とかく招かれざる客というものは、その訪問先の主人の憎悪感に気附く事はなはだ疎(うと)いものである。
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『お伽草子』 「カチカチ山」 【 太宰治の名言 】
《 憎しみ 》
〈全文〉
とかく招かれざる客というものは、その訪問先の主人の、こんな憎悪感に気附く事はなはだ疎(うと)いものである。 __ Link __ これは実に不思議な心理だ。 読者諸君も気をつけるがよい。 あそこの家へ行くのは、どうも大儀だ、窮屈だ、と思いながら渋々出かけて行く時には、案外その家で君たちの来訪をしんから喜んでいるものである。 __ Link __ それに反して、ああ、あの家はなんて気持のよい家だろう、ほとんどわが家同然だ、いや、わが家以上に居心地がよい、我輩の唯一の憩(いこ)いの巣だ、なんともあの家へ行くのは楽しみだ、などといい気分で出かける家に於(お)いては、諸君は、まずたいてい迷惑がられ、きたながられ、恐怖せられ、襖(ふすま)の陰に箒など立てられているものである。 __ Link __ 他人の家に、憩いの巣を期待するのが、そもそも馬鹿者の証拠なのかも知れないが、とかくこの訪問という事に於いては、吾人(ごじん)は驚くべき思い違いをしているものである。 __ Link __ 格別の用事でも無い限り、どんな親しい身内の家にでも、矢鱈(やたら)に訪問などすべきものでは無いかも知れない。 __ Link __
1.
( アルベルト・モラヴィア )
2.
( 多田富雄 )
3.
( アルベール・カミュ )
4.
( 美輪明宏 )
5.
( 三島由紀夫 )
6.
( ジェームズ・ゴーマン )
7.
( 斎藤茂太 )
8.
( 永六輔 )
9.
( 邱永漢 )
10.
( ピーター・マックウィリアムズ )
11.
( 大野勝彦 )
12.
( アナトール・フランス )
13.
( 松下幸之助 )
14.
( 柳兼子 )
15.
( 後藤静香 )
16.
( 洪応明 )
17.
( 国木田独歩 )
18.
( スティーブン・R・コヴィー )
19.
( ウォルト・ディズニー )
20.
( リルケ )
21.
( 浅田正作 )
22.
( アラブのことわざ・格言 )
23.
( プーシキン )
24.
( ヴォーヴナルグ )
25.
( ガストン・バシュラール )
26.
( D・H・ローレンス )
27.
( 五木寛之 )
28.
( 志茂田景樹 )
29.
( ファインマン )
30.
( 宝塚の稽古場にいつのまにか貼られていた言葉。貴城けい )
【 世界平和に貢献 】
【 宗教的な人 】 【 定期的に購入 】 【 気どった料理人 】 【 内なる導きに従う 】 【 自分のレベルに合った仕事 】 【 仕事に熱中 】 【 うぬぼれが強められる 】 【 世の中で恵まれない 】 【 思考力のある人 】 【 親友を見出す 】 【 頼りにできるのは自分だけ 】 |