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哲学者・思想家の名言
☆ ３月１４日 ☆
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1.
私は毒蛇にかまれても、かまれたことのある人々以外にはその状態がどういうものであったか語る気にならない。
なぜなら、この人々だけがその苦痛の凄さを分かってくれ、同情してくれるだろうからね。
（ プラトン ）
2.
思弁が終わる、まさにそのときに信仰が始まる。
（ キルケゴール ）
3.
人間は他のどんな動物よりも病弱であり、不安定であり、変化しやすく不確定である。
人間は病める動物なのだ
（ ニーチェ ）
4.
親友とは心の底を打ち明けられる人間のことである。
彼の前では思ったことが言える。
人が最後まで身に着けている下着である
偽善、礼儀、熟考までかなぐり捨てることができる。
（ エマーソン ）
5.
どんなことにも笑う人間は、
どんなことにも泣く人間と同じく
阿呆である。
（ バルタザール・グラシアン ）
6.
若い時は、一日は短く一年は長い。
年をとると、一年は短く一日は長い。
（ フランシス･ベーコン ）
7.
きみの同情は察知であるべきだ、きみの友人が同情を欲するかどうかを、まず知るために。
彼がきみにおいて愛するのは、不屈の目と永遠のまなざしであるかもしれないのだ。
友人への同情は、或る堅い殻の下に隠されているべきだ。
（ ニーチェ ）
8.
もっといい時代はあるかもしれないが、これは我々の時代なのだ。
我々はこの革命のただなかに、この生を生きるよりほかはないのである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
9.
人は店では品物を入念に吟味するが、
人間のこととなると、外見で判断する。
（ アリスティッポス ）
10.
お互いに助け合わねばならない。
これは自然の掟である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
11.
人間は抽象的な「理性」の支配ではなく
本能と欲望の力に従う存在である。
そして最初の宗教的観念や信仰教義は
これらの本能や衝動の産物であるばかりでなく、
今もすべての宗教的信仰の源泉である。
（ エルンスト・カッシーラー ）
12.
愛というものは単に優しさだけで（あるいは単に弱さだけで）成り立つものではなく、常にはっきりとして揺るがない一つの信仰、言い換えれば幸福な誓いによってしか十分に表現されない、自由で変化しない何ものかを含むものである。
（ アラン ）
13.
自分の意見を隠すか、さもなければ、その意見の陰に自分を隠すか、そのいずれかがよい。
（ ニーチェ ）
14.
生物学的に考察すると、人間は最も恐ろしい猛獣であり、しかも、同じ種族を組織的に餌食にする唯一の猛獣である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
15.
人をだまそうと考えている時ほど、人にだまされることはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
16.
不要なものなら、
なくて困るということはない。
（ キケロ ）
17.
熱狂は、つねに、また必然的に、
熱狂せざる者に打ち勝つ。
勝利を収めるものは、
腕力でもなく、有能な武器でもなく、
心情の力である。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
18.
妻子を持つ者は、
運命に人質をとられたようなものである。
というのは、
妻子は善であれ、悪であれ、
大事業の足手まといとなるからである。
（ フランシス･ベーコン ）
19.
自分は幸福な生まれでないと思っている人でも、
その友人や近親の幸福によって幸せになるくらいのことはできよう。
ただ恨みだけがこの最後の手を奪うのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
20.
小難しい思考や重箱の隅めいた研究をわたしは禁じ、そして罰する。
それらがもたらす悲しげな憂愁によって、
それが引きずりこむ果てしない不確実性によって、
そしてその発見めいたものを伝えたときに
それが直面する冷たいオウム返しによって
罰するのだ。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
21.
いかに？
偉人とは？
私が見るのはつねにただ、みずからの理想を演ずる俳優にすぎない。
（ ニーチェ ）
22.
有害なのは、自分の身の丈に合わせて、たいていは自分の身の丈より小さく見立てて、なそうという目標を立てる心性である。
第一、窮屈である。
第二に、窮屈に慣れて、身も心も縮こまったままになる。
第三に、自分の窮屈さを、思慮深さと勘違いして、子どもの世代に強要することだ。
（ 鷲田小彌太 ）
23.
友人に本心を伝えることは、二つの相反する結果をもたらすということである。
それは喜びを二倍にし、悲しみを半分に切りつめるからである。
（ フランシス･ベーコン ）
24.
自分の力の成長が、
理想の真実の光である。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
25.
時は未来永劫の幻影なり。
（ プラトン ）
26.
習慣であるが故にこれをなすという人は、何らの選択をも行なわない。
（ J・S・ミル ）
27.
会って、知って、愛して、そして別れてゆくのが、幾多の人間の悲しい物語である。
（ コールリッジ ）
28.
愛とは、最愛の人の愛すべき資質を称え、大事にすることだ。
あなた自身が、その行為の対象である、という条件において。
（ コールリッジ ）
29.
愛することの反対は憎むことではなく無関心であることだ。
（ カール・ヤスパース ）
30.
（人々に）道を示す自由、
これが天才の要求できるすべてである。
（ J・S・ミル ）
31.
愛というものは、愛されることよりも、むしろ愛することに存在する。
（ アリストテレス ）
32.
現代の資本主義社会では、平等の意味は変わってきている。
今日、平等といえば、それはロボットの、すなわち個性を失った人間の平等である。
現代では平等は「一体」ではなく「同一」を意味する。
（ エーリヒ・フロム ）
33.
真に素晴らしい本は内容以上のことを教えてくれる。
その本を置き、仕入れた知恵を試したくなる。
読むことで、行動せずにいられなくなるのだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
34.
偉大な人間は、
必然的に懐疑家である。
（ ニーチェ ）
35.
言葉が、嘘によって真実を示すことができるというのも、また真実であって、人はやはり、言葉というものへの信頼を失うことはできない。
まさしく人間とは言語的動物です。
（ 池田晶子 ）
36.
いたい目にあうごとに、わたしは、自分のえりくびをつかまれて、真理のほうに向けられる。
真理は、痛い方角にある。
しかし、真理は、方角としてしか、わたしにはあたえられない。
思いちがいに思いちがいをついで、その方角に向うのだ。
（ 鶴見俊輔 ）
37.
忠告ほど気前よく人に与えるものはない。
ただし、裁判所だけは例外、無断では行われない。
（ ラ・ロシュフコー ）
38.
高潔な人は恩恵を施すことを好むが、恩恵を施されることを恥じる。
（ アリストテレス ）
39.
人間の将来は危険にさらされている。
……世界が現在の苦悩から脱却し、また、事態の処理を残忍な山師に任せず、真の知恵と勇気とを持つ人間に任せることを知る日の来ることを私は期待している。
（ バートランド・ラッセル ）
40.
虚栄心の強い人は、他人を必要とし、他人の中に、自分自身が自分について抱きたいと思う意見の確認を求めるのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
41.
繊細な魂は、誰かが自分に感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
粗野な魂は、自分が誰かに感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
（ ニーチェ ）
42.
「もし口をつつしまねば果ては禍(わざわい)を招く」、
つまり、蔵や納戸(なんど)の戸締りを忘れるからではなく、
口の戸締りを忘れるから禍が訪れるのだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
43.
もっとも厄介な奴隷状態とは、自分自身の奴隷であることだ。
（ セネカ ）
44.
召使に尊敬される主人は少ない。
（ モンテーニュ ）
45.
大学は職業のための訓練学校になりつつある。
それは〈教養〉といったことにまったく無関心の金権主義者たちによって要請されているからである。
（ バートランド・ラッセル ）
46.
生徒の才能を軽視するよりも、
むしろ過大視したほうがよい。
その方が生徒を謙虚にするからである。
（ ゲオルク・ジンメル ）
47.
何よりも次の二つの真理を記憶せよ──
まず第一に、外界は君の魂に触れることはできず、常に揺るぎなく外部に立つものであるから、君の内面の平和は君の想像からのみ生じるということ、
そして第二に、君が今、目の前に見ているものは、たちまち変化して、もはや存在しなくなるということだ。
（ アウレリウス ）
48.
失うものは何もない。
守るものなどはじめから何もない。
（ スピノザ ）
49.
結婚は男にとって、しばしばひとつの危機である。
その証拠に、多くの男の精神病患者が婚約期あるいは結婚生活の初期に生まれるからである。
（ ボーヴォワール ）
50.
たしかに経験は教師だ。
けれども、この教師によってすべての人がよい意味で学ぶわけではない。
まあ、一杯飲んでみろ！
と言われて飲んだ酒が、大酒飲みをつくるかもしれない。
経験によって学ぶことのできる人と、経験によって崩れていく人と、二通りあるようだ。
経験しないで、経験の中身や意味を知ること、それが知恵か。
（ 堀秀彦 ）
51.
真の平等主義と過激な平等主義との間には、
天地の差がある。
前者は決して、誰も彼もが命令を発するのだとか、
誰一人命令を受ける者はないのだとかいうことではなく、
同輩の言うことに耳を傾け、
同輩に命令する、
ということなのである。
（ モンテスキュー ）
52.
他人に注意する者は、
それが正しい要求であると信じていればいるほど、
覚悟しなければならない。
自分はいまたいそう傲慢な行為に出ているのだから、
無傷で相手を動かすことができるという
おめでたい期待などしてはならないこと、を。
（ 中島義道 ）
53.
美しいもの！
それは魂の目で見た美しさである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
54.
幸福は猫に似ている。
こっちへおいでと呼んでも、おだててもそっぽを向くばかりで、決してやって来ないが、そいつに頓着せず自分のすべきことをしていれば、いつのまにかこちらの足に擦り寄ってきて、膝の上に飛び乗ろうとするものだ。
（ ウィリアム・ジョン・ベネット ）
55.
自分の好きなように生きている人間は自由である。
（ エピクテトス ）
56.
愛する人々にも死後には会うことができない。
死ぬ際にはすべてを失うのである。
（ 中村元 ）
57.
虚栄心の強い男は自分のことをよく言ったり、悪く言ったりして得する。
謙遜な人は、まったく自分のことを語らない。
（ ラ・ブリュイエール ）
58.
愚か者が先延ばしにすることを、
賢者はただちに取りかかる
（ バルタザール・グラシアン ）
59.
運命の悲しみと歓びとは、自然の声に黙す。
（ ヴォーヴナルグ ）
60.
心を高く保つという一種の謙譲があり、
心を低く保つという一種の傲慢がある。
（ アウグスティヌス ）
61.
よもや他人の迷惑にはなるまいと思っているときに、他人の迷惑になっていることがよくあるものである。
（ ラ・ロシュフコー ）
62.
宗教は抑圧された生物の嘆息である。
（ カール・マルクス ）
63.
誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。
（ ショーペンハウアー ）
64.
自分の頭脳と他人の頭脳をすりあわせ、磨きをかけるのはよいことである。
（ モンテーニュ ）
65.
どこかの森に迷い込んだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できる限りまっすぐに歩むべきである。
というのは、旅人たちは彼らの望むちょうどその場所に行けなくても、少なくとも最後にはどこかにたどりつき、それはおそらく森の真ん中よりはよい場所であろうからである。
（ デカルト ）
66.
不完全な劣等動物である人間が、自然界において動物以上の存在になれたのは、弱点を利点に転化しうる非凡な天賦の才能による。
（ エリック・ホッファー ）
67.
存在するとは、
知覚されることである。
（ ジョージ・バークリー ）
68.
だれしも、分別に欠けるだけ虚栄に毒されている。
（ ニーチェ ）
69.
自由というのは、他人や社会に求めるものではなくて、自分で気がつくものなんだ。
自分は自分のしたいことをしていい、よいことをしても悪いことをしても何をしてもいい、何をしてもいいのだから何をするかの判断は完全に自分の自由だと、こう気がつくことなんだ。
（ 池田晶子 ）
70.
自分にできないと考えている間は、
本当はそれをやりたくないと心に決めているのだ。
だからそれは実行されはしない。
（ スピノザ ）
71.
神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。
神々と同じように残酷になることだ。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
72.
大衆は真理を愛していない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
73.
もう少し多くを知り、
もう少しゆっくり生きよ。
（ バルタザール・グラシアン ）
74.
現在から、未来は生まれ落ちる。
（ ヴォルテール ）
75.
民主主義のおかげで生じた、すべての人を平等化する諸権利は、憧れや理想から、無意識の欲求や前提に変じてしまった。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
76.
女、この生きている謎を解くためには、それを愛さなければならない。
（ アミエル ）
77.
不当な軽蔑をはねつける必要に迫られると、
どんな謙虚な人も
プライドと同意識の昂奮(こうふん)に否応なしに追い込まれる。
（ コールリッジ ）
78.
生きるとは
日に日に治まり新たになることにあり、
また再び自己を見い出し取り返すことである。
（ アミエル ）
79.
感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
80.
わたしたちのまわりにあるものは
すべて変わってゆく。
わたしたち自身も変わってゆき、
今日愛しているものを明日も愛しているかどうか、
だれも確信をもって言うことはできない。
だからこの世の生活の幸福をもとめるわたしたちの計画は
すべて幻想なのである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
81.
他の人からみると、
すばらしい職業に見えるものは、
例外なく、その過程がきわめて厳しい。
（ 鷲田小彌太 ）
82.
最も容易に人間を見わけるには、その人が生涯の努力の真の目標と考えているものを知ればよい。
もしもその目標が、権力とか享楽とかにあるならば、そうした人には全幅の信頼をよせるわけにいかない。
（ カール・ヒルティ ）
83.
我々の自由とは、
今日、自由になるために戦う自由な選択以外のなにものでもない。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
84.
けちは往々にして逆の結果をもたらす。
何の当てにもならない遠い希望のために、全財産を投ずる者があるかと思うと、ある者は、目先のほんのわずかの利益のために、将来の大きな儲けを逃す。
（ ラ・ロシュフコー ）
85.
楽しみへの期待は、楽しみそのものより心ときめくことがある。
（ タタルケビッチ ）
86.
人が友情を望むのは、自己の無力や貧しさのためではないか。
つまり、お互いに尽くしたり尽くされたりして、自分一人ではできないことを他人からしてもらったり、また、こちらからも仕返すということではないか。
（ キケロ ）
87.
人が賛辞を呈するのは、それで自分が得をしようと思うからに過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
88.
逆説は頭の働く人の思考癖であり、天分のある人の悦びである。
（ アミエル ）
89.
自愛は最大のへつらいである。
（ ヴォルテール ）
90.
自由の自意識を有(も)っているかいないかが、
人間と動物とを区別する主要な点であろう。
（ 九鬼周造 ）
91.
逃げれば逃げるほど、
恐怖感はつのるものです。
（ エマーソン ）
92.
人は恋愛を語ることによって恋愛するようになる。
（ ブレーズ・パスカル ）
93.
一般常識は、決してそれほど一般的ではない。
（ ヴォルテール ）
94.
個人的な自己をすてて自動人形となり、周囲の何百万というほかの自動人形と同一となった人間は、もはや孤独や不安を感ずる必要はない。
しかし、かれの払う代価は高価である。
すなわち自己の喪失である。
（ エーリヒ・フロム ）
95.
奴隷は繋がれた鎖によって全てをなくしてしまう。
「そこから逃れたい」という欲望さえも。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
96.
人間は、ただ神の遊びの具になるように、というので創られたのです。
（ プラトン ）
97.
我々は動物の扱い方によって、その人の心を判断することができる。
（ カント ）
98.
それぞれの時代はそれぞれに固有の条件のもとに独自の状況を形成するのであって、是非善悪の決定も状況のなかからおこなわれなければならないし、また、それ以外に決定のしようがない。
（ ヘーゲル ）
99.
幸福、それは君の行く手に立ちふさがる獅子である。
たいていの人はそれを見て引き返してしまう。
（ カール・ヒルティ ）
100.
教養とは、
普遍的なものの活動性であり、
考えることの形式である。
（ ヘーゲル ）
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