その流儀を、お互い尊敬し合って行く事が出来ぬものか。
誰にも迷惑をかけないように努めて上品な暮しをしているのに、それでも人は、何のかのと言う。
うるさいものだ。
（ 太宰治 ）
4788.
御安心なさい。
誰も、あなたに、ものをねだりやしませんよ。
人の深切をさえ、あなたたちは素直に受取る事を知らないんだからなあ。
あとのお返しが大変だ、なんてね。
（ 太宰治 ）
4789.
紳士は、これだから、いやさ。
自分がひとに深切を施すのは、たいへんの美徳で、そうして内心いささか報恩などを期待しているくせに、ひとの深切には、いやもうひどい警戒で、あいつと対等の附合(つきあ)いになってはかなわぬなどと考えているんだから、げっそりしますよ。
（ 太宰治 ）
4790.
どうも、陸上の生活は騒がしい。
お互い批評が多すぎるよ。
陸上生活の会話の全部が、人の悪口か、でなければ自分の広告だ。
うんざりするよ。
（ 太宰治 ）
4791.
どうも、このお見送りってやつは、気のはずまねえものだ。
溜息ばかり出て、何を言ってもしらじらしく、いっそもう、この辺でお別れしてしまいたいようなものだ。
（ 太宰治 ）
4792.
とかく招かれざる客というものは、その訪問先の主人の憎悪感に気附く事はなはだ疎(うと)いものである。
（ 太宰治 ）
4793.
あそこの家へ行くのは、どうも大儀だ、窮屈だ、と思いながら渋々出かけて行く時には、案外その家で君たちの来訪をしんから喜んでいるものである。
（ 太宰治 ）
4794.
ああ、あの家はなんて気持のよい家だろう、ほとんどわが家同然だ、いや、わが家以上に居心地がよい、我輩の唯一の憩(いこ)いの巣だ、なんともあの家へ行くのは楽しみだ、などといい気分で出かける家に於(お)いては、諸君は、まずたいてい迷惑がられ、きたながられ、恐怖せられ、襖(ふすま)の陰に箒など立てられているものである。
（ 太宰治 ）
4795.
他人の家に、憩いの巣を期待するのが、そもそも馬鹿者の証拠なのかも知れない。
（ 太宰治 ）
4796.
格別の用事でも無い限り、どんな親しい身内の家にでも、矢鱈(やたら)に訪問などすべきものでは無いかも知れない。
（ 太宰治 ）
4797.
自分の出鱈目(でたらめ)を何でも信じてくれる者の胸中には、しばしば何かのおそるべき悪計が蔵(ぞう)せられているものだ。
（ 太宰治 ）
4798.
道徳の善悪よりも、感覚の好き嫌ひに依(よ)って世の中の人たちはその日常生活に於(お)いて互いに罵(ののし)り、または罰し、または賞し、または服しているものだ。
（ 太宰治 ）
4799.
寝ていて人を起こすなかれ。
（ 石川理紀之助 ）
4800.
お前たちには、ひとの悪いところばかり眼について、自分自身のおそろしさにまるで気がついていない。
（ 太宰治 ）
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