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哲学者・思想家の名言
☆ １０月２日 ☆
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1.
人はしばしばある意見に反対する。
ところが本当はそれの述べられた調子だけが同感できないのに過ぎないのだが。
（ ニーチェ ）
2.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
3.
笑いながら、厳粛な事を語れ！
（ ニーチェ ）
4.
私は他人にどう見えるかということよりも、むしろ私自身の中で、どんな人間であるかを気にする。
借りものによってではなく、私によって富みたいと思う。
（ モンテーニュ ）
5.
宗教とは蛍のようなものだ。
光るためには暗闇を必要とする。
（ ショーペンハウアー ）
6.
人間は深淵に架けられた一本の綱である。
渡るも危険、途上にあるも危険、後ろを振り返るも危険、身震いして立ち止まるのも危険。
（ ニーチェ ）
7.
内政に平和の破壊があったのでは、外政における平和を可能にできるはずがない。
（ カール・ヤスパース ）
8.
優れた所がありながら、疎んじられる人がおり、欠点だらけでも好かれる人がいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
9.
各々の物はそれが創られた目的に向かって惹かれる。
惹かれるものの中に、各々の目的がある。
目的のある所に各々の利益と善がある。
（ アウレリウス ）
10.
一人でもいいから、
あなたが（この世に）生きていてくれてよかったと思ってくれること。
これが人生で成功したということである。
（ エマーソン ）
11.
神にとっては全てが美しくて、良くて、正しい。
ただ人間が、あるものは正しく、あるものは正しくないと思うだけである。
（ ヘラクレイトス ）
12.
神すら過去を改めることはできない。
（ アリストテレス ）
13.
人間は利己的動物であるから、自然的状態では自己保存のために相互に利益を侵害し合い、かえって利己の目的を達し得ないから、契約によって国家を形成し、主権者のもとに各自の利己を制限し、調和する。
（ トマス・ホッブズ ）
14.
男性的思考は閑暇のときには退屈する。
だから、カルタや将棋が男の遊びだ。
（ アラン ）
15.
世の中で成功するには、馬鹿のように現れて、利口に活動することである。
（ モンテスキュー ）
16.
人間は安物買いをする動物である。
他の動物はそんなことはしない。
（ アダム・スミス ）
17.
不正に対する感覚が鈍ること―それは、知性が浅はかな証拠である
（ エマーソン ）
18.
欺瞞に対する最上の防御は詐欺なり。
（ ゼノン ）
19.
革新を施すのにあまりに困難な場合には、革新が必要でないという証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
20.
子供には、
服従することさえよく教えておけば、
他のことは好きなようにやらせてよい。
（ プラトン ）
21.
人の手によるどんな大規模な企てでもそうであるように、一部の援助は非効率である可能性がある。
とはいえ、援助が実際に逆効果であるというのではない限り、比較的非効率な援助でさえ、大富豪による贅沢な浪費よりは人間の福利を向上させるのに役立つ可能性が高いだろう。
（ ピーター・シンガー ）
22.
（永遠平和は）経験に教えられた我々が、絶対に努力すべきであるし、またそれが可能なことは、「理想としての戦争」という考え方のいかなる残骸をも駆逐し、それを完全に根絶することである。
（ ベネデット・クローチェ ）
23.
心から出たものは、心へと伝わる。
（ コールリッジ ）
24.
人はあらゆることに対して身を守ることができる。
ところが死に関しては、我々はみな城壁の崩れた城砦(じょうさい)に住んでいるようなものだ。
（ エピクロス ）
25.
賢者は原因を討議し、
愚者は原因を裁決する。
（ アナカルシス ）
26.
大学は職業のための訓練学校になりつつある。
それは〈教養〉といったことにまったく無関心の金権主義者たちによって要請されているからである。
（ バートランド・ラッセル ）
27.
知性は、
それを身につければ世界がよりクリスタルクリアに見えてくる
というものではありません。
むしろ世界を理解するときの補助線、あるいは参照軸が増殖し、
世界の複雑性はますますつのっていきます。
世界の理解はますます煩雑になってくるのです。
（ 鷲田清一 ）
28.
ちっぽけな快楽ほど人間を小さくするものはない。
（ ジョセフ・ジュベール ）
29.
偽りの生活の中に正しい生活はあり得ない。
（ アドルノ ）
30.
親の愛は下るばかりで上ってこない。
（ エルヴェシウス ）
31.
嫉妬は自分よりも高い地位にある者、
自分よりも幸福な状態にある者に対して起る。
だがその差異が絶対的でなく、
自分も彼のようになり得ると考えられることが必要である。
全く異質的でなく、
共通なものがなければならぬ。
（ 三木清 ）
32.
宇宙は変化そのものだ。
（ アウレリウス ）
33.
論理によって懐疑が出てくるのではなく、懐疑から論理が求められてくるのである。
（ 三木清 ）
34.
我々は何かを得ることによって生活しているが、人生は与えることによって豊かになる。
（ シュバイツァー ）
35.
他人のパンのいかに辛(から)く、
他人の家の階段の上がり下がりが
いかに辛(つら)いことであろうか。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
36.
値(ね)の高さが、肉の味をよくする。
（ モンテーニュ ）
37.
世界史とは、自由の意識の進歩以外のなにものでもない。
（ ヘーゲル ）
38.
「必ず実現する」という固い信念だけが、
本来実現するかどうかわからない結果を実現させるのである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
39.
自分自身を理解していないうちから、人に理解してもらおうなどと思うべきではない。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
40.
人間の根源的な本質は、感謝されることを切望することである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
41.
下劣な人間は、偉大な人物のあることを決して信じない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
42.
人間の最も基本的な分類として、「知を愛する人」「勝利を愛する人」「利得を愛する人」という三つの種類がある。
（ プラトン ）
43.
天国には興味深い人たちが一人もいない。
（ ニーチェ ）
44.
最強者の理屈がつねに最上とされる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
45.
数の威力は、それが理解できなければできないだけ、いっそう恐れられる。
（ ヴォルテール ）
46.
半可通は全知よりも圧倒的勝利を博する。
それは物事を実際よりも単純に理解し、そのために彼の意見の方が分かりやすく説得力のあるものとなる。
（ ニーチェ ）
47.
天使を作ろうとする者は、
けだものを作る。
（ デカルト ）
48.
隠れて生きよ。
（ エピクロス ）
49.
恋は幻想の子供であり、幻滅の親である。
（ ウナムーノ ）
50.
教えることのできない子供というものはない。
あるのは子供達にうまく教えられない学校と教師だけである。
（ M・アドラー ）
51.
宗教は抑圧された生物の嘆息である。
（ カール・マルクス ）
52.
人生は生きるに値するか？
それはひとえに肝臓にかかっている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
53.
言葉が人間の表現であるように、文学は社会の表現である。
（ ルイ・ド・ボナール ）
54.
友人との気楽な会話は、
私の最も好きな娯楽である。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
55.
我々は目の中に他人の欠点を、背中に自分の欠点を持つ。
（ セネカ ）
56.
愛または憎しみと共演しないとき、女は凡庸な役者だ。
（ ニーチェ ）
57.
私はすべての自分の書物を閉じてしまった。
その中でただ一冊だけ、全ての人間の眼に対して開かれたものがある。
それが自然という書物である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
58.
いつも駄洒落を言う者は、性格の悪い人間である。
（ ブレーズ・パスカル ）
59.
食物・衣服・感覚・遊戯、
すべてにわたり良い感じを与えるものは、
いかなる害も与えない。
これは我々には
娯楽であるかもしれないが
生活に欠くことのできないもので、
これらのものがなかったら、
我々はこの苦しい人生を生き通すことができないかもしれない。
（ スピノザ ）
60.
忠告は雪に似て、静かに降れば降るほど心に長くかかり、心に食い込んでいくことも深くなる。
（ カール・ヒルティ ）
61.
世界は断じて神々の力によって我々の為に造られたものではない。
世界には、実に多くの欠陥が具(そな)わっているではないか。
（ ルクレティウス ）
62.
真理にみちた精神を持っている人には、世人の変わり易い評判がつきまといますが、それは大西洋の波が、月の引力にひかれて高まるのに似ています。
（ エマーソン ）
63.
暗黒の中では、我々の想像力は、明るい光の中におけるよりもたくましく働くのを常とする。
（ カント ）
64.
民衆を自分の道具にするために民衆に媚びるというのが、
普通選挙の手品師・ペテン師の業である。
（ アミエル ）
65.
希望すること、これが幸福なのだ。
（ アラン ）
66.
たとえ多くの友人を持っていても、
こっちの気に入るようにと、
そればかり気にするのでなく、
むしろあえて率直に物を言ってくれる友人というのは
少ないものです。
しかしその少ない友人の中でまた、
しからばどうすべきかを心得ている友人は
さらに得がたいものです。
たいていの人は、
悪口を言い叱りつけさえすれば
率直な態度をとったことになると信じているのです。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
67.
ある小さな時代は、
独特の醜いやり方で、
ほかのすべての時代を誤解する。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
68.
空想は魂の眠りである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
69.
平等が自然の法則であることは間違いである。
自然は何一つ平等なものを作っていない。
自然の法則は服従と隷属である。
（ ヴォーヴナルグ ）
70.
もっとも厄介な奴隷状態とは、自分自身の奴隷であることだ。
（ セネカ ）
71.
哲学には初心者も専門家もいない。
哲学はむしろすすんで初心者であろうとする。
（哲学は）「なぜ？」という問いを連発する子どもたちと連帯しようとする……。
なんとも不思議な知的いとなみである。
（ 鷲田清一 ）
72.
予知するために予見する。
予見するために観察する。
（ オーギュスト・コント ）
73.
我々は耳は二つ持っているのに、口は一つしか持たないのは、より多くのことを聞いて、話す方はより少なくするためなのだ。
（ ゼノン ）
74.
本流が雨水を集め、あふれ、怒号し、流れ、
流れることによって下流に導かれ、
その過程を終わるがごとく、
滅びゆく者の道筋はすべてそのようである。
（ アウグスティヌス ）
75.
器量こそ
乱世における勝敗を決定するものである。
（ 唐木順三 ）
76.
新しい進歩には怖さあり。
（ ヘーゲル ）
77.
力は正義なり。
（ プラトン ）
78.
絶望するな。
たとえ絶望したとしても、絶望のうちに働き続けろ。
（ エドマンド・バーク ）
79.
私の生活を変えるのは、私の行為である。
（ キルケゴール ）
80.
生き物は全て孤独である。
そして人間は自らが孤独であることを最も良く知る者である。
（ アラン ）
81.
物事をうまく成し遂げたことに対する最大の報酬は、それを成し遂げたということである。
（ エマーソン ）
82.
ものの理を説くことは、
人を突き飛ばすことに等しい。
（ アラン ）
83.
古典が引く伝統の糸は、
哲学なら哲学史の、
社会科学なら社会科学史の、
流れを貫いて
いつも不断の作用を各時代に及ぼしている。
だからして古典は論拠とされてはならぬが、
併(しか)し又必ず参照されねばならぬものとなる。
（ 戸坂潤 ）
84.
心の灯が消えかかったとき、
誰かがあかあかとした灯を差し出してくれることがある。
灯を分け与えてくれる人に感謝しなくてはならない。
（ シュバイツァー ）
85.
賭博は、先天的に備わった“人間の特性”である。
（ エドマンド・バーク ）
86.
ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は十年先に希望をかけている。
誰一人として、今日に生きようとする者がいない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
87.
たとえ善意と協調と思いやりの限りを尽くしても、
まだ友情と呼ぶには十分ではない。
友人同士は、
世間の言うように単に調和（ハーモニー）だけに生きるものではなく、
（互いの）メロディーに合わせて生きるものであるからだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
88.
もし私に人間の性の善であることを疑わせるものがあるとしたら、それは人間の心における嫉妬の存在である。
（ 三木清 ）
89.
私は、（その人から）何も学ぶべきものがないほど愚かな人に会ったことはない。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
90.
有限のものだけが働いて苦しむのだ。
無限のものは微笑して、楽々と体を伸ばして休養している。
（ エマーソン ）
91.
雷が落ちた後には、大雨がつきものだ。
（ ソクラテス ）
92.
真の恋愛は
尊敬というものなしには成立しない。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
93.
もしこの世で、もう誰も一日に四時間以上働くことを強制されなくなるとすれば、知的好奇心を持った者は、誰でも自分の学問的趣向に従うことができるであろうし、どんな画家も、その絵がそれだけの良いものであれば、飢え死にしないで絵が描ける（＝絵を描いて暮らせる）であろう。
（ バートランド・ラッセル ）
94.
人を信頼（信用）しなさい。
そうすれば人はあなたに正直になるだろう。
素晴らしい人物として接しなさい。
そうすれば素晴らしさを示してくれるだろう。
（ エマーソン ）
95.
財産とは、一に健康、二に美貌、三に富である。
（ プラトン ）
96.
沈黙は愚か者の知恵である。
（ ラ・ブリュイエール ）
97.
自分が、その価値に値しないのに、武勇章をつけて得意になっている連中は虚栄心の強い人間である。
（ アラン ）
98.
信仰は、人間が生きる拠り所とすべき力の一つだ。
そしてそれが皆無となることは破滅を意味する。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
99.
我々は生涯の様々な年齢にまったくの新参者としてたどりつく。
だから、多くの場合、いくら年をとっても、その経験においては経験不足なのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
100.
作家は、あまり上手に書こうとすると、何もかもだめにする。
（ ラ・フォンテーヌ ）
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