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［ 名言 ］
他人の家に、憩いの巣を期待するのが、そもそも馬鹿者の証拠なのかも知れない。
［ 出典 ］
太宰治［だざい・おさむ］
（明治〜昭和の作家、1909〜1948）
『お伽草子』
「カチカチ山」
【 太宰治の名言 】
【 Dazai Osamu 】
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〈全文〉
とかく招かれざる客というものは、その訪問先の主人の、こんな憎悪感に気附く事はなはだ疎(うと)いものである。
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これは実に不思議な心理だ。
読者諸君も気をつけるがよい。

あそこの家へ行くのは、どうも大儀だ、窮屈だ、と思いながら渋々出かけて行く時には、案外その家で君たちの来訪をしんから喜んでいるものである。
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それに反して、ああ、あの家はなんて気持のよい家だろう、ほとんどわが家同然だ、いや、わが家以上に居心地がよい、我輩の唯一の憩(いこ)いの巣だ、なんともあの家へ行くのは楽しみだ、などといい気分で出かける家に於(お)いては、諸君は、まずたいてい迷惑がられ、きたながられ、恐怖せられ、襖(ふすま)の陰に箒など立てられているものである。
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他人の家に、憩いの巣を期待するのが、そもそも馬鹿者の証拠なのかも知れないが、とかくこの訪問という事に於いては、吾人(ごじん)は驚くべき思い違いをしているものである。
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格別の用事でも無い限り、どんな親しい身内の家にでも、矢鱈(やたら)に訪問などすべきものでは無いかも知れない。
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［ ランダム名言 ］
1.
自分にとって大切なことは、
他人が自分のことをどう考えているかということではなく、
自分が彼らのことをどう考えているかということだ。
（ シャトーブリアン ）
（ Chateaubriand ）
2.
生きることには死の危険が、
求めることには失望の危険が、
挑戦することには失敗の危険がつきまとう。
しかし危険は冒さなければならない。
（ 作者不詳 ）
3.
自由な人間は決して妬(ねた)まない。
彼は偉大なものを喜んで受け入れ、そうしたものが存在することが、うれしいと喜ぶ。
（ ヘーゲル ）
（ Hegel ）
4.
ひとがひとの能力を試みるなんてことは、君、容易ならぬ無礼だからね
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
5.
吠えてばかりいる犬に、
人は注意を払わない。
（ ミャンマー（ビルマ）のことわざ・格言 ）
（ Myanmar saying ）
6.
今この瞬間ベストを尽くせば、次の瞬間ベストポジションにいられる。
（ オプラ・ウィンフリー ）
（ Oprah Winfrey ）
7.
詩は言葉の全能性、すなわち言葉が意味を完全に表現しうるものだということを信じ、あるいは仮定して書かれる形而上学のようには、言葉に対する信頼をもって書かれえない。
（ 大岡信 ）
（ Oooka Makoto ）
8.
２０代は何でもやれ。
何でも吸収しろ。
３０代は自分の人生の方向を決めろ。
４０代は成し遂げろ。
（ 原田泳幸 ）
（ Harada Eikou ）
9.
時の翼に乗って悲しみは飛び去る。
（ ラ・フォンテーヌ ）
（ La Fontaine ）
10.
予想通りになんねえから、女は面白いんだろうが。
（ アニメ『ルパン三世』 ）
（ Lubin 3rd ）
11.
他人を責めるひとほど陰で悪い事をしているものではないのか。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
12.
創業当時、私が「世界的視野に立ってものを考えよう」と言ったら噴き出したやつがいた。
（ 本田宗一郎 ）
（ Honda Souichirou ）
13.
たとえ他人が自分のことをすぐには理解してくれなかったとしても、それはその人がダメな人間、つまらない人間だからではない。
（ 香山リカ ）
（ Kayama Rika ）
14.
あなたの愛する仕事を見つけなさい。
そうすればあなたは人生で働かなくてはならない日は二度とないでしょう。
（ 孔子 ）
15.
誰からも好かれる人ほど、
深く好かれない。
（ スタンダール ）
（ Stendhal ）
16.
成功するかどうかは、
その人の能力より情熱に負うところのほうが大きい。
自分の仕事に身も心も捧げる人間こそ
勝利者となる。
（ チャールズ・バクストン ）
（ Charles Buxton ）
17.
どんなに優れた天才であれ、全てを自分自身のおかげだと思うとしたら、それ以上の進歩は出来ないだろう。
（ 作者不詳 ）
18.
根っこと幹さえあれば、植物が自生していけるのとおなじように、（作品に）その人の根っこ（と幹）さえあれば（芸術は）完成です。
（ 吉本隆明 ）
（ Yoshimoto Takaaki ）
19.
あなたが何かする必要がある時、それは、他の誰もがそれをしようとしない時と、人々が「そんなの出来っこない」と言っている時だ。
（ ウィル・デュラント ）
（ Will Durant ）
20.
勇気とは不安を消し去ることではない。
不安に向かっていくものである。
（ マーク・トウェイン ）
（ Mark Twain ）
21.
男とつきあわない女は、だんだん色あせる。
女とつきあわない男は、だんだん馬鹿になる。
（ アントン・チェーホフ ）
（ Anton Chekhov ）
22.
どんな女でもいいのです。
心底から私を有頂天にさせてくれる、
身も世も忘れさせてくれるような女なら、
どんな女でもいいのです。
（ 永井荷風 ）
（ Nagai Kafuu ）
23.
俳句の「俳」は「俳優」の「俳」だ。
（ 高柳克弘 ）
（ Takayanagi Katsuhiro ）
24.
人間は、自分の心を信用しすぎる。
それで引きずり回されている。
（ 仲野良俊 ）
（ Nakano Ryoushun ）
25.
夜が来て蝙蝠(こうもり)はみな楽しさう
（ 岩淵喜代子 ）
（ Iwabuchi Kiyoko ）
26.
夫は妻の人格を抑圧すべきではないし、妻も同じことをしてはならない。
各自がそれぞれ独自の存在なのである。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
27.
どんな姿で生まれてきても、
そのままで人間は完璧なんだ。
（ ある助産師 ）
28.
強い立場の側はコミュニケーションをとりたがるが、その力が強大であればあるほど、弱い側はコミュニケーションなどとりたいとは思っていないことが多いのではないだろうか。
（ 信田さよ子 ）
（ Nobuta Sayoko ）
29.
恋はもしかすると死より強いかもしれぬ。
しかし病気は死より一層強い。
（ マルセル・プレヴォ ）
30.
ほんのわずかの可能性に賭けて、何かが手に入るって信じて、それでちょっとでも変えられるのが、前に進むってことだろ？
それこそが、奇跡ってやつじゃないのかよ？
（ アニメ『とある魔術の禁書目録−エンデュミオンの奇蹟−』 ）
31.
本を開けると
絶望者の一群が
まるで堰(せき)をきったように、
静寂の中にいる僕に
襲いかかって来る作品がある。
（ リルケ ）
（ Rainer Maria Rilke ）
32.
米国は機械がモノをつくる。
日本は機械を使ってモノをつくる。
（ 和地孝 ）
33.
死について考えたことがないというのは、
生きることについて真剣に考えたことがないというのと同じです。
（ 千葉敦子 ）
（ Chiba Atsuko ）
34.
算数は上手く数える学問である。
（ ペトルス・ラムス ）
35.
我我もまた君等と同じく、
絶望のすり切れた靴をはいて、
生活（ライフ）の港港を漂泊してゐる。
永遠に、永遠に、
我我の家なき魂は凍えてゐるのだ。
（ 萩原朔太郎 ）
（ Hagiwara Sakutarou ）
36.
花が花の本性を現(げん)じたる時最も美なるが如(ごと)く、人間が人間の本性を現じたる時は美の頂上に達するものである。
（ 西田幾多郎 ）
（ Nishida Kitarou ）
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